TikTokライブ配信とは?メリットや便利な配信機能、効果を高めるポイントを解説!
気軽にショート動画を投稿・閲覧できるTikTokは年々ユーザーが増加しており、運用に取り組んでいる企業も増え続けています。
TikTokをマーケティングツールとして活用したい企業におすすめしたいのがライブ配信機能です。ライブ配信をうまく活用することで、新規フォロワーの開拓やユーザーとのエンゲージメントを深めることができます。
そこで今回は、TikTokライブ配信を行うメリットや便利な機能、効果を上げるポイントについて解説していきたいと思います。
目次 Tiktokライブ配信のメリットTikTokライブ配信方法 TikTokライブ配信のポイント |
TikTokライブ配信とは
TikTokライブ配信とは、TikTok上でユーザーがライブ配信を行えるサービスです。インスタグラムユーザーであればインスタライブを視聴したことがある人も多いかと思いますが、TikTokライブ配信も同じような機能です。
フォロワーや興味をもってくれたユーザーとコメントを通してリアルタイムでコミュニケーションをとりながら、つながりを深めることができます。
TikTokライブ配信のメリット
TikTokライブ配信には以下のようなメリットがあります。
フォロワーを増やせる
TikTokには他のSNSにはないおすすめ機能があり、興味を持ってもらえそうなユーザーに表示してもらえるため、多くのユーザーに認知してもらえると同時にライブ配信の視聴数も増加します。
また、TikTokライブ配信では配信者が話している姿やパフォーマンスしている姿をリアルタイムで見ることができるため、親近感を持ってもらいやすいです。
ライブ配信でどんな人なのか、どんな目的でどんな思いで配信しているのかということが伝われば、フォロワーではないユーザーも興味を示し、そのままフォローしてもらえる可能性が高まります。TikTokは拡散力が高いため、魅力的なコンテンツであれば瞬く間にバズることも可能です。
視聴者との距離が近づく
TikTokライブ配信では視聴者とリアルタイムでコミュニケーションをとれるため、配信者の存在をより身近に感じてもらうことができます。
配信者に対して視聴者がハートやコメントで反応し、またその反応に対して配信者がコメントするといった通常の投稿ではできないやりとりが可能になります。
ライブ配信を視聴している中で生まれた疑問を質問することですぐに回答してもらえたり、してほしいことをリクエストすることで願いを聞いてもらえたり、気軽に意思疎通できるようになるため配信者と視聴者のエンゲージメントが深まります。
また、配信者は視聴者からの反応をフィードバックとして受け取り、今後のライブ配信の方針や内容の改善を図りやすくなる点もメリットと言えます。
収益につながる
TikTokライブ配信には投げ銭(ギフティング)機能があり、配信者は投げ銭をしてもらうことで収益化することが可能です。
しかし、ライブ配信で投げ銭をもらったとしても、すべての金額が配信者のものになるわけではなく、収益として得られるのは約30%と言われています。
ですが、TikTokはユーザー数も多く、気軽に反応してもらえる仕組みになっており、視聴数やフォロワーを増やしていくことで収益も増えていくため、ライブ配信に取り組む効果は大いにあると言えます。
TikTokライブ配信の機能
TikTokライブ配信には以下のような機能があるため、積極的に活用していきましょう。
エフェクト
TikTokのエフェクト機能では、様々なエフェクトを使ってライブ配信を盛り上げることができます。エフェクトは配信中でも変更可能なため、視聴者からリクエストされたエフェクトに臨機応変に対応できます。
TikTokライブ配信はリアルタイムで視聴者とコミュニケーションできることが大きな魅力であるため、「○○のエフェクトにしてほしい」などの要望に即座に応えることで視聴者とのエンゲージメント率を高められます。
エフェクト変えるだけで与える印象も違ってくるため、適切なタイミングで上手にエフェクトを使いこなせれば最後まで飽きずに楽しんでもらえるでしょう。
コメントフィルター
TikTokのコメントフィルター機能では、表示させたくないワードを非表示設定できます。
TikTokライブ配信中には、誹謗中傷コメントが流されることもあり、コメント欄が荒れてトラブルにつながってしまうこともあります。
そんなトラブルを回避するためにも、事前に表示させたくないワードを設定して見えないようにすることで配信がスムーズに進み、配信者も視聴者も安心できる環境がつくれます。
非表示に設定したワードを含むコメント自体を非表示にもできるため、ぜひ活用しましょう。
投げ銭(ギフティング)
TikTokの投げ銭機能を使うと、TikTok上で視聴者が配信者にギフトを贈ることができ、視聴者の年齢が20歳以上で利用可能です。
視聴者はコインを購入し、好きなギフトを選んでライブ配信中に贈ります。ギフトは1コインで購入できるものから30.000を超えるコインで購入できるものまで多種多様です。
例えば、帽子や王冠などのギフトが贈られると配信者の頭に帽子や王冠が表示されるなど、ギフトに合わせてエフェクトがかかるため、配信中にギフトを上手く活用できればより多くのギフトをもらえるようになるでしょう。
投げ銭は視聴者が配信者を応援したいという気持ちをギフトとして表すことができるため、配信者のモチベーションにもつながり、コンテンツの質をより高めていけます。
コラボレーション
TikTokのコラボレーション機能を使えば、他の配信者と一緒にTikTokライブ配信を行えます。
相互フォローしているアカウントのどちらかが申請し、承認されればコラボレーションが可能です。コラボしている人数に合わせて配信画面が分割され、やりとりしている様子が視聴者に公開されます。
コラボしてライブ配信することでお互いのフォロワーに存在を知ってもらうことができ、フォロワー増加につながります。自社と関連性の高いコラボ相手であれば興味を持ってくれるユーザーも多いでしょう。
また、コラボすることで自社アカウントのみのライブ配信ではできないような内容を行うこともできます。普段とは違う面が見れることは視聴者にとってプラスに働くことが多く、もっと知りたいと思わせられるでしょう。
インサイト
TikTokのインサイト機能では、過去に投稿したライブ配信に関する様々なデータを把握することができます。
曜日や時間帯ごとの動画の再生回数、フォロワーの増減数や男女比、国籍、プロフィールの表示回数などの分析が可能です。
フォロワーが一気に増えた場合はそのタイミングでアップした動画を振り返り、ユーザーが興味を示しやすいライブ配信の傾向を掴んだり、女性のフォロワーが多ければ女性により刺さるような見せ方にしてみたりと、インサイトを活用することで効率的に改善を図れます。
効果的なTikTokライブ配信を行うためにも、投稿に対する原因を追究し今後に活かすことが重要なため、インサイトはこまめにチェックしましょう。
TikTokライブ配信の条件
TikTokライブ配信は誰もが自由に行えるわけではありません。2023年9月にTikTokが公式に提示したライブ配信を行える条件は以下の2点です。
- 18歳以上
- TikTokのフォロワー50人以上
※上記は予告なく変更される可能性があります。
年齢について、以前は16歳以上となっていましたが、18歳以上に引き上げられました。
また、TikTokのフォロワー数はこれまではっきりとした数字は発表されておらず、300人以上などの一定数のフォロワーを抱えていないと配信できないというような憶測も立っていました。
しかし、50人以上であればライブ配信できることが明らかになったため、フォロワー数の面でライブ配信に後ろ向きだった企業も積極的に取り組めるようになるでしょう。
さらに、インターネットのUpload速度が50Mbps以上の安定した環境で配信を行うことも推奨されています。通信環境が不安定な状態で配信をしてしまうと、映像が乱れ、視聴者のストレスが増すとともに視聴者数やフォロワー数の減少につながってしまうため注意しましょう。
TikTokライブ配信方法
TikTokライブ配信はスマホでもPCでも簡単に行えます。
スマホから配信する
スマホからライブ配信する方法は以下の通りです。
- TikTokアプリホーム画面下部の「+」ボタンをタップする。
- メニューが表示されるため左にスワイプして「LIVE」を選択する。
- タイトル、カバー写真、エフェクトを設定する。
- コメントとギフティングのON/OFFを確認する。
- 「LIVEを開始」ボタンをタップする。
PCから配信する
PCからライブ配信する方法は以下の通りです。
- TikTok Web appを開き、ログインする。
- 左側のメニューバーの中から「Go LIVE」をクリックする。
- ライブ動画設定画面になるため、タイトルやカバー画像を設定する。
- ライブのセットアップ画面になり、サーバーURLとストリームキーが表示されるため、コピーしてライブ配信用のストリーミングソフトにペーストする。
参考:TikTok
TikTokライブ配信のポイント
効果的なTikTokライブ配信を行うためにも以下のポイントを押さえておきましょう。
事前に告知する
TikTokでライブ配信することが決まれば、まずは告知しましょう。
せっかく配信を開始しても、事前に告知していなければその日時に予定のあるユーザーは見ることができず、その他のユーザーからも配信に気づいてもらえない可能性が高いです。
そのため、必ず数日前に「〇月〇日〇時からライブ配信します」ということを発信しておきましょう。そうすればフォロワーは予定を調整でき、視聴数を確保することができます。
告知はTikTokのショート動画をはじめ、各SNSでも行うことでフォロワーの見逃しを防ぎ、TikTokアカウントをフォローしていなかったユーザーもライブ配信に誘導することができます。
視聴者のコメントに反応する
TikTokライブ配信では視聴者からのコメントに反応しましょう。
配信者が一方的に話し続けたりパフォーマンスしていては、通常の動画投稿と変わりません。繰り返しになりますが、リアルタイムに双方向のコミュニケーションをとれることがTikTokライブ配信の醍醐味です。視聴者への問いかけや意向の確認を大事にして、反応があれば積極的に応えましょう。
ひとつひとつのコメントに応えることはなかなか難しいかもしれませんが、できるだけ丁寧に対応することで、視聴者としっかりと向き合っている姿勢が伝わり、信頼関係が生まれます。
フォロワーではなかった視聴者も真摯な姿を見て好感を持ち、フォローにつながることも多々あります。
入念に企画を練る
TikTokライブ配信は、入念に企画を練ってから行いましょう。
ぶっつけ本番でライブ配信を行う企業はないと思いますが、大まかな流れだけ決めてあとは視聴者のコメント頼りな内容で進めるとグダグダな配信になってしまう可能性が高いです。
視聴者はどんなことをしてほしいだろうか、通常の投稿ではできないようなことでニーズが高いものはないだろうか、コメントに応えるまとまった時間をとったほうがいいのかどうかなど、細かい部分までしっかりと計画し、時間配分などのミスがないようにリハーサルも行いましょう。
どんな施策もそうですが、自社本位で考えるのではなく、常にユーザー本位で考え、求めていることに応えていこうとする姿勢が重要です。
まとめ
今回は、TikTokライブ配信について解説しました。
普段は見ることのできない姿を見せることで親近感が生まれ、関心を強めたりファン化を促すことができるTikTokライブ配信。
フォロワーと直接交流できる貴重な機会でもあるため、やりとりを通じてニーズを把握し、今後のTikTok運用に活かしていきましょう。
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WRITER / YUME 株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部 企画営業 アカウントプランナーグループ 株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部は、ジャリア社内のSEO、インバウンドマーケティング、MAなどやクライアントのWEB広告運用、SNS広告運用などやWEB制作を担当するチーム。WEBデザイナー、コーダー、ライターの人員で構成されています。広告のことやマーケティング、ブランディング、クリエイティブの分野で社内を横断して活動しているチームです。 |