LINE友だち追加広告とは?費用対効果抜群の広告で友だちを増やそう!

LINE友だち追加広告について福岡の広告代理店が解説イメージ

LINEは日本で最も利用されているSNSであり、利用率は10~60代で8割を超えます。そんな高い利用率を誇るLINEをマーケティングツールとして活用している企業も多いかと思います。

LINEの運用で重要なのがLINE公式アカウントの活用です。LINE公式アカウントは自社に興味を持ってくれているユーザーに友だち追加してもらうことでコミュニケーションを図れます。

そのため、発信した情報は読んでもらえる確率が高く、コンバージョンの増加やエンゲージメントの向上も期待できます。

LINE公式アカウントの友だちを増やすためには広告出稿が必要不可欠であり、LINE友だち追加広告の活用が効果的です。

そこで今回は、LINE友だち追加広告のメリットや運用のポイントについて解説していきます。

 

目次

LINE友だち追加広告とは

LINE友だち追加広告を配信するメリット

LINE友だち追加広告の配信面

LINE友だち追加広告の課金方式

LINE友だち追加広告の入札方法

LINE友だち追加広告の配信手順

LINE友だち追加広告のクリエイティブ作成のポイント

LINE友だち追加広告の運用ポイント

まとめ

 

LINE友だち追加広告とは

LINE友だち追加広告とは、LINE公式アカウントの友だち追加を目的とした広告のことです。広告をクリックすると「友だち追加」ボタンが表示され、ワンタップで友だち追加が完了します。

LINEアプリ上の様々な配信面に広告を掲載でき、LINE広告と同様に詳細なターゲティング機能も利用できるため、興味を持ってくれそうなユーザーに向けた配信が可能です。

LINEはアクティブ率が非常に高く、LINE公式アカウントの開封率もメルマガの何倍にも及びます。幅広い世代に訴求できるLINE広告を通して友だち追加を促進し、ユーザーとつながりを深めることができるため、ぜひ活用したい機能です。

LINE友だち追加広告を配信するメリット

ここでは、LINE友だち追加広告を配信するメリットを紹介します。

リーチ力が高く、幅広い層へのアプローチが可能

LINEの強みは何と言っても圧倒的なリーチ力の高さです。 SNS利用者の中でLINEの利用率は80%を超えています。利用しているユーザー層も偏りがあるわけではなく、老若男女問わず幅広い世代にとって身近なSNSです。

また、LINEのみを利用しているユーザーは40%近くにも及ぶため、他のSNS広告では訴求できないユーザー層にも配信し、友だち追加を狙えることは非常に大きなメリットと言えます。

親和性の高いユーザーに配信できる

LINE友だち追加広告では、LINE広告と同様に以下のような高精度のターゲティングを活用できるため、親和性の高いユーザーに配信できます。

オーディエンスセグメント配信

特定の個人の識別は行わず、ユーザーのLINE上での行動データに基づいてセグメントする方法です。

ユーザーの年齢・性別・地域・興味関心それぞれを推測し、反応率の高そうなターゲットを指定して友だち追加を促します。

類似配信

オーディエンス配信で作成したオーディンスと似た属性をもつユーザーに対して広告を配信し、友だち追加を促す方法です。

自動と手動どちらでも設定することができ、手動の場合は類似度を1~15%の間で指定できます。数値が小さいほど類似度は高くなり、大きいほど類似度は低くなります。

リターゲティング配信

自社がもっている顧客データとLINEのデータを照合し、すでに接点があるユーザーに対して広告を配信する方法です。

すでに接点があるため友だちを獲得できる割合は高くなりますが、友だち追加済みのユーザーも多いため、基本的には実施しない方法です。

LINE友だち追加広告の配信面

LINE広告の友だち追加広告の配信面

画像引用:LINEヤフーfor Business

LINE友だち追加広告の配信面は以下の4種類です。(2023年5月時点)

トークリスト

LINEアプリの中で最もアクティブ性の高い配信面です。友だち追加広告は画面上部に表示され、多くのユーザーの目に留まりやすいため、反応率も高い傾向にあります。
 

LINE NEWS

2020年7月時点で月間175億PVを突破し、日本の人口の約6割が利用しています。 ユーザーの興味・関心に応じて最適な記事を推奨するAIを活用したパーソナライズ配信機能を実装しており、NEWSタブのトップページや記事一覧画面に友だち追加広告を表示できます。
 

LINE VOOM

動画コンテンツを投稿・閲覧できる機能です。友だちとして繋がっていなくても、気になる投稿があればフォローすることが可能です。一般ユーザーの投稿と同様のフォーマットで利用できるため違和感なく広告を配信できます。
 

ホーム

友だちリストをはじめとするLINE上の様々なコンテンツへの入り口となる「ホーム」タブの下部に広告が表示され、視認性も高いです。

LINE広告の様々な配信面の中でも特に多くのユーザーが利用する配信面で友だち追加広告を表示できます。配信先は指定できませんが、各配信面のフォーマットに沿ったクリエイティブを用意して出稿することで、自動的に適切な配信面に表示されます。

LINE友だち追加広告の課金方式

LINE友だち追加広告には2種類の課金方式があります。

CPF(友だち追加課金)

CPF(Cost Per Friends)は、ユーザーが友だち追加広告をクリックし、友だち追加されるごとに費用が発生する課金方式です。クリックや表示されただけの場合は課金されません。

友だち追加はハードルが高いアクションとなりますが、一度友だち追加をしてもらえれば継続してコミュニケーションをとることが可能になるため高い費用対効果が期待できます

費用の相場は一件の友だち追加ごとに150〜400円程度です。必要な費用は友だち追加された分だけとなり比較的安価で始められるため、まとまった予算がとれない方にもおすすめです。

 CPM(インプレッション課金)

CPM(Cost Per Mille)は、友だち追加広告が1000回表示されるごとに費用が発生する課金方式です。費用相場は1000回表示された場合、400~1000円の費用が発生します。

コストを抑えながら幅広いLINEユーザーにリーチできる点に加え、料金も一定のため運用しやすい点もメリットと言えます。

LINE友だち追加広告の入札方法

LINE友だち追加広告の入札方法は、「自動入札」と「手動入札」の2種類です。

自動入札

予算を設定し予算の範囲内でAIが自動で配信を行う入札方法です。
 
自動入札の場合は友だち追加課金となり、手動入札の場合は友だち追加課金・インプレッション課金のどちらかを選べます。
 

手動入札

配信効果を確認しながらその都度入札額を手動で設定する入札方法です。

手動入札は手間がかかるうえに成功するかどうかは担当者の知識によるところが大きく、入札する適切なタイミングを逃してしまう可能性も高いです。

自動入札がおすすめ

自動入札は最適な配信ができるまで月に40イベントの学習データが必要であり、効果を実感できるまでに少々期間がかかりますが、AIが入札額を調整し、データが蓄積されていくごとに精度も増していくため自動入札の採用が推奨されています。

入札方法 課金方式 最低設定価格
自動入札 友だち追加課金 75円
手動入札 友だち追加課金
インプレッション課金
50円
200円

 

LINE友だち追加広告の配信手順

LINE友だち追加広告を配信するには、まずLINE公式アカウントを作り、LINE広告アカウントを開設する必要があります。LINEビジネスIDを発行してアカウント開設を行いましょう。

LINE公式アカウントはこちら、LINE広告アカウントはこちらから作れます。

アカウントを開設したら、以下の手順で出稿しましょう。

  1. クレジットカードを登録すると広告アカウントの審査が開始となるため承認を待つ。
  2. 広告アカウント承認後、LINE広告マネージャー管理画面にログインする。
  3. 「広告アカウント」をクリックし、作成した広告アカウント名をクリックする。
  4. 「キャンペーンを作成」をクリックする。
  5. 「キャンペーンの目的」画面になるため「友だち追加」を選択する。
  6. キャンペーンの詳細(基本情報、掲載期間、上限予算等)を設定する。
  7. 「広告グループを作成」画面になるため年齢、性別、地域等で絞りターゲットを設定する。
  8. 「最適化と入札」をクリックし、入札単価の設定方法や入札額の上限を設定し、保存する。
  9. 「広告を作成」画面にて広告名やクリエイティブ、タイトルなどを設定し、保存する。
  10. 審査を申請する。

審査日数は広告アカウントが5営業日前後、広告審査も5営業日前後となっており、審査が承認されると自動的に友だち追加広告が配信されます。

LINE友だち追加広告のクリエイティブ作成のポイント

ここでは、LINE友だち追加広告でクリエイティブを作成する際のポイントをご紹介します。

訴求するポイントをひとつに絞る

LINE友だち追加広告では、訴求するポイントをひとつに絞ることを意識しましょう。

スクロールする手を止めてもらうためには強いインパクトを与えることが重要です。しかし、訴求したいポイントをいくつも盛り込んでしまっては最も伝えたいメッセージが埋もれてしまい、結局なにも伝わらずに友だち追加してもらえません。

訴求するポイントはひとつに絞り、自社がアピールしたい部分ではなくユーザーの悩みに寄り添い、自分と関連性が高い広告であることを意識させられれば自然と反応は良くなります。

例えば、不動産会社であれば物件の内観や外観を大きく映すことで、一目で不動産会社の広告であることが伝わります。

友だち追加をするメリットを伝える

LINE友だち追加広告では、ターゲットにとってメリットがあることが瞬時に伝わるよう工夫しましょう。

LINEで友だち追加するとクーポンがもらえたり有益な情報を受けとれることをクリエイティブの上質な雰囲気を壊さないようにタイトルやディスクリプションで簡潔に伝えることで多くのユーザーの反応が期待できます。

まずは「メリットがあるみたいだから登録してみようかな」と思わせることが重要です。

LINE友だち追加広告の運用ポイント

次に、LINE友だち追加広告の運用ポイントをご紹介します。

ターゲティングは広めに設定する

LINE友だち追加広告は、できるだけ多くの友だちを獲得することが目的であるため、最初は広い範囲でターゲティング設定することが推奨されています。

ターゲットを絞りすぎるとインプレッション数やクリック数が減少し、友だち追加単価が高騰してしまう上にデータも集まらないため配信精度を高めにくくなってしまいます。

そのため、上記でご紹介した3種類のターゲティング方法の中でも、まずはオーディエンスセグメント配信を活用し、ターゲットを広げながら友だち追加してくれる可能性の高いユーザーに訴求していきましょう。

ガイドラインに抵触していないか確認する

LINE友だち追加広告はガイドラインが定められているため、自社の広告が抵触していないかを確認する必要があります。

反社会的なコンテンツや悪質なスパム行為、著作権や知的財産権の侵害などはもちろん、以下のような内容の広告も禁止されています。

  • 広告主やクリエイティブと直接関係のないページへ遷移させる行為、または第三者のための広告媒体として使用する行為​
  • 購入等に際する条件などがわかりにくい表示になっているもの
  • 正確性や信憑性に欠ける内容や、ユーザーにとって有用性の低い内容

参照:LINE広告審査ガイドライン|LINEヤフー for Business

また、化粧品や医薬品、食品などユーザーの健康や安全に大きな影響を及ぼすものについては法律に基づき厳しく制限されています。規制されている表現方法が多くあるため、配信する前に必ず確認しましょう。

クリエイティブは複数用意し、改善を繰り返す

LINE友だち追加広告ではクリエイティブを複数用意し、どのパターンが最も反応が良いのかを検証しましょう。

いくら良質なクリエイティブを使用して広告を配信しても、配信期間が長くなるにつれて反応率は下がっていきます。インプレッションやクリック率、CVRが低い場合はすぐにクリエイティブを差し替えましょう。最初は効果が出ていたクリエイティブも効果が薄れてきた場合は配信を停止します。

クリエイティブもすべての要素が違うものを用意するのではなく、一部分だけを変えながら改善していく方が良いでしょう。

クリエイティブは同じでメッセージだけを変えたり、逆にメッセージは同じでクリエイティブだけを変えたり、動画であれば最初の数秒に変化をつけたり、変更する要素は少ない方がコストを最小限に抑えつつ何が結果の要因なのか分析しやすくなり、友だち追加されやすい成功パターンを見つけやすくなります。

まとめ

今回は、LINE友だち追加広告について解説しました。

LINE友だち追加広告は細かいターゲティングが可能ですが、最初は広く広告を配信してデータを蓄積させ、精度を高めることで適切な配信方法が見つかります。

LINE公式アカウントは手間をかけずに多くのユーザーに情報を発信できる効果的な機能であるため、友だち追加広告を活用して効率的に親和性の高い友だちを増やし、運用成果を上げていきましょう。

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弊社では、企業のLINE運用代行サービスを行っています。

各企業ごとの市場調査やターゲット設定、戦略立案、コンテンツ制作、広告出稿、効果測定、改善までワンストップでサポートさせていただきます。

LINE友だち追加広告出稿に興味がある方や、現在のLINE運用の改善を図りたいという方は、お気軽に弊社までお問い合わせ下さい。

WRITER / HUM
株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部 WEBライター

株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部は、ジャリア社内のSEO、インバウンドマーケティング、MAなどやクライアントのWEB広告運用、SNS広告運用などやWEB制作を担当するチーム。WEBデザイナー、コーダー、ライターの人員で構成されています。広告のことやマーケティング、ブランディング、クリエイティブの分野で社内を横断して活動しているチームです。