パンフレット制作|ハウスメーカー ブランドブック

ハウスメーカーパンフレット制作メインイメージ

 

今回は、鳥栖にあるハウスメーカー様よりブランドブックの作成依頼を受けました。

クライアント様との打ち合わせを重ね、より住宅の魅力がわかりやすく伝わるような、読み手の印象に強く残るようなカタログになるようにお客様の目線に立ちながらパンフレット制作を進めました。

 

要望と課題

内容にまとまりがない 

情報を詰め込みすぎてしまうと、伝えるべきメッセージがぼやけてまとまりがなくなってしまいます。

 

全体的にポップな色味・イラストを使用しているため安価なイメージに見えてしまう

住宅の購入は人生において非常に高価な買い物であり、お客様も慎重になっています。カラフルな色づかいやイラストを使用することで柔らかさや親しみやすさを演出することができますが、注文住宅の高級感や特別感が薄くなってしまいます。

 

これからの家づくりが楽しくなるような要素が少ない

注文住宅のカタログであるため、住宅そのものの情報だけでなく、実際にお客様自身が住んでいる未来や自分でカスタマイズできる楽しさを想像をしてもらえるようなカタログ作りが必要になります。

 

解決するための制作ポイント

ページネーション


ハウスメーカーパンフレット制作イメージ

 

まずは、カタログ全体の流れを把握し、骨組みを作るためにページネーション(ページ割り)を行います。

カタログには多くの情報が詰め込まれているため、どんな構成・順番にすれば違和感なくスムーズに読み進めることができるのか確認するためにも非常に重要な工程です。

どのページにどのトピックを載せるか、どんな写真や文章を入れるか、読んでいてストレスがないようなページの流れを意識しました。

 

表紙

ハウスメーカーパンフレット制作イメージ2

表紙には外観写真を大きく使用することで、一目見ただけでハウスメーカーのカタログだということをユーザーに認識してもらえるよう工夫しました。また、イラストより写真を多めに使うことで、課題の一つでもあった「安価なイメージ」を払拭したデザインにしています。

また、全体をブランドのイメージカラーでもある落ち着いたグリーンで仕上げ、色数を少なくすることを意識しました。

イメージカラーがグリーンであり、それをメインに使用することで「リラックスできる」「安全性が高い」といったイメージを自社に印象付けることができ、ブランド価値の向上も図ることができます。また、色数を抑えることでまとまりのある落ち着いた雰囲気を演出しています。

 

とびら


ハウスメーカーパンフレット制作イメージ3

表紙をめくった最初のページに綺麗な内観の写真や誘導のコピーを入れることで読み手に強いインパクトを与え、次のページをめくる時のワクワク感や楽しさを演出しています。

部屋の雰囲気を掴むことができるため、そのまま「こんな部屋に住みたい!」と思うお客様もいれば、「ここにはこの家具を置きたいな~」とアイデアが浮かぶお客様がいたり、実際に自分が住んで生活している場面を想像してもらうことで、購入意欲をグッと引き上げることが可能です。

 

家づくりの流れ

ハウスメーカーパンフレット制作イメージ4

家づくりの流れは難しく伝わりにくい部分もあるため、文字だけでなく写真を組み合わせることでよりわかりやすくイメージしてもらえるようにしました。

すべての工程をぎゅうぎゅうに詰めて書いてしまうと読む気がなくなってしまうことに加え、家づくりのハードルが高くなり問い合わせや資料請求につながりにくくなってしまいます。

重要な部分に絞って写真を用いて簡潔に書くことで家づくりの流れに関する疑問を解消しています。

 

構造とテクノロジー


ハウスメーカーパンフレット制作イメージ5

家づくりではデザインや設備も重要ですが、安全性の高さも非常に重要な要素となります。構造の部分では無駄な装飾は施さず、文章と写真のシンプルなレイアウトで性能を紹介しています。

しっかりと強度や耐久性のある材料を使用していることを強調し、少し堅い印象にすることで「安心して任せられる」とお客様に感じてもらえると同時に安全性の高さをアピールしています。

 

仕様・装備

ハウスメーカーパンフレット制作イメージ6

仕様や装備の部分はイラストも用いて親しみやすさを出すことでメリハリを付け、読んでて飽きのこないページレイアウトにしました。

多くの人が気になるキッチンや浴室などの水回りはできるだけ目立つように配置し、パッと見てデザインや清潔感が伝わるようにしています。

また、住宅の内観のイラストと実際の設備の写真を照らし合わせながらそれぞれの設備の特徴を簡潔に紹介することで、多くの便利な機能が搭載されていることをわかりやすく伝えながらも雑然としていないまとまりのあるページになるよう意識しました。

 

まとめ

カタログはチラシと違い、意図せず手に取ることは少ないと思います。そのため、カタログ制作では読んだ後も捨てずに手元に残しておきたくなるような誌面作りを心がけています。

思わず手に取りたくなるように、わくわくしながら読んでもらえるように、興味が湧いて問い合わせや資料請求につながるように、すべての工程でお客様の目線に立って考えながら制作しています。

今回のプロジェクトでは、クライアント様の商品やサービスの魅力を最大限に引き出し、課題でもあったまとまりのなさや安価なイメージを払拭できるカタログができたのではないかと思います。サポートさせていただきありがとうございました。

WRITER / nami
株式会社ジャリア福岡本社 第2営業部 クリエイティブグループ アートディレクター

株式会社ジャリア福岡本社 第2営業部は、ハウスメーカーや工務店、マンション会社など不動産関連の広告専門チームとショッピングモールなど商業施設関連を専門にしたチームをメインにエンターテイメント関連など多岐にわたるクライアント様の事業をサポートしている部門です。現在は、SNS・Webマーケティングを中心に、動画マーケティングにも力を入れています。企画営業とクリエイティブの連携、チームワークを強みにクライアント様の課題解決に日々奮闘しています。