パンフレット制作｜分譲宅地の情報を集約！建売パンフレット

今回は、分譲宅地の販売を行っているハウスメーカー様よりパンフレットのご依頼をいただきました。

間取りや設備を自分で決めることはできませんが、住まいのプロの目線で暮らしやすさを追求した分譲住宅の魅力を伝えられるように設計しました。

制作ポイント

表紙

落ち着いた雰囲気や温かみを感じられるように表紙のデザインは柔らかい色でまとめました。

「分譲宅地情報誌」というこのパンフレットの趣旨を分かりやすく掲載し、写真をドアの形で切り抜くことで、家族が家の中で過ごす日常の一コマを演出しています。実際の家の中の様子を写真で見せることで、どんな雰囲気の家が載っている情報誌なのかを最初に掴んでもらう目的もあります。

また、ユーザーが「自分たちが住んだら...」という想像がしやすくなり「具体的にどんな物件があるんだろう」「詳しく知りたい」と興味をひいてページをめくってもらえるような工夫を施しました。

目次

表紙を開いてすぐのページには広域MAPを載せています。通常はただページの誘導をする目次が掲載されていることが多いですが、MAPを載せることでパンフレットに掲載されている各物件の位置情報を一目で把握できるうえ、駅までの距離感が掴めるようになります。

また、エリアごとにどんな物件が掲載されているのか、枠で囲んで写真を載せ、ページ番号も記載することで目次の役割も果たしています。これにより、ユーザーが興味のあるエリアの物件に目星をつけ、そのページにすぐに遷移できるようになっています。こちらのMAPはハウスメーカー様の各支店のA2看板としても展開し、利用していただいています。

右側には独自で行っている工法やシステムを紹介し、強みを知ってもらえるようにしました。あくまで建売のパンフレットなので、主張が強くならないように掲載スペースは抑えながらも、目に留まるように深みのある色で締めました。

さらに、イラストを使い分かりやすく簡潔にまとめ、視覚から感覚的に理解してもらえるように意識しました。

内容

メインとなる分譲宅地の紹介ページは価格帯に合わせてワンランク上の洗練されたイメージになるようにくすみ感のあるシックな色を展開しています。シンプルで落ち着いたイメージになる色使いを意識しました。

建売ということで多くのユーザーが立地を重視する傾向にあるため、左上のタイトルとなる部分には駅や小学校、スーパーまでの立地の良さをアピールするコピーを入れています。

タイトルはページをめくってすぐ目に付く部分であり、最初に好条件を提示することで良い印象を持ってもらえ、購買意欲が上がった状態でページ全体を見てもらうことができます。

同じく左上の目立つ部分には内観写真を大きく掲載し、ユーザーに実際の住宅の雰囲気を掴んでもらえるようにしています。間取りは外構まで入れることでお庭の広さや車を駐車するときのイメージが伝わりやすいようにしました。

また、エリアの中でもより詳細な位置情報がわかるように右下にMAPを載せ、駅やコンビニ、病院など重要な場所との距離が把握できるようになっています。実際にこの物件に興味を持ったユーザーがGoogle MAPに遷移して確認できるようにQRコードも掲載し、誘導できるようにしました。

コラム

今回ご依頼いただいたハウスメーカー様では、宿泊体験ができる展示場をご用意しているということで、最後のページで紹介させていただきました。

見学するだけではわからない使い勝手や性能を実際に泊まって体感していただけるという貴重な企画を実施しているため、アピールすることで他社との差別化を図れます。

どんな人におすすめなのかを記載することで泊まってみたいという気持ちをかき立て、どんなことを確認すれば良いのかというポイントをリスト形式で記載することで宿泊ガイドのような役割を果たし、初めて利用しようというユーザーにも安心感を与えます。

右側には2種類の宿泊展示場の写真、MAP、間取り、アピールポイントを掲載し、ユーザーが知りたい情報をできるだけ多く伝えつつ、すっきりと見やすいようにレイアウトを工夫しました。

宿泊体験は他社と迷っているユーザーにとって決め手になることも多いかと思うので、このページを見てアクションを起こすきっかけになれば幸いです。

まとめ

分譲宅地のパンフレットは、物件ごとで区画数が異なり掲載する情報量も多いのでうまくまとめることを意識して制作しました。

こだわりの間取りや設備、落ち着きのある上質な空間であることがユーザーに伝わり、知りたい情報に手が届くパンフレットになったのではないかと思います。サポートさせていただきありがとうございました。