YouTubeのメタタグとは?ハッシュタグとの違いやポイントを解説

YouTubeのメタタグについて解説

YouTubeアカウントを開設し、動画の投稿を続けているけどなかなか再生回数が伸びずに悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

YouTube動画への流入を増やすには、メタタグの設定が重要です。自社動画のジャンルをきちんとYouTube側に伝えることでターゲットユーザーに届きやすくなります。

そこで今回は、YouTubeのメタタグに加え、同じくタグ機能であるハッシュタグとの違いや設定する際のポイントについて解説していきます。

 

目次

YouTubeのメタタグとは

YouTubeのハッシュタグとは

YouTubeメタタグの4つの要素

YouTubeでメタタグを設定するメリット

YouTubeでハッシュタグを設定するメリット

YouTubeメタタグの設定方法
YouTubeのタグ選定で使えるキーワードツール

YouTubeでタグを付ける際のポイント

まとめ

  

YouTubeのメタタグとは

YouTubeのメタタグとは、YouTubeに動画の内容を伝えるための情報です。タイトル、説明文、サムネイル、タグの4つの要素で構成されますが、ユーザーには見えないようになっています。

適当に設定している企業も多いですが、メタタグをきちんと設定しているかいないかでYouTube運用の成果が変わってくるため、すべて設定することが重要です。

YouTubeのハッシュタグとは

ハッシュタグは先頭に「#」がついたキーワードのことで、タイトルや説明欄に表示されます。InstagramやXでも活用している人は多いですが、YouTubeにもハッシュタグ機能があります。

ハッシュタグはメタタグとは違ってユーザーにも見えるようになっているため、動画のジャンルをユーザーに一目で伝えることができます。

YouTubeメタタグの4つの要素

YouTubeのメタタグは以下の4つの要素で構成されます。

  • タイトル
  • 説明文
  • サムネイル
  • タグ

タイトル

タイトルは、ユーザーが動画を見るか見ないかを決める大きな要素です。タイトルが魅力的であれば多くのユーザーが興味を持ちクリックしてくれます。

SEOを意識し、検索キーワードを入れて前方に配置する、できるだけ簡潔にして文字が見切れるのを防ぐ、【】を使ってインパクトのある言葉を入れる等を意識しましょう。

YouTubeでは30文字前後までしか表示されず、それ以上になると「…」と省略されてしまうため極力30文字以内に収めましょう。

説明文

説明文は、どんな内容の動画なのかを簡潔に伝えるための項目で、Google検索の検索結果にもタイトルやサムネイルとともに表示されます。

あくまでも自然な文章になるようにキーワードを盛り込むことで関連性が高いと認識され、評価が上がります。

5000文字まで入力できますが、そんなに大量の文字が羅列してあっても読む気が失せて結局伝わらないため、本当に伝えるべきことに絞ってわかりやすく書きましょう。

また、関連性の高いYouTube動画があればタイトルとURLを表示させアピールすることで関連動画への流入増加も期待できます。

サムネイル

サムネイルとは、YouTubeのホーム画面や検索結果画面でタイトルの上に表示される画像のことで、ユーザーを最も惹きつけやすい要素と言えます。みなさんもYouTubeを見るときは、見る見ないに関わらず最初にサムネイルが目に入るのではないでしょうか?

料理のレシピ動画であれば完成したおいしそうなビジュアルを設定したり、ルームツアー動画であれば部屋の中の1番のアピールポイントの場所を設定したりと、アピールしたい商材によって効果的なサムネイルは変わってきます。

ターゲットユーザーの属性にも左右されるため、目的とターゲットを改めて確認し最適化を図りましょう。

タグ

YouTubeにおけるタグは、動画の内容をジャンルやキーワードで表して設定します。タグを設定することで自社チャンネルのジャンルを正しく認識してもらい、SEOに有利な動画となって関連動画に表示される可能性を高めます。

タグは正式に何個までつけられると決まっているわけではないですが、重要度の高いものに厳選し、カンマ(,)で区切って入力しましょう。

YouTubeでメタタグを設定するメリット

YouTubeでメタタグを設定すると、以下のようなメリットがあります。

動画の内容をYouTubeに正しく認識してもらえる

メタタグを設定することで、投稿する動画がどんな内容なのかをYouTubeに正しく認識してもらえます。

メタタグを設定していなければ、意図したものとは異なる内容として認識されることもあります。そうなると、ターゲットユーザーから外れた層に動画が表示されたり、おすすめされてしまうため、YouTube運用における利益向上は見込めなくなってしまいます。

また、同一のタグがついた動画の投稿を続けていくことで、そのジャンルにおける自社アカウントのパワーも強くなっていくため、親和性の高い多くのユーザーに表示されやすくなります。

類似した動画の関連動画として表示されやすい

メタタグを設定することで、類似したタイトルや説明文、サムネイル、タグがついている動画が再生された際に関連動画として表示されやすくなります。

関連動画として表示されればそれだけ興味をもってくれる可能性の高いユーザーとの接点が増えるため、動画の再生数が増え、新規顧客の獲得にもつながります。

メタタグで設定したキーワードで上位に表示されやすくなる

メタタグを設定することで、動画の内容が伝わりやすくなるため、付けたタグと同じキーワードがYouTubeで検索された際に上位表示されやすくなります。

キーワードで検索したユーザーは、上位に表示された順に目を留めていくため、ひとつでも上に表示されれば再生回数の増加が期待できます。新たな流入からチャンネル登録につながり、他の動画を見てもらえる可能性も高まります。

YouTubeでハッシュタグを設定するメリット

YouTubeでハッシュタグを設定する最大のメリットは、ハッシュタグ検索から流入を狙えることです。

動画のタイトルや説明欄に貼られたハッシュタグはリンクされていて、クリックすると他にも同じハッシュタグをつけている動画が一覧となって表示されるため、ユーザーはニーズを解消しやすくなります。

表示される順番は、再生回数やチャンネル登録者数よりも関連性の高さが重視されるため、登録者数が少なくても適切なハッシュタグを設定することで多くの流入が期待できます。

YouTubeメタタグの設定方法

YouTubeのメタタグ設定は以下のような方法で行います。

新しい動画の場合

  1. YouTubeStudioにログインする。
  2. 右上の「作成(カメラマーク)」>「動画をアップロード」をクリックする。
  3. メタタグを設定する動画を選択する。
  4. 動画をアップロードする際に「その他のオプション」をクリックしてメタタグを追加する。

アップロード済みの動画に追加する場合

  1. YouTubeStudioにログインする。
  2. 左側のメニューから「コンテンツ」を選択し、メタタグを設定するコンテンツを選択する。
  3. メタタグを追加・修正する。

参照:YouTube動画にタグを追加する|YouTubeヘルプ

YouTubeのタグ選定で使えるキーワードツール

ここでは、YouTubeのタグ選定で使えるキーワードツールを基本的に無料で利用できるものに絞ってご紹介します。

ラッコキーワード

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ラッコキーワード

Google検索のキーワード調査で利用するイメージが強いラッコキーワードですが、YouTubeのキーワード調査にも利用できます。

キーワードを検索すると、サジェスト(一緒に検索されやすいキーワード)を抽出してくれるため、自社ホームページと関連性が高そうなものをピックアップしていきましょう。

また、キーワードの過去1年間の人気度の動向や競合サイトの獲得キーワードを調べることもできます。

Googleキーワードプランナー

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Googleキーワードプランナー

Google広告の機能のひとつで、高精度のAIがキーワードの検索ボリュームを予測してくれるツールです。Google広告を利用していない場合は大体の数値になりますが、それでも選定の目安にはなるため活用をおすすめします。

複数のキーワードの検索ボリュームを同時に調査でき、ラッコキーワードで取得できた複合キーワードをそのままコピペして検索することが可能なため非常に便利です。

Googleトレンド

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Googleトレンド

YouTube検索においてリアルタイムで集中的に検索されているキーワードや検索数の推移を確認し、毎日のトレンドを把握できます。

2004年から現在までの間で期間を指定できるため、どの時期でも一定の人気を保っているキーワードや、特定の時期になると人気が落ち込むキーワードなどがわかります。季節性の高いキーワードを調査したい場合に便利です。

YouTubeでタグを付ける際のポイント

YouTubeでメタタグとハッシュタグを付ける際は、以下のようなポイントを意識しましょう。

関連性の高いものから順に追加する

YouTubeを巡回するクローラーは、人の目と同様に上から順番にタグを認識し、最初に設定されているタグほど重要性が高いと判断する傾向にあります。

例えば、2LDK平屋のルームツアー動画であれば、「ルームツアー」「平屋」「2LDK」のような順番で設定し、より多くのターゲットと接点を持てるように工夫しましょう。

キーワードの検索ボリュームを意識する

メタタグで使用するキーワードは、検索ボリュームの大きさが偏らないようにしましょう。

検索ボリュームはGoogleキーワードプランナーaramakijake.jpなどのツールで簡単に調べることができます。

検索ボリュームが10,000以上のビッグキーワードはニーズが高く、検索をかけたり興味を示すユーザーの数も多くなります。

一方で、検索ボリュームが1,000に満たないスモールキーワードは、ニーズは減りますが競合が少ないため上位表示を狙いやすく、関心度の高いユーザーにピンポイントで訴求できるメリットがあります。

ビッグキーワードを優先的に最初の方に置くことが推奨されますが、スモールキーワードも適度に設定し、ニーズが明確なユーザーへのアプローチも忘れないようにしましょう。

人気動画のタグの付け方を参考にする

同じ業界であったり、動画の方向性が同じアカウントが投稿している動画の中で再生回数が伸びている動画があれば、適切にタグを設定できている可能性が高いです。

どんなタグをつけているのかをリサーチし、自社に不足しているものがあれば追加しましょう。また、人気動画と同じタグをつけていれば、親和性が高いユーザーがタグを通じて自社動画に流入しやすくなるでしょう。

独自のハッシュタグを設定する

ユーザーの画面にも表示されるハッシュタグには、自社独自のキーワードを設定することも効果的です。

自社アカウントの動画に興味を持ってもらい独自のハッシュタグがクリックされると、表示されるのは自社の動画だけになるため、シリーズ化している動画など過去のものまで見てもらえる可能性が高まるのです。

例えば、弊社がWEBマーケティングについて解説する動画を上げていく場合、「#ジャリアのWEBマーケ」といったハッシュタグを関連する動画に追加しシリーズ化することで、WEBマーケティングに興味のあるユーザーがハッシュタグをクリックし、過去の動画の視聴を誘導することができます。

タグを必要以上につけすぎない

メタタグは正確に何個までつけられると決まっているわけではないですが、つけすぎるとスパムとみなされてSEOに不利になる可能性があります。

自社と関連度の高いキーワードとターゲットのニーズが交わる部分を見極め、多くても10~15個までに収めましょう。

また、メタタグと同様にハッシュタグもつけすぎるとSEOに不利になる可能性があるため、3つ程度が最適とされています。こちらも重要度の高いキーワードを厳選しましょう。

まとめ

今回は、YouTubeのメタタグの概要、ハッシュタグとの違いや設定する際のポイントについて解説しました

YouTube動画は、タイトルやサムネイルだけでなく説明文やタグもしっかりと設定することでYouTubeに正しい情報が伝わり、上位表示や関連動画表示につながっていきます。

ツールの利用や人気動画をリサーチし、ターゲットとの接点を増やすタグを選定しましょう。

YouTubeのメタタグについて解説5

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WRITER / HUM
株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部 WEBライター

株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部は、ジャリア社内のSEO、インバウンドマーケティング、MAなどやクライアントのWEB広告運用、SNS広告運用などやWEB制作を担当するチーム。WEBデザイナー、コーダー、ライターの人員で構成されています。広告のことやマーケティング、ブランディング、クリエイティブの分野で社内を横断して活動しているチームです。