インスタグラム運用で重要な「保存数」を増やす5つのポイントを解説
みなさんは、インスタグラムの運用において「保存数」を意識していますか?
投稿が良かったのか悪かったのかを判断するための材料として、いいね!やリーチ数にばかり目が行きがちですが、インスタグラムを効果的に運用していくためには保存数も非常に重要な要素となります。
しかし、インスタグラムを運用しているが効果が出ないという方の中には、「どうすれば保存数が増えるのかわからない」「そもそも保存数を意識していなかった!」という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、インスタグラムの保存数を増やすべき理由や保存数を増やすためのポイントについて詳しく解説していきます。
目次 |
インスタグラムの保存数とは
インスタグラムの保存数とは、投稿に対して保存ボタンが押された回数のことです。
保存ボタンとは、投稿したページにあるコメントボタンやいいね!ボタンと同列にあるリボンマークのことを指し、タップすると後でその投稿を見返すことができるようになります。
ユーザーが保存した投稿を確認する際は、プロフィール画面のメニューバーにある「保存済み」をタップすると今までに保存した投稿が一覧となって表示されます。
また、コレクション機能もついているため、保存した投稿をジャンル別にコレクションすることも可能で、自分が見やすいように整理することができます。
インスタグラムの保存数を確認する方法
インスタグラムの保存数を確認する方法は、以下のとおりです。
- プロフィール画面を開き、右上のメニュー(三本線マーク)をタップ
- 「設定」→「アカウント」→「プロアカウントに切り替える」をタップ
- 自社に当てはまるカテゴリを選択して「完了」をタップ
- 「クリエイター」か「ビジネス」のどちらかを選んで「次へ」をタップ
以上でインスタグラムのプロアカウントへの切り替えが完了します。
プロアカウントに切り替えることで、保存数以外にも、フォロー数やリーチ数、プロフィールへのアクセス数など様々な数値を確認できます。
インスタグラムの保存数を増やす目的
インスタグラムの保存数を増やす目的は、シグナルを高めるためです。シグナルとは、投稿が何回見られたか、いいねが何回押されたか、コメント数はどれくらいかといったユーザーとの親和性の高さを測り、興味関心のデータを集めるための指標です。
インスタグラムでは、ユーザーからのいいね!やコメント、保存数、シェアが多いほどシグナルが高くなり、シグナルが高いほどフィードや発見タブ、リールに優先的に投稿が表示されます。
例えば、フィードでは、フォローしているアカウントの中でもシグナルが高いアカウントが上位表示され、ストーリーズではシグナルが高いアカウントの順に左側に表示されるようなアルゴリズムになっています。
発見タブやリールでは、大半がフォローしていないユーザーの投稿となるため、興味関心がより高い投稿を表示するためにもシグナルの高さが重要な判断材料となります。
保存数が増えれば滞在時間が長くなる
インスタグラムにおいて、シグナルを高めるアクションの中でも特に保存数が重視されている理由は、滞在時間が長くなるためです。投稿を保存してもらえれば後で見返してもらえるため、そのぶんインスタグラムを利用する時間が増えますよね。
インスタグラム側は、ユーザーに少しでも長くアプリを利用してもらいたいため、滞在時間を増やしてくれる「保存数が多い投稿」を優先して表示するのです。
また、保存数が増えることで発見タブに表示されやすくなり、リーチ数が増えます。リーチ数が増えればさらに保存数が増えるという連鎖が起こり、フォロワーが増えたり商品の購入が増えたりと利益向上につながります。
インスタグラムの保存数を増やすポイント
ここまでの話から、インスタグラムの保存数の重要性をわかってもらえたかと思いますが、では具体的にどうすればいいのでしょうか。
ここでは、インスタグラムの保存数を増やすための5つのポイントを紹介します。
後で見返したくなるよう工夫する
インスタグラムの保存数を増やすためには、後で見返したいと思ってもらえる投稿を作成する必要があります。
自社がターゲットとするインスタグラムユーザーがどんな情報を必要としているのかをリサーチし、「内容が好きだから繰り返し見たい」「忘れるかもしれないから保存しておこう」「今は時間がないけど面白そうだから保存して後でじっくり見よう」と思わせることが重要です。
例えば、火を使わずに短時間で簡単におかずが作れるレシピの投稿があれば、「簡単そうだし後で作ってみようかな」という気持ちになり、保存数が伸びると考えられます。
また、マンション物件を紹介する投稿などは、マンションの購入を考えているユーザーが後で見返して比較検討するために保存されやすいでしょう。
「○○効果の高い化粧水10選!」などのリストやランキング形式の投稿は情報量が多くなり、一度見ただけでは把握しきれないため、何度も見返す必要があります。従って保存数も増えやすくなります。
「情報量が多いと敬遠されるのでは?」と思うかもしれませんが、ユーザーが見やすいように工夫して、この投稿は有益であると序盤の段階で思わせることができれば、今は時間がないユーザーにも後でじっくり見て参考にしようと思ってもらえます。
リーチ数を増やす
インスタグラムの保存数を増やすには投稿内容も重要ですが、ユーザーの目に触れる回数を増やすことも重要です。
リーチが少なければ投稿を見る人の数も少なくなり、必然的に保存数も減少してしまいます。
リーチを増やすには、インスタグラム広告を出稿したり、インフルエンサーとのタイアップ投稿も効果的ですが、予算が確保できない場合は、まずはリールを活用することをおすすめします。
インスタグラムではフィード投稿やストーリーズ、検索タブなどあらゆる機能がありますが、近年は短い時間で手軽に楽しめるショート動画市場が盛り上がりを見せており、リールタブをメインに閲覧するユーザーも少なくありません。
リール動画は検索タブでも大きな枠で表示されるため、ユーザーからの視認性も高くなり、リーチが増えやすくなります。
また、インスタグラムではハッシュタグによって共通の趣味や興味に関する投稿を簡単に閲覧できるため、ハッシュタグを上手く活用することもリーチ獲得に効果的です。
保存を促す文言をつける
インスタグラムの保存数を増やすには、投稿の最後の画像に保存を促す文言をつけましょう。
インスタグラムのユーザーの中には保存機能を知らない人もいるため、最後の画像に「保存して見返そう!」「忘れないうちに保存して!」などという文言や保存マークに向けて矢印をつけることで、ユーザーはどんなアクションをとればいいのかがわかり、保存につながります。
また、保存機能を知っていても何の文言もなければユーザーはそのまま次の投稿に移ってしまう可能性が高いです。
保存を促す文言をつけることで閲覧したすべてのユーザーに「これ使えそうだからまた後で見ようかな」「忘れちゃいそうだから保存しておこう」と意識させることができ、保存数増加が期待できます。
季節・時期に沿った投稿を意識する
インスタグラムの保存数を増やすには、季節や時期に沿った投稿を意識することも効果的です。その時期だからこそ役に立つ情報を提供することで、ユーザーもすぐに活用でき、保存数も増加します。
例えば、冬の季節に「エアコンなしで寒い部屋をすぐに暖める方法10選」などの投稿をすることで、なるべく電気代をかけたくないと思っているユーザーの興味をひき、保存されやすくなります。
また、夏の季節に「5分で簡単にできる浴衣の着付け方」という投稿があれば、夏祭りに浴衣を着ていこうと思っているユーザーが「これなら自分にもできそう」と保存し、実際に着る際に見返してもらえるでしょう。
逆に、夏に部屋を暖める方法や冬に浴衣の着付け方の投稿をしても、今必要な情報ではないため、保存数は増えません。季節や時期を考慮し、その時々でユーザーが必要としている情報を盛り込んだ投稿を行いましょう。
効果測定・分析を行う
インスタグラムの保存数が増えるように改善していくためには、効果測定や投稿の分析を行う必要があります。
保存数が増えたものがあれば、なぜ増えたのか、ユーザーが求めている情報が何なのか、どんな投稿であれば保存されやすいのかを分析し、投稿をブラッシュアップしていきます。
改善を繰り返すことで自社が提供する情報とユーザーが求めている情報が一致してくるようになり、勝ちパターンが見えてきます。
分析を行わなければどう改善すれば良いのかがわからず、いつまで経っても保存数は増えないため、投稿ごとに分析し、効果的なインスタグラム運用を行いましょう。
まとめ
今回は、インスタグラムの保存数を増やすポイントについて解説しました。
インスタグラムでは保存数を増やすことでリーチ数が増え、フォロワー数が増えるという好循環が生まれ、効率的な運用が可能になります。
もちろん、保存数は簡単に増えるものではありませんが、ターゲットのリサーチを入念に行い、今回ご紹介したポイントを意識しながら投稿していくことで徐々に効果が表れるでしょう。
弊社では、企業のインスタグラム運用代行サービスを行っています。各企業ごとの市場調査やターゲット設定、戦略立案、コンテンツ制作、広告出稿、効果測定まで、ワンストップで承ります。
インスタグラムを活用して集客につなげたい方や、現在のインスタグラム運用の改善を図りたいという方は、お気軽に弊社までお問合せ下さい。
WRITER / HUM 株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部 WEBライター 株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部は、ジャリア社内のSEO、インバウンドマーケティング、MAなどやクライアントのWEB広告運用、SNS広告運用などやWEB制作を担当するチーム。WEBデザイナー、コーダー、ライターの人員で構成されています。広告のことやマーケティング、ブランディング、クリエイティブの分野で社内を横断して活動しているチームです。 |