コンテンツSEOにかかる費用について支払い形態や対策別の費用相場を解説!

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コンテンツSEOは、良質なコンテンツをコツコツ継続して発信いくことで検索順位上昇を狙えます。長い目で見れば高い費用対効果を得られるため、集客のためにぜひ取り入れたい施策です。

しかし、コンテンツSEOのすべての作業を自社だけで行うのは容易ではないため、外注も選択肢の一つになるでしょう。

外注するとなると、実際にどれくらい費用がかかるものなのか、自社が確保している予算で依頼できるのか、気になりますよね。

そこで今回は、コンテンツSEOを外注する際の費用について解説していきます。

 

目次

コンテンツSEOの作業項目

コンテンツSEOの支払い形態

コンテンツSEOを外注する際の費用相場
コンテンツSEOを外注する際のポイント

まとめ

 

コンテンツSEOの作業項目

まずは、コンテンツSEOの作業項目を知っておきましょう。

コンテンツSEOではライティング以外にも調査や入稿など様々な作業が発生します。

作業項目 内容
競合分析・キーワード選定 企業の特徴や強みを把握するための競合分析・ユーザーの検索意図に沿うキーワードの絞り込み
構成設計 ユーザーの検索意図に沿った、上位表示させるための構成作り
ライティング 設計した構成に沿って、ユーザーとクローラー双方がわかりやすい且つ疑問や悩みを解消するための文章作り
画像・図表作成 画像や図表を表示した方が伝わりやすい場合に内容に沿ったものを作成
入稿 CMSを用いてタグの設定や文字・背景の装飾などのコーディング作業、記事の公開

内製する場合

コンテンツSEOを内製する場合は上記の作業をすべて自分たちで行わなければなりません。自社が扱う分野においては当然自社の社員が詳しいため、自社で書いた方が「専門性」や「独自性」が強くなり、Googleからの評価も高くなります。

しかし、WEB上には優良なコンテンツが溢れており、競合他社も大勢コンテンツSEOに取り組んでいます。よって、いくら専門分野の知識を持っていたとしてもSEOに強いコンテンツの書き方を理解していなければ上位表示は難しいです。

継続的なコンテンツの発信や成果創出のためにも、SEOの知識がない場合やリソースが十分でない場合は外注することをおすすめします。

外注する場合

コンテンツSEOを外注する場合は「ライティングのみ」「構成設計とライティング」など、作業を絞って依頼することも可能ですが、基本的には競合分析・キーワード選定から入稿まで一括で対応してくれるケースが多いです。

代行会社はこれまでに蓄積してきたノウハウを駆使してコンテンツを作成するため、運用していく中で教わりながら徐々に内製できる部分を増やしていくのも良いでしょう。

一括で依頼すると費用も安くなることが多いため、自社のリソースやSEOに関する知識の有無を考慮して一括依頼・部分依頼を選びましょう。

コンテンツSEOの支払い形態

では、コンテンツSEOを外注する場合の支払い形態はどうなるのか、種類ごとに解説していきます。

固定報酬型

固定報酬型は、コンテンツSEOに限らず内部・外部対策やSEOコンサルティングでも多く用いられている方式です。契約期間や記事単価が決まっており、実施した施策の成果に関係なく月ごと、または1年ごとに固定の金額が支払われます。

例えば、月額5万円の固定報酬で契約を結んだ場合、検索順位が1位になった場合でも、30位の場合でも支払う金額は5万円のままです。

SEO対策期間 1ヶ月 2ヶ月 3ヶ月 4ヶ月 5ヶ月 6ヶ月
順位 30位 23位 15位 12位 6位 1位
支払い額 5万円 5万円 5万円 5万円 5万円 5万円

一見、費用対効果が低いように思われますが、ビッグワードで上位になり集客率が跳ね上がったとしても金額が変わらない点や、予算を立てやすい点は大きなメリットと言えます。

また、初期費用や追加費用を請求されることもなくあらゆる施策を試してもらえるため、一定の費用でより自社が上位を狙えるキーワード選定、コンテンツ制作を行ってもらえます。

費用相場は月額で5~20万円程度です。コンテンツの作成にどれくらいの時間をかけ、どれくらいの質の高さが保証されるかで金額は大きく変わります。事前調査や構成をしっかり練った良質なコンテンツは1本5万円以上することもあります。

SEO対策は実施してすぐに効果が出るものではないため、半年~1年以上の契約を結ぶことが条件となっていることが多く、コンテンツを蓄積していき徐々に検索順位を上げていきます。

成果報酬型

成果報酬型は、施策を行って成果が発生した場合に報酬が支払われる方式で、コンテンツSEOよりもSEOコンサルティングや外部SEO対策で用いられることが多いです。

毎月一定の額ではなく、基本的に「○○というキーワードで□位以内に入ったら△万円」といった形で順位によって金額が変わります。1記事の相場は数千円~10万円程度です。

例えば、コンテンツSEOで作成した記事が5位以内に入った際に1日5000円が支払われるという契約を結んだ場合、1ヶ月(30日)連続で5位以内をキープできれば月あたり15万円の費用がSEO代行会社に支払われます。

5位以内に入った日数 0日 10日 20日 30日
支払い額 0円 5万円 10万円 15万円

コンテンツが上位表示されたときにだけ報酬を支払えば良いため、一見費用対効果が高いように思われます。

しかし、悪質な会社の場合、検索ボリュームや競合が非常に少ないキーワードを選定して上位表示を狙い、高額な費用を請求してくる場合もあります。表面上は成果を出しているように思わせながら、実際は誰にも閲覧されておらず、利益を上げるどころか損失になってしまっていたというケースも少なくありません。

また、検索順位は日々変動するため、自社がどれだけの期間上位に入るのか、または順位が下がってしまうのか予測がつかず、コンテンツSEOにかける予算を組みづらいといったデメリットもあります。

そのため、コンテンツSEOでは自社の上位表示が期待できるキーワードがすでに決まっている場合以外は成果報酬型で契約するケースは少ないです。

成果報酬型は初期費用を設けている会社が多く、初回の競合調査やキーワード選定に費用が発生する場合もあるため事前に確認しておきましょう。

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一括支払い型

一括支払い型はスポット型とも呼ばれ、月ごとや年間で契約するのではなく、行った施策に対して単発で費用が発生する形式です。コンテンツSEOやSEO内部施策で用いられることが多いです。

例えば、コンテンツSEOに注力したい企業がライティングだけを外注する場合、どれくらいの質のコンテンツを作成してもらえるのか、自社の商品やサービスに適した内容を書いてくれそうかどうかを見極めるために、まずはお試しで3本10万円でテストライティングを依頼するという形です。

代行会社は記事単位や文字単位で費用を設定し、ライティングを行います。その後、依頼主が納得すれば長期間の固定報酬型で契約を結ぶケースが多いです。

費用の相場は、対応する施策の範囲にもよりますが、数千円~数十万円程度です。

一括支払い型で設定された金額は一回のサービスに対して支払うものであり、新たにコンテンツ作成を依頼したい場合は追加の費用がかかるため注意が必要です。

 

コンテンツSEOを外注する際の費用相場

では、実際にコンテンツSEOを外注した場合、どれぐらいの費用がかかるのでしょうか。
 
一般的に、コンテンツSEOにかかる費用は1記事あたり3~10万円程度です。
 
コンテンツの文字数は会社によってばらつきがありますが、大体1記事3000~5000文字程度で作成するケースが多いです。
 

SEO対策別の費用相場

 コンテンツSEOを含めたSEO対策種類と費用相場を下記の表にまとめてみました。
 
SEO対策の種類 施策内容 支払い形態 費用相場
コンテンツSEO コンテンツを制作し検索順位を上げて集客を狙う 固定報酬型
一括支払い型
3~10万円/記事
SEO内部対策 サイト内の構造の最適化を行い検索エンジンからの評価を高める 固定報酬型
一括支払い型
10~100万円/回
SEO外部対策 良質な被リンクを獲得し、検索エンジンからの評価を高める 固定報酬型
成功報酬型
1~20万円/月
SEOコンサルティング SEOに関する総合的なサポートを行う 固定報酬型
成功報酬型

10~50万円/月

SEOサイト設計 新しくサイトを構築する際に調査や分析を行い適切なサイト設計を行う 一括支払い型 10~100万円以上/回

 

コンテンツSEO

コンテンツSEOは、量産型の記事だと1本数千円から依頼できるケースもありますが、一般的に1記事あたり3~10万円が相場です。あまりにも安価で依頼を受けている会社はコンテンツの質が低い可能性が高いため、必ず事前に確認しておきましょう。

取材を伴う記事や専門的な内容で監修を依頼する場合は10万円を超えることもあり高額になりやすいです。

SEO内部対策

SEO内部対策では、クローラーにスムーズにサイトを巡回してもらい、正しく情報を読み取ってもらうために内部リンクの整理やUI/UXの最適化、表示スピードの向上といった対策を施します。

企業によってサイトの規模や修正するページの量は違うため、かかる費用も月額10~100万円と大きく変わります。

SEO外部対策

SEO外部対策では、被リンクの獲得やサイテーションを増やすための戦略やコンテンツ立案を行います。月額1~20万円が相場です。

外部サイトからの不自然な被リンクは評価を下げる恐れがあるため外部対策に対応する代行会社は少ないです。しかし、良質な被リンクやサイテーションは権威性や信頼性が高いとGoogleから高い評価を受けるため、検索順位を上げるためにはぜひ対応しておきたい部分です。

SEOコンサルティング

SEOコンサルティングでは、SEOに関するあらゆる調査や提案を行ってくれますが、コンテンツ作成は対応していなかったり追加費用がかかる会社もあるため、注意が必要です。

包括的にサポートしてくれるため、社内にSEOの知識が全くない場合はおすすめです。しかし、月額の相場は10~50万円と高額になりやすく、大規模な代行会社だと100万円を超える場合もあります。

サイト設計

サイト設計では、新たにサイトを制作する際に、設計か制作のどちらかだけ、もしくは両方の対応を行います。競合調査から適切なキーワードを選定し、コンテンツの企画・制作などの業務を一括で依頼します。

内部対策と同様にサイトの規模や修正するページの量によって金額は変動し、大規模なサイトになると100万円を超えることもあります。

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コンテンツSEOを外注する際のポイント

最後に、コンテンツSEOを外注する際のポイントをご紹介します。

基本料金+αの費用を確認する

コンテンツSEOでは、月額料金以外にも費用が発生する場合があります。例えば、1記事3万円でコンテンツのライティングのみの依頼で契約した場合、制作した後の分析やリライトは契約に含まれていないため、もし依頼したい場合は追加で費用を支払う必要があります。

コンテンツ作成の前段階の市場調査やキーワード選定も重要な工程ですが、これも1記事の基本料金の作業に含まれない場合があり、初期費用として追加されることがあります。
 
また、最低契約期間を設けている会社との契約で、途中で契約を解消することになれば解約金が発生することもあります。
 
このように、コンテンツSEOでは基本料金に加えて+αがかかることも多々あるため、依頼する会社の対応範囲と追加費用の発生の有無を必ず確認しておきましょう。
 

実績がある代行会社に依頼する

コンテンツSEOは、実績のある代行会社に依頼しましょう。

いくら「コンテンツSEOをサポートします!」とアピールしている代行会社でも、SEOを扱うようになってまだ日が浅かったり、コンテンツを書くライターの経験が乏しければ成果を出すことは難しく、費用を無駄にしてしまうでしょう。

例えば、依頼する代行会社が対応しているエリアなどを含めて「○○ SEO対策」などで検索をかけた際にコンテンツが上位表示されるようであれば、自分たちのサイトのSEO対策がしっかりとできているということなので、ひとまずSEOに関する知見は豊富とみていいでしょう。

また、問い合わせの際にこれまでにどのような業界のSEO対策をサポートし、どのような成果を出してきたのか、Googleのアルゴリズムの変遷やSEOへの影響などを聞いてみることもおすすめです。

SNSを活用する

コンテンツSEOでは、SNSの活用も効果的です。

SNSは拡散性が高いという特徴があるため、自社で運用しているSNSがあれば発信し、多くのユーザーとの接点を作りましょう。

魅力的なコンテンツは広く拡散されて人気記事として認知され、自社を知らないユーザーにも読んでもらえる可能性が高まります。

また、コンバージョンへの導線がしっかりできていれば、認知からコンバージョンまでそのままスムーズに運ぶことができ、新規顧客を獲得することも可能です。

まとめ

今回は、コンテンツSEOを外注する場合にかかる費用について解説しました。

代行会社の規模や対応する範囲によって費用は大きく変動します。「追加費用が想定以上にかかってしまった...!」という事態にもなり得るため、必ず事前に自社に必要な作業と追加でかかる費用を確認しましょう。

自社のリソースや予算、代行会社の対応範囲やコンテンツの質の高さを考慮した上で外注を行い、費用対効果の高いコンテンツSEO運用を行いましょう。

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弊社では、コンテンツSEOに取り組むにあたって、競合や検索ボリュームの調査、狙うべきキーワードの選定からコンテンツ作成、効果測定までワンストップで承ります。

また、SEO内部対策・外部対策にも精通しており、包括的なSEO対策のサポートが可能です。

コンテンツSEOをはじめ、本格的にSEO対策に取り組みたい方は、お気軽に弊社までお問い合わせ下さい。

WRITER / HUM
株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部 WEBライター

株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部は、ジャリア社内のSEO、インバウンドマーケティング、MAなどやクライアントのWEB広告運用、SNS広告運用などやWEB制作を担当するチーム。WEBデザイナー、コーダー、ライターの人員で構成されています。広告のことやマーケティング、ブランディング、クリエイティブの分野で社内を横断して活動しているチームです。