消費予報から見る、今年の繁忙期!

今年の繁忙期はいつ?消費天気を予想しよう

会社を運営していると繁忙期と閑散期が存在します。企業によってはいつも一定して忙しいなんて企業様もありますが、アパレル業や食品関係を扱う会社様などは季節柄などもあって消費が波のように上下することもあるようです。

今から起業しようと思ったり、畑の違う新商品を開発する場合にはこういった季節柄を考えたプロモーションが必要になります。ちなみに博報堂等が出している月ごとの消費予報を見ると、消費したい気持ちを100とした場合のアンケートを取った所、4月の消費意欲指数は48点。

低いようにも見えますが過去5年の同月最高値となるようです。さて5月に入った動向ですが博報堂の研究所は下記のように試算しています。

 

 

 

今年の消費波

今年ですが1月が51.4点、2月が42.9点、3月47.1点、4月48点となっています。例年通りであれば5月でやや下がって6月、7月で持ち直すような波になります。4月の動向としては消費アンケートで女性のポジティブ解答が前年より増えた事から女性の消費に関するものは去年より売れ行きが期待できるかもしれません!

また、期待される市場としては旅行業界、車やバイクなどの消費に積極傾向、外食とスマートフォンには消極傾向があるようです。

コロナ禍でなかなか消費する機会が減ってきては居ますが、もし新たな企業戦略を打ち出すのであればこうした分析情報が案外鍵になるのではないでしょうか。

出典:博報堂様

「来月、特に買いたいモノ・利用したいサービスがありますか?」という問いに「ある」と回答した人を対象に、具体的に「特に買いたいモノ・利用しいサービスは何ですか?」と質問した結果を前月と比較して作成。

 
  • 5月のGWで、4月から消費意欲指数が上昇することが多いのですが、博報堂様の調査では今年は前月比-1.2ptの低下、前年と比べても-0.8ptの微減で、5月としては過去5年間で2番目に低い水準となったようです。
  • 消費意欲指数の理由としての大きな変化は無く、(ポジティブ:4月396件→5月389件、ネガティブ:4月842件→5月857件)。大型連休に旅行に行きたいなどの意見が出ていますが、コロナでの自粛や物価の上昇が懸念事項として上がってきています。
    身近な状況としてはスーパーなどに売られている食料品などに影響がじわじわと広がっており物の値段の上がり方が大きいところでは2倍の値段になっていたりもするようです。
    コロナ禍の直接的な影響は落ち着いてきたようですが、新たに物価高への懸念が消費意欲にマイナスの影響を与えはじめていることがうかがえます。
  • 消費意向は「旅行」が前年比増も、様々なカテゴリーで前月比減
    • 「特に買いたいモノ・利用したいカテゴリーがある」人は27.5%で、前月比±0.0pt、前年比+0.4ptと、いずれも横ばいとなっています。カテゴリー別の消費意向をみると、前月比では16カテゴリー中「ファッション」「インテリア用品」「化粧品」「理美容」「家電・AV」の5カテゴリーで20件以上減少しています。一方、前年比では「旅行」が20件以上増え、「パソコン・タブレット・周辺機器」が20件以上減少しています。
    • コロナ禍の影響の和らぎと大型連休により「旅行」は伸びていますが、それ以外のカテゴリーの消費意欲は伸び悩みそうです。