LPなしでリード獲得!インスタグラムのリード獲得広告について
資料請求や来場予約で活用される場面も多いインスタグラム広告ですが、ランディングページを用意しなくても広告配信ができることをご存じでしょうか?
つまり、広告出稿からコンバージョンの獲得までインスタグラム上で行い、ユーザー情報を獲得できるのです。
今回は、インスタグラム広告においてランディングページを制作せずに資料請求や来場予約などの「顧客情報の獲得が必須となる広告配信」を行う方法をご紹介します。
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一般的なインスタグラム広告配信
インスタグラムをはじめWEBやSNSで広告を配信する際は、一般的に広告配信後にユーザーを流入させる「ランディングページ (通称LP)」が必要になります。
ホームページやWEBサイトの流入させたいページを設定する場合もありますが、配信→効果検証→改善→配信と、PDCAを効果的に回していくためには、LPが必須条件になります。
そのため、多くの企業はインスタグラム広告配信とセットでLPを作成します。
インスタグラムではLPなしでもリード獲得できる?
引用元:「リール」と「Instagramショップ」専用のタブをアプリ画面に追加
ストーリーやフィード、新たに出稿先として加わったリールなど、広告出稿方法が多数あるインスタグラム広告。
前述した通り、インスタグラム広告に限らず、SNS広告全般やWEB広告では広告から商品ページや予約ページなどにリンクさせるLPが必須な場合が多いですよね。
LPの制作が必要となると、実際に広告配信を開始するまでに時間がかかってしまったり、想定外の費用がかかり、予算の関係で取り入れることが難しい場合もあるかと思います。
そこで活用できるのが、インスタグラム広告の機能のひとつ、リード獲得広告です。
では、インスタグラムのリード獲得広告とはどのような広告なのか、次の章で詳しく見ていきましょう。
インスタグラムのリード獲得広告とは
リードとは、自社に対して興味を持ち、商品やサービスを購入する可能性が高い見込み客のことです。
インスタグラムのリード獲得広告とは、広告をクリックした後にインスタグラム上にフォームを立ち上げ、自社に興味があるユーザーの情報を獲得する広告のことを指します。
ユーザー情報を獲得できるため、パンフレットや資料のダウンロード、メールマガジンの登録、キャンペーンやイベントへの参加などの行動を促す場合に適しています。
通常、資料請求やイベント予約などのプロモーションを行う際は、広告をクリック後LPに遷移させ、メールアドレスや住所、名前などのユーザー情報を入力させることでコンバージョンにつなげます。
しかし、リード獲得広告ではインスタントフォームと呼ばれる、名前、住所、メールアドレスなどのユーザーに情報を入力してもらうフォームをインスタグラム内で作成できるため、LPや問い合わせフォームがなくてもすべてインスタグラム上で完結することが可能です。
インスタグラムリード獲得広告のメリット
インスタグラムリード獲得広告には以下のようなメリットがあります。
LP制作が不要
リード獲得広告では、広告出稿からコンバージョンの獲得までインスタグラム上で完結できるため、通常はユーザー情報の獲得のために必要なLPが不要です。LP制作のコストがかからない点は非常に大きなメリットと言えるでしょう。
LP制作ではデザインやライティング、コーディングなどの知識が必要となり、時間もかかってしまうため、経済面だけでなく業務にも大きな負担がかかってしまいます。
しかし、リード獲得広告は管理画面で修正できるため、ABテストを繰り返しながら高速にPDCAを回すことが可能です。最初はLPなしで運用を進め、成功パターンが見つかればLPの作成に活用することもできます。
小規模な企業や、まだ会社を立ち上げたばかりの企業、LP制作におけるリソースが足りない場合でもハードルが低く、コストを抑えながら効果的なインスタグラム広告運用を行えます。
フォーム入力の手間が省ける
CRMとの連携が可能
CRM(Customer Relationship Management)とは顧客関係管理のことで、顧客との良好な関係を築き、利益の向上を図る施策を支援するツールのことを指します。情報を共有しやすくなり、工数も削減できるため、CRMツールを導入している企業も多いのではないでしょうか。
インスタグラム広告のリード獲得広告と連携可能なCRMツールは主に以下の4つが挙げられます。
- Salesforce
- Microsoft Dynamics 365 CRM
- Freshsales
- HubSpot
リード獲得広告とCRMツールを連携することで、リアルタイムで情報管理を行うことができるため、より効率的なマーケティング活動が可能になります。
インスタグラムリード獲得広告運用のポイント
インスタグラムリード獲得広告運用では、以下の3つのポイントを意識しましょう。
質問項目を減らす
インスタグラムのリード獲得広告では、Facebookに登録されているものは自動的に入力されると前述しましたが、登録されていないものについては新たに手動で入力しなければなりません。
入力項目が増えるとストレスになり、離脱してしまうユーザーが増えてしまうため、質問項目は極力Facebookの登録情報でまかなえるものにして、項目の追加は最低限に抑えましょう。
しかし、リードの数よりも質を高めたいのであれば、入力項目を増やすことを検討してみましょう。入力項目は多いほど手間になるため、入力してくれたユーザーは自社に大きな関心を寄せてくれていると言えます。
また、項目を増やすことでより詳細な情報を入手することができ、その後のインスタグラム広告運用におけるターゲティングにも活用できます。
ユーザーにとってのメリットを伝える
インスタグラムのリード獲得広告は、LPに遷移しないため、ユーザーがアクションを起こす前までに訴求できる情報が限られてしまいます。そのため、広告上部に設置されるイントロ部分をどう活用するかが重要です。
少ない情報の中にユーザーが思わずアクションを起こしたくなるような内容を詰め込み、フォームに入力することでどんなメリットがあるのかをしっかりと伝えましょう。
サービスの特徴はもちろん、設定したペルソナに刺さりそうなメッセージを強調したり、資料請求をすると特典がつくといった魅力的なポイントを記載しておくことをおすすめします。
リード獲得したユーザーとの関係を強化する
リード獲得広告でリードを獲得しても、必ずコンバージョンにつながるとは限りません。新規顧客を効率的に増やしていくことも重要ですが、獲得した顧客と長い時間をかけて関係を育成していくこと(リードナーチャリング)も非常に重要です。
既存顧客ともコミュニケーションを図り、良好な関係を築いていくことで、獲得したリードを取り逃がさずに長期的なマーケティングの強化につながっていきます。
また、リード獲得フォームに訪れたユーザーの行動履歴は過去90日間であればさかのぼることが可能です。フォームを開いたけれど送信までいかなかったのか、最後まで入力して送信してくれたのか、コンバージョンにつながらなかったユーザーでも行動履歴を確認し、改善していけば成果の向上が期待できるでしょう。
まとめ
今回はインスタグラム広告の機能のひとつ、リード獲得広告についてご紹介しました。
インスタグラム広告を配信したいけれど、遷移先のHPがない、キャンペーンの内容とマッチしたWEBサイトがない、問い合わせフォームの用意が難しい、などのお悩みの企業様がいらっしゃいましたら、ぜひインスタグラムのリード獲得広告機能を活用し、潜在層や新たなユーザーの獲得に活かしましょう。
弊社では、インスタグラム広告を配信するにあたって、配信プランの設計・クリエイティブ作成・広告設定・広告配信・WEBレポートまで、ワンストップで承ります。
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WRITER / TOMMY 株式会社ジャリア福岡本社 第2営業部 企画営業 アカウントプランナーグループ 株式会社ジャリア福岡本社 第2営業部は、ハウスメーカーや工務店、マンション会社など不動産関連の広告専門チームとショッピングモールなど商業施設関連を専門にしたチームをメインにエンターテイメント関連など多岐にわたるクライアント様の事業をサポートしている部門です。現在は、SNS・Webマーケティングを中心に、動画マーケティングにも力を入れています。企画営業とクリエイティブの連携、チームワークを強みにクライアント様の課題解決に日々奮闘しています。 |