広告よりも「推し」の声が効く?44.5%が体験した「推し買い」の心理とは?

インフルエンサー推し買いの心理について

近年、「推し」の影響で商品を購入する「推し買い」が注目されています。ある調査では、44.5%の人が「推しの紹介がきっかけで商品を買った」と回答しています。広告よりも信頼できる存在として、タレントやインフルエンサーなど「推し」の発信が購買行動に強く影響していることが分かります。特にZ世代を中心に、「推しが使っている=欲しい」という心理が浸透しており、企業のマーケティング戦略にも影響を与えています。

今回は、この「推し買い」の心理と、その活用方法について解説します。

目次

商品を買う理由が「推しのオススメ」その心理とは?

インフルエンサーマーケティングはなぜ強いのか?

インフルエンサー選びで失敗しないために大切な視点

ジャリアのインフルエンサーマーケティング支援とは?

まとめ

「好きなYouTuberやインフルエンサーの影響で商品を買った経験に関するアンケート」調査概要

調査手法:インターネットでのアンケート

調査期間:2025年4月18日 ~ 5月6日

調査対象者:事前調査で「好きなYouTuberやインフルエンサーがいる」と回答した全国の男女

有効回答:200サンプル

質問内容:

質問1:動画やSNSで発信されている商品紹介などを見て、実際にその商品を購入したことはありますか?

質問2:その理由を教えてください。

質問3:好きなYouTuberやインフルエンサーのどんな点が「買いたい」と思わせたか、もっとも当てはまるものを選んでください。

質問4:商品紹介のどんな点が「買いたい」と思わせたか、具体的に教えてください。

質問5:動画での紹介が「PR(広告)」かどうかについて、あなたはどれほど気になりますか?

質問6:その理由を教えてください。

質問7:どのような動画であれば、紹介されている商品が気になることが多いですか?

質問8:その理由を教えてください。

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。※株式会社NEXERと株式会社ジャリアによる調査

商品を買う理由が「推しのオススメ」その心理とは?

「この商品、推しが使ってたから気になって…」そんな理由で商品を購入したことがある人は、実は少なくありません。最近の調査では、推しのYouTuberやインフルエンサーやインスタグラマーが紹介していた商品を「実際に購入したことがある」と答えた人が44.5%にものぼるという結果が出ています。この数字が示すのは、「好き」や「信頼」という感情が購買行動に直結する時代になっていると考えられます。特に若年層は、企業の広告よりも、日常的に見ている推しの言葉やライフスタイルを信頼しています。「共感」と「信頼」が、今の消費者を動かす大きな原動力となっています。


44.5%が購入経験あり

推しのインフルエンサーやインスタグラマーがいる男女のうち、44.5%が「紹介された商品を実際に購入したことがある」と回答した結果がでています。これは、約2人に1人が推しのオススメに行動を起こしているという数字です。
広告としての明示がなくても、自然なトーンで語られるレビューや紹介が、ユーザーの購買行動を後押ししています。テレビCMよりも効果がある。そんな実感を持つ企業も増えてきました。

情報があふれる時代において、「信頼できる誰か」のリアルな声のように思われます。この調査結果は、インフルエンサーを活用したプロモーションが、今後ますます重要になることを示唆していると考えられます。

インフルエンサー推し買いの心理について2

商品紹介動画などを見て「実際にその商品を購入したことがある」回答理由

・推しが使っているものと同じものを使いたいから。(10代・女性)

・好きなインフルエンサーが紹介した物を使うと嬉しいから。(10代・女性)

・動画での商品説明は何度も見返せるしわかりやすく安心感がある。(20代・男性)

・推しのアイドルグループを応援するため。(20代・女性)

・効果に関して動画内で視覚的に理解できたから。(20代・女性)

・動画で実際に使用しているところが見えるとわかりやすい。(30代・男性)

動画を通じて商品の使い方や効果を視覚的に理解でき、安心感があることや、推しやインフルエンサーが紹介していることで「使ってみたい」「応援したい」と感じ、購入につながったという声が多く見られました。

一方で商品紹介動画などを見て「実際にその商品を購入したことがない」と回答した方の理由も見てみましょう。

商品紹介動画などを見て「実際にその商品を購入したことがない」回答理由

・紹介されていた商品の中で魅力的に感じるものがなかったから。(10代・男性)

・YouTubeを口コミ代わりに見ていないから。(20代・女性)

・たまたま自分には興味がない、需要がないと言う理由です。買う気がないわけではありません。(30代・男性)

・その人の生活レベルや、生活の状況は自分とは違うし、人のまねをすることは好きではないから。(40代・女性)

購入しなかった理由としては、物欲のなさや商品の魅力を感じなかったことに加え、自分の生活スタイルと合わない、紹介者に影響されすぎたくないといった慎重な姿勢が多く見られました。

信頼と共感が購買を後押しする

インフルエンサーが発信する商品紹介が、なぜここまで購買行動につながるのでしょうか。ポイントは、「共感」と「信頼」という2つの感情にあります。
まず、日常的にSNSを通じて情報を受け取っているフォロワーにとって、インフルエンサーはもはや「情報の発信者」ではなく「身近な存在」に近いと考えられます。テレビCMやバナー広告と違い、インフルエンサーの言葉には演出感が少なく、生活感やリアルさがあります。だからこそ、紹介された商品も「売り込み」ではなく「本当に良かったから教えてくれている」と感じられる。これが「信頼」です。
さらに、インフルエンサーが日々の暮らしの中で商品を使う様子を見て、「自分と似てる」「こういう使い方いいな」と感じた瞬間、人は自然と「共感」し、購入に踏み出します。いわば、「買いたい」ではなく「この人と同じ体験がしたい」と思えるかどうかです。企業の一方的なメッセージでは生まれにくい感情だからこそ、インフルエンサーの存在が今のマーケティングにおいて大きな意味を持つのです。

広告は「広告らしくない」ことが重要

今の時代、ユーザーは「広告っぽさ」に敏感です。あからさまに売ろうとしている情報には、思わず距離を置いてしまいます。そんな中で注目されているのが、「広告らしくない広告」です。
特にZ世代やミレニアル世代は、作り込まれた企業発信よりも、インフルエンサーが発信しているような自然体でリアルな情報に反応します。日常の一コマに溶け込む紹介こそが、今のユーザーにとって、信頼できる情報なのです。
この点で、インフルエンサーの発信には強みがあり、彼らの投稿は、商品が主役というより「日常の中にその商品がある」感覚になります。だからこそ、インフルエンサーによって紹介された商品に親しみを感じ、心理的ハードルが下がるのです。

企業視点で言えば、「伝えたいことを売り込まずに伝える設計」が必要不可欠と考えられます。あえて作り込みすぎない、あえてゆるさを残すような空気感が、広告と気づかれずにユーザーの心に入り込み、行動を促していきます。

インフルエンサー推し買いの心理について3

合計でほぼ半数の方が「気にならない」と回答しています。それぞれ理由を聞いてみたので、一部を紹介します。

動画での紹介が「PR(広告)」かどうかについて「とても気になる」回答理由

・よくない製品もいいように紹介されているから。(10代・女性)

・お金もらってるのかーと思ってみてしまう。(20代・女性)

・PRとついていると、いくら褒めていても信頼していない。(30代・女性)

動画での紹介が「PR(広告)」かどうかについて「やや気になる」回答理由

・紹介されているのを見ると買いたくなるから。(10代・女性)

・PR動画なら絶対にその商品の欠点は言わないから。(10代・男性)

・企業などから依頼されて商品を紹介しているので、あまり信用できないから。(30代・女性)

・PRだと悪い点をなかなか言えないから。(30代・男性)

・少しの欠点でも正直にレビューしてるか気になる時が稀にあります。ほとんどはあまり気になりません。(30代・女性)

動画での紹介が「PR(広告)」かどうかについて「あまり気にならない」回答理由

・好きな有名人が紹介していたらPRでもそうでなくても買おうと思うから。(10代・女性)

・多少なりともPRだとはあらかじめ認識している。(20代・男性)

・商品が良ければPRかどうかは関係ないから。(30代・女性)

・PRだとしても自分に害はないから。(30代・女性)

・その商品を目当てに視聴しているわけではないので。(40代・男性)

・PRがあってもなくても好きなユーチューバーなら関係ない。(40代・女性)

動画での紹介が「PR(広告)」かどうかについて「まったく気にならない」回答理由

・本人の動画自体が面白いから。(40代・男性)

どのような動画であれば、紹介されている商品が気になることが多い?その理由は?

・「デメリットも知れる動画」買ってから後悔したくないから。(10代・女性)

・「比較や、正直な感想が含まれているもの」信頼性が高いため。(10代・女性)

・「ユーザー目線での分析やコメントがあると参考になる」素直なレビューを知りたいから。(20代・男性)

・「本人のおすすめ商品や実際の効果などを詳しく教えてくれる動画」好きなインフルエンサーなどからのおすすめ商品は気になるし、実際の効果などを教えてくれると説得力があるから。(30代・女性)

さらに「実際に使用している様子や具体的な体験談を交え、メリットとデメリットを率直に伝える動画であれば、その紹介されている商品に対してより強い興味を持つことが多いです」といった声もありました。

インフルエンサーマーケティングはなぜ強いのか?

インフルエンサーマーケティングが強い理由は、「共感」と「リアリティ」にあります。広告感のない自然な投稿はユーザーの心にスッと入り込み、購買行動へとつながります。

特にフォロワーとの関係性が深いインフルエンサーほど、発信力は「信頼」に変わります。従来の広告では届かなかった層にもリーチできる点で、今や欠かせない手法となっています。

従来の広告と違う「体験を共有する力」

従来の広告は、商品の特長やベネフィットを「企業の目線」で伝えるものでした。しかし現代の消費者は、そうした一方通行の情報に慣れすぎており、簡単には心を動かされなくなっています。そこに変化をもたらしたのが、インフルエンサーによる「体験の共有」です。

インフルエンサーは、商品をただ紹介するのではなく、自分自身の生活の中でどう使っているか、どう感じたかをストーリーとして発信します。インフルエンサーの体験にはリアリティがあり、「この人が言うなら試してみたい」という信頼感が生まれます。

さらに重要なのは、その発信が「視聴者自身の体験」であることです。似たような悩みを持つ人が語るレビューは、単なる情報を超えて、自分ごととして受け取られやすくなります。

インフルエンサー推し買いの心理について4

もっとも多かったのは、37.1%の方が回答した「レビューが信頼できる」でした。

商品紹介のどんな点が「買いたい」と思わせたか、具体的に聞いてみたので一部を紹介します。

「レビューが信頼できる」回答理由

・具体的な成分についてとどんな人に合うかを教えてくれるから。(20代・女性)

・使い方などの説明、どう言ったところが他と違うか教えてくれた。(20代・女性)

・商品の詳細や使い心地、効果などをわかりやすく説明してくれるところ。(30代・女性)

・その商品に関して十分な経験を持っている人だったから。(30代・男性)

・お値段と機能、デザイン、効果を見て購入したいと思いました。楽しそうに、嬉しそうに商品を紹介していると、同じような気持ちに引き込まれます。(30代・女性)

・選択肢はない!推しが推してる商品をただ買うだけだ。(40代・男性)

「使い方がわかりやすい」回答理由

・良い点と悪い点それぞれ紹介されていて、自分に合うか考えやすかった点。(10代・女性)

・個人の好みかもしれないが、動画編集自体にセンスを感じたりすると好感が持てるし、自ずと何度も動画を見る機会が増えるのでそれが安心感や信頼性に繋がっているように思います。(20代・男性)

・実際に使用してどのような効果があるのかが動画内で分かること。(20代・女性)

・細かく性能や機能を解説しています。(30代・男性)

・動画などを見ると買いたいと思います。(40代・女性)

「本人のセンスが好き」回答理由

・便利で可愛い商品だったから。(20代・女性)

・商品の特徴説明とリアルなレビューが信頼できたから。(40代・女性)

・使いやすさや、メリット・デメリットなどを分かりやすく説明していたから。(40代・男性)

・食べたことが無い商品でレビューを見て気になったので。(40代・女性)

ジャンル特化型インフルエンサーの深い刺さり方

インフルエンサーと言っても、その影響力には種類があります。なかでも、特定のジャンルに特化した「ジャンル特化型インフルエンサー」は、フォロワーとの強固な関係性と、深い信頼を築いている点で注目に値します。
例えば、スキンケアに特化した美容系インフルエンサー、キャンプや釣りに詳しいアウトドア系インフルエンサーなど、彼らのフォロワーは「この人の情報は信頼できる」「この人が使っているなら間違いない」といった感情を持っています。そのため、投稿に対するエンゲージメントも高く、商品紹介に対する反応も非常に濃いものになりやすいのです。

ジャンル特化型インフルエンサーが持つのは、単なる「拡散力」ではなく、「深く刺さる力」です。広告感が少なく、専門家のレビューとして受け取られることで、購買への説得力が段違いになります。広く浅くではなく、狭く深く響かせるアプローチとして、インフルエンサーマーケティングは企業が戦略的に活用すべき存在です。

インフルエンサー選びで失敗しないために大切な視点

インフルエンサー選びで失敗しないためには、「フォロワー数」だけでなく「エンゲージメント率」や「フォロワーの属性」を重視することが重要です。自社のターゲットと親和性が高いか、普段の投稿内容や世界観がブランドと合っているかを確認しましょう。また、過去のPR投稿の反応も参考にすることで、効果的な起用が可能になります。

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フォロワー数だけで選ぶと失敗する理由

フォロワー数が多いインフルエンサーは、一見すると大きな拡散力を持っているように見えますが、フォロワー数だけで選ぶと失敗する可能性があります。その大きな理由の一つが「エンゲージメント率の低さ」です。フォロワーが多くても、投稿に対する「いいね」や「コメント」、「シェア」などが少なければ、実際には多くの人に届いていない、もしくは興味を持たれていない可能性があります。

また、フォロワーの多くが自社のターゲット層とずれていた場合、商品やサービスに対する関心が薄く、思うような成果が出にくくなります。例えば、日本国内向けの商材にもかかわらず、インフルエンサーのフォロワーが海外ユーザー中心であれば、リーチしても購入につながりません。さらに、フォロワーを不正に購入して数だけを増やしているケースもあり、そういったアカウントに依頼すると、実際には存在しないユーザーに広告を見せているのと同じで、予算を無駄にするリスクがあります。

インフルエンサー選びでは、フォロワーの質や過去のPR投稿の実績、ブランドとの親和性、そしてフォロワーとの信頼関係など、多角的な視点でのチェックが欠かせません。インフルエンサーマーケティングを行う上で、単なる「数」ではなく、「影響力の質」に目を向けることが成功の鍵となります。

商品と世界観がマッチしているか?

インフルエンサー選定において「商品と世界観がマッチしているか」は非常に重要なポイントです。インフルエンサーが持つ発信のトーンやビジュアル、ライフスタイル、価値観などが自社商品の世界観と合っていなければ、フォロワーに違和感を与え、訴求効果が大きく低下します。

例えば、シンプルで上質な世界観を持つ商品を、派手でカジュアルな発信をするインフルエンサーが紹介した場合、ブランドのイメージがぶれてしまい、信頼を損なうリスクもあります。一方で、世界観が合致していれば、自然な形で商品が紹介され、フォロワーにとっても共感性が高まり、商品への興味や信頼につながります。

世界観の一致は、単なるイメージの話ではなく、ブランド価値を正しく伝え、ファンを増やすための重要な要素なのです。起用前には過去の投稿やフォロワーの反応を丁寧に確認することが不可欠です。

「ステマ」に見えないナチュラルな発信が鍵

インフルエンサーマーケティングにおいて、「ステマ(ステルスマーケティング)に見えないナチュラルな発信」は非常に重要な要素です。フォロワーは日々多くの情報に触れており、不自然なPR投稿や明らかに宣伝とわかる内容には敏感に反応します。特に信頼性を重視するBtoB商材では、広告色が強すぎると逆効果になりかねません。そのため、インフルエンサーが実際に商品やサービスを使用した感想を交えながら、自然な文脈の中で紹介することが求められます。

また、普段の投稿スタイルと乖離しない形で発信されることで、フォロワーにも違和感なく受け入れられやすくなります。インフルエンサーのナチュラルな発信は、フォロワーとの信頼関係を壊さず、ブランドへの好感を高める鍵となります。

企業側も、過度な演出や台本を押し付けず、インフルエンサーの個性や表現を尊重した協力体制を築くことが成功のポイントです。

ジャリアのインフルエンサーマーケティング支援とは?

ジャリアのインフルエンサーマーケティング支援は、戦略設計からキャスティング、投稿内容の企画、効果検証まで一貫して対応します。商品やサービスの魅力を自然に伝えるナチュラルな発信を重視し、ブランドと世界観が合うインフルエンサーを厳選します。

また、SNS広告との連携や他メディアとの統合展開にも柔軟に対応し、成果につながるプロモーションを実現します。

キャスティングからコンテンツ制作、配信設計まで一貫支援

ジャリアのインフルエンサーマーケティング支援は、戦略立案からインフルエンサーのキャスティング、投稿内容の企画、効果検証までをワンストップで提供することが特長です。商品やサービスの特性を丁寧にヒアリングし、ターゲットに響くインフルエンサーを選定し、単なる紹介にとどまらず、ブランドの世界観や価値が自然に伝わるナチュラルな発信を設計します。

また、SNS広告やキャンペーン施策との連動による相乗効果の最大化も実現し、施策終了後にはレポートを通じた効果測定と次回への改善提案も行い、継続的なマーケティング支援を提供しています。

単発で終わらない、成果につながるインフルエンサーマーケティングを検討する企業様に、安心してお任せいただける支援体制を整えています。

SNS広告との掛け合わせで効果最大化

インフルエンサーマーケティングとSNS広告を組み合わせることで、相乗効果を生み出し、プロモーションの効果を最大化できます。

インフルエンサーの投稿は、フォロワーとの信頼関係を活かして自然な形で商品の魅力を伝える一方、SNS広告はターゲットを細かく絞り込み、幅広い潜在顧客にリーチする役割を担います。これにより、認知拡大だけでなく、興味を持ったユーザーへの再アプローチやコンバージョン促進が可能となります。例えば、インフルエンサーの投稿を広告素材として活用すれば、ユーザーに親近感を与えながら効率的に拡散できます。また、広告配信のタイミングやターゲット層を調整することで、キャンペーン全体の効果を最大限に引き上げることが可能です。

ジャリアでは、両施策の連携を強化し、効果測定と改善を繰り返しながら、費用対効果の高いマーケティング展開を支援しています。

インフルエンサー活用を成功に導く3つの視点

インフルエンサー活用を成功に導くためには、以下の3つの視点が非常に重要です。

ターゲットとの親和性

インフルエンサーのフォロワー層が自社商品のターゲットと一致しているかをしっかり見極めることが不可欠です。フォロワー数が多くてもターゲット層とズレていれば効果は薄く、逆に親和性が高いインフルエンサーは少ないフォロワーでも高い影響力を発揮します。

ブランドや商品の世界観との一致

インフルエンサーの発信スタイルや価値観、日常の投稿内容が自社ブランドのイメージと合っているかを確認することが大切です。世界観がマッチしていれば、違和感のない自然な発信ができ、フォロワーの共感を得やすくなります。

ナチュラルで信頼性のある発信

過度に宣伝色が強い投稿やステルスマーケティング(ステマ)に見える表現は、ユーザーからの信頼を損ないやすく、逆効果になることもあります。実際に商品やサービスを利用したリアルな感想や体験を織り交ぜ、インフルエンサー自身の言葉で自然に紹介することが重要です。

この3つの視点を意識してインフルエンサー活用を進めることで、単なる広告にとどまらず、ブランドのファンづくりや長期的な関係構築につながる効果的なマーケティング施策が実現できます。

まとめ

今回は「推し買い」について解説しました。企業にとっては、この「推し買い」の流れを捉え、単なる広告ではなく、ユーザーの感情や価値観に寄り添ったマーケティングが不可欠です。ブランドと消費者の信頼関係を築き、ファン化を促進することで、長期的な顧客ロイヤルティや口コミ効果を生み出せる点が大きな強みとなります。

今後のマーケティングは「推し買い」を軸にした戦略設計もポイントとなります。ぜひインフルエンサーマーケティングの効果的な活用や具体的なご相談は、ジャリアにお任せください。

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弊社では、企業のInstagram運用やSNS運用のお手伝いを制作面から行っています。各企業ごとの市場調査やターゲット設定、戦略立案、コンテンツ制作、広告出稿、効果測定まで、ワンストップで承ります。

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WRITER / YUME
株式会社ジャリア福岡本社 第3営業部 企画営業 アカウントプランナーグループ

株式会社ジャリア福岡本社 第3営業部ムは、ジャリアの中でもブランド構築などブランディングに特化したチームです。企業のブランドはもちろん、採用関連も含め、ブランディングを軸に動画やWebサイト設計、パンフレットなど様々なツールの制作、広告代理店だからできる設計するだけで終わらない伴走しながらブランド再生と再認を作り上げるためにクライアントのブランドアイデンティティとブランドイメージの一致を目指し、日々活動しています。