インスタライブを成功させるポイントとは? 効果的な活用法やメリットについて解説!
今や多くの著名人や企業が利用しているインスタライブは、映像を通してユーザーとコミュニケーションをとりながら宣伝でき、高い費用対効果が期待できる機能です。
しかし、インスタライブを実施してもなかなか視聴数が増えない、コンバージョンにつながらないとお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、インスタライブのメリットや成功させるポイントについて解説していきます。
目次 インスタライブの活用方法 |
インスタライブとは
インスタライブとは、インスタグラムでライブ配信ができる機能のことです。特別な機材を用意しなくてもスマートフォンのカメラがあれば配信が可能で、気軽にユーザーとコミュニケーションをとることができます。
インスタライブでは、配信者が配信を行っている間、ユーザーはリアルタイムでいいねやコメント、質問、シェアすることが可能です。エンゲージメントを高めるアクションが盛んに行われるため、インスタグラムからの評価も上がります。
また、自社アカウントだけでなく、他のアカウントをゲストとして招待することもできるため、インフルエンサーや関連企業とのコラボレーションも可能です。
2022年に「モバイル社会研究所」が行った調査によると、スマホ・ケータイ所有者のライブ動画サービス利用率は、YouTubeライブが53.3%、ニコニコ動画が52.6%、インスタライブが41.9%で3位という結果になっており、認知度も高まっていることがわかります。
このように、高い認知度や気軽さ、購入につながりやすいという多くのメリットがあることから、今では多くの企業がインスタライブを活用しています。
インスタライブを行うメリット
ここでは、インスタライブを行う3つのメリットについて紹介します。
ユーザーとの親密度を高められる
インスタライブでは、リアルタイムでユーザーとコミュニケーションをとることができるため、親密度が高まります。
ユーザーとの親密度を測り、興味関心のデータを集めるための指標をシグナルと言いますが、シグナルが高くなればなるほどフィードの上位に表示されたり、発見タブやリールに投稿が表示されやすくなるため、より多くのユーザーにリーチできるようになります。
インスタライブ中に送られてくる質問やコメントにもすぐに回答できるため、ユーザーの疑問点や不安感をその場で解消できます。後から自分で調べたり、WEBサイトのフォームから質問し、回答に数日待つ必要もありません。
スピーディーな疑問解決と、映像での説明や実践で商品への理解が深まるため、企業とユーザーの信頼関係も深まりやすく、ファン化につながります。
ユーザーの購買意欲を高められる
インスタライブは、ユーザーの購買意欲が高まりやすいこともメリットと言えます。
現在はネット通販が当たり前になっていますが、やはり実物を見なければ不安というユーザーや、失敗したくないからネット通販は躊躇してしまうユーザーも多いです。
画像だけでは伝えられる情報が限られてしまいますが、インスタライブで実際に使用している様子を映像で見せながら紹介することで、画像の何倍もの情報を伝えることができます。ユーザーの購入をとどめていた懸念点をその場で解消できるため、購買意欲が高まり、そのまま購入につなげやすくなるのです。
アパレルブランドであれば身長や体型が異なる人物、化粧品ブランドであれば肌質や顔の系統が異なる人物数人で使用している姿をインスタライブで見せることで、多くのユーザーにイメージしてもらいやすくなります。
また、インスタライブを配信するフォロワーを選ぶこともできるため、より自社への興味が強いフォロワーに絞った配信を行うことも可能です。モチベーションが高いユーザーに、より響く方法で宣伝することで購入率アップが期待できるでしょう。
コストを抑えた配信が可能
インスタライブはスマートフォンさえあれば、配信のためにわざわざ特別な機材を用意する必要がないため低コストで実施できます。
インスタライブの視聴者数を増やすための告知も通常の投稿でできるため、広告費もかかりません。撮影は社内のスタッフで行うことで、人件費も抑えられます。
インスタライブを頻繁に行うようであれば、その都度企画や準備に労力がかかりますが、新商品の発売ごとやイベントの開催に合わせるなど、配信頻度を調整することで負担を最小限に抑えた運用が可能です。
インスタライブの活用方法
多くのメリットがあるインスタライブですが、ここでは実際の活用方法について紹介していきます。
新商品の宣伝
新商品の宣伝にはインスタライブを活用してみましょう。
どの媒体よりも早く新商品の詳細情報を知ることができるというのはフォロワーにとって非常に魅力的で、視聴意欲をかき立てられます。
事前に新商品の紹介をする旨の内容を告知しておくことで、ユーザーの興味をひくことができます。また、数量限定販売やインスタライブを視聴した人にだけクーポンコードを付与するなども事前に告知しておくと視聴率アップが期待できるでしょう。
インスタライブ終了後はショップ機能を利用した投稿を行いましょう。動画で紹介した商品をフィードやストーリーズでショッピングタグをつけて投稿することでECサイトへの遷移が増え、購入につながります。
ウェビナー
インスタライブはウェビナーとしても活用できます。
通常、ウェビナーを開催するとなると、配信者はZoomなどのWEB会議サービスをインストールしてセッティングを行い、視聴者あてに招待メールを送ります。マイクやカメラなども準備する必要があれば負担が大きくなるため、実施へのハードルも高くなります。
視聴者もわざわざアプリをインストールして設定を行わなければならず、手間をとらせてしまいます。
しかし、インスタライブを活用すれば、配信者も視聴者もインスタグラムを開いて数タップするだけで配信・視聴することができるため、双方の手間が省け、配信に対するハードルも下がります。
イベント中継
インスタライブはイベントの様子を配信する際にも効果的です。
オフラインイベントの初日に実施風景をインスタライブで配信することで、会場の雰囲気や臨場感がユーザーに伝わり、来場を促すことができます。ユーザーからいいねやコメントで反応が返ってくるため、コミュニケーションをとりながらエンゲージメントや満足度も高まります、
また、遠方に住んでいて来場できないユーザーにもインスタライブを通してイベントに参加してもらうことで親しみを感じてもらい、信頼感を高める効果もあります。
インスタライブ終了後はフィードやストーリーズに投稿し、視聴できなかったユーザーにもイベントの様子を伝えて集客につなげましょう。
インスタライブを成功させるポイント
では、インスタライブの効果を最大限に発揮し、コンバージョンを獲得するためにはどのようなポイントを意識すれば良いのでしょうか?
事前告知は忘れずに行う
インスタライブを実施する際は事前に告知をしておくことでユーザー側も日程調整ができるため、より多くのユーザーに視聴してもらえます。
告知を見て配信を伝えても当日には忘れてしまうこともあるため、スケジュール設定を行い、ユーザーにリマインダーを促すことで視聴忘れを防ぐことができます。「インスタライブまであと○日!」とカウントダウンスタンプで知らせることもユーザーのモチベーションアップに効果的です。
また、質問スタンプで配信中に回答してほしい質問を募集することで前もって回答を準備しておくことができるため、当日のインスタライブがスムーズに進み、回答を聞くために視聴してくれるユーザーも増えるでしょう。
双方向のコミュニケーションをとる
インスタライブではユーザーとの双方向のコミュニケーションが重要です。自社が伝えたい内容だけを一方的に話すだけの配信はインスタライブの良さを一切活かせていないため、効果は期待できません。
ユーザーからの質問やコメントには真摯に答え、配信者が質問したいことがあれば投げかけて、ユーザーからコメントが返ってくる。この双方向のコミュニケーションがインスタライブの基本となります。
その中で、よくある質問は固定してしっかり回答の時間をとったり、良質で嬉しいコメントは共有して感謝の気持ちを伝えたりすることで、ユーザーからの印象がグッと上がります。
また、インスタライブは途中から参加するユーザーも多いため、今までの話の流れや今どんな内容について話しているのかをテロップで表示しておくと親切です。
アーカイブしてシェアする
リアルタイムで配信を見られなかったユーザーにも動画を届けられるように、インスタライブはアーカイブして様々な配信面でシェアしましょう。
インスタライブを視聴できなかったユーザーにも動画を届け、より多くのユーザーに動画を見てもらうことで購入率も上がります。
また、内容がユーザーの興味をひくものであれば、次回のインスタライブへの参加意欲を高めることができます。
インフルエンサーとコラボする
インスタライブでは、配信者を含めて最大4つのアカウントで配信することができるため、インフルエンサーとコラボすることで一気に認知度を上げることができます。
コラボしたインスタライブはお互いのフォロワーに届き、自社を認知していなかったユーザーに興味を持ってもらえるきっかけになります。親和性が高いインフルエンサーとコラボすることで興味をもつ可能性が高いユーザーに訴求できるため、フォロワー増加も期待できます。
また、視聴数の増加に伴い、いいねやコメントなどのアクションも増えるため、シグナルが集まり、通常の投稿が発見タブに表示されやすくなります。そうなればリーチ数が増え、保存数が増え、フォロワーが増えるという好循環が生まれ、インスタグラム運用の成功につながります。
効果測定を行う
インスタライブを配信した後は、結果を確認するために効果測定を行いましょう。
インスタグラムには、アカウントの投稿に関する様々なデータを確認できるインサイトという機能があり、リーチ数やインプレッション数、いいねやコメント数、ユーザーの属性やプロフィールへのアクセス数などあらゆる数値を把握することができます。
インスタライブの目的に沿って立てたKPIの達成度を確認・分析し、開催する曜日や時間、企画の進め方、告知方法など少しずつ調整していきながら、最善のやり方を見つけましょう。
キャラクターを使ったインスタライブ
ここまで、インスタライブを行うメリットや成功させるポイントを紹介してきましたが、もう一つ、企業の認知拡大や集客アップに効果的な、キャラクターを使ったインスタライブについて紹介したいと思います。
企業が行うインスタライブというと、社員が顔出しで出演し、ユーザーとコミュニケーションをとるやり方をイメージする方が多いでしょう。しかし、顔出しするとなるとハードルが高く、なかなか気が進まない社員の方も多くいらっしゃいます。
そこで、キャラクターを使うことにより、顔出しせずにユーザーとコミュニケーションをとることができるため、インスタライブのハードルがグッと下がります。
例えば、ハウスメーカーであれば家探しに関する相談や質問を気軽に行える場としてもインスタライブは効果的です。実際に窓口に行かなくても、豊富な知識を持ったプロに疑問や不安点についてその場で答えてもらえる貴重な機会を設けることで、集客アップにつながります。
しかし、「顔出しでの配信はちょっと...」という場合にはキャラクターを活用しましょう。
目や首が動くアニメーション仕様になったキャラクターが社員の代わりに画面に映り、社員は声のみの出演でユーザーの質問や相談に答えていきます。
配信中は終始キャラクターが画面に映り、自社の宣伝をしてくれるため、キャラクター及び企業の認知も着実に進みます。
キャラクターブランディングにもなる
現在は様々な企業がキャラクターを作っていますが、せっかくキャラクターを作っても発信していかなければ認知は進みません。
認知を広げるにはメディアに露出していく必要がありますが、従来のCM広告や新聞広告などのマス広告だと莫大な費用や時間がかかり、負担も大きくなってしまいます。
一方で、キャラクターを使ったインスタライブであれば、スマホひとつで実施可能なうえ顔出しも必要ないため負担も少なく定期的な配信が可能になります。
配信を重ねていくことで、ユーザーとの親密度アップ→発見タブに表示されやすくなる→フォロワー増加のサイクルが期待できます。また、定期的な配信はキャラクターに対する愛着を深め、ブランディングにもつながります。
負担を最小限に抑えながら、認知拡大、集客アップ、信頼関係構築、ブランディングが期待できるインスタライブを行うためにも、ぜひキャラクターを活用してみてください。
まとめ
今回は、インスタライブのメリットや配信ポイントについて解説しました。
インスタライブはユーザーとリアルタイムでコミュニケーションをとりながら宣伝することができる有効な手法です。
また、質問やコメントにすぐに回答してその場で疑問を解消できるため、ユーザーからのイメージアップや信頼関係の構築につながります。
インスタライブを通してフィードやストーリーズでは伝えきれない魅力を伝え、コンバージョンを獲得していきましょう。
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WRITER / HUM 株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部 WEBライター 株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部は、ジャリア社内のSEO、インバウンドマーケティング、MAなどやクライアントのWEB広告運用、SNS広告運用などやWEB制作を担当するチーム。WEBデザイナー、コーダー、ライターの人員で構成されています。広告のことやマーケティング、ブランディング、クリエイティブの分野で社内を横断して活動しているチームです。 |