インスタグラム運用で成果を出すためのハッシュタグの付け方・選び方とは?

インスタグラムはビジュアルメインのSNSとして高い訴求力を持っているため、多くの企業のマーケティングに活用されています。

インスタグラム運用において、成果を出すための重要なポイントのひとつとなるのがハッシュタグの活用です。

ハッシュタグを上手に活用することができれば多くのユーザーに投稿を届けることができ、認知度拡大やコンバージョンの獲得が期待できます。

そこで今回は、インスタグラムのハッシュタグの重要性や効果的なハッシュタグの選び方について解説していきます。

インスタグラムのハッシュタグとは

インスタグラムのハッシュタグとは、先頭に「#」マークがついたキーワードのことを指し、投稿する際のキャプションに記載できます。

ハッシュタグをつけることで、該当するハッシュタグで検索をかけているユーザーに投稿を見てもらえる可能性が高くなります。また、ユーザーもハッシュタグで検索をかけることで関連するすべての投稿が表示されるため、効率的に情報を探すことができます。

ハッシュタグはインスタグラム以外にも、TwitterやFacebookなど他のSNSでも活用されているものであり、近年では何か情報を知りたいときに検索エンジンで検索をかけるのではなく、インスタグラムのハッシュタグで検索をかけるユーザーが若年層を中心に増えています。

例えば、博多でラーメンを食べたくなったとき、検索エンジンで「博多　ラーメン屋」と検索するのではなく、インスタグラムで「#博多ラーメン」などのハッシュタグで検索をかける→投稿一覧から気になる画像をタップする→投稿のキャプションやプロフィール画面を見てメニューや基本情報を確認する→気に入ったら来店行動に移るといった流れです。

Googleで検索する「ググる」からハッシュタグで検索する「タグる」に検索方法が変化しているのです。

また、インスタグラムのひとつの投稿で記載できるハッシュタグは30個までとなっているため、ただ思いついたキーワードを並べていくのではなく、よりターゲットに見つけてもらいやすいハッシュタグを選定することが重要です。

インスタグラムにおいてハッシュタグが重要な理由

インスタグラムにおいてハッシュタグの活用が重要な理由は、認知度や購買意欲の向上に非常に効果的だからです。

日本では、他国と比べて5倍ものハッシュタグ検索が行われていることが明らかになっており(2020年時点)、ユーザーは日常的にハッシュタグで検索をかけ、活発に情報収集を行っています。

出典：他国より5倍ハッシュタグ検索！ Instagramはユーザーの「好きと欲しい」を作れる。「House of Instagram（#インスタハウス）」イベントレポート：Gaiax

また、株式会社Chocostoryの調査によると、約4割のユーザーが商品購入検討時にSNSのハッシュタグで検索したことがあると回答し、商品購入を検討したSNSはインスタグラムが1位となっています。

・商品購入検討時にSNSのハッシュタグで検索したことがありますか。

・商品購入検討をしたのはどのSNSですか。(複数選択可)

データ引用元(一部抜粋)：48%の人が、SNSのレビュー内容・感想が購買行動に影響していると回答【購買行動とSNSの関係についてのアンケート結果】：PR TIMES

この結果からも、商品を購入する際には「タグる」行動が一般的になってきていることや、インスタグラムがユーザーの購買行動に大きく影響を与えていることがわかります。

さらに、インスタグラムにはハッシュタグをフォローできる機能もあり、「#料理」「#ファッション」「#旅行」など、自分が興味を持っているジャンルに関するハッシュタグをフォローすることで世界中の情報を収集することができます。

特定のアカウントをフォローしなくても、自動的に関連性の高い投稿がフィードに表示されるため、フォロワーではないユーザーにもリーチすることが可能になり、自社と親和性が高い潜在顧客を獲得しやすくなります。

このように、インスタグラムでのハッシュタグの活用は自社の認知度拡大やユーザーの購買行動に大きく影響を与えるため、インスタグラム運用において非常に重要なポイントと言えます。

インスタグラムのハッシュタグの付け方と注意点

インスタグラムにおける一般的なハッシュタグの付け方は、キーワードの頭に半角の「#」マークをつけ、キャプションの最後にまとめて記載する方法です。

基本的にインスタグラムの投稿文は黒文字ですが、ハッシュタグは青文字になります。これを活用して、特に目立たせたかったり、タップして検索してほしいハッシュタグがある場合は文中に記載するのも効果的です。

文章を読んでいる途中にいきなり青文字のハッシュタグが表示されることで文末にまとめて表示されるよりも目に留まりやすくなり、狙ったハッシュタグページへ誘導しやすくなります。

また、「#福岡 カフェ」というようにキーワードの中にスペースを空けてしまうと、ひとつのハッシュタグとして認識してもらえません。

しかし、ハッシュタグとハッシュタグの間には半角スペースを空ける必要があるため注意が必要です。スペースを空けずにつなげて書いてしまうとすべてがひとつのハッシュタグとして認識されてしまうため、半角スペースを空けることを忘れないようにしましょう。

インスタグラムにおける効果的なハッシュタグの選び方

ここでは、インスタグラムにおける効果的なハッシュタグの選び方を紹介します。

キーワードのボリュームを考慮する

インスタグラムでハッシュタグを選ぶ際は、キーワードのボリュームを考慮することが重要です。多くのユーザーの投稿に記載されているビッグキーワードはジャンルや業界全体のことを含んでしまうため、範囲が広くなりすぎて狙ったターゲットに見てもらえる可能性が低くなります。

例えば、旅行会社の場合、「#旅行」や「#観光」といったキーワードはすでに数百万件以上の投稿があり数が多すぎるため、上位表示させて目に留めてもらうことは難しいでしょう。

しかし、「#観光旅行」「#観光地巡り」「#旅行好きな人とつながりたい」など複数のキーワードが組み合わさったキーワードであれば数千件～数万件にグッと数が減るため、ターゲットの目に触れる可能性が高くなります。

県名や都市名を入れたり、具体的な観光地名やホテル名を記載するのも有効で、より親和性が高く、関心を持っているユーザーとマッチしやすくなります。

もちろん、ビッグキーワードを記載することがだめなわけではないため、ミドル・スモールキーワードのハッシュタグも組み合わせながらリーチを獲得していきましょう。

トレンドのハッシュタグを調べる

インスタグラムでハッシュタグを選ぶ際は、トレンドになっているハッシュタグを活用することが効果的です。

競合他社や人気のある投稿はどんなハッシュタグを使用しているのか、どんな組み合わせ方をしているのか、分析してみましょう。そうすることで、現在どんなハッシュタグが流行っているのか、どのハッシュタグを選べばリーチが増えるのかが見えてくるでしょう。

季節や時期によっても効果的なハッシュタグは異なります。その時期に多くのユーザーが検索しそうなハッシュタグを選定することでリーチを獲得しやすくなります。

インスタグラムのトレンドは瞬く間に移り変わってしまうため、常にトレンドを追いながらユーザーの目に触れる機会を増やしましょう。

関連性の高いハッシュタグを適切な数だけつける

インスタグラムでハッシュタグを選ぶ際は、投稿内容と関連性の高いものを必要な数だけつけるようにしましょう。

ハッシュタグは30個までつけることができるため、できるだけたくさんつけたほうがいいと思うかもしれませんが、投稿とあまり関係のないハッシュタグを無理やりつけても狙ったターゲットに表示されないため逆効果となります。

ハッシュタグは○個つけるのが効果的！というような明確な数は決まっていませんが、少なすぎるとリーチできる範囲が限られてしまいます。関連性が高いハッシュタグを厳選しながら10個程度つけるようにすると、親和性の高いユーザーに効率的にリーチできるでしょう。

まとめ

今回は、インスタグラムでの効果的なハッシュタグの付け方について解説しました。

流行りのハッシュタグをつければいい、とりあえず数を増やせばいいということではなく、自社と親和性の高いユーザーに投稿を見てもらうためにはどんなハッシュタグが有効なのかを考えて選定することが重要です。

インスタグラムの投稿がいまいち伸びない方は、自社のハッシュタグの付け方が適切かどうかもう一度見直し、改善を繰り返してリーチを広げていきましょう。

ハッシュタグの数や選び方について、詳しく聞きたいという方はジャリアまでお気軽にご相談ください。実際の投稿を見ながら解説させていただきます。

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