ブランディング動画とは?動画を活用してブランド価値を高めよう!

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企業がブランディングを高めるために行う施策のひとつとして、ブランディング動画制作があります。

テレビCM以外でも、YouTubeやSNSなどでブランディング動画を見たことがある人は多いのではないでしょうか?

ブランディング動画は、視聴者に自社がどんな会社なのかを知ってもらい、ブランド価値を向上させるために欠かせないツールとなっています。

そこで今回は、ブランディング動画を作るメリットや活用シーン、動画制作時のポイントについて解説していきます。

目次

ブランディング動画とは

ブランディング動画のメリット

ブランディング動画の活用シーン

ブランディング動画の費用相場

ブランディング動画制作のポイント

まとめ

ブランディング動画とは

ブランディング動画とは、商品やサービス、企業、個人などのブランドイメージを強化するために作成された動画のことを指します。

企業の理念やビジョン、商品やサービスの魅力を伝えながら一貫性のあるブランドイメージを形成することで消費者に親しみを持ってもらい、信頼感を与える役割を担っています。

ブランディング動画は「新発売した商品を買ってもらうため」「今度開催するイベントの集客のため」といった販売促進や集客のために作られるものではありません。

動画を通して自社について知ってもらい、企業が設定した「こう思われたい」という理想的なイメージを消費者にもイメージさせ、商品やサービスの価値を認知してもらうことを目的としています。

ブランドイメージを強く印象付け、「○○といえばこのブランド」というように連想してもらうことができれば、世の中に溢れる競合他社との差別化につながります。その結果、市場での優位性が高まり、安定した集客効果を保つことができます。

ブランディング動画は、テレビCMやオンライン広告、企業のWEBサイトやSNSなど、多様な媒体で活用されており、自身のブランドをアピールするための非常に効果的なツールとして多くの企業が取り入れています。

ブランディング動画のメリット

ブランディング動画を作ることでどんなメリットがあるのでしょうか。ここでは4つのメリットについて紹介します。

視覚と聴覚両方にアプローチできる

これはブランディング動画に限りませんが、動画の最大の特長として、視覚だけでなく聴覚にもアプローチできる点が挙げられます。人間が受け取る情報量の9割以上を占める2つの感覚に働きかけるため、静止画よりも訴求力が大きく、視聴者の心を掴みやすくなります。

従って、ブランディング動画はブランドのアイデンティティを視聴者に直感的かつ感情的に伝えることができるのです。

ブランドについて知ってもらうためには、理念やビジョン、ブランドヒストリーをどう伝えるかが重要になりますが、企業に関わる人たちの様々な想いが凝縮されているため、どうしても情報量が多くなってしまいます。

静止画とテキストのみの場合、自主的に読んでもらう必要があるため手間がかかりますが、動画であれば目と耳から自然に情報が届き、ブランドの世界観をわかりやすく伝えることができます。映像、音楽、音声、テキストをフルに活用することで表現の幅も広がり、より視聴者の目と心を惹きつけやすくなります。

また、動画は動画でも販促目的のマーケティング動画の場合、推している商品の特徴や魅力は伝わりますが、商品を販売している企業のことはわからないままです。

ブランディング動画は直接的な売り上げアップのために作られるものではありませんが、視聴者に強い印象を与え、ブランドについて興味を持ってもらうきっかけとなります。

ブランディング動画を通してブランド自体に親近感、信頼感、愛着を持ってもらうことで、マーケティング動画を見た際も「あのブランドの商品だからいいものだろう」と思ってもらいやすくなり、結果的に売り上げアップにつながります。

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社員のエンゲージメントを高める

ブランディング動画は社員のエンゲージメントを高めるためにも効果的です。

ブランディングには社外の消費者や企業に向けたアウターブランディングの他に、社内の従業員に対して行うインナーブランディングがあります。

インナーブランディングは、企業理念やビジョン、ミッションなどを社員に正しく理解してもらい浸透させることで、社員のエンゲージメントを高めることを目的としています。

ブランディング動画は、従業員の企業・ブランド理解促進に非常に有効です。従業員の理解が深まることで企業がアピールしたいイメージと一致した行動をとることができるため、ブランドイメージをより強固にすることができます。

さらに、ブランディング動画は従業員のモチベーションを高める効果もあります。企業が目指しているものや価値観に共感できれば、従業員が誇りを持って働くことができるようになり、利益向上に貢献してくれるでしょう。

BtoB企業も効果的にアピールできる

ブランディング動画を作ることで、BtoB企業のアピールの幅も広がります。

企業と企業が取引をする際には、自社がどんな会社でどんな魅力があるのかということをしっかりと伝える必要がありますが、ブランディング動画はそんなBtoB企業のブランドイメージ向上にも寄与します。

ブランドヒストリーや企業がどんな想いを抱いているかというのは、静止画やテキストだけでは伝わりづらい部分があり、実際に伝わる情報には限りがあります。

一方で、動画であれば静止画の何倍もの情報を短い時間で一度に伝えることができるため、取引先の企業に自社のことを深く知ってもらい、信頼関係を構築することができます。

BtoB企業では日常生活で馴染みのない商材を扱っていることも多いため、動画にすることでわかりやすくなり、契約につながることも増えるでしょう。

SNSでの拡散を狙える

ブランディング動画はSNSやWEBサイトなどで簡単に共有されやすく、拡散力が高いというメリットもあります。

ブランディング動画を作る目的やターゲットの設定をしっかりと行い、見る人に刺さる動画を作ることができれば多くの人の共感を呼びます。

動画の共有は企業が行うのでなく視聴者が自発的に行ってくれるため、あらゆる媒体で共有されることで広告費用などのコストを抑えながらブランドの認知度を高めることができます。

まだ認知度が低い企業であっても、魅力的なブランディング動画が共有されれば爆発的な人気を獲得することも十分にあるのです。

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ブランディング動画の活用シーン

企業の魅力を映像でわかりやすく伝えられるブランディング動画は幅広いシーンで活用できます。

採用活動

採用活動では、企業の魅力やカルチャーを伝えることで求職者の志望度を上げることができますが、それらの情報を映像で伝えられるブランディング動画は効果的なツールとなります。

求職者は自分が担当する業務内容や待遇だけでなく、企業のカルチャーや価値観なども確認し、判断材料にしたいと考えています。

そこで、企業はブランディング動画を活用し、社員が普段どのような働き方をしているのか、どんな時にやりがいを感じるのか、といった部分まで掘り下げることで表面上だけではわからない企業の雰囲気を伝え、自社に合った人材を集めることができます。

また、求職者は企業のメッセージに共感できるかどうか、カルチャーにマッチして長く働いていけそうかをイメージし、応募する前に見極めることができるため、入社後にミスマッチが起こる可能性も低くなります。

プロモーション

ブランディング動画はプロモーションにも活用できます。

今は世の中にモノが溢れ、似た商品がどんどん増えていますが、まったく同じ想い、同じストーリーで作られた商品はないでしょう。しかし、消費者にはその違いが見えにくく、どれを選べばいいのか迷ってしまいます。

ブランディング動画は商品やサービスの特徴やベネフィットを強調し、さらに誕生して世に出るまでのストーリーやどんな想いが込められているのかまで伝えることができます。

他社との決定的な違いを見せ、差別化を図れるのです。視聴者は自社の強みに共感し好印象を持つため、商品を購入する際の候補になったり、長期的な信頼関係の構築につながります。

WEBサイトやSNS

ブランディング動画は自社サイトや自社SNSにアップすることで、自社に興味を持って訪問してくれた人たちにこう思われたいというイメージを共有することができます。

自社サイトやSNSを訪問した人は、少なからず自社に興味を持ってくれています。そのため、訪問時のファーストビューでブランディング動画が流れれば、どんな企業・ブランドなのかを直感的に知ることができ、イメージアップにつながるでしょう。

また、最初に心をつかむことができれば、サイトの他のページにも興味をもって遷移してくれたり、商品やサービスを購入してくれたりとコンバージョン率アップも期待できます。

イベント

ブランディング動画はイベントでも役立ちます。

イベントは開催する企業と参加者が交流し繋がりを深める目的がありますが、ブランディング動画を活用することでブランドの価値をはっきりと示し、参加者の共感を得られます。

また、イベントでプレゼンテーションをする際にもブランディング動画を使用することでテキストよりもわかりやすく企業の魅力が伝わります。ブースでの展示などでもブランディング動画を流すことで参加者の興味を引き、認知度を高めることができるでしょう。

ブランディング動画の費用相場

ブランディング動画の相場は、数十万円~数百万円とかなり幅広いです。

動画制作には、企画立案、撮影、編集、スケジュール管理や場所の手配などの様々な作業が発生します。外注する会社によって、撮影方法や制作に関わる人数、提供できる撮影技術の幅なども違ってくるため、それだけかかる費用にも幅が出てくるのです。

また、外注先を個人にするのか法人にするのかも重要です。

個人の場合、撮影や編集など、部分的な依頼を受けているケースが多く、数万円で依頼できることもあります。しかし、品質は保証されないため、納得できるものではなかった際は自社でカバーする必要があります。

法人の場合は個人よりも高額になり、数百万円かかることも多いです。しかし、企画からロケハンの手配、撮影、編集まで全ての作業を依頼することができ、動画の品質も保証されるため安心です。

ブランディング動画は自社のあらゆる想いを伝える顔となり、非常に重要な役割を持っているため、高い品質が求められます。今後の企業の利益向上や認知拡大に大きく関わるブランディング動画は法人企業に外注することをおすすめします。

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効果的なブランディング動画制作のポイント

では、効果的なブランディング動画を作るためにはどのようなポイントに注意すれば良いのでしょうか。ここでは3つに絞って紹介します。

自社の強みを知る

自社の強みを知ることで、ブランディングの方向性を明確にし、消費者にアピールするポイントを見出すことができます。自社の強みを活かした映像はブランドイメージを向上させ、企業の魅力を最大限に伝えます。

例えば、自社の強みが「地域に根ざした事業展開」であれば、実際に地域に密着した施策を行っている様子を映像やナレーションで表現することで、視聴者に地域活性化への貢献性や地域から高い信頼を得ていることを印象付けることができます。

また、自社の強みを知ることは競合他社との差別化にもつながります。他社とは違う自社特有の強みを見つけ、より効果的なものを優先して動画に落とし込みアピールすることでブランド価値が高まり、自社を選んでもらえる確率が高くなります。

共感を誘う内容にする

ブランディング動画では、視聴者の共感を誘う内容にすることも効果的です。共感を誘う内容は視聴者の興味をひき、企業に対してポジティブなイメージを印象付けることができます。

共感を誘うためには、視聴者の目線に立ち、抱えている問題を解決するために自社がどのような価値を提供しているかを明確にする必要があります。

例えば、視聴者が「家事に時間がかかってしまう」という悩みを持っているとすれば、自社がその悩みを解決するサービスや製品を提供していることを伝えることで、自社に共感しやすくなり、親近感を与えることができます。

また、映像や音楽、ナレーションなどの要素をうまく使うことで、共感をさらに加速させます。ブランディング動画を制作する際には、共感を誘うストーリーと演出をうまく組み合わせ、高い訴求力で視聴者の心をグッと惹きつけましょう。

視覚的に惹きつける映像を使う

ブランディング動画の映像が魅力的であれば、ブランドの印象を強め、視聴者の記憶に残りやすくなります。

視覚的に魅力的な映像を作成するためには、カメラワークや照明、色彩、コントラストなどにこだわり、高度なテクニックを駆使する必要があります。また、音楽や効果音などの音響要素を取り入れることで印象がより強くなり、簡単には忘れられないブランディング動画を作ることができます。

効果的なブランディング動画は共感を誘う内容にすることが重要ですが、ストーリーだけでなく魅力的な映像と心揺さぶるストーリーが組み合わさることでブランディング効果は倍増します。 

まとめ

今回は、ブランディング動画のメリットや活用シーン、制作のポイントについて紹介しました。

自社の理念やストーリーがわかりやすく伝わり、視聴者との信頼関係構築、企業価値向上が期待できるブランディング動画は様々なシーンで自社のイメージアップに貢献してくれるため、自社の魅力が最大限に伝わるような高品質の動画制作を行いましょう。

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弊社では、ブランディング動画を制作するにあたって、コンセプト立案、スケジュール管理、撮影、編集、音入れまですべて社内で行い、ワンストップで承ります。

提供できる編集技術も豊富で、企業ロゴやタイトルロゴのアニメーションの制作、エフェクトや効果の挿入、サイネージに使用する特殊な比率の動画やショーウィンドウなどで使用される特殊な透過動画などにも対応しています。

また、ドローンでの撮影による高品質でインパクトのある動画制作も行います。

ブランディングに興味がある方や、ブランディング動画でイメージアップを図りたい方は、お気軽に弊社までお問い合わせ下さい。

WRITER / HUM
株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部 WEBライター

株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部は、ジャリア社内のSEO、インバウンドマーケティング、MAなどやクライアントのWEB広告運用、SNS広告運用などやWEB制作を担当するチーム。WEBデザイナー、コーダー、ライターの人員で構成されています。広告のことやマーケティング、ブランディング、クリエイティブの分野で社内を横断して活動しているチームです。

 

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