コンテンツSEOの重要性とは?SEOに強いブログ作成が注目される背景と取り組むべき理由

コンテンツSEOの重要性について福岡の広告代理店が解説イメージ

一昔前まではSEO対策と言えば、ソースコードの最適化や表示スピードの改善、被リンクの獲得などの内部対策や外部対策が重要視されていました。

しかし、近年はGoogleのアルゴリズムの変更によりコンテンツSEOが注目を集め、注力する企業が増えています。

そこで今回は、コンテンツSEOが重要視されている背景と取り組むべき理由について解説していきたいと思います。

 

目次

コンテンツSEOが注目されている背景

コンテンツSEOに取り組むべき理由

まとめ

 

コンテンツSEOが注目されている背景

現在のコンテンツSEOの形が主流になるまで、Googleのアルゴリズムはアップデートを繰り返してきましたが、どのような変遷があったのでしょうか。

ここからは、コンテンツSEOが注目されるようになった背景について解説していきます。


 

ブラックハットSEOの蔓延

コンテンツSEOが注目を集めるようになる以前は、ブラックハットSEOがSEO対策の中心となっていました。ブラックハットSEOとは、Googleのガイドラインに反した不正行為を行い、質の低いコンテンツの検索順位を上げる手法です。
 
被リンクの購入、キーワードを不自然なほど多く詰め込む、他社サイトのコピーコンテンツ、隠しリンクや隠しテキストなどがブラックハットSEOの代表的な手法です。
 
SEOで最も重要な「ユーザーが求めているコンテンツを提供する」という指標を無視し、自分たちの利益だけを重視した施策が蔓延したため、検索結果には質の低いコンテンツが並ぶようになってしまいました。
 
有益なコンテンツがあってもその他の質の悪いコンテンツに埋もれてしまい、ユーザーは求めている情報になかなかたどり着けないという状況だったのです。そのような状態が続けば、ユーザーはGoogleを利用しなくなってしまいます。
 
そこで、次にご紹介する「ペンギンアップデート」が登場しました。 
 

ペンギンアップデートの実用化

ブラックハットSEOが蔓延る状況を打破するべく、2012年に「ペンギンアップデート」が実用化されました。ペンギンアップデートとは、ブラックハットSEOの不正行為を 取り締まるアルゴリズムのことです。
 
主に自作自演の被リンクや自動生成コンテンツのリンク、隠しリンクや隠しテキストといった違反行為を対象としています。
 
Googleのガイドラインに反する施策を行っているWEBサイトに対して、コンテンツの検索順位を下げたり、検索結果から削除するなどのペナルティを課すアップデートを行ったことで、質の低いコンテンツが上位を占めることはなくなり、質の高いコンテンツをユーザーに届けられるようになったのです。
 
ペンギンアップデートは最初の登場以降もアップデートを繰り返し、現在ではGoogleのコアアルゴリズムに組み込まれ、リアルタイムで更新されています。
 

パンダアップデートの実用化

ペンギンアップデートと同様にブラックハットSEOの蔓延をくい止めるために登場したのが「パンダアップデート」です。パンダアップデートとは、質の低いコンテンツを取り締まり、質の高いコンテンツを上位に表示するアルゴリズムのことです。

質の低いコンテンツとは主に、内容が薄くて古いコンテンツや他社サイトの内容を複製したコピーコンテンツ、専門性が低く信ぴょう性がないようなコンテンツのことです。

ペンギンアップデートがスパムや被リンクを対象としているのに対し、パンダアップデートはコンテンツそのものを対象としています。ユーザーを第一に考えていないWEBサイトにペナルティを課すという点は共通しています。

こちらもペンギンアップデートと同様、現在はGoogleのコアアルゴリズムに組み込まれ、リアルタイムで更新されています。

ホワイトハットSEOが主流に

ブラックハットSEOを中心とした施策から、ペンギンアップデート・パンダアップデートを経て、現在はホワイトハットSEOが主流になっています。

ホワイトハットSEOとは、Googleのガイドラインに則ってSEO対策を行う手法です。ユーザーが求めているコンテンツを検索結果上位に表示し、充実した検索体験を提供します。

違反行為をすることなくユーザーファーストなページがSEO評価を受け、上位に表示されるようになり、ユーザーも求めている情報を見つけやすくなりました。

ブラックハットSEOよりも労力はかかりますが、ガイドラインに則ってSEO対策をすることでペナルティを受けることなく正当に評価され、上位表示の可能性が高まります。長い目で見れば断然ホワイトハットSEOを行うほうが有利なのです。

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コンテンツSEOに取り組むべき理由

上記で述べたように、現在はホワイトハットSEOが主流になっていますが、その中でも特に重要視されているのがコンテンツSEOです。

コンテンツSEOとは、SEO内部対策の一種で、ユーザーが求めている良質なコンテンツを上位表示させ、集客につなげるSEO手法のことを指します。

コンテンツSEOはユーザーファースト

SEO対策では、コンテンツSEO以外の内部対策も外部対策ももちろん重要です。しかし、両者の施策は主に”Googleに”評価されるためという面が大きいです。

対して、コンテンツSEOはGoogleからの評価はもちろん、「ユーザーが求めているコンテンツであること」が重要であり"ユーザーに"評価されるためという面が大きいのです。

ブラックハットSEOでは、ユーザーの存在を軽視して不正行為が横行した結果、ペナルティを課され利益につながらないという状況でした。

そこで、ユーザーから評価されることで順位を上げるコンテンツSEOが重要視されるようになったのです。

検索順位が上がればCTRも上がる

コンテンツSEOに限らずSEOは検索順位を上げる施策ですが、そもそも「順位を上げることがそんなに重要なの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

結論から言うと、非常に重要です。

SEO Clarityが2021年11月に検索順位別のCTR(クリック率)を調査した結果によると、1位から2位へ順位が動くだけで2倍近い差が生まれ、1位と10位の間には10倍以上もの差が生まれることがわかります。

検索順位 CTR
1 13.94%
2 7.52%
3 4.68%
4 3.91%
5 2.98%
6 2.42%
7 2.06%
8 1.78%
9 1.46%
10 1.32%

引用元:2021 CTR Research Study

検索順位が1つでも上がればより多くのユーザーに見てもらえる機会が増え集客につながるため、多くの企業が上位表示を狙ってSEO対策を実施しているのです。

コンテンツSEOには積極的に取り組むべき!

これまでの話をまとめると、

  1. CTRを上げるためには検索結果で上位に表示される必要がある。
  2. 上位に表示されるためにはGoogleだけでなくユーザーからも高い評価を得る必要がある。
  3. ユーザーから高い評価を得るためにはコンテンツSEOを強化する必要がある。

という結果となり、コンテンツSEOはより親和性の高いユーザーと巡り合い集客につなげるためにも積極的に取り組むべき施策と言えるでしょう。

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まとめ

今回は、コンテンツSEOが注目されている背景と取り組むべき理由について解説しました。

ブラックハットSEOから数々のアップデートを経てホワイトハットSEOが定着し、ユーザーにとってもGoogleにとってもメリットの多い形態となりました。

中でもコンテンツSEOは、ユーザーのニーズに応えるコンテンツを効率的に届けながら上位表示を狙える施策であるため、注力する価値は十分にあります。

弊社では、コンテンツSEOに取り組むにあたって、競合や検索ボリュームの調査、狙うべきキーワードの選定からコンテンツ作成、効果測定までワンストップで承ります。

また、SEO内部対策・外部対策にも精通しており、包括的なSEO対策のサポートが可能です。

コンテンツSEOをはじめ、本格的にSEO対策に取り組みたい方は、お気軽に弊社までお問合せ下さい。

WRITER / HUM
株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部 WEBライター

株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部は、ジャリア社内のSEO、インバウンドマーケティング、MAなどやクライアントのWEB広告運用、SNS広告運用などやWEB制作を担当するチーム。WEBデザイナー、コーダー、ライターの人員で構成されています。広告のことやマーケティング、ブランディング、クリエイティブの分野で社内を横断して活動しているチームです。