Netflix広告とは?広告付きプラン加入者が2倍に! 特徴やグレードアップした新プランを紹介!
Netflixは世界中の多くのユーザーが利用している人気の動画配信サービスです。みなさんの中にも利用している方は多いと思います。
そんなNetflixから2022年11月に広告付きプランが新たに登場しました。月額料金が安くなるかわりに広告が挟み込まれるというものですが、加入者数は続々と増え、広告を出稿する企業も徐々に増えています。
膨大な利用者数を誇るNetflixユーザーに広告を届けることができれば、一気に認知度アップが狙えるでしょう。
そこで今回はNetflix広告の特徴や、他にも急成長中の動画配信サービス広告について紹介していきたいと思います。
目次 |
Netflix広告とは
Netflix広告とは、その名の通りNetflixに出稿される広告のことで、本編が始まる前や途中に流れるインストリーム広告です。
Netflixとは、月額制の動画配信サービスのことで、スマートフォンやPC、タブレットなどのあらゆるデバイスで動画視聴を楽しむことができます。
既存のコンテンツだけでなく、Netflixでしか見ることができないオリジナル作品も多数配信されており、ダウンロードすることもできるためオフラインでもNetflix動画を視聴することが可能です。
Netflixはアメリカのカリフォルニア州に本社を置き、加入者数は2億2067万人に上ります(2022年7月時点)。日本では2015年9月にサービスが開始され、会員数は500万人を突破しています(2020年8月末時点)。
また、これまでNetflixでは広告の配信を行っていませんでしたが、2022年11月に広告付きプランが登場しました。広告付きプランはベーシックよりも200円安い月額790円で動利用でき、本編の再生前や途中に広告が挟み込まれる形になります。
Netflix広告の特徴
Netflix広告には下記のような特徴があります。
広告のタイミング
Netflixで広告がどのタイミングで流れるかについては、動画がどこまで再生されているかを示す画面下のシークバーに黄色い印で表示されます。また、広告が流れている間は画面右上に「○○秒」と秒数が表示されるため、あと何秒で終わるのかがわかりやすくなっています。
広告はほとんどの作品で本編の前や途中のどちらにも流れますが、Netflixの新作映画では本編前にのみ流れます。
広告の頻度
Netflix広告では1回15~30秒の広告が1時間あたり4分程度流れる仕組みになっています。スキップや早送りすることはできない仕様になっているため、ストレスが大きいのではないかと感じる方も多いでしょう。
しかし、Netflix動画を視聴中に実際に広告が流れる頻度はもっと少なく、作品によっては広告が全くない場合もあるため、スキップできないストレスもそれほど大きくはないでしょう。
広告出稿方法
Netflix広告は予約型の広告のため、広告主が直接配信を行うことはできません。広告を出稿したい場合は代理店に依頼する必要があることを認識しておきましょう。
Netflixの月額プラン一覧
現在のNetflixの月額プランを以下にまとめました。
広告付き スタンダード |
ベーシック | スタンダード | プレミアム | |
月額 | 790円 | 990円 | 1490円 |
1980円 |
画質 | フルHD | HD | フルHD | UHD 4K + HDR |
ダウンロード可能台数 | ✕ | 1台 | 2台 | 6台 |
同時視聴可能台数 |
2台 | 1台 | 2台 | 4台 |
広告 |
あり | なし | なし | なし |
視聴可能範囲 |
一部視聴制限あり | 全作品見放題 | 全作品見放題 | 全作品見放題 |
Netflix広告付きプランがグレードアップ
これまでのNetflix広告付きプランは「広告付きベーシック」という名称で、動画の画質はHD(720px)、同時視聴台数は1台でした。しかし、2023年4月に変更され、画質はフルHD(1080px)、同時視聴台数は2台に引き上げられました。プラン名も「広告付きベーシック」から「広告付きスタンダード」になっています。
これは、アメリカのNetflixではすでに広告付きベーシック加入者のほうがスタンダード加入者を上回っていたため、機能をグレードアップすることでより幅広い層にとって魅力的なプランに進化させ、既存・新規ユーザーとのエンゲージメント強化を図るためのようです。
広告付きプランに乗りかえるNetflixユーザーが急増?
今回のNetflix広告の変更により、オフラインで動画を見ることがないユーザーや一部の視聴制限を気にしないユーザーにとっては、通常のスタンダードとあまり変わらないサービス内容となったため、広告付きスタンダードにプラン変更するユーザーは増加していくでしょう。
実際に広告付きスタンダードへの加入者数は増加の一途をたどっており、広告付きプランの世界中の月間アクティブユーザー数は2024年1月には2,300万人だったのが、5月には4,000万人に到達し、ほぼ2倍の増加を見せています。
参照:Netflix 広告ティアの月間アクティブユーザー数が 4,000 万人に到達、2024 年の初めには規模がほぼ 2 倍に|DEADLINE
急成長する動画広告市場
近年は、インターネットを通じてコンテンツやサービスを提供するOTT(Over the Top)サービスが急速に成長しており、世界中のユーザーが自分の好きな場所、時間、デバイスで提供されるコンテンツを楽しんでいます。
それに伴い動画広告市場も急成長し、Netflix以外にも様々な動画配信サービスで広告出稿が行われています。その中でも、広告配信媒体として代表的なサービスがTVerです。
TVerとは
TVerとは民放5局が共同運営しているプラットフォームで、テレビ放送された番組を無料で視聴することができるサービスです。テレビ放送後7日間以内であればスマートフォンやPCから視聴可能です。
TVerの利用率は39.5%となっており、普段使っている動画配信サービスランキングではYouTube、Amazon Prime Videoに続き3位となっています。参照:TVerの現状(2023/8/4)|株式会社TVer
TVer広告の特徴
TVer広告には下記のような特徴があります。
豊富な広告配信媒体
TVer広告はTVer以外にもFODやTBSFREEなどテレビ局の自社サービスやGYAO!などのシンジケーションサイトにも配信可能です。配信媒体が多いということはそれだけリーチできる範囲も広くなります。視聴完了率もスマートフォン・PC・CTVすべてで90%超えと非常に高いため、認知度アップが期待できます。
広告を受け入れられやすい
TVer広告は本編前、途中、本編後すべてに挟み込まれ、6秒、15秒、30秒、60秒のいずれかの長さの広告となります。テレビCMと同じようにオープニングの後やエンディングの前など区切りが良い部分で広告が流れるため、邪魔されたようなストレスを与えにくく、ユーザーに受け入れられやすい傾向にあります。
独自のターゲティング配信が可能
TVer広告では、年齢や性別、居住地などの属性データの他にも、ドラマやバラエティなどのカテゴリーを指定して配信できるコンテンツデータ、国内最大級のDMPとの連携により年収や職業、興味関心などでターゲティングできるDMPデータを組み合わせた多様な配信が可能です。
このように、TVer広告は多くのユーザーにリーチすることができ、高精度のターゲティングで狙ったターゲットに広告を届けることができる注目の広告媒体です。
同じ動画配信サービスでもNetflix広告とは根本的に異なる特徴を持っているため、広告配信の目的や狙いたいターゲット層によって適切な配信媒体を選定していきましょう。
まとめ
今回は、Netflix広告について紹介し、他にも代表的な動画配信サービス広告としてTVer広告にも触れましたがいかがでしたか?
動画配信サービスは今後も大きく成長していくことが予想されるため、Netflix広告はさらなる成長を遂げ、新たに広告プランを設ける媒体もますます増えていくでしょう。
Netflix広告をはじめ、様々な広告媒体に適応できるような広告運用を行い、認知拡大・CV獲得を目指しましょう。
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WRITER / HUM 株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部 WEBライター 株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部は、ジャリア社内のSEO、インバウンドマーケティング、MAなどやクライアントのWEB広告運用、SNS広告運用などやWEB制作を担当するチーム。WEBデザイナー、コーダー、ライターの人員で構成されています。広告のことやマーケティング、ブランディング、クリエイティブの分野で社内を横断して活動しているチームです。 |