インハウスSEOとは?自社で取り組むメリットとデメリット、施策の内容を解説

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SEOはマーケティングにおいて非常に重要な施策です。SEOで検索エンジンの上位に表示できればより多くのユーザーとの接点が生まれ、集客・コンバージョンにつながります。

そこで本格的にSEOに取り組もう!と決まった際に悩むのが、インハウスの形をとるのか、アウトソーシングするのか、どちらがより良い方法なのか?という点ですよね。

今回は、インハウスSEOを実施しようとしている方に向けて、インハウスSEOの施策内容やメリット・デメリットなどを解説していきます。

 

目次

インハウスSEOとは

インハウスSEOに必要な業務

  1. 内部対策
  2. 外部対策
  3. コンテンツSEO
  4. 効果測定

インハウスSEOのメリット

インハウスSEOのデメリット

インハウスSEOとアウトソースSEO

まとめ

 

インハウスSEOとは

インハウスSEOは、企業が自社サイトのすべてのSEO対策を行うことを意味します。

SEO対策とは、自社サイトの検索順位を上げて集客を狙うためにサイト内のコンテンツを改善したり、外部サイトからの被リンクを獲得することでユーザーや検索エンジンからの評価を高めることを指します。

一般的に、企業がSEOに取り組む際は外部委託することが多いですが、インハウスSEOでは企業自身がSEOの戦略や実装を行い、自社サイトの検索順位向上を目指します。

また、SEO施策の一部だけを外注してそれ以外の施策を自社で行うセミインハウスSEOの形をとる企業もあります。

インハウスSEOの担当者は、サイト内のコンテンツ、リンク、テクニカルSEO、競合などを分析し、適切なSEO戦略を立てる必要があります。その後、戦略の実装と効果測定を行い、改善を繰り返しながら成果を上げていきます。

  

インハウスSEOに必要な業務

ここでは、インハウスSEOを行うとすると実際にどのような業務の遂行が必要になるのか紹介していきます。

 1. 内部対策

インハウスSEOの業務1つ目は内部対策です。内部対策は、内部要素の整理を行うことでクローラビリティとユーザービリティを向上させ、検索エンジンに正当に評価してもらう目的があります。

以下のような施策をインハウスで行います。

  • タグやメタディスクリプションの最適化
    ページのタイトルタグや見出し、メタディスクリプションを最適化し、キーワードを適切に配置することでユーザーや検索エンジンにとって読みやすいサイトになります。

  • 内部リンクの最適化
    自社サイト内でページ同士をリンクさせることによってページの関連性が明確になり、クローラーが巡回しやすくなります。また、ユーザーがページをスムーズに移動することができ、ユーザビリティが向上します。

  • コンテンツの最適化
    コンテンツにキーワードを適切に配置したり、情報の網羅性を高めることでユーザーに有益な情報を提供することができます。

  • ページスピードの最適化
    ページの読み込み速度を改善することで、ユーザーが快適にページを閲覧できるだけでなく、検索エンジンからの評価も高くなります。

上記でご紹介した施策は内部対策のほんの一部です。他にもやるべき業務はかなり多いですが、ひとつひとう遂行していくことで上位表示に近づいていきます。

2. 外部対策

 インハウスSEOの業務2つ目は外部対策です。外部対策は、良質なコンテンツを発信することで外部サイトに自社サイトのリンクを貼ってもらい(被リンクの獲得)、検索エンジンに評価してもらう目的があります。

以下のような施策をインハウスで行います。

  • 被リンクの獲得
    被リンクは検索エンジンがサイトを評価する際の重要な指標となります。質の高い有益なコンテンツの作成が質の高い被リンク獲得に繋がります。
  • SNSの活用
    SNSを活用し、自社サイトの情報を共有することで被リンクを獲得することができます。
  • 被リンクの質をチェック
    外部サイトから自発的に貼られた被リンクは高評価を得られますが、不正なリンクは評価を下げてしまいます。自社サイトと関連性が高く、良質なサイトからのリンクであることを確認する必要があります。

多くのサイトから被リンクを獲得すれば、それだけユーザーにとって有益なコンテンツであると認識されますが、質の低いサイトからの被リンクはSEOにつながりにくいため注意が必要です。

3. コンテンツSEO

インハウスSEOの業務3つ目はコンテンツSEOです。コンテンツSEOはユーザーの検索意図に沿った有益なコンテンツを継続して発信することで上位表示を目指し、長期にわたって集客効果を維持するための施策です。

以下のような業務をインハウスで進めます。

  1. 自社の商品やサービスの分析

    自社の商材をユーザーに説明するには、まず自分自身が深く理解していないといけないため、ユーザーが自社のどんな点に興味・関心を持っているのか、どんな強みがあるのかを分析します。

  2. ペルソナ設定

    詳細なターゲット像を設定し、ユーザーがどんな情報を求めているのかが見え、より良質なコンテンツを制作できます。

  3. キーワード選定

    サジェストや検索ボリュームを意識しながらユーザーの検索意図に沿うキーワードを絞り込み、集客につながるキーワードを選定します。

  4. 記事執筆

    記事の構成を設計し、ユーザーの悩みや疑問が解消されるように、キーワードやオリジナリティを意識しながら、各見出しに沿った文章を書いていきます。

  5. リライト
    最初は上位に表示されても何も手を加えなければ時間が経つにつれ順位はどんどん下がってしまいます。そのため、定期的に順位をチェックしリライトを行います。

良質なコンテンツを継続して発信し蓄積していくことでSEO効果が高いサイトとなっていくため、コンテンツ作りも手が抜けない非常に重要な業務です。

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4. 効果測定

インハウスSEOの業務4つ目は効果測定です。SEO対策を行った後は、成果が出ているのかを確かめるために効果測定を行います。

下記のようなデータの分析・解析をインハウスで行います。

  • アクセス
    Google Analyticsを利用することで、WEBサイトのアクセス解析やデータの変化を把握することができます。
  • キーワード
    Google Search Consoleを利用することで、自社サイトの検索順位やどのようなキーワードで検索されているかを確認することができます。
  • リンク
    リンク解析ツールを利用することで、サイトに自社サイトのリンクを貼ってくれた外部サイトの数や質の高さ、リンクのクリック率をチェックすることができます。
  • コンバージョン率
    Google Analyticsを利用することでコンバージョン率もわかります。実施したSEO対策によってアクションを起こしたユーザーが増えているかを確認します。

SEO対策は、検索順位を上げて集客を増やすだけでなく、コンバージョン率を高める目的もあります。インハウスSEOで成果を出すためには、施策実施前後の変化やユーザーの行動を分析して、自社サイトの改善を継続して行っていく必要があります。

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インハウスSEOのメリット

ここからは、インハウスSEOに取り組むメリットをご紹介します。
 

外注費用を削減できる

社内にSEOに関する知見があり、内部・外部の対策に対応できる人材や良質なコンテンツを継続して発信できる人材がいる場合はSEO対策をインハウス化できるため、外注費用を削減することができます。

SEOを外注する場合、会社によって数十万円~100万円以上かかることもありますが、インハウスSEOでかかる費用は担当者の人件費と各対策に利用するツール費用のみです。

すでにSEO対策を担当できる人材がいてインハウス化の体制が整っている場合は大幅にコスト削減できますが、一方でこれから育成していくとなると教育のための費用がかかります。

そのため、外注する場合とインハウス化する場合の費用を比べて、どちらのやり方がベストなのかを検討する必要があります。

 

社内にSEOのノウハウが蓄積される

インハウスSEOでは、企業内部でSEOに関するノウハウを蓄積することができます。SEOを外注する場合は、外注先が蓄積しているノウハウに依存する必要がありますが、インハウスSEOでは、自分たちの経験や知識を元に立てた最適なSEO戦略に沿って運用することができます。

また、自社の業界について深い知見を持っているため、企業内部でSEOを運用することにより運用方法や勝ちパターン、業界トレンドなどについて常に最新の情報を把握することができます。

従って、インハウスSEOを成功させることで、マーケティング全体における業務にも応用できる知識やスキルを習得することができます。

さらに、インハウスSEOにより蓄積したノウハウは企業の財産となります。将来的に新しいメンバーが担当する場合でも、ノウハウを活用してSEOに精通した人材を育成していけるでしょう。

 

スピーディーに施策を打てる

インハウスSEOでは社内ですべてが完結するため、任意のタイミングで施策を打つことができます。

外注するとコミュニケーションをとる際にラグが発生したり、施策の内容を変更したいと思っても対応に時間がかかってしまう可能性があります。

しかし、インハウスSEOであれば、自社の判断で「今だ!」と思ったタイミングで施策や修正、改善を行うことができます。また、PDCAを迅速に回せるため競合に遅れをとることなく集客率アップを狙えます。

 

インハウスSEOのデメリット

インハウスSEOにはメリットもあればデメリットもあります。下記の3点を考慮した上でインハウスSEOに取り組むべきか検討しましょう。

社内にSEOの知見を持つ人材が必要

 インハウスSEOでは、当然ながらSEOに関する深い知識や経験を持つ人材が必要です。SEOに関する専門知識がなければ、上位表示されるための効果的な戦略を立てることはできません。

社内にSEOに精通する人材がいない状況でインハウスSEOを行うとなれば、経験豊富な人材を新たに採用するか、担当者を決めて育成していかなければならず、多大なコストがかかります。

すぐに優秀な人材が見つかれば問題ないですが、なかなか見つからずいつまでもインハウスSEOに取り掛かることができないケースも少なくありません。

SEO人材を育成しようとしても、教えられる人がいなければ知識を得るのは容易ではなく、担当者が退職してしまうリスクがある点もインハウスSEOのデメリットと言えます。

競合がひしめき合う中で最善策を見出し実行していくためにはSEOスキルの高い人材が必要不可欠であるため、人材確保が難しい場合はまずは外部に委託し、ノウハウを吸収しながら徐々にインハウス化していくことをおすすめします。

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常に最新の情報を追う必要がある

インハウスSEOでは、常に最新の情報を追い、把握しておく必要があります。

Googleのアルゴリズムはアップデートを繰り返し、日々進化しています。そのため、昨日まで適用されていたアルゴリズムが今日からは適用せず、大幅に検索順位が下がってしまうということもあり得ます。

外注した場合、情報感度が高いSEOのプロから最新の情報を提供してもらえますが、インハウスSEOでは担当者が常に最新の情報にアクセスし、それに基づいて戦略を変更する必要があります。

インハウスで競合に差をつけられないためには業界の最新動向を把握し、差別化できる戦略を立てなければなりません。SEOについて勉強しながら変わり続ける情報をキャッチしていく姿勢が重要です。

 

社員の負担が大きくなる

社内のリソースに余裕がなかったり、SEOの体制構築ができていない状況でインハウスSEOを実施する場合は、SEO専任ではなく他の業務を行う社員にSEO業務を兼任してもらうことになるでしょう。

通常業務に加えてインハウスSEOの業務まで行うことになれば当然業務量は増えますが、WEBサイトやリンクの最適化、キーワード調査、コンテンツ設計、競合分析など幅広く対応しなければなりません。

従って担当者にかなりの負担がかかってしまい、通常業務もSEO業務も十分に行えない可能性が高いです。大きい負担を背負っているのに効果は出ないまま時間だけが過ぎる...というのは絶対に避けたいですよね。

従って、インハウスSEOを実施する際は専任の担当者をつけ、SEO業務に集中できる環境を整えることが重要です。

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インハウスSEOとアウトソースSEO

ここまで、インハウスSEOについて解説してきましたが、1からすべてを社内で行うことは難しい企業もあるかと思います。

SEO対策に注力するだけの体制が構築できない、できるだけ早くSEO効果を出して集客につなげたいという場合はインハウスではなく外注するのもひとつの手段です。

SEOに関する業務をすべて外部企業に依頼して運用することはアウトソースSEOと呼ばれ、SEOのエキスパートたちがこれまでのノウハウを駆使して企業の利益向上に貢献します。

SEO対策の支援実績が豊富な代理店は様々な業界の成功事例や失敗事例に基づいて、より早くより大きな成果を出すためのノウハウを保有しています。

アウトソースSEOを実施することで社内のメンバーはコア業務に専念しつつ、SEO対策は代理店がやってくれるため集客とコンバージョン率アップが期待できます。

セミインハウスSEOで無理のないSEO対策

 また、自社だけでは手が回らない一部の業務のみを外注するセミインハウスSEOという方法もあります。

戦略立案やペルソナ・キーワード設定などはインハウスで、コンテンツの作成や効果測定、改善などはアウトソーシングの形をとったり、逆にどんな方向性でいけばいいのか戦略を立てるところはサポートしてもらい、実際の作業はインハウスで行うというやり方も可能です。

「今は難しいけど将来的にはインハウス化したい!」という場合も、まずは外注してコミュニケーションを密にとることで、どんな方法、どんな考え方で戦略を立て施策を実行しているのか質問しながらSEOの知識を吸収することができます。

そうして知識を蓄えていくことで少しずつ自社で対応できることが増えていき、アウトソースSEO→セミインハウスSEO→インハウスSEOの流れで内製化することができるでしょう。

どんな方法を選択すれば、自社が最も無理なくSEO対策を継続していけるのか、費用対効果が見込めるのかを検討し、最大限の成果を出していきましょう。
 

まとめ

今回は、インハウスSEOの業務内容やメリット・デメリットについて解説しました。

SEO対策のインハウス化は多くの企業が試みていますが、実際問題として社内にSEOに関するすべての業務に対応できるだけの人材と余裕を持っている企業はそうそうありません。

SEO業務と他の業務を兼任し、担当者の負担が大きい運用をしてもいつかはパンクしてしまうでしょう。

そのため、最初は代理店の力を借りながらノウハウを吸収して徐々にインハウス化していくというのが効率的なSEO対策と言えるのではないでしょうか。


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弊社では、SEOに取り組むにあたって、内部対策・外部対策・コンテンツSEO・効果測定まですべての業務をワンストップで対応できるため、包括的なSEO対策のサポートが可能です。

インハウス化に向けたサポートも行っており、企業とともに伴走しながら将来的に効果的なインハウスSEOを実施できるよう最適な施策をご提案させていただきます。

また、リスティング広告などのWEB広告と併用した施策にも対応可能です。

本格的にSEO対策に取り組みたい方は、お気軽に弊社までお問合せ下さい。

WRITER / HUM
株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部 WEBライター

株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部は、ジャリア社内のSEO、インバウンドマーケティング、MAなどやクライアントのWEB広告運用、SNS広告運用などやWEB制作を担当するチーム。WEBデザイナー、コーダー、ライターの人員で構成されています。広告のことやマーケティング、ブランディング、クリエイティブの分野で社内を横断して活動しているチームです。