TVer広告を始める前に知っておきたいメリットとデメリットを紹介!

TVer広告のメリット・デメリットについて福岡の広告代理店が解説イメージ

動画配信サービス市場がどんどん拡大していく中で、急速に成長している媒体のひとつがTVerであり、TVer広告を出稿する企業も増えています。

しかし、具体的にTVer広告の何が良いのか、またどんな懸念点があるのかがわかっていないとなかなか導入しづらいですよね。

そこで今回は、TVer広告のメリットとデメリットについて解説していきたいと思います。

目次

TVer広告とは

TVer広告のメリット

TVer広告のデメリット

まとめ

 

TVer広告とは

TVer広告とは、TVerに配信される広告のことで、通常のテレビ番組と同様に番組の合間に流れる仕組みになっています。

TVerは、月間再生数が3.98億回(2023年12月時点)と、前年同月比約150%を記録した急成長中の民放公式テレビ配信サービスです。放送後7日以内であれば民法のテレビ局が提供するテレビ番組や動画コンテンツを無料で視聴できます。

また、インターネットに接続可能なコネクテッドTVでの視聴率が他媒体よりも高い傾向にあり、前年同月比約162%を記録しています。

参照:TVer、2023年12月歴代新記録・月間MUB数3129万達成!CTVの利用率とライブ配信コンテンツ数の増加が大きく貢献TVer広告の出稿手順|TVer+

動画配信サービスが増加する中で、TVer広告市場規模は急速に拡大しており、動画広告で認知拡大を狙いたいのであれば、YouTubeやSNSとともに運用を検討するべき媒体と言えます。

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TVer広告のメリット

TVer広告にはテレビアプリの特徴を活かした様々なメリットがあります。

視聴完了率が高い

TVer広告は途中でスキップすることができないため、他媒体と比べて視聴完了率が圧倒的に高いことが最大のメリットです。

視聴完了率は、コネクテッドTVが97.1%、PCが96.1%、スマートフォンが93.3%と驚異的な数値となっています。参照:TVerの現状(2023/8/4)|株式会社TVer

また、TVerはPCやスマートフォンはもちろん、コネクテッドTVでも視聴でき、テレビデバイスでの視聴比率は年々増加傾向にあります。大画面且つ音声付きでユーザーの注意を引きつけ、最後まで見てもらえるため、広告の内容をしっかりと理解し、興味を持ってもらえる可能性が高いです。

ターゲティング精度が高い

TVer広告では、TVerで取得する独自のデータを基にした高度なターゲティングが可能です。

TVerでは生年月日、性別、郵便番号、好きなジャンルなどを入力してもらうアンケートを実施しており、正確性の高いユーザー情報を取得しています。

また、国内最大級のDMPデータと連携しており、ユーザーの行動履歴や視聴時間なども把握できます。さらに、ドラマやバラエティなどコンテンツのカテゴリーを指定しての広告配信もでき、年収や職業、興味関心などのデータに基づいてひとりひとりに合った広告配信が可能です。

しかし、ターゲットを絞りすぎてしまうと配信される数が限られてしまい、データを十分に収集できないため、適切なクリエイティブ制作や配信設定ができません。

よって、最初は広めに設定し、成功パターンが見えてきたタイミングで絞っていきましょう。

嫌悪感を抱かれにくい

TVer広告はテレビと同様にキリが良いところで自然に広告が再生されますが、ターゲティング精度も高いため、ユーザーの興味関心に適した広告を配信でき、嫌悪感を抱かれにくい傾向にあります。

また、TVer広告はJIAA(一般社団法人日本インタラクティブ広告協会)が定めている「ブランドセーフティガイドライン」「無効トラフィック対策ガイドライン」に沿って配信しています。

子どもや青少年に不適切なコンテンツへの広告配信を制限し、安全なコンテンツにのみ広告を配信しているため、途中で広告が流れたとしても不快感を与えにくく、広告主のブランドイメージも守られます。

テレビCMよりも低コストで運用可能

テレビCMは圧倒的なリーチ力やブランディング効果の高さで今もなお活用する企業が多いですが、制作には100~500万円ほどの費用がかかり、最初からまとまった予算を確保できる企業でないと運用が難しい媒体でもあります。

一方、TVer広告は最低出稿金額が50万円からのフルマネージドプランの他に、最低出稿金額の指定がないセルフサーブプランが2023年4月から開始され、オークション形式による単価設定で少額から出稿できるようになりました。

フルマネージドプランよりもターゲティング精度が低いなどのデメリットはありますが、大きなリスクを負わずに少額から始められるため、予算が限られている中小企業やスタートアップでも効率的な運用が可能です。

広告の配信媒体が豊富

TVer広告は、TVerだけでなく、FODやTBSFREE、テレ朝キャッチアップなどの各局自社サイトやシンジケーションサイトなど様々な媒体に配信できます。

TVerのユーザーは普段テレビをあまり見ない層も多いため、WEB上のあらゆる媒体に配信されることで、テレビを見ないユーザーにも認知してもらうことが可能です。

週次レポートでスピーディーに改善可能

TVer広告にはレポート機能があり、表示回数、完全視聴率、完全視聴単価などの広告パフォーマンスをリアルタイムで追跡して各指標を詳細に分析することができます。

また、オプションになりますが(一定金額以上の配信では無償)、外部リサーチを用いたアンケート調査によるブランドリフト調査が可能です。

広告IDを利用し、広告の接触者と非接触者でサービス認知や広告認知の割合にどれだけ差があるのか、また「〇〇(サービス名)と聞いて、どのような企業を思い浮かべますか」などの純粋想起の割合の推移も確認できるため、実施している広告施策が適切なのか、改善の必要があるのか判断しやすく、スピーディーな成果創出が期待できます。

TVer広告のデメリット

TVer広告はメリットが多いですが、デメリットもあるため確認しておきましょう。

嫌悪感を与える可能性がある

メリットの部分で嫌悪感を抱かれにくいとお話しましたが、スキップができないという特性上、YouTubeなどの視聴で広告をスキップし慣れているユーザーには嫌悪感を与えてしまう可能性もあります。

しかし、TVerはコネクテッドTVで視聴されることも多く、テレビCMと同じように広告が入ることに違和感を覚えないユーザーも多いです。もし広告が入ったとしてもタイミングが良いところで入り、基準を満たした広告のみを配信しているため、ブランドイメージが下がる可能性は低いです。

また、6秒、15秒、30秒、60秒から再生時間を選ぶことができるため、できるだけ短い時間で内容を伝えることで、嫌悪感を与えにくくなるでしょう。

審査が厳しい

TVer広告は、動画配信サービスといえども民放のテレビ番組に広告を流すため、テレビCMと同様に審査が厳しくなります。

広告素材が過激だったり、差別的な内容ではないかという審査はもちろん、広告主の事業自体が基準を満たしているかも厳しく審査されます。

入稿規定も細かく定められており、審査にもある程度時間がかかるため、審査に落ちないようにあらかじめガイドラインをしっかりと確認することが重要です。

まとめ

今回は、TVer広告のメリット・デメリットについてご紹介しました。

TVer広告は、圧倒的な視聴完了率の高さやターゲティング精度の高さ、違和感の少なさ、低コストで出稿可能などメリットが多く、認知拡大やエンゲージメントの獲得に大きく貢献してくれます。

また、デメリットもご紹介しましたが、入稿規定の確認、定期的な効果測定の徹底、TVer広告運用に詳しい代理店に依頼するなどの対応で解消できるでしょう。

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弊社では、TVer広告などの動画配信サービスでの広告出稿に伴う動画制作が可能です。配信プランの設計・動画制作・広告設定・広告配信・レポート作成までワンストップで承ります。

テレビCMの制作や他媒体への展開にも対応しているため、動画 マーケティングに興味がある方はお気軽に弊社までお問い合わせ下さい。

WRITER / HUM
株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部 WEBライター

株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部は、ジャリア社内のSEO、インバウンドマーケティング、MAなどやクライアントのWEB広告運用、SNS広告運用などやWEB制作を担当するチーム。WEBデザイナー、コーダー、ライターの人員で構成されています。広告のことやマーケティング、ブランディング、クリエイティブの分野で社内を横断して活動しているチームです。