リスティング広告費用の目安、少額で成果を出すための施策を徹底解説!

リスティング広告、費用の目安は?少額で成果を出すには

「検索連動型広告」とも呼ばれるリスティング広告は、検索されたキーワードに連動して広告が表示されるため、能動的に行動しているユーザーに対しピンポイントでアプローチ出来ます。

検索という行動を起こしているユーザーは顕在層ユーザーと呼ばれ、購入や問い合わせまでのハードルが低く、その他のWEB広告と比較してもコンバージョン率が高い傾向にあります。

今回は、リスティング広告をこれから運用される方、始めたばかりの方へ向けて、費用相場や代理店手数料、予算設定の仕方について解説します。

 

目次

広告費の仕組み

リスティング広告の相場はいくら?

予算設定の仕方

少額で成果を出すコツ

まとめ

  

広告費の仕組み

リスティング広告(検索連動型広告)の広告費は、クリック課金制をとっています。

検索後の画面に表示されるだけでは費用が発生せず、クリックされた場合に発生する仕組みです。

広告費 = クリック単価(CPC)× クリック数となります。

 

リスティング広告の相場はいくら?

リスティング広告の広告費の相場は月30万円~50万円と言われていますが、業態・サービス・配信エリア等、会社様によって様々です。

市単位でのエリア設定や年齢・性別などのターゲットの細かなセグメントなど、詳細な配信設定を行うことで10万円以下でも効果を創出できる場合もあります。

リスティングは最低出稿料1000円と、少額からスタートできるという点も魅力的ですよね。

実際にお話を伺うクライアント様でも、10万円以下で運用されている会社様も多数いらっしゃいます。

しかし手軽さがある一方、成果に繋げるには事前に目標設定や予算設定を明確に行い、一定のデータ分析期間を設けPDCAを回し続けることが重要です。

また、広告代理店に運用を任せる際は「最低出稿料20万円から」というように、ルールが定められている場合がほとんどです。

運用手数料は基本的に20%の場合が多いため、例えば20万円分の広告を出稿する際には、総額24万円に費用が必要になります。

広告代理店に依頼される際は、最低出稿料はいくらか、代理店手数料は何%か、レポートの提出頻度は毎月なのか等具体的に事前に確認しておきましょう。

 

予算設定の仕方

広告費の仕組みが理解出来たら、次は予算設定です。

①コンバージョンの設定

予算設定の前にまず、目標とする成果を決めます。目標とする成果のことをコンバージョン(CV)と呼びます。

資料請求やお問い合わせ、商品購入や来場予約等、リスティング広告から得たい成果目標を設定します。

 

②予算設定

コンバージョンの設定が終わったら次に広告予算を決めます。

予算は、1件のコンバージョンに対しいくら費用を使うかということで算出できます。

1件のコンバージョン獲得にかかった費用のことをCPA(Cost Per Action)と呼びます。

例えば、1万円で来場予約1件の獲得し、月に合計20件獲得したい場合の広告予算は20万円となります。

広告予算 = 目標CPA × 獲得したいCV数となります。

 

少額で成果を出すコツ

少額で成果を出すためには、まずは無駄なコストを徹底的に排除することがカギとなります。

①除外キーワード設定

検索語句の組み合わせにより意図していない検索語句に連動している場合があります。その時は「除外キーワード設定」で表示を停止し必要のないクリックを防ぎましょう。

設定の際には”部分一致” ”フレーズ一致” "完全一致" の三種類からステータスを選択できるため、キーワードに合わせて有効活用しましょう。

【例】 
注文住宅の広告意図している検索語句:福岡市 ホーム

意図していない検索語句:福岡市 老人 ホーム
この場合は ”老人” を除外キーワードに設定しましょう。

 

②エリア範囲を細かく設定する

少額運用で大切なことは、ターゲットを絞ることで、無駄な配信費をカットし、ユーザーにリーチすることです。

予算に対して広すぎる配信エリアでは表示回数は稼げても顕在層に届きにくい場合や、必要のない配信に予算を割いてしまう可能性も高くなり、効果の創出が難しくなってしまいます。

ペルソナ設定をしっかり行い、ユーザー属性と商圏がマッチするエリアを狙う必要があります。

 

③ビッグワードを避ける

検索エンジンで月間10,000回以上検索されているキーワードのことを「ビッグワード」と呼びます。

1,000〜10,000回のボリュームで「ミドルワード」、1,000回以下で「スモールワード」と呼びます。

ビッグワードはユーザーが最も検索しているキーワードであり、様々な意図が含まれていたり、入札競争も激しくなってしまうため、必然的にクリック単価が上がってしまいます。

その為、少額運用の場合は極力ビックワードのみでの設定は避け、「場所 + ビックワード」のように複合的に組み合わせることで意図しない表示を未然に防ぎましょう。

ミドル・スモールワードの設定だけでは表示回数が十分に確保できない場合は様子を見ながら少しずつビックワードを入れていくのも戦略の一つです。

ただし、リスティングには基本的に何か新しい設定を行った際に、精度に高い分析を行う為、約1か月の学習期間が必要になります。

キーボード設定をしてすぐは成果が見えにくくなっているので、最低でも1か月は様子を見て次の施策に移りましょう。

 

④最適化案を鵜呑みにしない

リスティング広告ではGoogleが自動的にデータを分析し、品質向上の為には「これをすると良いですよ」という最適化案をその都度提示してくれます。

便利な最適化案ですが、蓄積されるデータに沿って更新されていく為、例えば関連するキーワードの追加を推奨される最適化では、すべて追加していくと膨大な量になってしまいます。

というように、最適化案を活用する場合はまずは一度内容を表示して確認し、運用スタイルとマッチするものだけを追加していきましょう。

 

まとめ

今回はリスティング初心者の方へ向けて、費用について弊社の事例も挙げながらご紹介しました。

Googleアナリティクス第4世代や、拡張テキスト広告の実質の停止など、様々変更のあるGoogle広告ですが、それと付随してデータ分析や自動化の精度も向上しているのもまた、事実です。

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