インスタグラム広告にかかる費用と費用対効果を上げるポイントについて解説

インスタグラム広告の費用対効果のイメージ

インスタグラム広告は少額から出稿でき、運用を始めやすいSNS広告ですが、実際にどのくらいの費用が必要になるのかがわからず、踏みとどまっている方も多いのではないでしょうか?

最初はどのくらいの費用を確保して始めればいいのか、少額でも成果は出せるのか、少ない費用で効果を出すにはどんなポイントを意識すればいいのか、インスタグラム出稿にあたって費用に対する疑問は多いかと思います。

そこで今回は、インスタグラム広告にかかる費用の相場や、費用対効果を高めるために意識するべきポイントについて詳しく解説していきます。

目次

インスタグラム広告の費用相場

インスタグラム広告の課金形式別費用相場

インスタグラム広告の費用対効果を上げるポイント

まとめ

インスタグラム広告の費用相場

初めての運用の場合は3~10万円が目安

業界や企業規模によって異なりますが、これからインスタグラム運用を始める場合は1ヶ月3~10万円程度の予算を確保することをおすすめします。

予算は自由に設定でき、1日100円から広告配信を行うことが可能ですが、100円では効果を出すのは難しいため、最低でも1日1000円以上の予算を確保しましょう。

しっかりと効果を出したい場合や大規模なプロモーションの場合は、数十万~数百万円の予算をかけるケースが多いです。

しかし、インスタグラムではどんな投稿がユーザーからの反応がいいのか、悪いのかを見極めるためにも、最初は複数の広告を少額から配信していき、最適な手法を見つけていきましょう。

 

広告代理店に依頼する場合は?

広告代理店に依頼する場合は、手数料が20%ほど上乗せされるケースが多いです。例えば、10万円分の広告出稿をする際には、総額12万円の費用が必要になります。

自社のみで行うよりも費用はかかりますが、初めてインスタグラム広告を運用する場合、ノウハウがない状態で行うよりは、会社の負担を減らしながら高クオリティでよりスピーディーな成果を出せる可能性が高い広告代理店の利用も検討することをおすすめします。

 

予算は目的に応じて設定する

インスタグラム広告は、少額から出稿可能である点はメリットと言えますが、極端に予算を削ってしまうと広告の表示回数が減ってしまい、ユーザーに見てもらえないまま予算を消化することとなってしまいます。

すでにコンタクトをとっているターゲットに対しての販促が目的の場合は予算を少なめに設定する、新規顧客に対して認知拡大が目的の場合は予算を多めに設定するなど、目的に応じて適切な予算を設定する必要があります。

従って、インスタグラム広告では配信を行う前に課金方式や相場について理解しておくことが重要です。また、運用するためのあらゆる知識も必要となってきます。どんな広告内容、フォーマットが効果が高いのかPDCAを回しながら成功パターンを見つけていきましょう。

インスタグラム広告の費用相場イメージ

インスタグラム広告の課金形式別費用相場

インスタグラム広告には4つの課金形式がありますが、それぞれの形式で実際にかかる費用と成果はどれくらいなのか見てみましょう。

1日3000円で広告配信をする場合

1日3000円でインスタグラム広告を配信する場合、1ヶ月で約10万円の予算になります。10万円の予算があれば、配信結果の検証・改善をしながら効果を高めていくことが十分に可能です。

 

CPM(Cost Per Mille)

インスタグラム広告が1000回表示されるごとに費用が発生する課金方式です。認知拡大や新商品の宣伝、ブランディングの向上が目的の場合に適しています。

費用相場 は1表示あたり0.5~1円で、1日あたり3000~6000リーチが期待できます。

 

CPC(Cost Per Click)

インスタグラム広告がクリックされるごとに費用が発生する課金方式です。インスタグラムからWebサイトへの誘導や商品購入などコンバージョンにつなげたい場合に適しています。

費用相場 は1クリックあたり40~100円 で、1日あたり30~75回のクリックが期待できます。

 

CPICost Per Install

インスタグラム広告を通じて自社アプリがインストールされるごとに費用が発生する課金方式です。自社アプリのインストールを促したい場合に適しています。

費用相場 は1インストールあたり100~150で、1日あたり20~30インストールが期待できます。

 

CPV(Cost Per View)

インスタグラム動画広告が再生されるごとに費用が発生する課金方式です。商品への理解・ブランディングを促進したい場合に適しています。

費用相場 は1再生あたり4~7円で、1日あたり420~750再生が期待できます。

 

上記は1日3000円の予算をかけた場合ですが、もちろん最初はそれ以下の金額から始めて徐々に適切な予算を設定することも可能です。しかし、1日だけで最善の方法や結果が見えるわけではないため、継続して分析していくことが重要です。

 

インスタグラム広告の費用対効果を上げるポイント

ここでは、インスタグラム広告の費用対効果を上げるポイントを4つに絞ってご紹介します。

質の高いクリエイティブを用意する

インスタグラム広告の費用対効果を上げるには、やはりクリエイティブの質が大きく関わってきます。いくら予算をかけても、質の低いクリエイティブを出稿し続けていてはいつまでも成果を出せません。

クリエイティブ性の高い写真や動画が数多くアップされているインスタグラムにふさわしくないデザイン性が低いものや広告っぽさを全面に出しているものはユーザーの心に響かず、不快感を与えてしまうこともあるでしょう。

ユーザーがインスタグラムを閲覧し、高速でスクロールしている1秒にも満たない一瞬で目を引き、続きを見たいと思わせるような動画や、詳細を知りたくなるような画像を作成する必要があります。

インスタグラムのトレンドを意識しつつも、自社の商品を最も魅力的に見せること、特徴が瞬時に伝わるようにすることを意識して作成すれば、ユーザーからのスルーを減らすことが可能です。

 

適切にターゲットを絞る

 インスタグラム広告は、詳細なターゲティングが可能であることが特徴のひとつとして挙げられます。

すでに興味を持ってくれている人に絞る場合でも、多くの人に認知してもらいたい場合でも、どんな目的で広告を配信し、どんな人に広告を届けたいのか詳細に設定することで、クリエイティブ作成の方向性が固まり、クオリティが上がります。クオリティが上がれば、広告に興味を持つユーザーが増え、より大きな成果につながります。

また、すでに自社の商品に興味がありそうなユーザーであれば、クリック数も増え、動画の視聴時間も伸びるでしょう。すでにコンバージョンしたユーザーを除外して配信すれば、費用が無駄にかかることも少なくなります。

インスタグラム広告では質の高いクリエイティブの作成はもちろん重要ですが、その前に目的とペルソナをしっかりと設定することで費用対効果の高いインスタグラム広告運用ができます。

インスタグラム広告は10~20万円の予算をかけることができれば一定の効果が期待できるはずですが、それでも効果が実感できない場合はターゲティングやペルソナの設定が適切ではない場合が多いため、いま一度見直してみる必要があります。

インスタグラム広告のターゲットイメージ

 

 

事前に費用対効果を確認する

効率的なインスタグラム広告には、費用対効果を事前に試算しておくことも重要です。シミュレーションを行わなければ、無駄に費用をかけてしまったり、反対に期待する効果に対して費用が少なすぎたりする可能性が高まります。

試算では一般的に、1ユーザーを獲得するのにかかる費用から実際の予算ではどれくらいの売り上げになるのかを計算しておきます。

インスタグラム広告運用は、事前試算もせずにこれぐらいの予算でやってみようと始めても、これまでの広告配信と比べた成果の原因がわからず、次の運用にも活用できません。

ターゲティング、クリエイティブデザイン、かける費用の何を変更し、どれほどの効果が出るのかを事前にシミュレーションしておくことでより早い段階から成功パターンが見えてくるでしょう。

 

CTAボタンを設置する

CTA(コール・トゥ・アクション)とは、ユーザーに具体的なアクションを起こさせる行動喚起のことを指します。インスタグラム広告では、目的に沿ったコンバージョンにつなげ、費用対効果を高めるためにはCTAボタンの設置が非常に重要です。

CTAが設置されていなければせっかく目を留めてもらっても次にすべきアクションがわかりにくく、結局流し見されてしまいます。

インスタグラムで利用できるCTAボタンには様々な種類がありますが、代表的なものだと以下のような文言があります。いずれも汎用性が高く、幅広い業界で利用できます。

  • 詳しくはこちら
  • お問い合わせ
  • ダウンロードする
  • 購入する
  • 予約する
  • リンクを開く
  • 申し込む

どんな文言にすればコンバージョンにつながるのかを考えて最適なCTAボタンを設置しましょう。

インスタグラム広告のCTAボタンイメージ

 

まとめ

今回は、インスタグラム広告にかかる費用について解説しました。

インスタグラム広告で費用対効果を高めるには、ペルソナ設定やクリエイティブの強化はもちろん、かけられる予算と見合った効果を出せるのか、事前にシミュレーションしておくことが非常に重要です。

最初はまとまった費用が確保できなくても、少額からいろんな手法を試して成功パターンを見つけ、最小限の費用で最大限の効果を発揮できるようなインスタグラム広告運用を行いましょう。

弊社では、インスタグラム広告を配信するにあたって、配信プランの設計・クリエイティブ作成・広告設定・広告配信・WEBレポートまで、ワンストップで承ります。

インスタグラム広告に興味がある方や、配信効果を改善したい方は、お気軽に弊社までお問合せ下さい。

WRITER / JUNE
株式会社ジャリア福岡本社 第2営業部 企画営業 アカウントプランナーグループ

株式会社ジャリア福岡本社 第2営業部は、ハウスメーカーや工務店、マンション会社など不動産関連の広告専門チームとショッピングモールなど商業施設関連を専門にしたチームをメインにエンターテイメント関連など多岐にわたるクライアント様の事業をサポートしている部門です。現在は、SNS・Webマーケティングを中心に、動画マーケティングも得意としています。企画営業とクリエイティブの連携、チームワークを強みにクライアント様の課題解決に日々奮闘しています。

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