動画広告を始める前に知っておきたいメリットとデメリット

動画広告メリットとデメリットを紹介イメージ

動画広告と言えばYouTubeが代表的ですが、他の媒体でも動画広告は増加の一途をたどっています。

わかりやすくいろんな情報を伝えられるという大きなメリットがあり、広告宣伝活動において動画広告の活用は必須になっています。しかし、デメリットも含めてどんな特徴があるのかしっかり把握したうえで運用することが重要です。

そこで今回は、動画広告には具体的にどんなメリット・デメリットがあるのか詳しく解説していきます。

目次

動画広告のメリット

動画広告のデメリット

まとめ

 

 

動画広告のメリット

市場拡大を続ける動画広告にはどんなメリットがあるのでしょうか。ここでは6つに絞って紹介していきます。

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情報量が多くイメージが伝わりやすい

動画広告は静止画広告に比べ、届けられる情報量が圧倒的に多いです。1分間の動画が持つ情報量はWEBサイトのページ3600枚分とも言われ、効率的な情報伝達が可能です。

文字がびっしりと書かれた文章を読むのはハードルが高いと感じる人が多いでしょう。しかし、内容を視覚と聴覚の両方から伝えてくれる動画であれば労力をかけずに情報を得ることができます。短時間の視聴で済むため気軽に多くの人に見てもらえる可能性も高まります。

また、使用方法や効果が出る過程など静止画とテキストだけでは表現が難しいものでも、動画であればイメージがつきやすくなり、よりわかりやすい情報伝達が可能になります。

 

視覚と聴覚の両方にアプローチできる

動画広告では、ユーザーの「視覚」だけでなく「聴覚」にもアプローチできます。人間には情報を受け取る五感がありますが、その中でも視覚と聴覚から受け取る情報量は凄まじく、9割以上を占めると言われています。情報収集の大部分を占める2つの感覚を刺激し、働きかけることができるため、動画広告は静止画広告よりも訴求力が大きく、ターゲットの心を掴みやすくなるのです。

従って、動画広告では画面に映る画だけでなく、音楽も重要な役割を果たします。例えば、子供向け商材の動画広告に低音の暗いBGMが流れていたら違和感がありますよね。視覚と聴覚の情報が一致せず、ユーザーは混乱してしまいます。商材のイメージに合うBGMを選定・制作することで、音楽と企業イメージが結び付けられ印象に強く残りやすくなります。

もちろん、セリフも重要な要素です。テロップや字幕も音声にして流すことで、視覚と聴覚の両方から情報を得ることができます。また、静止画広告の場合はユーザーが画面を見ないと広告としての意味を成しませんが、動画広告は画面を見ていない状態でも音声のみで宣伝することが可能です。そのため、あらゆる状況でも情報を伝達でき、多くのユーザーに認知してもらうことが可能なのです。

 

ブランディングや認知拡大効果が高い

上記でも述べましたが、動画広告は視覚と聴覚の両方にアプローチできるため、静止画広告に比べて記憶に残りやすいです。さらに、ストーリー性を持たせることでユーザーの感情に訴えることができ、ブランディングの向上につながります。動画広告によってユーザーの中に良いイメージが浸透していけば、検討段階で自社の商品やサービスが候補になる可能性が高くなり、購入まで誘導しやすくなります。

また、動画広告の代表的な配信媒体であるYouTubeやSNSの利用率は年々増加しています。Gaiaxによると、国内の10~40代のYouTube利用率は9割を超え、アクティブユーザー数は40~50代が若年層より多くなっています。そんな幅広い世代から圧倒的な利用率を誇る媒体で目に留まりやすい動画広告を配信することは、認知拡大という目的において非常に有効な手段と言えるでしょう。

 

興味のない人にも見てもらえる

YouTubeやSNSを閲覧していたときに動画広告が流れ、興味がなくてもついつい最後まで見てしまったという経験をしたことがある人は多いでしょう。人は本能的に動いているものに反応しやすいため、動画広告は目に留まりやすく、興味がない人にも訴求できる可能性が高いのです。

静止画広告は、基本的に能動的に見てくれるユーザーにしか認知されませんが、動画広告は広告を見ないと本編動画を再生できなかったり、視聴途中で流れるものもあり、興味がない人や認知していない人にも広告を見てもらえます。自動的に再生される動画広告も多いため、ユーザーは眺めているだけで多くの情報を得ることができ、自然と認知拡大につながります。

 

SNSでの拡散を狙える

動画広告はSNSで拡散されやすいというメリットもあります。ユーザーが面白いコンテンツだと感じれば拡散され、一気に認知度アップを狙えます。

特にTwitterは拡散性が高く、リツイートされた(二次拡散された)ものに関しては課金されません。そのため、拡散されればされるほど費用対効果が高まります。

ユーザーにとって魅力的な動画広告を制作できれば認知度は爆発的に拡大し、想定以上のマーケティング効果をもたらすでしょう。

 

効果検証がしやすい

動画広告に限らず、広告運用では効果測定を行い現状を把握し、改善につなげることが重要です。

動画広告はクリック数や再生数、視聴時間など配信した動画広告がどれくらいの効果を発揮したのかを詳しく計測でき、効果検証がしやすいメリットがあります。測定したデータをもとに具体的な改善を行えることも魅力の一つでしょう。

動画広告は配信して終わりではなく、継続して計測と改善を繰り返すことでより効果の高い動画広告を配信できるようになります。

 

動画広告のデメリット

様々なメリットがある動画広告ですが、以下のようなデメリットもあるため注意が必要です

制作に時間とコストがかかる

動画広告は静止画での広告物に比べて制作時間とコストがかかります。企画から演出、撮影、編集、キャスティングなどやるべきことが多く時間を要します。

また、他の広告物と比較しても全体的に制作費用は高額になりやすいです。専門性の高さを求められるため、社内に対応できる人物がいない場合は外注費用がかかり、社内で制作する場合も人件費や教育のためのコストがかかるでしょう。

クオリティが効果に直結する

動画広告はメリットが多く高い効果が期待できますが、その効果は動画のクオリティに直結しています。クオリティが高く、ターゲットにマッチした動画広告は好印象を与えることが可能です。しかし、クオリティが低く、不適切な要素のある動画広告は不信感を与えてしまいます。

商品やサービスの魅力を適切にアウトプットできなければ、広告費が無駄になるどころかSNSでネガティブなイメージを拡散される可能性もあることを十分に考慮して制作を行いましょう。

スキップされる可能性がある

種類にもよりますが、動画広告は動画の視聴や投稿の閲覧を妨げることになるため、迷惑に思いスキップしてしまうユーザーも少なくありません。

興味のない人にも見てもらえるというメリットがありますが、逆に言えば興味のない人にも強制的に動画広告を視聴させることになるため、刺さる内容でなければ簡単にスキップされてしまいます。

課金方式によっては動画が一定秒数以上視聴された際やクリックされた際に初めて課金されるものもあり、短尺でスキップできない動画広告もあるため、自社に適した方法で運用しましょう。

まとめ

今回は、動画広告のメリットとデメリットついて解説しました。

動画広告は視覚と聴覚の両方から訴求でき、メリットの多い宣伝手法ですが、その反面、専門性の高さや認知拡大効果の高さからくるデメリットも併せ持っているため、しっかり把握したうえで動画広告運用を始めましょう。

弊社では、動画広告を配信するにあたって、配信プランの設計・動画制作・広告設定・広告配信・WEBレポートまで、ワンストップで承ります。

動画広告に興味がある方や、配信効果を改善したい方は、お気軽に弊社までお問合せ下さい。

 

WRITER / HUM
株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部 WEBライター

株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部は、ジャリア社内のSEO、インバウンドマーケティング、MAなどやクライアントのWEB広告運用、SNS広告運用などやWEB制作を担当するチーム。WEBデザイナー、コーダー、ライターの人員で構成されています。広告のことやマーケティング、ブランディング、クリエイティブの分野で社内を横断して活動しているチームです。