ショート動画を企業が取り入れるメリットとは?|SNS動画マーケティング
いろんな企業がショート動画の発信に注力し始めているけど、何がいいの?どんなメリットがあるの?と、まだ踏み切れていない企業もあるのではないでしょうか。
ショート動画は近年のユーザーのニーズに対応した有効なマーケティングツールであり、ビジネスを行う上でぜひとも取り組んでおきたい施策です。
そこで今回は「TikTok」「YouTube」「Instagram」の主要3媒体のショート動画のメリットをご紹介していきたいと思います。
目次 |
TikTokのメリット
ここではTikTokでショート動画を発信する3つのメリットを紹介します。
拡散しやすい
TikTokは独自のアルゴリズムで動いており、ショート動画を投稿すると親和性が高いと判断された一定数のユーザーに表示される仕組みになっています。
そのため、フォロワーが少ない場合でも拡散されないということはなく、新規ユーザーにもショート動画が表示され、認知されやすいというメリットがあります。
従来はSNSで投稿するとまずフォロワーに表示され、フォロワーが面白いと思ったものだけがシェアされてフォロワー外のユーザーにも届くという流れが一般的でした。
一方でTikTokでは最初からフォロワー外のユーザーにもショート動画が届くため、拡散されるまでにあまり時間がかからず、誰もが等しく「バズる可能性」を持っています。
また、TikTokは日本以上に海外で人気のSNSであり、言語情報に頼らない魅力的なショート動画をつくることができれば海外ユーザーの間でもシェアされ、海外マーケティングを展開することも可能になるでしょう。
UGCを生みやすい
UGCとは、ユーザーによって生み出されたコンテンツのことです。インフルエンサーマーケティングとは違ってユーザーが自ら商品やサービスについての情報をショート動画を通して発信してくれるため、企業は費用をかけることなく認知拡大を狙え、高い費用対効果が期待できます。
TikTokのショート動画にはハッシュタグチャレンジ、ブランドエフェクト、プレゼントキャンペーン、デュエットなどUGCが生まれやすい手法が多く存在します。また、UGCはユーザー主体の発信であり企業の意図が反映されていないため、広告感が薄れて共感を得やすくなります。
UGCは企業側では思いつかないアイデアが生まれやすい点もメリットと言えます。第三者の立場で実際に利用した感想をショート動画を通して聞くことができ、今後どう改善していくべきかのヒントになります。
広告をポジティブに捉えてもらえる
TikTokのショート動画を活用すれば広告をポジティブに捉えてもらいやすくなります。TikTok公式の調査でも「クリエイティブな広告が多い」「新しい発見がたくさんある」と回答した人の割合は他の動画配信サービスに比べて多いことがわかっています。
TikTokのショート動画は速いテンポ感や親しみやすさのある構成、流行りの音楽を使うなどの工夫が凝らされているため、普段の投稿はもちろん、広告も他のユーザーの投稿に溶け込みやすくなっています。
新しい発見を求めているユーザーが多いということもあり、尚且つ自分の興味に沿ったものを表示してくれるため、広告ではなくひとつの新しい発見をもたらしてくれるコンテンツとして受け入れてもらいやすいのでしょう。
YouTubeショートのメリット
ここではYouTubeでショート動画を発信する3つのメリットを紹介します。
幅広い年代にリーチできる
YouTubeショートを活用する最大のメリットは、幅広い年代からの高い利用率による圧倒的なリーチ量と言えるでしょう。
総務省が行った「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、各年代層でのYouTubeの利用率は以下のようになっています。
年代 | 利用率 |
10代 | 96.4% |
20代 | 98.2% |
30代 | 94.7% |
40代 | 89,0% |
50代 | 85.3% |
60代 | 66.2% |
全年代 | 87.1% |
10~30代は90%を超え、40~50代でも80%を超えています。全年代で87.1%という高い数値となっていることからも、YouTubeが広く浸透していることがわかります。
利用年代に偏りがないということは、どんな商材でも訴求しやすいということです。YouTubeショートはできるだけ幅広い年代にリーチしたい場合に最適です。
チャンネル登録に誘導できる
通常動画よりも気軽に見てもらえる
Instagramリールのメリット
ここではInstagramでショート動画を発信する3つのメリットを紹介します。
リーチ数が増える
Instagramリールはリールタブだけでなく「プロフィール画面のリールタブ」「フィード」「プロフィール画面のフィードタブ」「検索タブ」にも表示されるため、必然的にリーチ数が増えます。
すると、検索タブやフィードをメインに使っていてリールはあまり見ないというユーザーとも接点が生まれ、新規のフォロワーを獲得することができます。
また、Instagramはユーザーとの親和性の高さや興味関心のデータを集めるための指標であるシグナルを重視し、シグナルが高いほど多くのユーザーに優先的に表示されるようになっています。
再生回数が多いショート動画はユーザーのアプリへの滞在時間を増やしてくれる可能性が高いため、より多くのユーザーに表示してもらえるようになるという好循環が生まれます。
詳細なキャプション記載が可能
Instagramリールでは、通常の投稿と同様にキャプションでテキストを追加することが可能です。
TikTokのショート動画は150字、YouTubeのショート動画はタイトルのみで100字しか記載できませんが、リールは2200文字までと設定されているため、ショート動画だけでは伝えられない情報を記載することができます。
ユーザーはショート動画を見て商品やサービスが気になったとしても、詳細が分からなければなかなか次のアクションには移りません。どんな商品なのかをきちんと文字にして提示することでユーザーの理解も深まり、そのまま購入サイトへ遷移したり他のショート動画にも興味を示してくれるかもしれません。
また、ハッシュタグをつけることも新しい発見を目的とするショート動画には必要不可欠です。ハッシュタグによって能動的に検索をかけたユーザーの検索結果画面に表示される可能性が高くなります。
キャプションはInstagram運用担当者の言葉で詳細を書くことで担当者のキャラクターが伝わり、親近感を持ってもらえるでしょう。
上質なショート動画がブランディングにつながる
Instagramの中でリールと同じくショート動画を投稿するストーリーズは24時間で消えてしまいますが、リールはプロフィールのリールタブに残り続けます。
また、Instagramはクオリティの高い画像や動画で溢れているため、リールでもブランドの世界観を崩さない魅力的なショート動画を投稿することで、リールタブで動画を並べて見たときもどんなアカウントなのかが視覚的に伝わり、ユーザーにブランドのイメージを強く印象付けることができます。
TikTokのショート動画は親しみやすさの方が重視され、YouTubeのショート動画は通常動画のダイジェスト版のような働きをすることが多いですが、Instagramリールはフィードへの投稿と同じようにクオリティにこだわり、リールもセットでブランディングを強化していきましょう。
まとめ
今回は、TikTok、YouTube、Instagramのショート動画のメリットについてご紹介しました。
各媒体ごとに様々なメリットがありますが、「気軽に」「より多くの人に」見てもらえるという点は共通しています。
一方で、搭載されている編集機能や向いている商材などは違ってくるため、自社がショート動画を活用したい目的を明確にし、どのようなショート動画が効果的なのか、PDCAを回しながら見つけていきましょう。
弊社では、ショート動画を配信するにあたって、企画・動画制作・動画配信・WEBレポートまで、ワンストップで承ります。
動画マーケティングを通して認知や利益の拡大を図りたい方は、お気軽に弊社までお問い合わせ下さい。
WRITER / HUM 株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部 WEBライター 株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部は、ジャリア社内のSEO、インバウンドマーケティング、MAなどやクライアントのWEB広告運用、SNS広告運用などやWEB制作を担当するチーム。WEBデザイナー、コーダー、ライターの人員で構成されています。広告のことやマーケティング、ブランディング、クリエイティブの分野で社内を横断して活動しているチームです。 |