インスタグラム広告で成果につなげるための7つの運用ポイントとは?
インスタグラムは、若年層を中心に世界中で人気のあるSNSです。画像や動画などのビジュアルが重視され、質の高いクリエイティブが多く投稿されています。
このインスタグラムの特性を活かして広告運用を行うことができれば、特にビジュアルに強みをもつ企業は非常に高い効果を発揮できるため、インスタグラム広告を活用しない手はありません。
しかし、なかなか成果が出せず悩まれている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、インスタグラム広告で成果を上げるためのポイントについて詳しく解説していきます。
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インスタグラム広告運用のポイントとは
インスタグラム広告と言っても、ただクリエイティブにこだわって出稿すればいいというものではありません。成果が出やすい広告運用を行うために意識するべきことをしっかりと押さえておきましょう。
ここでは、インスタグラム広告の効果を最大限に発揮するための7つのポイントをご紹介します。
Point 1 - 質の高いクリエイティブ制作
インスタグラム広告で最も重要なポイントは、画像や動画などのクリエイティブの部分です。印象に残らない、質の低いクリエイティブは他のインスタグラム広告や投稿に埋もれてしまいます。
トレンドを意識した色やフォントを使用しながら、自社の商品やサービスの魅力を最大限に伝えられるように工夫しましょう。広告っぽさの少ない洗練されたクリエイティブであればインスタグラムユーザーにも受け入れられ、自然に宣伝することが可能です。
また、クリエイティブは複数用意することでどれが最も反応がいいのか検証することができ、反応が悪かったものは改善を繰り返すことで効果を高めることができます。反応がよかったものは多様なフォーマットで作成し、さらにリーチを広げていきましょう。
Point 2 - 動画は短く、ファーストビューでひきつける
インスタグラムの動画広告は120秒まで配信可能ですが、15~45秒以上になると「このまま見る」をタップして遷移する必要があります。インスタグラムでは長い動画は好まれないため15秒以内に収めることが推奨されています。
また、インスタグラムの中でもストーリーズは投稿を見るのにかける時間がかなり短く、ユーザーは視聴するか次の投稿に移るかを一瞬で判断しています。
その一瞬で注意をひくためには、最初の1秒でどれだけ興味をひけるかが肝心です。最もインパクトのある場面をファーストビューにもってくるようにしましょう。
Point 3 - 適切なターゲティング
インスタグラム広告はターゲティングの精度が高いというメリットがあり、さらに自動最適化機能が備わっているため、配信データを蓄積していくことでコンバージョンしやすいユーザーに広告を配信してくれます。
しかし、ターゲットを絞り込みすぎてしまうと広告の配信数自体が少なくなり、クリック率が低下します。そのため十分なデータを収集できず、ターゲティング精度も低下してしまいます。
また、競合他社もターゲットを絞った配信を行っていた場合、ターゲットの競合性が高くなり、CPC(クリック課金)やCPM(インプレッション課金)が高騰し、コストが増大します。
インスタグラム広告でターゲティングを行う際は、短期間での効果を追い求めるのではなく、長期的な目線で効果を維持することを考えましょう。
最初は広めに設定してリーチを獲得することでデータも蓄積されていき、ターゲティング精度や費用対効果が向上します。
Point 4 - 目的やペルソナを明確にする
インスタグラム広告に限らず、SNS広告運用では事前に広告を配信する目的やペルソナを明確にしておくことが重要です。
まずは広告出稿をする目的を明確にしましょう。インスタグラム上で認知してもらいたいのか、商品やサービスを購入してほしいのか、いいね!を集めてエンゲージメントを高めたいのか、目的によってターゲットやフェーズ設定も変わります。
次に、広告を誰に届けたいのかといったペルソナを設定しましょう。ペルソナは「日本に住む30代の女性」といったターゲット層をより具体的に洗い出した架空の人物像です。
例えば、「東京に住む30歳の女性。一人暮らしの会社員で職業はWebデザイナー。在宅勤務で家にいる時間が長く、スマホやパソコンを触る時間も多い。趣味は筋トレで休日はスポーツジムに通っている。」というように、年齢や性別、職種や休日の行動などを細かく設定することで、実際に広告出稿する際に適切なターゲティングができます。
広告を配信することでどんな人にどんなアクションをしてほしいのかを明確にすることでインスタグラム広告は最大限の効果を発揮するのです。
Point 5 - ハッシュタグの活用
インスタグラムはTwitterと違い、キーワードで投稿を検索する機能がないため、キーワードにハッシュタグを付けて投稿します。
ハッシュタグによってインスタグラムユーザーは共通の趣味や興味に関する投稿を簡単に閲覧できるため、インスタグラム広告のリーチ獲得にはハッシュタグをどれだけ有効活用できるかがポイントです。
また、インスタグラムは全世界のユーザーに人気があり、画像や動画などのビジュアルでユーザーに訴求するといった特徴があります。
英語をはじめとした外国語でもハッシュタグを利用することで、世界中の同じ興味・関心をもつインスタグラムユーザーがつながり、さらなるエンゲージメントや認知度の向上が期待できます。
しかし、認知拡大ではなく自社サイトや購入ページへの誘導が目的の場合はハッシュタグを付ける必要はありません。ハッシュタグは新たな情報にたどり着く手がかりとなりますが、逆にハッシュタグによって広告主の意図しない方向へユーザーの興味が移ってしまう可能性があるため、目的に合わせて活用しましょう。
Point 6 - CTAボタンを設置する
インスタグラム広告にはCTA(コール・トゥ・アクション)ボタンを設置できます。CTAボタンの目的はユーザーに具体的なアクションを起こさせることです。
広告だけを表示させた場合、ただ広告を閲覧して終わりになってしまう可能性が高いですが、CTAボタンが設置されていれば広告主はアクションを促すことができます。ユーザーも次にどんな行動をとればいいのかが明確になるため、コンバージョンにつながりやすくなります。
例えば、タップして商品の詳細情報ページに遷移させたい場合に「詳しくはこちら」といったCTAボタンが設置されているのをよく見かけますよね。
申し込みをしてほしい場合には「申し込む」、サービスの予約をしてほしい場合には「予約する」など、文言の種類も豊富なため、広告配信の目的に合わせてユーザーがアクションを起こしやすいCTAボタンを設置しましょう。
Point 7 - 経験的価値を訴求する
インスタグラムは感情や情緒に訴えかけるクリエイティブを制作する必要があるため、経験的価値を訴求することが非常に重要です。
経験的価値とは、商品やサービスそのものの価値ではなく、その商品やサービスを利用した経験から得られる感動や満足感のことを指します。
その商品を所有することによって、どのようなメリットがあり、どれだけ生活が豊かになるのかをユーザーの感情に訴えかけることがインスタグラム広告の効果を上げるカギとなります。
購入して終わりではなく、購入した後にどうなるのかをイメージさせることが大切です。
まとめ
今回は、インスタグラム広告運用のポイントについて解説しました。
インスタグラム広告運用では、魅力的なクリエイティブを用意し、改善していくことはもちろん重要ですが、そもそもの目的やペルソナを明確に設定していなければ方向性がブレてしまい、なかなか効果がでません。
また、ハッシュタグの活用や、経験的価値を訴求してユーザーの感情を揺さぶるなど、コンバージョンにつなげるためのインスタグラムならではの運用ポイントも忘れずに実行してみてください。
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WRITER / JUNE 株式会社ジャリア福岡本社 第2営業部 企画営業 アカウントプランナーグループ 株式会社ジャリア福岡本社 第2営業部は、ハウスメーカーや工務店、マンション会社など不動産関連の広告専門チームとショッピングモールなど商業施設関連を専門にしたチームをメインにエンターテイメント関連など多岐にわたるクライアント様の事業をサポートしている部門です。現在は、SNS・Webマーケティングを中心に、動画マーケティングも得意としています。企画営業とクリエイティブの連携、チームワークを強みにクライアント様の課題解決に日々奮闘しています。 |