CGパース制作 モデルハウスと相性のいいメタバースなどのオンライン活用事例

3DCGパース制作 メタバースなどオンライン活用の可能性を探る

家を建築する際の完成予想図、造成前の分譲地のイメージやまた開発中の製品をプレスリリースする際の資料に用いるなど、まだ完成していないものをイメージしやすくするために使用されるCGパース。ジャリアではCGパース制作のサービスも提供しています。

住宅広告のCGパース制作 内観パース

建築パース、土木パース、プロダクトパース、インテリアパースなどCGパースにもさまざまな種類がありますが、今回は特に建築パースについての解説と完成イメージとしてだけではない活用方法の解説とジャリアのCGパースサービスをご紹介したいと思います。 

目次

CGパースを活用するメリット

CGによる空間表現の可能性

CGパース制作実例 / 静止画

CGパース制作実例 / 動画

まとめ

CGパースを活用するメリット

建築CGパースが活用される主なシーンとしては、

・建築設計のプレゼンテーション
・建築物の広告物での使用
・依頼主との意見交換時
・建築物の設計意図の説明
・建物のシミュレーション
・建物の完成イメージの確認

などが挙げられます。
今回は、ジャリアの事業内容の広告、宣伝、ブランディングの分野での解説となります。
分譲マンションでは、新しく開発される物件に対してハイクオリティなCGパースを制作、ユーザーへ完成イメージを発表することで、早い段階で資料請求などの問い合わせを募ることができます。

戸建では、完成前のモデルハウスのイメージを公開することができるので予告広告などで来場訴求を早期に行うことができます。また、開発前の分譲地の造成イメージから建設予定の建売住宅のデザインや街並みなど完成後のイメージをユーザーに伝えることもできます。

住宅のCGパース制作 内観パース

CGパースのクオリティも重要なポイントではあります。CADで図面から立ち上げただけの3Dパースでは、住宅の商品としての価値がか伝わらず、ブランド毀損の要因となる場合もあります。リアルな完成予想図を描くことでユーザーにもよりリアルに商品に対する価値を感じてもらうことができます。特に壁や床などのマテリアル質感などを高精細なCGでは再現することも可能、まるで実物を撮影したかのようなクオリティを実現します。

ハイクオリティなCGパースであれば、広告やパンフレットなどのメインビジュアルとしても使用することができます。

CGによる空間表現の可能性

空間のデジタル化と情報拡張

プレゼンや打ち合わせなどイメージを伝える・確認する場面で活用されることや広告物などでユーザーへの訴求で使用されることなどがメインの活躍の場となっているCGパース。

VRでのウォークスルーやルームツアーなど住宅業界でも動画やオンラインなどを活用した、これまでと違う発信の方法を取り入れる企業様が増えてきています。静止画など平面での伝達よりも多い情報量を盛り込むことができ、より商品やブランドの魅力を伝えることができることが利点となっています。

VRの分野では、Matterport(マーターポート)が人気。住宅だけでなく、商業施設やオフィスなどあらゆる空間を3D撮影しデジタル化できます。コーポレートサイト内で住宅のウォークスルーのコンテンツとして活用できるのはもちろん、VRゴーグルを使用することでユーザーに体験を提供することができます。

また、住宅の空間全体を俯瞰で見ることができるドールハウス機能もポイントではないでしょうか。

dollhouse参照元:日経クロストレンド

ルームツアーも現在、住宅の魅力や仕様、また家づくりのアイデアを伝えることができるという点でブランディングの一貫でプロモーションビデオとは別の切り口で活用する企業様が増えてきているのが現状です。

これらは、実物の空間をデジタル化しユーザーに対して情報を拡張し、発信する手法となります。モデルハウスや住宅、建物、施設など実在するものがある場合は有効ではないでしょうか。

CG空間の可能性、メタバースとは?

メタバースとは、仮想世界のことを意味します。最近では、TOPPANさんのTVCMでアバターになった大泉洋さんと成田凌さんが出演しているものが放映されています。メタバースについては、キーワードに触れているだけで「よくわからないもの」という内容のものとなっています。

しかし、コロナ禍の日本人のおうち時間を救ったあのゲームがまさにメタバースです。
それは「あつまれ どうぶつの森」、通称「あつ森」。自分の開拓した島に動物のキャラクターたちを招きながら一緒に暮らすというメタバースです。

一条工務店さんが「ジョーズ・タウン」というWEBで住宅や住まいに関する体験ができるというメタバース空間をオープンさせたことがニュースになりました。ルームツアーの視聴や住宅に関するバーチャル体験などのコンテンツの設置やしっかりアバターも作れる仕様になっており、アバターを操作して街の中を散策できるというシステムになっているようです。

住宅のCGパース制作 ジョーズタウン参照元:PR TIMES

現実世界に居ながら、仮想空間でアバターを介して行動ができるデジタル空間がメタバースとなります。注目される新しい世代の概念WEB3。分散化・ブロックチェーン・トークンベース経済などの要素が絡まると未来ではさらなる可能性が広がっていくと思われます。

CGパース制作実例 / 静止画

外観パース制作

戸建住宅の外観パース制作例になります。メインとなる住宅はもちろん、周辺の住宅や建物も外構を制作しました。道路のアスファルトの質感、外構や庭も作り込んでいます。

住宅のCGパース制作 外観パース住宅のCGパース制作 外観パースの外構

昼夜の切り替えもCGパースなら設定を変えるだけで制作可能です。

住宅のCGパース制作 昼の外観パース

住宅のCGパース制作 夜の外観パース

内観パース制作

住宅の内観は壁や床の質感の表現も重要ですが、光の演出も重要なポイントとなります。また家具や小物などの設置も可能で、より生活の空間に近いものを再現することができます。

住宅のCGパース制作 内観パース

住宅のCGパース制作 内観パース

また吹き抜けを見上げたアングルは写真などで見ることができますし、パースでも再現は可能ですが、吹き抜けの空間から見下ろすアングルは小型ドローンでの撮影や二階部分にフリースペースがある場合は撮影が可能ですが、CGパースならではかもしれません。

住宅のCGパース制作 内観パース

 

街並み&環境制作

住宅地周辺の公園や森、神社の鳥居など現地をそのままデジタル化した制作例もあります。鳥居に絡まる蔦まで再現しました。

住宅のCGパース制作 周辺環境

住宅のCGパース制作 周辺環境

また分譲地内で建物の計画が未定の敷地がある場合は造成のみ完了している状態での制作も可能です。モデルハウスなど建築前の状況でもCGパースで環境を作り込み、分譲地のイメージをユーザーに掴んでもらうことで早期の問い合わせを獲得することもできます。

住宅のCGパース制作 造成済み分譲地

 

CGパース制作実例 / 動画

CGパースPV展開 / 戸建住宅

VRではテキストでの説明も交えながら、コンテンツで住宅の空間の体験をしてもらいながら、細かな仕様などを知っていただくツールになります。 CGパースからそのままウォークスルーのアニメーションにすることで、プロモーションビデオやルームツアーとしても活用できる素材を制作することも可能です。

 

完成前のモデルハウスはもちろんですが、設計士が考えたモデルハウスをオンライン上に設置することも可能です。複数設置すればオンライン上に自社のデジタル常設住宅展示場も設置可能となります。仮想のモデルハウスを実際に建設することなく、ユーザーに視聴体験していただけるコンテンツが出来上がります。

CGパースPV展開 / 街並み&戸建外観切り替え&天候調整

動画のようなに街並み、路面のカフェスペース、歩道を通行する人々や車を素材を複合的に組み合わせることでよりリアルな空間を作ることも可能です。天候を調整し、雨を降らせることで夜の水溜りの映り込みを再現することもできます。

また動画後半部分は土地の造成から基礎、構造体から住宅が建ち上がっていく流れ、天候と季節の移り変わりまた外観の色の切り替えを行ったサンプルとなっています。

 

まとめ

分譲マンション業界では馴染みのあるCGパース、戸建業界では完成予想図としてCADデータから簡易的に立ち上げることの方が多く広告やプロモーション、ブランディングなどのシーンでの活用も限定的なイメージが強いと思われます。モデルハウスも完成後は写真を活用した方がいいと思います。

建売住宅では、家具なしでの写真撮影を行うことも多く、ホームステージングなど家具付き販売またはレンタル家具を使用することで実際の暮らしのイメージを掴んでいただくこともあると思います。実際、ホームステージングを行なうことで成約率がアップしたというデータもあります。

住宅購入者にとって実際の生活のイメージができるかどうかは購入検討のファネルにおいても重要なポイントと言えます。そのようなシーンでもCGパースは活用することができ、情報拡張という点では有効かと思われます。動画にすることでさらにその力を発揮します。

住宅のCGパース制作 街並み

また、開発段階の大型分譲地をオンライン上に設置し、仮想空間で各区画の位置などを確認できるようにしたり、建設予定の建売住宅をオンライン上で先行でCGパースで公開、PVやルームツアーを行うことでオンラインで予約を獲得することもできると思われます。

また実際にオンラインで開発されていく様子をサイトで閲覧できるようにすることで、コーポレートサイトへのリピートを促したり、仮想モデルハウスはもちろん、実際の分譲物件にも活用できる可能性があると思われます。

すでにオンライン展示場やオンライン分譲地などに力を入れ始めている企業様も徐々に増えてきています。

ジャリアではCGパース制作についてご相談をお受けするだけではなく、活用方法のご相談も含め受け付けています。大型分譲地のバーチャル化など気になる場合はお話だけでも、またお見積も無料で受け付けておりますので、下記よりお気軽にお問い合わせください。