DM制作｜ありきたりじゃ伝わらない 開きたくなるハウスメーカー DMづくり

今回は、ハウスメーカー様より依頼を受け、接点のある顧客に送付する紹介キャンペーンDMを作成しました。

一般的なDMといえば長方形のものが多いですが、今回は五角形の家の形で制作し、一味違ったDMづくりを心がけました。

オリジナルDMの魅力

オリジナルDMは、他にもたくさん届くDM類との差別化ができ、受け取る人にインパクトを与えることができます。インパクトが強いと真っ先に手に取ってもらえ、開封してもらえる確率が上がります。

最近はWEBでの広告出稿も多いですが、デジタルにはない、モノとして残る「体験型」のツールとして、紙媒体のDMは十分に効果的です。また、情報を伝えるだけではなく、五感にも訴えることでユーザーの印象にも残りやすいというメリットがあります。

今回のDMでは、企画からデザインまで一括で対応しましたが、企業ごとに最適なマーケティングは異なるため、より企業の魅力が伝わるような形、レイアウト、デザイン、コピーを企画し、その企業らしさを表現しています。

個性的でありながらほしい情報が厳選されたDMは自然と保管率が高まり、長期にわたって集客効果が期待できます。

制作ポイント

形状

まず、最大のこだわりポイントとして、ひと目で住宅のDMだと認識してもらえるようにDMの形状を家の形にしました。

長方形のDMが多い中で、ひとつだけ形が違うDMがあればそれだけで「なんだろう？」と興味をひくことができます。さらに、家の形にすることで家づくりに関心があるターゲットユーザーの視覚に強く訴求することができるため、開封率アップが期待できます。

また、堅いイメージのあるハウスメーカーのイメージを和らげるために、DMの角を丸くカットし、柔らかさや親しみやすさを表現しました。パートナーや家族みんなでシェアできるよう、大きさも小さめに設計して手に取りやすくしています。

表紙

表紙は、実際の壁のテクスチャーを再現し、よりリアルな家に見えるような仕掛けを施しています。

また、四つ窓を切り抜き、リビングの様子が見えるようにデザインしました。

ユーザーが最初に目にする表紙を工夫し、楽しくなるような独自性のあるデザインにすることで他社との差別化を図り、思わず開きたくなるように誘導することができます。

内容

情報には優先順位をつける

今回のDMは冊子ではなく三つ折りで制作したため、掲載する情報を優先順位の高いものに絞り、簡潔な導線設計を意識しました。

情報が充実していることは大事ですが、盛り込みすぎるとユーザーの読むモチベーションを削いでしまい、読まれずに終わってしまったり、本当に伝えたいメッセージが伝わらず、焦点がぼやけた内容になってしまいます。

自社が伝えたい情報だけでなく、ユーザーが求めている情報を優先的にレイアウトすることで開くときのワクワク感を演出し、読み進めてもらえます。

最後まで楽しく読める工夫

まずは、接点のあるユーザーに再度ハウスメーカーの魅力を伝えるために、自社の家づくりを表す自己紹介のようなリビングの写真を目立つように配置し、アンケートの統計結果なども掲載して説得力を持たせました。

次に、開催している紹介キャンペーン情報が目に入るようにレイアウトし、アクションを促しています。安心感や信頼感を与えたうえで目的のキャンペーン情報を載せ、どんなメリットがあるのかをわかりやすく伝えることでより多くのコンバージョンにつながります。

最後まで飽きることなく読んでもらえるように、裏面にはコラムページを展開しています。その企業が大事にしている、こだわっている部分をピックアップしてコラムとして載せることで理解を深め、DMを読む前よりも企業に対する興味を増幅させることができます。

また、DM自体に申し込みハガキをレイアウトすることで、紹介しようとしているユーザーの意欲を高めたまますぐに行動に移してもらえます。ユーザーの手間をできるだけ省き、すべてがこのDMひとつで完結するような設計もコンバージョン獲得には効果的です。

まとめ

今回のプロジェクトでは、キャンペーン情報をしっかりと伝えつつ、クライアント様の家づくりへのこだわりや高い信頼性が伝わるDMづくりを心がけました。変形DMは自社のマーケティングに最適なものを選びやすいところも大きなメリットです。

通常のDMよりもコストがかかるため、レギュラーでの活用は難しいかと思いますが、大きいイベントや周年等、DM効果をより促進させたいときに活用してみてはいかがでしょうか。

※DMの実際の仕掛けにつきましては下記フォームよりお問い合わせください。