LINE広告とは?特徴や成功ポイント、公式アカウントの活用法を解説
LINEはコミュニケーションツールとして国内で最も利用されているSNSであり、LINEを使って集客や広告出稿を行う企業もかなり増えています。
今回は、LINE広告の特徴や成功させるポイント、LINE広告運用に欠かせないLINE公式アカウントの概要まで解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
目次 |
LINE広告とは
LINE広告とは、国内の利用率83.7%(2023年1月時点)、MAU 9,500万人(2023年3月末時点)を誇り、日本で最も利用されているSNSであるLINEに配信できる運用型広告のことを指します。
InstagramやFacebookは使わないが、連絡手段としてLINEだけは使っているという人も多く、現在は連絡先を交換する際もメールアドレスではなくLINEのIDを交換することが多いのではないでしょうか?
年齢層に大きな偏りもなくSNSユーザーのほとんどが日常的に利用しているLINEでの広告配信は、リーチを広げ認知度を高めるにはもってこいの配信媒体と言えます。
さらに、多種多様な配信面や細かいターゲティングなど、幅広いユーザーがいる中でも確度の高いターゲットに広告を配信できるような仕組みになっているため、費用を抑えながら効果的な広告運用が可能です。
LINE広告の特徴
LINE広告には様々な特徴があるため、押さえておきましょう。
リーチ力が圧倒的に高い
LINEは日本で最も利用されているSNSであることから、リーチ力も他の媒体に比べて圧倒的に高いです。
SNSユーザーの中でLINEのみを利用している人は41.2%にも及び、LINE広告は他の媒体ではリーチできないユーザー層を獲得することができるという大きなメリットがあります。
LINEはメッセンジャーアプリということでアクティブ率も非常に高いため、広告を複数回みてもらえる機会が生まれ、自社商品やサービスを覚えてもらいやすいです。
また、ユーザーの性別や年代にはあまり偏りがないため、特定の層ではなく幅広い層をターゲットにできます。よってLINE広告は比較的多くの業界・業種にとって活用しやすい媒体と言えます。
出典:LINE Business Guide 2023年4月-9月期版
ターゲティング機能や配信先が豊富
次章で詳しく解説しますが、LINE広告にはオーディエンスセグメント配信、オーディエンス配信、類似配信、LINE公式アカウントの友だちオーディエンス配信の4種類のターゲティング機能が備わっています。
属性や行動、興味関心などの様々な切り口でセグメンテーションを行い反応率を高めたり、初回購入したユーザーに絞って再購入を誘導したり、コンバージョンユーザーに似た属性のユーザーを探して新たなターゲットを増やしたりと、適切に設定することで高精度のAIが効果的なLINE広告配信を行います。
また、LINE広告には豊富な配信先があり、LINE内部のサービスやアプリだけでなく、外部のアプリと連携したLINE広告ネットワークによってLINE以外の幅広いジャンルのアプリにも配信することができます。
目的別のキャンペーン選択が可能
LINE広告では、以下のような広告配信の目的ごとにキャンペーンを選んで配信するため、最大限の効果が期待できます。
- WEBサイトへのアクセス
- WEBサイトコンバージョン
- アプリのインストール
- アプリのエンゲージメント
- 動画の再生
- 友だち追加
- 商品フィードから販売
例えば、サイトへのアクセス数を増やしたい場合はアクセスしてくれそうなユーザー、アプリのインストールを促したい場合はインストールしてくれそうなユーザーに広告を表示し、費用対効果の高いLINE広告運用を実現します。
少額から広告配信可能
LINE広告は、数千円という少額から手軽に広告の配信が可能です。多くのリーチ獲得が期待できるLINEに少額からでも広告を配信できる点で、予算が少ない場合は大きなメリットと言えます。
しかし、高い効果を出したいのであれば、クリエイティブの質にこだわり、より多く広告を表示してデータを集め、改善を繰り返していく必要があるため、最低でも10~30万円は確保しておくことをおすすめします。
LINE広告の配信面
LINE広告には、以下のように非常に多くの配信面が存在します。
トークリスト、LINE NEWS、LINE VOOM、ウォレット、LINEマンガ、LINEポイントクラブ、LINEチラシ、LINEクーポン、LINEマイカード、LINEショッピング、LINE広告ネットワーク、ホーム、LINE Monary、LINEレシート、LINEオープンチャット、LINEファミリーアプリ、LINE公式アカウント |
ここでは、その中でも主要な配信面をご紹介します。
トークリスト
引用:LINE広告配信面
トークリストは、LINEにある数々の機能の中でも圧倒的なアクティブ率を誇ります。広告は最上部に表示されるため視認性が高く、気軽にクリックを誘導できます。
LINE NEWS
引用:LINE広告配信面
LINE NEWSは月間アクティブユーザー数が7,700万人以上(2021年8月時点)を誇る人気機能です。ニュースタブの記事一覧ページや各記事ページ、370媒体のアカウントメディアの記事一覧ページに広告を表示できます。LINE NEWSのユーザーは購入意欲が高い傾向があるため、新商品情報などの広告に適しています。
LINE VOOM
引用:LINE広告配信面
LINE VOOMは、主に動画コンテンツが投稿され、いいねやコメントでコミュニケーションを図れる機能です。一般ユーザーの投稿と同様のフォーマットで利用できるため違和感なく広告を配信できます。公式アカウントをブロックされていても広告を表示できるため多くのユーザーにリーチできます。
ホーム
引用:LINE広告配信面
ホームは、友だちリストを確認したり、スタンプや着せ替えなどLINEの各種サービスへの窓口となっています。広告は画面下部に表示されますが、窓口であるため幅広い年齢層のユーザーの目に触れるでしょう。
ウォレット
引用:LINE広告配信面
ウォレットは、モバイル送金・決済サービス「LINE Pay」をはじめ、様々なサービスの決済やお金の管理が可能です。月間訪問者数は4,700万人(2022年12月末時点)を超え、多くのリーチ獲得も期待できます。
LINE広告ネットワーク
引用:LINE広告ネットワーク
LINE広告ネットワークは、LINEやLINEのファミリーアプリだけでなく、料理やブログ、漫画などの多種多様なアプリへの広告配信を可能にするネットワークです。LINEだけでも圧倒的なリーチ力を持ちますが、露出できる媒体が増えることで広告効果がより高まっていきます。
LINE広告のターゲティング機能
LINE広告には4つのターゲティング機能が搭載されているため、それぞれの特徴についてご紹介します。
オーディエンスセグメント配信
属性、行動、年齢、性別、趣味・関心、購買意向、地域でセグメントして商品やサービスと関連性が高いターゲットに絞って広告を配信できます。
属性であれば携帯キャリアや誕生日、行動であればテレビ視聴頻度やモバイル端末の変更状況など各セグメントの中でさらに詳細に設定できるため反応してもらえる可能性が高く、無駄な費用をかけることなく利益を上げることができます。
出典:LINE Business Guide 2023年4月-9月期版
オーディエンス配信
ユーザーの行動データに基づいて、すでに接点のあるユーザーに絞った広告配信または接点のあるユーザーを除いた広告配信が可能です。
これまでに自社の商品を購入したことがあるユーザーに対して別の商品の広告を配信し、再度購入を促したり、逆に購入したことのあるユーザーは除外して配信し、初回購入を促すこともできます。
オーディエンスは動画視聴ユーザーやLINE公式アカウントの友だちであるユーザー、そしてその類似ユーザーなどでも作成可能です。
出典:LINE Business Guide 2023年4月-9月期版
類似配信
コンバージョンしたユーザーに類似しているユーザーをLINE内で探し、新たにコンバージョンする可能性の高いユーザーに向けて広告を配信します。
商品を購入してくれたユーザーと似た属性をもつユーザーに配信することで潜在顧客の獲得が期待できます。類似配信は自動と手動どちらでも設定することができ、手動の場合は類似度を1~15%の間で指定できます。
数値が小さいほど類似度は高くなり、アクションを起こしてもらえる可能性は高まりますが、リーチできる人数は限られてしまいます。数値が大きいほど類似度は低くなりますが、もととなるオーディエンスにできるだけ近い属性の多くのユーザーに広告を届けることが可能です。
出典:LINE Business Guide 2023年4月-9月期版
LINE公式アカウントの友だちオーディエンス配信
LINE公式アカウントの友だちになっているユーザーの属性に基づいて広告を配信します。友だちであるユーザーとブロック中の友だちの2種類のオーディエンスが作成でき、友だち追加しているユーザーに似た属性のユーザーへの広告配信も可能です。広告への反応や友だち追加してくれる可能性が高いでしょう。
出典:LINE Business Guide 2023年4月-9月期版
●LINE広告配信の最適化! ターゲティングや位置情報機能について解説
LINE広告フォーマットの種類
LINE広告の掲載フォーマットは、「静止画広告」と「動画広告」の2つに分けられます。配信面ごとにフォーマットが異なるため、掲載したい配信面に対応するフォーマットに合わせてクリエイティブを作成する必要があります。
静止画広告
静止画広告は、動画広告よりも制作コストを抑えることができるため、配信の目的別に複数のクリエイティブを作成することが可能です。一度に伝えられる情報量は少ないですが、伝えたい情報を瞬時にわかりやすく届けることができます。
動画広告
動画広告は、静止画広告よりも制作コストがかかってしまいますが、静止画では伝えきれない多くの情報を届けることができます。
視覚だけでなく、聴覚にも訴求することができるため、ユーザーの印象に強く残りやすい点もメリットと言えます。冒頭の3秒間でどれだけ多くのユーザーを引きつけることができるかがポイントです。
また、LINE広告のクリエイティブは配信面に応じて5種類あるため、押さえておきましょう。
種類 | 静止画サイズ | 動画サイズ |
Card | 1200×628px | 16 : 9 |
Square | 1080×1080px | 1 : 1 |
Vertical | ー | 9 : 16(LINE VOOMは3:4) |
カルーセル | 1080×1080px | ー |
Small Image | 600×400px | ー |
LINE広告の課金方式
LINE広告の課金方式は、クリック課金、インプレッション課金、友だち追加課金の3つがあります。それぞれ手動入札か自動入札か選択できますが、自動入札は高精度のAIが広告配信データから学習し最適化を図ってくれるため、LINE広告は自動入札が推奨されています。
オークション形式で表示される広告が選出され、費用をかければかけるほどより多くの広告枠及びユーザーの目に触れやすい広告枠に広告を表示できる仕組みになっています。
クリック課金(CPC)
クリック課金は、LINE広告がクリックされるごとに費用が発生する課金方式です。最低入札価格は1クリックあたり手動入札で24円、自動入札で36円です。
広告が何度も表示された場合でもクリックされなければ費用は発生しませんが、誤ってクリックされた場合は課金されてしまうため、反応してくれそうなユーザーに向けた適切なターゲティングが重要です。
インプレッション課金(CPM)
インプレッション課金は、LINE広告が1000回表示されるごとに費用が発生する課金方式です。最低入札価格は手動入札で1000回表示されるごとに200円となっています。
自動入札だと、動画の3秒再生で1円、100%再生で2円、1インストール100円、1コンバージョン1,200円となっています。
コストを抑えながら幅広いユーザーにリーチでき、料金も一定で運用しやすいため、とにかく多くのユーザーの目に触れ、認知度を上げたいという目的の場合に最適です。
友だち追加課金(CPF)
友だち追加課金は、LINE広告経由で友だち追加された場合に費用が発生する課金方式です。新たなユーザーからの友だち追加ではなく、ブロックしていたユーザーがLINE広告経由でブロックを解除した場合にも課金されます。
最低入札価格は手動入札で50円、自動入札で75円となっています。友だち追加されて初めて課金されるため、広告費が無駄になることはありません。
なお、友だち追加されてその後すぐにブロックされてしまっても課金されるため、LINE公式アカウントでの最初のメッセージでユーザーにどれだけメリットを感じてもらえるかが重要です。
LINE公式アカウントの友だち追加を目的とした広告は「LINE友だち追加広告」と呼ばれ、ワンタップで友だち追加が完了します。以下の記事でLINE友だち追加広告について詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
●LINE友だち追加広告とは?費用対効果抜群の広告で友だちを増やそう!
LINE広告運用を成功させるポイント
LINE広告運用を成功させるために、以下のようなポイントに注意しましょう。
クリエイティブは複数用意する
LINE広告は配信面は多いですが、指定できるわけではないため、クリエイティブは様々なサイズを用意しておくことで配信したい場所に表示されやすくなります。
また、どんなに優れたクリエイティブでも長く配信しているとクリック率も下がってくるため、定期的に修正や変更を行い、常に高い反応率を維持することが重要です。
クリエイティブのすべての要素を変えるのではなく、一部だけを変えながら検証していくことでコストを抑えながら効果的なクリエイティブの形を見つけることができます。
ターゲティングを絞り込みすぎない
LINE広告では、クリック率を上げたい、コストを抑えたいからといって最初からターゲティングを絞り込みすぎてしまうと、いつまで経ってもデータが集まらず配信精度が向上しません。
最初はターゲットを広めに設定し、データを集めてAIに学習させることで自動入札の精度が高まり、徐々に最適な広告配信を行ってもらえるようになります。
リターゲティング配信を行う際も、すでに接点のあるユーザーだけでなく類似しているユーザーにも配信してみることで興味を持つユーザーが増え、データも多く集まるでしょう。
訴求ポイントを絞る
ターゲティングは広げた方が良いですが、訴求ポイントは絞った方が効果的です。
LINE広告では、デザイン性を高めて映えを意識するよりもわかりやすさのほうが重要です。静止画であれば伝えたいことは1つ、多くても2つに絞って文字も大きくはっきりと表示し、一目見ただけで理解できるようにしましょう。
動画でも静止画と同様に読みやすい文字を基本に、冒頭で訴求ポイントを伝えることができれば最後まで見続けてもらい、コンバージョンにつながる確率がグッと上がります。
LINE広告運用代理店の選び方
LINE広告運用を始めたいと思っても、始められるだけのリソースがない。もしくはすでに運用していても知識不足で思うように効果が出ていない企業も多いかと思います。
そんなときは、LINE広告運用を代理店に依頼することもひとつの方法です。LINE広告のプロにすべてを任せられるため、リソースや知識がなくても運用が可能になります。
長期的に効果的なLINE広告運用を行うためにも、以下のポイントを意識して最適な代理店を選びましょう。
LINE広告運用の実績があるかどうか
LINE広告運用代理店を選ぶ際は、LINE広告運用の実績があるかどうかを確認しましょう。
他のWEB広告運用の実績は豊富でも、LINE広告運用の実績は乏しく、適切な提案が期待できない代理店もあります。ホームページの制作事例を確認したり、問い合わせの際にこれまでの実績について聞いてみましょう。
また、自社と同じか似たような業界のLINE広告運用を手掛けたことがあるのかにも注目しましょう。自社の業界について説明する時間を省略することができ、よりスピーディーに最適解へと導いてもらえます。
LINE広告運用体制が整っているか
LINE広告運用代理店を選ぶ際は、運用の体制が整っているかを確認しましょう。
1人で何社も掛け持ちしている人が窓口になると、なかなか連絡がとれずロスタイムが発生してしまう可能性が高いです。
代理店の担当者との最初の打ち合わせの段階で、何人体制でどんなフローで進めていくのかを確認することが重要です。
話し合う中で、自社のLINE広告運用にしっかりと向き合ってくれそうか、長期的に良い信頼関係を築いていけそうな代理店なのかをしっかり判断しましょう。
LINE広告以外の媒体も対応しているか
LINE広告運用代理店を選ぶ際は、LINE広告以外の媒体にも対応しているかを確認しましょう。
LINE広告運用に取り組む中で、他の広告媒体も展開したいという動きが出てくることも多いかと思います。
その際に対応媒体の幅が狭い代理店だとわざわざ別の代理店に依頼する必要が出てきます。かかる費用も1社にまとめて依頼するよりも大幅に増え、連絡先が増えることで意思疎通が上手くとれず、認識にズレが発生したり、施策の進行が滞ったりすることも考えられます。
LINE広告以外にも幅広い媒体に対応している代理店であれば、それだけ広告運用に関する知識も豊富であり、LINE広告を横展開することも可能になります。他の効果的な媒体にも取り組むことができればそのぶん利益向上が期待できるでしょう。
LINE広告配信データを共有してくれるか
LINE広告運用代理店を選ぶ際は、広告運用のデータを共有してくれるかどうかを確認しましょう。
代理店の中には、独自のノウハウが外部に漏れることを恐れて、運用方法の共有に消極的な代理店もあります。
しかし、どんな戦略で、どんなツールを用いて、どんな配信をしていくのか、依頼主も把握しておかなければ、双方の認識が食い違い、後々トラブルになる可能性が高いです。
自社から聞かずとも、最初からしっかりと詳細について説明し、定期的な報告会を設けてくれる代理店を選びましょう。
●LINE広告運用代理店の選び方 依頼するメリットと確認すべきポイントを解説
LINE広告ではLINE公式アカウントの活用が必須
LINE公式アカウントは、企業や店舗がLINE上でアカウントを作成し、クーポン・セール情報やキャンペーンの告知などを行うことができるサービスです。
LINE公式アカウントを開設すると、企業や店舗に興味があるユーザーが友だち登録をしてくれます。メッセージを送信したり、ユーザーからの質問に回答するなどのコミュニケーションをとることが可能になり、エンゲージメントの獲得につながります。
LINE広告を出稿する際はLINE公式アカウントを開設し、連携させる必要があります。尚且つLINE公式アカウントを効果的に運用することがLINE広告運用の成功にもつながるため、しっかりと理解しておきましょう。
LINE公式アカウントのメリット
LINE公式アカウントには以下のようなメリットがあります。
ユーザーと双方向のコミュニケーションがとれる
広告というと企業や店舗から一方的にアプローチする手法と言えますが、LINE公式アカウントであれば、ユーザーの問い合わせに対して企業が回答し、企業の投稿に対してユーザーが反応したりと双方向のコミュニケーションをとることができます。
メッセージは自動化することも可能で、業務効率化を図れます。配信方法も柔軟に調整でき、一斉配信も個別での相談もできるため、ひとりひとりに合わせた対応が可能です。
メルマガよりも開封率が高い
一般的に、メルマガの開封率が15%~25%と言われているのに対し、LINE公式アカウントの開封率は約60%と言われています。もちろん業界によって前後しますが、約3倍もの差があることは注目すべきでしょう。
見る人が多くなるということは、それだけ反応率も高まります。また、LINE公式アカウントでメッセージを送れば、ブロックやミュートされていない限りプッシュ通知が届くため、メルマガよりも早く確認してもらえます。
無料で始められ、気軽に登録してもらえる
LINE公式アカウントは無料で開設することができ、有料プランと同様にすべての機能を利用することができます。
アカウントの開設も簡単にできて、ユーザーはQRコードを読み込んだり、友だち追加ボタンやLINE友だち追加広告をタップするだけで登録が完了します。
名前やメールアドレスの入力も必要ないためユーザーの負担が減り、より多くの登録が見込めます。すぐにクーポンを発行することもでき、ブロック防止にもつながります。
●LINE公式アカウントを運用しよう!メリットについて詳しく紹介!
LINE公式アカウントにかかる費用
LINE公式アカウントには3つの料金プランがあり、どのプランにするかで費用が異なります。
追加メッセージが多いほど単価がお得に
LINE公式アカウントのスタンダードプランでは既定の30,000通に追加してメッセージを配信できます。
LINE公式アカウントの費用対効果を高めるポイント
LINE公式アカウントの費用対効果を高めるためには、適切なターゲティング設定が重要です。
友だち全員がコンバージョンに近いユーザーではないため、毎回全員に配信するような運用では高い費用対効果は期待できません。
LINE公式アカウントを上手に活用するためのポイント
LINE公式アカウントで成果を出すために、以下のポイントを押さえた運用を行いましょう。
友だちを増やす
LINE公式アカウント運用では、まずは友だちを増やし、配信の母数を増やし、多くのコンバージョンを獲得していかなければなりません。
実店舗がある場合は、店舗の目につくところにLINE公式アカウントのQRコードを設置しましょう。QRコードの読み込み作業は簡単にでき、一緒にクーポンやお得なサービスが受けられることを目立つようにアピールすれば「追加してみようかな」と気軽な登録を促せます。
LINEの他にもSNSを行っているのであれば、公式アカウントの友だち追加の窓口として活用しましょう。拡散力やビジュアル訴求力など各SNSの強みとの相乗効果で今まで接点のなかったユーザーの流入が見込めるでしょう。
テキストは簡潔にしてスタンプや画像を活用する
一般的に、LINEは近しい人との気軽なコミュニケーションツールとして利用されており、多くのユーザーが短い言葉でやりとりを行っています。
そのため、LINE公式アカウントでも冗長な文章は避け、簡潔で読みやすい文章のほうが読まれやすくなります。
LINE公式アカウントのメッセージには、絵文字やスタンプ、画像や動画も組み込めるため、効果的に活用することでユーザーに目を留めてもらえる確率が上がります。
あいさつメッセージでひきつける
あいさつメッセージとは、LINE公式アカウントを友だち追加してくれた際に自動的に配信されるメッセージです。
友だち追加されたタイミングが最もメッセージを読んでもらいやすいため、「この公式アカウントはあなた(ユーザー)にこんな有益な情報を発信します!」ということをはっきりと伝えることが重要です。
最初にクーポンやショップカードを発行し、公式アカウントと友だちでいればお得なサービスを受けられることを印象付けることも長期的なつながりを維持するために効果的です。
配信日時をターゲットに合わせて調整する
LINE公式アカウント運用では配信日時設定に注意しましょう。ターゲットユーザーが余裕をもって視聴できる時間帯を狙って配信しましょう。
例えば、会社員をターゲットとするなら昼休みや退勤後の時間帯、10代をターゲットとするなら学校が終わる夕方などに配信すると読まれる可能性が高くなります。
配信頻度も多すぎると煩わしく思われ、ブロックされてしまうでしょう。週1回が目安と言われていますが、ターゲットに合わせて頻度を増減させ、効果測定を繰り返して最適な配信頻度を見つけましょう。
LINE公式アカウントの運用体制を整える
LINE公式アカウント運用は片手間でやってもクリエイティブや分析の質が下がり、効果は上がりません。そこで、運用体制を整えておくことが重要になります。
どんなフローがあって、誰が何を担当するのかを決めることはもちろん、どんな雰囲気の公式アカウントにしていくのか、文体はどうするのか、必ず画像を投稿するのかなど、細かい部分を設定し、配信のトーン&マナーを統一していく必要があります。
レギュレーションを決めた後は、共有することも重要です。LINE公式アカウント運用に関わる全員の認識に齟齬が出ないように、定期的にミーティングを開いたり、チャットツールを活用して全員がすぐに確認・共有できるシステムを構築しましょう。
まとめ
今回は、LINE広告の特徴や運用を成功させるためのポイント、活用必須のLINE公式アカウントの概要まで解説しました。
SNSマーケティングが浸透してきている現代においてSNSも多様化してきていますが、日本で1番のシェアを誇るLINEを活用することで、新たな顧客層にアプローチし、自社のファンへとつなげることができるかもしれません。
LINE広告運用の際は、LINE公式アカウントの運用にも注力し、友だちを増やしていくことでより高い費用対効果が期待できるでしょう。
ジャリアでは、企業のLINE運用代行サービスを行っています。
各企業ごとの市場調査やターゲティング、戦略立案、コンテンツ制作、広告出稿、効果測定、改善までワンストップでサポートさせていただきます。
新たにLINE広告出稿を行いたい方や、現在のLINE運用の改善を図りたいという方は、お気軽に弊社までお問い合わせ下さい。
WRITER / HUM 株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部 WEBライター 株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部は、ジャリア社内のSEO、インバウンドマーケティング、MAなどやクライアントのWEB広告運用、SNS広告運用などやWEB制作を担当するチーム。WEBデザイナー、コーダー、ライターの人員で構成されています。広告のことやマーケティング、ブランディング、クリエイティブの分野で社内を横断して活動しているチームです。 |