志望度を高める社員インタビュー動画質問集50選|新卒・中途の本音を引き出す方法
採用活動において、「企業の魅力がうまく伝わらない」「応募は来るがミスマッチが多い」といった課題を感じている企業は少なくありません。その原因の一つが、求職者が知りたい“リアルな情報”が十分に届けられていないことにあります。
特に近年は、企業の条件や待遇だけでなく、「どんな人が働いているのか」「実際の職場の雰囲気はどうなのか」といった“人”や“リアルな働き方”を重視する求職者が増えています。その中で、最も効果的にリアルを伝えられるコンテンツが社員インタビューです。
社員インタビュー動画では、現場で働く社員の言葉を通じて、企業文化や価値観、仕事のやりがいを具体的に伝えることができます。テキストや写真だけでは伝わりにくい「空気感」や「人の魅力」を直感的に届けられるため、応募者の理解を深め、志望度を高める効果があります。
また、あらかじめリアルな情報を伝えておくことで、思っていたのと違ったといったミスマッチを防ぎ、結果的に定着率の向上にもつながります。
本記事では、新卒・中途それぞれに効果的な社員インタビューの質問例を50個紹介するとともに、本音を引き出すためのポイントや、動画として成果を出すための設計方法まで詳しく解説します。
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目次 |
社員インタビュー動画制作の基本
社員インタビューは、ただ質問して回答を撮影すれば良いというものではありません。事前の設計や準備によって、引き出せる内容の深さや動画の完成度は大きく変わります。
特に重要なのは、誰に何を伝えるためのインタビューなのかを明確にしたうえで、適切な人選と環境づくりを行うことです。この基本を押さえておくことで、表面的なコメントではなく、視聴者の心に響く“本音”を引き出すことができます。
ここでは、社員インタビュー動画を成功させるために押さえておきたい基本ポイントを解説します。
目的とターゲットの明確化|誰に何を伝えたいか
まず最初に行うべきは、インタビューの目的とターゲットの明確化です。新卒向けなのか中途向けなのか、またどの職種をターゲットにするのかによって、聞くべき内容や切り口は大きく変わります。
例えば、新卒向けであれば「入社後のギャップ」や「成長実感」、中途向けであれば「キャリアアップ」や「前職との違い」といったテーマが重要になります。
目的とターゲットを明確にすることで、どんな質問をすべきかやどんなストーリーにするべきかが見えてきます。
インタビュイーの選定|多様な視点と魅力的な人物像
次に重要なのが、誰にインタビューするかという人選です。単に話が上手い人を選ぶのではなく、求職者が共感しやすい人物を選ぶことが重要です。
例えば、入社1〜3年目の社員、異業種からの転職者、女性社員、地方出身者など、さまざまなバックグラウンドを持つ社員を選ぶことで、多様な視点を伝えることができます。
また、どんなストーリーを持っているかという観点で選ぶことも重要です。成長ストーリーや苦労を乗り越えた経験などは、視聴者の共感を生みやすくなります。
撮影準備|ロケーション・機材・雰囲気作り
社員インタビューでは、話す内容だけでなく、どのような環境で話すかも重要な要素です。撮影場所や雰囲気によって、発言の自然さや説得力が大きく変わります。
例えば、実際の職場で撮影することでリアルな雰囲気を伝えることができ、リラックスした環境を作ることで本音を引き出しやすくなります。
また、音声や照明といった基本的な品質にも注意が必要です。音声が聞き取りづらかったり、映像が暗かったりすると、それだけで離脱の原因になってしまいます。
インタビューの質を高めるためには、事前の準備と環境づくりが欠かせません。

【新卒向け】本音を引き出す質問集25選
新卒向けの社員インタビューでは、入社後のリアルや成長できる環境をどれだけ具体的に伝えられるかが重要です。学生は社会人経験がないため、自分が働く姿をイメージできるかどうかが志望度に大きく影響します。
そのため、抽象的な質問ではなく、具体的なエピソードや感情を引き出す質問を設計することがポイントです。ここでは、新卒向けに効果的な質問例をカテゴリごとに紹介します。
入社前の期待と現実に関する質問
入社前と入社後のギャップを聞くことで、リアルな情報を伝えることができます。良い面だけでなく、率直な意見を引き出すことで信頼性が高まります。
- 入社前と入社後でギャップはありましたか?それはどんな点ですか?
- なぜこの会社を選んだのですか?決め手になったポイントは何ですか?
- 入社前に不安だったことは何ですか?実際に働いてみてどうでしたか?
- 他社と比較して感じた違いは何ですか?
- 入社して一番驚いたことは何ですか?
仕事内容とやりがいに関する質問
仕事の具体的な内容と、その中で感じるやりがいを伝えることで、「働くイメージ」を持ってもらいやすくなります。
- 現在の仕事内容を具体的に教えてください
- 1日のスケジュールはどのような流れですか?
- 仕事で最もやりがいを感じる瞬間はどんなときですか?
- これまでで一番印象に残っている仕事は何ですか?
- 仕事で困難に直面したとき、どのように乗り越えましたか?
職場の雰囲気と人間関係に関する質問
人間関係や職場の空気感は、学生が特に気にするポイントです。リアルな雰囲気を具体的に伝えることが重要です。
- 職場の雰囲気はどのような感じですか?
- 入社して感じた「良い意味でのギャップ」はありますか?
- 上司や先輩はどのような人たちですか?
- チーム内のコミュニケーションはどのように行われていますか?
- 困ったときに相談しやすい環境ですか?
キャリアパスと成長に関する質問
成長できる環境かどうかは、新卒にとって非常に重要な判断基準です。将来のイメージを持てる質問を設計することがポイントです。
- 入社してからどのように成長できたと感じていますか?
- どのようなスキルが身につきましたか?
- 会社からどのようなサポートを受けていますか?
- 今後のキャリアプランについて教えてください
- この会社で実現したい目標は何ですか?
ワークライフバランスと福利厚生に関する質問
働きやすさや生活とのバランスも、学生にとって重要な判断材料です。実際の生活イメージが伝わる質問が効果的です。
- 仕事とプライベートのバランスはどのように取っていますか?
- 休日はどのように過ごしていますか?
- 会社の福利厚生で良いと感じている点は何ですか?
- 働きやすいと感じる制度や環境はありますか?
- 入社前に知っておいて良かったと思うことは何ですか?
このように、新卒向けのインタビューでは、リアルな体験と感情を引き出す質問設計が重要です。単なる情報ではなく、「自分もここで働きたい」と感じてもらえる内容にすることが、志望度を高めるポイントになります。

【中途向け】経験とスキルを深掘りする質問集25選
中途向けの社員インタビューでは、この会社で働くことでどんな価値が得られるのかや自分の経験がどう活かせるのかといった視点が重要になります。新卒と異なり、すでに社会人経験があるため、より現実的で具体的な情報が求められます。
そのため、表面的な印象ではなく、「なぜ転職したのか」「どんな変化があったのか」といった背景や意思決定プロセスまで深掘りする質問が効果的です。ここでは、中途向けに本音を引き出す質問例をカテゴリごとに紹介します。
前職との比較と転職理由に関する質問
転職理由や前職との違いを聞くことで、求職者が最も気にするポイントである「比較軸」を明確にすることができます。
- 前職と比べて、この会社の魅力はどんな点だと感じますか?
- 転職を決意したきっかけは何ですか?
- 数ある企業の中から、この会社を選んだ理由は何ですか?
- 入社前に感じていた不安はありましたか?実際はどうでしたか?
- 転職して良かったと感じた瞬間はどんなときですか?
業務経験と専門性に関する質問
中途採用では、どんな仕事を任されるのかやどのようにスキルが活かせるのかが重要な判断基準になります。
- 現在の仕事内容と役割を教えてください
- これまでの経験の中で、どのスキルが活かされていると感じますか?
- 入社後に新たに求められたスキルはありますか?
- 仕事の中で特に難しいと感じたことは何ですか?
- それをどのように乗り越えましたか?
チームでの働き方とリーダーシップに関する質問
組織の働き方やチーム文化は、中途採用者にとって非常に重要なポイントです。
- チームで働くうえで大切にしていることは何ですか?
- チーム内のコミュニケーションの特徴を教えてください
- リーダーシップを発揮した経験があれば教えてください
- 周囲からどのような役割を期待されていますか?
- チームで成果を出すために意識していることは何ですか?
企業文化への適応と貢献に関する質問
企業文化にフィットするかどうかは、中途採用における重要な判断基準の一つです。
- この会社の企業文化について、どのように感じていますか?
- 入社してから感じたカルチャーの特徴は何ですか?
- どのような人がこの会社に合っていると思いますか?
- 入社後に意識している行動や価値観はありますか?
- 今後、会社にどのような価値を提供していきたいですか?
ワークライフバランスとキャリア形成に関する質問
中途採用では、キャリアだけでなく働き方も重視される傾向があります。
- 転職後、ワークライフバランスはどのように変化しましたか?
- 働きやすさを感じるポイントはどこですか?
- 今後のキャリア形成についてどのように考えていますか?
- この会社でどのような成長を目指していますか?
- 長く働くうえで魅力に感じている点は何ですか?
このように、中途向けのインタビューでは、「比較」「変化」「意思決定の背景」を深掘りすることが重要です。求職者が自分の状況と重ね合わせながら判断できるような質問設計にすることで、志望度の向上につなげることができます。

インタビュアーの心得|本音を引き出すためのテクニック
社員インタビューの質は、質問内容だけでなくインタビュアーの進め方によって大きく左右されます。同じ質問でも、聞き方や空気感によって、表面的な回答になるか、本音が引き出せるかが変わります。
重要なのは、答えやすい環境をつくり、自然な会話の中でリアルな言葉を引き出すことです。ここでは、本音を引き出すために押さえておきたいインタビュアーのポイントを解説します。
傾聴と共感|話しやすい雰囲気作り
まず最も重要なのは、インタビュイーが安心して話せる雰囲気をつくることです。緊張した状態では、どうしても当たり障りのない回答になってしまいます。
相手の話をしっかりと聞き、適度に相づちを打ったり、「それはどういうことですか?」と興味を示すことで、自然と会話が深まります。また、事前に雑談を挟むなどして、リラックスした状態を作ることも効果的です。
深掘り質問|具体的なエピソードを引き出す
本音を引き出すためには、「なぜ?」「具体的には?」といった深掘り質問が欠かせません。最初の回答だけで終わらせず、その背景やエピソードまで掘り下げることで、よりリアルで説得力のある内容になります。
例えば、やりがいを感じるといった抽象的な回答に対して、「どんな場面でそう感じましたか?」と具体化することで、視聴者に伝わりやすい内容になります。
誘導尋問を避ける|客観性を保つ
インタビューでは、意図的にポジティブな回答を引き出そうとするあまり、誘導的な質問になってしまうケースがあります。しかし、これでは不自然な内容になり、視聴者に違和感を与えてしまいます。
大切なのは、良い面も課題も含めてリアルに伝えることです。中立的な立場で質問を行い、自然な言葉を引き出すことで、信頼性の高いコンテンツになります。
撮影後のフォローアップ
インタビューは撮影して終わりではありません。撮影後に内容を確認し、必要に応じて追加の質問や補足を行うことも重要です。
また、編集前に本人に内容を確認してもらうことで、安心して公開できる状態を整えることができます。こうしたフォローを行うことで、より質の高いコンテンツに仕上げることが可能になります。

まとめ|社員インタビューで企業の魅力を最大限に伝える
社員インタビューは、採用動画の中でも特に「志望度」に直結する重要なコンテンツです。企業が伝えたい情報ではなく、実際に働く人の言葉を通してリアルを届けることで、求職者の理解と共感を深めることができます。
本記事で紹介したように、効果的な社員インタビューを実現するためには、目的とターゲットの明確化、適切な人選、質問設計、そしてインタビューの進め方まで、すべてを戦略的に設計することが重要です。
特に、どんな質問をするかによって引き出せる内容は大きく変わります。抽象的な回答で終わらせるのではなく、具体的なエピソードや感情まで深掘りすることで、自分もここで働きたいと思わせるコンテンツにすることができます。
また、新卒と中途では重視するポイントが異なるため、それぞれに合わせた質問設計を行うことも欠かせません。ターゲットに合わせたインタビュー設計ができているかどうかが、採用成果を左右します。
もし、「どんな質問をすればいいかわからない」「インタビュー動画を作っても魅力が伝わらない」といった課題がある場合は、設計の見直しが必要かもしれません。
株式会社ジャリアでは、採用ターゲットに合わせた質問設計 × 構成設計 × 動画制作まで一貫して支援しています。単なるインタビュー動画ではなく、「応募したくなるストーリー設計」によって、採用成果につながるコンテンツを制作します。
社員の声を最大限に活かし、企業の魅力を正しく届けることで、質の高い採用を実現していきましょう。まずはお気軽にご相談ください。

| WRITER / demio 株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部 クリエイティブディレクター 株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部は、ジャリア社内のSEO、インバウンドマーケティング、MAなどやクライアントのWEB広告運用、SNS広告運用などやWEB制作を担当するチーム。WEBデザイナー、コーダー、ライターの人員で構成されています。広告のことやマーケティング、ブランディング、クリエイティブの分野で社内を横断して活動しているチームです。 |
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