ブランディングとロゴデザインの関係 ロゴの役割から制作ポイントまで解説!

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みなさんは、有名なブランドや好きなブランドの名前を聞いたとき、まず何を思い浮かべますか?おそらく多くの方がロゴを思い浮かべるのではないでしょうか。

ロゴデザインはブランディングにおいて重要な役割を担っており、企業やブランドが広く浸透するために必要不可欠な要素です。

そこで今回は、ブランディングとロゴデザインの関係について解説していきたいと思います。

目次

ロゴデザインとは

ブランディングにおけるロゴデザインの重要性

ロゴデザインの種類

ブランディングにおけるロゴデザインの役割

ブランディング力を高めるロゴデザイン制作のポイント

まとめ

ロゴデザインとは

ロゴデザインとは、企業やサービス、商品などの名称をデザインで表現したものを指します。

いろんな想いが込められている企業理念を文字だけでなくロゴとしてデザインすることで、世界中に自社の存在意義や想いを発信できるようになります。

ブランディングにおけるロゴデザインの重要性

人はブランドに触れ、好感を持つとロゴデザインを通して良いイメージを持ち、記憶します。すると、ブランドに対する信頼や愛着が生まれ、似たような商品が並ぶ中でもロゴデザインを見れば一目で「あの会社だ!」とわかってもらえ、自然と選択肢に入るようになります。

また、ブランディングの確立にはCI(コーポレートアイデンティティ)の明確化が重要になります。CIとは、企業の理念やビジョン、存在意義を整理し、それに基づく企業戦略を社内外で共有することで企業価値を高めることを指します。

ロゴデザインはCIを構成する重要な要素のひとつであり、企業が設定した「どのように認識されたいか」を形として表現し、企業理解を深めてもらうためのブランディングツールです。

ロゴデザインは企業と消費者をつなぎ、ブランド価値を伝えて相互理解を図ります。そうすることで企業に対する解像度やイメージが向上し、効果的なブランディングの展開が可能になります。

このように、ロゴデザインはブランドアイデンティティを象徴し、消費者がブランドを識別するための最も重要な要素と言っても過言ではなく、適切なロゴデザイン制作ができるかどうかがブランディングの成功を大きく左右します。

ロゴデザインの種類

代表的なロゴデザインの種類は、「ロゴタイプ」「シンボルマーク」「ロゴマーク」の3つがあります。

ロゴタイプ

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ロゴタイプとは、企業名やブランド名、商品・サービス名などの文字を装飾して表現したものです。名前の文字がそのままロゴとなるため名前を覚えてもらいやすく、スピーディーな認知拡大が期待できます。

シンボルマーク

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シンボルマークとは、 企業やブランド、商品・サービスを文字ではなく図形で表現したものです。文字を使わないため遠くから見ても何のブランドのロゴデザインなのかがわかりやすくなります。また、強く印象に残り、記憶に残りやすいというメリットがあります。

ロゴマーク

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ロゴマークとは、ロゴタイプとシンボルマークを組み合わせたものです。インパクトの強いシンボルマークに文字を加えて名前もアピールすることができ、両者のメリットが強化されます。また、シンボルマークのみでもロゴタイプのみでも使用することができるため汎用性が高いです。

ブランディングにおけるロゴデザインの役割

ここでは、ブランディングにおいてロゴデザインが担っている役割を紹介します。

認知拡大

ロゴデザインには、認知を広げる役割があります。

何の装飾もない文字のみを見た場合と、装飾文字や図形を見た場合では、後者の方が印象に残りやすいですよね。文字と画像であれば画像の方が伝えられる情報量が多く、人も文字より画像の方が記憶に残りやすいと言われています。従って、よりインパクトを与えて覚えてもらうためにもロゴデザインは有効です。

ロゴデザインは企業や商品の顔となり、様々な媒体を通して私たちの目に触れます。優れたロゴデザインを制作できれば、瞬時にしっかりと記憶され、ロゴデザインを見ただけで企業をイメージしてもらえるようになり、ブランディングが進みます。

シンボルマークやロゴマークは図形で表現されるため、異なる言語を話す人々に対してもどんな会社なのか認知してもらいやすくなります。

差別化

ロゴデザインには、他社との差別化を図る役割があります。

似たような商材を扱う企業は多くあっても、各企業に独自の強みがあり、まったく同じ企業はひとつもありません。しかし、ロゴデザインがなければ消費者は違いを認識しにくく、どの企業を選べばいいのかがわかりません。

そこで、企業の想いや特徴を反映したロゴデザインがあることによって瞬時にブランドイメージが想起され、他社とは違う存在として認識してもらえるようになり、差別化を図ることができます。

イメージ形成

ロゴデザインには、企業のイメージを形成する役割があります。

ブランディングには、自社が理想とするイメージを消費者にも持ってもらい、選んでもらうという目的がありますが、企業の想いが詰まったロゴデザインはその目的を達成するための大きな助けとなります。

例えば、よく知らない企業でも有名な企業のロゴデザインを見ればすぐに企業名が思い出され、「人気の企業」「みんなが使っている企業」というところまでイメージされます。さらに、「みんなが使っている」=「信頼性が高い」につながり、自然と良いイメージが植えつけられます。

デザインはもちろん、色もイメージを伝えるうえで重要な要素となります。多くの企業では自社のイメージを感覚的に伝えるコーポレートカラーを設定し、ロゴデザインにも使用しています。

情熱やアクティブさ、暖かさを表現したければ赤、自然、癒し、落ち着きを表現したければ緑など、自社が伝えたいイメージに合ったカラーを使うことでブランディングは成功に近づきます。

インナーブランディング

ロゴデザインは、インナーブランディングを強化する役割があります。

インナーブランディングとは、企業理念やビジョン、ミッションなどを社員に正しく理解してもらうことで、社員のエンゲージメントを高めることを目的としています。

ロゴデザインは企業の想いやブランドのコンセプトを表したものです。今後どうなっていきたいかという指針でもあるロゴデザインを作ることによって、社員が企業の想いを改めて知ることができます。

ロゴデザインに込められた想いに共感することで社員の帰属意識も高まります。また、イメージに沿った行動ができるようになり、自社の良いイメージを広めてくれるため、より一層ブランディングに強い企業となります。

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ブランディング力を高めるロゴデザイン制作のポイント

ここでは、ブランディング力を高めるロゴデザインを制作するために押さえておくべきポイントを紹介します。

企業の想いを反映する

ブランディング力を高めるロゴデザインを制作するためには、企業理念やブランドのコンセプトを反映することが重要です。

ビジュアルの良さだけで作られたロゴデザインは企業のこれまでに築いてきたストーリーを何も感じさせず、実際は歴史がある企業であっても薄っぺらい印象を与えてしまいます。これでは理想とするイメージが浸透するはずもなく、ブランディングは失敗に終わります。

ロゴデザインはかっこよさやおしゃれさ以上に企業の想いが込められていることが重要であり、その想いがわかりやすく伝わるように表現することでブランディングを強化するための要素として機能します、

消費者の視点を持つ

ブランディング力を高めるロゴデザインを制作するためには、消費者の視点を持つことが重要です。

ブランディングでは「自社がどうしたいか」を軸に戦略を立てていきますが、あまりに自社本位になってしまうと意図するイメージと異なるイメージを持たれてしまう可能性もあります。

例えば、知的で冷静なイメージを浸透させたいのに赤や黄色などをメインに使ったり、安さや親しみやすさを伝えたいのにスタイリッシュなフォントを用いてモノトーンでまとめたロゴデザインではチグハグ感が否めません。

浸透させたいイメージと消費者が受け取るイメージが食い違ってしまい、ブランディングの成功は遠のいてしまいます。

ロゴデザインを通して消費者にどんなイメージを持ってほしいのか、このロゴデザインを見た消費者に理想とするイメージを持ってもらえるか、という視点で制作を進める必要があります。

高い汎用性

ブランディング力を高めるロゴデザイン制作には、汎用性の高さが重要です。

企業の想いが込められたロゴデザインは、紙やWEBの広告、WEBサイト、パッケージ、プレゼン資料、ノベルティなど、様々なものに印刷され、消費者の目に触れます。媒体ごとにサイズも違えば色の出方も違い、小さくしたり、モノクロにしなければならないこともあります。

その際、ロゴデザインが複雑であったり、かなり多くの色を使っていると、一部分がつぶれてしまったり、特定の色が見えづらくなったりするため、ブランディング力は弱まります、

企業の想いを込めるため複雑なデザインやカラフルなロゴにしたくなりますが、どんな媒体で利用されても視認しやすいデザインと色にしましょう。難しいですが、無駄を削ぎ落としシンプルに、且つコンセプトが瞬時に伝わるロゴデザインを考え抜く必要があります。

また、その時々の流行に飛びついてしまっては、時代にそぐわなくなってしまうこともあり、ロゴデザインを変える必要も出てきます。しかし、一度変わってしまえばまた定着するのに長い時間がかかり、ブランディングにも悪影響を及ぼすため、何年経っても色あせることないようなデザイン制作を心がけましょう。

独自性を高める

 ブランディング力を高めるロゴデザイン制作には、独自性の高さが重要です。
 
世界には数えきれないほどの企業が存在するため、似たようなデザインになってしまうこともあるでしょう。しかし、ロゴには商標権や知的財産権があり、類似していると権利を侵害したとして訴えられてしまう可能性もあります。
 
そのため、ロゴデザイン制作を行う際は似たようなロゴデザインがすでに存在しないか、しっかりと確認する必要があります。
 
また、独自性が低いと消費者は「どこかで見たことあるような気がする」「○○(企業名)と似てるな」と感じます。どこにでもあるデザインであるとイメージがついてしまえば他社との差別化が図れなくなり、ブランディング力は低くなります。他にはないデザインで、一目で自社だと認識してもらえるようなオリジナリティあふれるロゴデザインを制作しましょう。

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まとめ

今回は、ブランディングとロゴデザインの関係について解説しました。

ロゴデザインがすべてではないですが、ブランディングにおいてロゴデザインがいかに重要なのかがわかっていただけたかと思います。

ロゴデザインは世の中に企業の想いや価値を示すブランディングツールのひとつであり、他社との差別化やイメージアップにも大きく貢献してくれます。

これから先、末永く企業の顔として機能させるためにも、ロゴデザイン制作では想いを適切な形で表現できるまでこだわり抜き、ブランディングに強い企業に成長させましょう。

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弊社では、広告代理店だからこそできるブランディング計画から始まり、ロゴデザイン制作を含めた伴走型のブランド醸成を行います。中長期的なビジョンを持ち、プロモーション計画とサイトSEOを行いつつ、貴社のブランド発信のPDCAを行っていきます。

ブランディングを通して企業の価値を高めたい、ブランディング力を高めるロゴデザインを制作したいという方は、お気軽に弊社までお問合せ下さい。

WRITER / HUM
株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部 WEBライター

株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部は、ジャリア社内のSEO、インバウンドマーケティング、MAなどやクライアントのWEB広告運用、SNS広告運用などやWEB制作を担当するチーム。WEBデザイナー、コーダー、ライターの人員で構成されています。広告のことやマーケティング、ブランディング、クリエイティブの分野で社内を横断して活動しているチームです。

 

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