福岡ならではの動画撮影ロケーション&スポットを徹底解説

福岡での動画撮影に最適なロケーションについて解説イメージ

動画や写真の印象を大きく左右するのが、「どこで撮るか」。 

特に、SNSYouTube、採用動画、プロモーション映像などで成果を出すためには、“伝えたいイメージに合ったロケーション選び”が欠かせません。福岡は、都市と自然、伝統とトレンドがコンパクトにまとまった街。 

だからこそ、動画の目的やジャンルに合わせて多様なシーンを一日で撮れるというロケーションの強みがあります。 

 

たとえば、 

  • 博多駅前でビジネス感のあるオフィスシーン 
  • 糸島の海辺でナチュラルなライフスタイル動画 
  • 商店街で人の温かさが伝わるドキュメント風映像 

本記事では、福岡での動画撮影に使えるおすすめのロケーションをシーン別・ジャンル別に解説していきます。あわせて、許可申請の注意点、代替案、実例紹介など、これから撮影を予定している方に役立つ情報を余すことなくお届けします。 


シーン別|福岡のおすすめロケーションMAP

撮影時に知っておきたいローカルルールと許可申請

雨天時・室内OKの代替ロケーション

実際にロケ撮影された事例

まとめ|撮影ロケ選びの成功ポイント

 

シーン別|福岡のおすすめロケーションMAP

動画の印象は「場所」が決めると言っても過言ではありません。ここでは、目的やジャンル別に使える福岡の撮影ロケーションを紹介します。観光地から街なか、おしゃれカフェ、自然あふれる場所まで、シーンに応じた最適なスポットをまとめました。 

街中・ビジネス風ロケーション

ビジネスや会社紹介、採用動画に適した場所は、清潔感・現代感・アクセスの良さがポイントです。 

  • 博多駅前(博多口・筑紫口側) 
  • 高層ビル・ビジネスホテルが立ち並ぶ近未来的な雰囲気 
  • 朝〜昼の通勤時間帯は撮影に注意(通行人多) 
  • 天神ビジネス街(渡辺通・天神中央公園周辺) 
  • 都会感+公園やカフェもあり、ON/OFFの切り替えが表現できる 
  • 赤坂・警固・大名のオフィス街 
  • 新進気鋭のスタートアップが多く、若々しい雰囲気の背景にぴったり 

おすすめの動画ジャンルは、採用動画・会社紹介ムービー・コーポレートブランディングなどです。 

 

カフェ・アート・ライフスタイル系

“映える”・“おしゃれ”をテーマにした動画には、生活感や感性を引き出せる空間が向いています。 

  • 今泉・薬院周辺のカフェ街 
  • 北欧テイスト、インダストリアル、韓国風など多様な店舗が密集 
  • 六本松 蔦屋書店周辺 
  • アート・知性・静かで上品な空間。文化的な印象にぴったり 
  • 糸島の古民家カフェや雑貨店 
  • DIY風・自然素材の空間で温もりと柔らかさが表現できる 

おすすめジャンルは、ブランド動画・ファッション撮影・ライフスタイルVlog・美容系などです。 

観光・文化系ロケーション

「福岡らしさ」や「歴史」「文化」を伝えるには、地域性とストーリー性を持つ場所が最適です。 

  • 太宰府天満宮周辺 
  • 伝統××人の流れがあり、観光PRにも最適 
  • 撮影には申請が必要(特に境内) 
  • 川端通商店街・櫛田神社周辺(博多旧市街) 
  • 博多の下町情緒が色濃く残るエリア。外国人観光向けにも好相性 
  • 博多町家ふるさと館 
  • 屋内で「和」を表現できる施設。貸切可能な時間帯あり 

おすすめジャンルは、観光PR・インバウンド動画・伝統文化紹介・和風商品の世界観づくりなどです。 

自然・アウトドア・絶景スポット

開放感のある映像を撮りたい場合は、自然光と景色の力を借りられるロケ地を選びましょう。 

  • 糸島の海岸(桜井二見ヶ浦・芥屋など) 
  • サンセット・空撮・ドローンカットが映える絶景スポット 
  • 大濠公園・舞鶴公園 
  • 都心部からすぐの自然。ジョギング・ボート・芝生など用途多彩 
  • 油山(片江展望台)・志賀島・能古島 
  • 山・海・花畑など、季節に応じた自然演出が可能 

おすすめジャンルは、アウトドア製品PR・癒し系ブランディング動画・地方創生・地域紹介などです。 

福岡での動画撮影に最適なロケーションについて解説イメージ2

撮影時に知っておきたいローカルルールと許可申請

ロケーション選びと同じくらい重要なのが、撮影の「ルール」と「手続き」についてです。 

福岡市内での撮影は、無許可で行うとトラブルや注意対象になる可能性もあるため、事前の確認が欠かせません。ここでは、公共・商業・私有スペースでの撮影に関する基本知識をまとめます。 

公共スペースでの撮影可否

福岡市が管理する公園・施設・道路などでの撮影は、使用目的に応じて申請が必要です。 

申請が必要な主な場所例 

  • 大濠公園・舞鶴公園などの市営公園 
  • 「福岡市緑のまちづくり協会」が窓口。原則7日前までに申請。 
  • 天神中央公園・警固公園などの都市公園 
  • 都市整備局への申請。営利目的かどうかで審査条件が変わる。 
  • 市道・歩道などの道路上撮影 
  • 道路使用許可を福岡県警に申請(管轄署に要相談)。 

撮影の注意点としては、 

  • 三脚・照明・ドローン使用時は特に制限あり 
  • 人通りの多い場所では「通行人の映り込み」に配慮が必要 
  • 撮影中は「許可証の提示」を求められる場合もある 

ということです。あらかじめ撮影予定の場所はすべて許可が必要かどうかの確認を徹底するようにしましょう。 

 

商業施設・駅・店内撮影の注意点

商業施設や私有地内は、許可なしでの撮影が禁止されているケースが大多数です。 

よくある撮影NGポイント 

  • 福岡空港・JR駅構内・博多バスターミナルなど:基本的に全て申請制 
  • 商業施設内(ソラリア、キャナル、マークイズなど):公式管理会社の許可が必須 
  • カフェや店舗内:店主やオーナーに事前確認&時間帯調整が必要 

特にプロ用機材やスタッフが目立つ撮影では、「事前申請書+概要資料」を求められるケースが一般的です。忘れずに確認するようにしましょう。 

コンプラ・肖像権トラブルを避けるためのポイント

福岡は“人の多い街”でもあるため、以下の点は撮影前に必ず押さえましょう。 

  • 通行人・他者が映る場合は、ぼかし or 事後確認を徹底 
  • インタビュー撮影では同意書 or 音声記録を残すこと 
  • 子どもや高齢者が映る場合は、特に細心の配慮を 

「許可を取ったかどうか」が、信頼できる企業・ブランドかどうかの判断材料になることも。小規模な撮影でも、“見えないリスク”に備える姿勢が大切です。 

 

雨天時・室内OKの代替ロケーション

ロケ撮影を計画するうえで、天候リスクへの備えは必須です。 

特に福岡は、梅雨や台風シーズン、冬の曇天日が多く、屋外ロケーションのみに依存してしまうと、スケジュールの遅れや映像のクオリティ低下につながる恐れがあります。そんな時に役立つのが、屋内でも雰囲気が出せる撮影スポットや、柔軟に対応できるスタジオの確保です。 

たとえば、天神地下街(通称テンチカ)は、レトロで欧風な照明や壁面が特徴的で、SNS向けのショート動画やスナップ映像に人気があります。ただし通行量が多いため、早朝や人通りの少ない通路を選ぶなどの配慮が必要です。また、地下街は商業施設に属するため、撮影には事前の申請が求められます。 

また、博多駅構内やKITTE博多側のデッキ下も雨天時の代替ロケとして有効です。屋根付きで雨を避けられるうえに、近未来的な天井やガラス張りの背景が特徴的で、スタイリッシュな“都会感”を演出できます。 

さらに、六本松蔦屋書店や今泉・大名エリアのカフェ、コワーキングスペースもおすすめです。木目調のインテリアや自然光が差し込む空間は、インタビューやライフスタイル系のプロモーション動画にぴったりです。一部の店舗では、特定の時間帯に限り“撮影OK”としていることもあるため、事前に撮影可否を確認しておくと安心です。 

企業紹介やスタートアップ関連の動画であれば、Fukuoka Growth Nextや赤煉瓦文化館内にあるEngineer Cafeも選択肢に入ります。クリエイティブな雰囲気が漂う空間で、申請や貸切予約が可能な場合もあります。 

また、マークイズ福岡ももちやイオンモール福岡などの大型商業施設内には、共用スペースの一部を開放しているケースもあります。屋根付きのイベント広場やデッキスペースであれば、雨天時でも自然光を活かした撮影が可能です。ただしこちらも、現地管理者への許可確認は必須です。 

確実に屋内で撮影したいという場合は、レンタルスタジオの利用がもっとも安全です。天神・博多・薬院エリアには、1時間2,000円程度から利用できる撮影スタジオが多数存在します。多くのスタジオでは、背景紙や照明機材、メイクスペースなどが揃っており、商品撮影やモデル撮影、インタビュー撮影にも対応できます。ただし、「スチール撮影のみ可」としているスペースもあるため、「動画撮影可」の表記を確認してから予約するようにしましょう。 

検索の際は「福岡 撮影スタジオ」「福岡 レンタルスペース 動画」などのキーワードで探してみてください。 

このように、事前に天候を想定した代替ロケーションの選定をしておくことで、急な天気の変化にも柔軟に対応でき、安心して撮影を進めることができます。ロケ地の選択肢を広げておくことは、プロジェクト全体の安定性にもつながります。 

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実際にロケ撮影された事例

「どんな場所で、どんな動画が撮られているのか?」ここでは、福岡で実際に行われたロケ撮影の成功事例を3つご紹介します。企画の参考にもなる、リアルで効果的なロケーション活用例です。

事例:糸島カフェ × ブランドPR動画

  • 業種: 自然派コスメブランド(D2C 
  • 目的: 公式SNSでの世界観訴求・若年層への認知拡大 
  • ロケ地: 糸島エリア(古民家カフェ・海岸) 
  • 構成: 自然光+屋外カット中心の1分動画/BGMと商品テロップのみ 
  • 成果: Instagram再生数6万回超・ECアクセス3倍・売上伸長率145 

“光・空・素肌”というブランドイメージを、糸島の空気感でストレートに伝えた好事例。スタッフ4名・1日ロケというスモールチームでも十分な成果がでているそうです。 

事例:川端商店街 × 外国人向け観光PR動画

  • 業種: 観光業(自治体主導プロジェクト) 
  • 目的: アジア圏の訪日客向けに「下町・ローカル福岡」を伝える動画制作 
  • ロケ地: 川端通商店街/櫛田神社/中洲川端駅周辺 
  • 構成: 中国語・韓国語字幕入りのナレーション付きVlog風動画(2分) 
  • 成果: YouTube・微博でシェアが拡がり、海外からの問い合わせ増加・施設訪問者数が月平均120%に上昇 

観光地としては地味と思われがちな場所でも、“歩いて・見て・感じる”ストーリー構成にすることで海外ユーザーの心に刺さった例となっています。 

事例:今泉のオフィス × 採用動画

  • 業種: Web制作ベンチャー(従業員数30名) 
  • 目的: Z世代向けの採用強化・自社カルチャーの可視化 
  • ロケ地: 今泉の自社オフィス/屋上テラス/会議室・周辺カフェ 
  • 構成: 「働く1日」をテーマにした密着型インタビュー動画(3分) 
  • 成果: 求人応募者数2.4倍/面接時の“動画見ました”率が8割超/離職率低下にも貢献 

プロっぽすぎない「リアルな日常感」と、福岡らしい街並みが映る演出が、「ここで働いてみたい」を自然に喚起。 

このように、ロケーションは「背景」以上の力を持っています。映像に込めた想い・温度・空気感を、場所が補完してくれるからこそ、視聴者に刺さる動画になるのです。 

まとめ|撮影ロケ選びの成功ポイント

ロケーションは、ただ「見栄えの良い場所」を選ぶだけではなく、動画の目的・内容・ターゲットに合わせて最適化することが重要です。最後に、福岡でロケ撮影を成功させるために押さえておきたいポイントを、以下にまとめます。 

1. 世界観と光の相性を重視する

「どんな雰囲気を伝えたいか?」を起点にロケ地を決めましょう。 

たとえば、 

  • 高級感ガラス張りのビルやスタジオ 
  • 温かさ木目や自然素材のカフェ 
  • 爽やかさ糸島や公園の自然光 

また、時間帯によって光の印象も大きく変わるため、撮影スケジュールと天候をセットで設計することも忘れずに。 

2. 撮影許可と段取りは早め早め

公共施設・商業施設・人気カフェなど、撮影には必ず事前確認や申請が必要です。最低でも12週間前、できれば1ヶ月前の相談を心がけましょう。 

  • 必要な資料(企画書・日程・カット構成など)を簡易的にでも用意 
  • ドローン・三脚・照明などの使用有無は明確に伝える 
  • “断られてから探す”ではなく、“候補地を複数確保”するのが安心 

3. “福岡らしさ映えのバランスをとる

全国どこでも通用する無機質な空間より、福岡だからこそ撮れる風景・人・空気感がある方が、結果的に心を動かす動画になります。 

  • 川端通商店街のざわめき 
  • 糸島の夕日 
  • 六本松の落ち着いたカルチャー空間 

そういった“地元らしさ”を、ただの背景ではなく、動画のストーリーの一部として設計する意識が大切です。 

動画の印象は、撮影場所で8割決まる。だからこそ、ロケーション選びは「画の力」ではなく「伝わる力」を優先して、意味ある選択をしていきましょう。 

●福岡での動画制作完全ガイド|企画・撮影・配信までの全プロセスとは


福岡での動画撮影に最適なロケーションについて解説イメージ4

弊社では、 動画制作において企画から制作、そして配信までをワンストップで承ります。
動画制作ではSNS用の縦型動画の撮影、編集からチームを組んでのロケ、撮影などにも対応しております。動画を使って集客やブランディングをお考えの方、動画の制作に興味がある方は、お気軽に弊社までお問合せ下さい。

WRITER / demio
株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部 クリエイティブディレクター

株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部は、ジャリア社内のSEO、インバウンドマーケティング、MAなどやクライアントのWEB広告運用、SNS広告運用などやWEB制作を担当するチーム。WEBデザイナー、コーダー、ライターの人員で構成されています。広告のことやマーケティング、ブランディング、クリエイティブの分野で社内を横断して活動しているチームです。