イラストを使ったホームページ制作とは そのメリットやポイントを解説
ホームページ制作を検討している、またはすでに制作している場合でも、「競合との差別化が難しい」「サービス内容がいまいち伝わらない」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に、初めて訪れる方にとっては、ホームページやWEBサイト)が会社の第一印象になりやすいものです。
そんなとき、ひとつの選択肢として試してみたいのが、イラストを取り入れたホームページ・WEB制作です。
イラストを用いることで、テキストだけの場合より内容が伝わりやすくなったり、雰囲気が整ったりして、「この会社、なんだかいいな」と感じてもらえるきっかけになることもあります。
今回は、イラストを使ったホームページ制作のメリットやポイントを、できるだけわかりやすくまとめます。
ホームページ制作の中でも、WEBで「伝わる」設計の考え方を中心にご紹介します。
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目次 ホームページで使用されるイラストの表現手法例 |
ホームページにイラストを使うメリット
ホームページにイラストを使うと、以下のようなメリットがあります。
内容がパッと伝わり、WEBの理解が早くなるる
ホームページ制作において、イラストの強みは「複雑な内容をわかりやすく整理できる」ことです。
WEB上のホームページは、じっくり読むというより「短時間で理解できるか」が鍵となります。
文章だけだと難しく感じる仕組み・流れ・比較なども、イラスト制作で図解にすると、読み手が直感的に理解しやすくなります。
写真は情報量が多い分、伝えたいポイントが埋もれてしまうこともありますが、イラストなら“必要な情報だけ”を抜き出して制作できるため、WEB上でも要点が残りやすいのが特長です。
だからこそ、ホームページなどWEB上では「どこをイラスト化するか」を考えるだけでも、読みやすさが変わってきます。
親しみやすさが出て、ホームページの心理的ハードルが下がる
テキスト中心のホームページは、業種によっては少し硬く見えてしまうことがあります。
ホームページ(WEB)でも、トーンが整うと安心感につながることが多いです。
イラストを配置するだけで、温度感が生まれ、ホームページ全体がやわらかい印象になりやすくなります。
採用や問い合わせなど目的別に、WEB用のホームページの雰囲気を少し調整したいときにも、イラスト制作は取り入れやすい方法です。
たとえば医療・金融・法律など、内容が難しいもんでも、イラスト制作をうまく使えば「なんだか難しそう……」という第一印象を和らげられる場合があります。読み手が安心して見られるホームページ・WEBづくりの一助になります。
差別化しやすく、“その会社らしい”ホームページ制作につながる
フリー素材の写真やイラストは便利ですが、同じ素材を他社も使っていることが多く、ホームページ制作の見た目が似てしまいがちです。
競合が多い領域ほど、WEB上のホームページでの差別化が効いてくることもあります。
一方でオリジナルのイラスト制作なら、色・線・形・表情・世界観まで設計できるため、WEB上で独自性を出しやすくなります。
結果として、ホームページの印象が記憶に残りやすく、ブランディング面でも制作の価値が高まりやすいです。ブランドの世界観を、WEBサイトのホームページに一貫して載せられるのも魅力です。
現実にないものを表現できる
「まだ形になっていない構想」「サービスの未来像」「抽象的な概念」など、写真では伝えにくい情報も、イラスト制作ならホームページ上で視覚化できます。
説明資料の代わりに、ホームページなどのWEB上でイメージを共有できるケースもあります。
また、必要な写真をすべて撮影するとなると場所の確保が大変だったり、時間や金銭的コストが膨れ上がってしまいますが、イラストを活用したホームページ・WEB制作なら比較的低コストで進めることができます。
ホームページで使用されるイラストの表現手法例
ホームページ制作でよく採用されるイラスト表現をいくつか紹介します。どれを選ぶかでWEBの印象は大きく変わります。
見た目の好みだけでなく、ホームページやWEBの読みやすさにも関わるので、方向性を先に決めておくと安心です。
アイソメトリックイラスト

アイソメトリックとは、日本語で「等角投影図」と呼ばれ、対象物を斜め上から見下ろしたような形で立体的に描く手法です。
対象を俯瞰で見ることができ、奥行きも表現できるため、家やビルの街並み、部屋の間取り、人や物の配置など、全体図を瞬時に理解してもらいやすいメリットがあります。
未来的でスマート且つポップで親しみやすさも感じさせるため、堅すぎないイメージを与えたい場合に効果的です。またWEB上に限らず、施設案内などにも相性が良いです。
フラットデザイン

フラットデザインとは、立体感のない平面的なデザインのことです。立体感を出すための質感や影などの演出を極力抑え、シンプルさを追求した手法です。
余計な装飾がなく、洗練された印象を与えるフラットデザインは注目してほしい部分に焦点を当てやすく、ユーザーも直感的に情報を受け取ることができます。
実装面でも利便性が高く、PCやスマートフォン、タブレットなどマルチデバイスに対応しやすい点も主流になった要因のひとつと言えます。
手描き風イラスト

水彩画やペン・鉛筆画などの手で描いたような風合いを感じさせるイラストは、柔らかさや温かみのある雰囲気を表現できます。
直線的でムラがない着色ではなく、ペンや筆のにじみ、色の濃淡が感じられ、描き手の個性がそのまま表れるため、親しみやすいイメージを持ってもらえます。親子、子ども向け、また食品などのWEBサイトによく用いられる手法です。
ラインアート

ラインアートとは、直線または曲線だけで描いたイラストです。線だけで描かれるため非常にシンプルで洗練された印象を与えます。
余計な情報が入ってこないため、細く直線的な線で統一しスタイリッシュさを演出したり、線同士をつなげずに余白を残すことでラフさを演出したり、線の太さや描き方で与える印象も大きく変わります。また、何より重要な「わかりやすさ」の面でも優れた手法です。
ホームページ制作でイラストを使用する際のポイント
ここでは、ホームページ制作においてイラストを効果的に使うために押さえるべきポイントをご紹介します。
イラスト制作の目的や役割を明確にする
ホームページ制作でイラストを入れるときは、まず「何のために入れるか」を整理しておくと進めやすくなります。
- 説明をわかりやすくしたい(図解・手順・比較)
- 企業イメージを整えたい(世界観・ブランドづくり)
- 離脱を減らしたい(読みやすさ・親しみやすさ)
目的が決まると、必要なイラスト制作の範囲(点数・配置・テイスト)も見えやすくなり、WEB制作全体がブレにくくなります。
ホームページ全体の目的をはっきりしたうえで、どのページにどんなイラストを入れたいのかを制作会社と話し合い、効果的な戦略を構築しましょう。
ターゲットやコンセプトに合ったテイストにする
イラストに統一感を持たせる
ホームページやWEB制作でイラストを使用する際は、イラストの統一感を重視しましょう。
例えば、トップページはフラットデザインのイラストで洗練された印象なのに、概要ページやサービスページに遷移すると温かみのある柔らかい水彩画のイラストになっていたら、その企業にどんなイメージを持っていいのかがわからず、好感や信頼感は生まれません。
また、描き方だけでなく色の統一感も重要です。カラフルでポップなイラストにする場合も色のトーンを合わせることで違和感のないまとまりのあるサイトになります。コーポレートカラーがある場合は、そのカラーをベースにして配色することでWEBサイト全体に統一感が生まれるでしょう。
まとめ
今回は、イラストを使ったホームページ・WEB制作のメリットやポイントについて解説しました。
イラストは伝えたい内容をわかりやすく伝え、ターゲットに持ってほしい自社のイメージを演出できる大きなメリットがあります。イラストレーターの数だけ描き方があり、独自性を出せるため、似たようなデザインになりがちな同業種のホームページとの差別化にも効果的です。
一方で、イラストを増やすだけの制作になってしまうと、情報がぼやけることもあります。
だからこそ、まずはホームページ制作の目的を整理し、ターゲットに合うイラスト制作を設計し、WEB全体の統一感を整えることが大切です。

ジャリアでは、イラストを使ったホームページ制作の戦略・企画立案、イラスト制作、WEB構築、効果検証までワンストップで承ります。
社内に在籍するプロのイラストレーターによる綿密なヒアリングを通して企業の思い描くイメージを最大限形にし、高いクオリティを保ちながら魅力的なイラストを制作します。
イラスト制作に興味がある方や、社内外への理想的なイメージの浸透に苦戦している方は、お気軽に弊社までお問い合わせ下さい。
| WRITER / HUM 株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部 WEBライター 株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部は、ジャリア社内のSEO、インバウンドマーケティング、MAなどやクライアントのWEB広告運用、SNS広告運用などやWEB制作を担当するチーム。WEBデザイナー、コーダー、ライターの人員で構成されています。広告のことやマーケティング、ブランディング、クリエイティブの分野で社内を横断して活動しているチームです。 |