やっぱり信用できない? 相互リンクリクエスト SEO外部対策のホントのところ

外部対策には相互リンク、そう言われていた時代がありました。本当に相互リンクはSEOにとって良いのか?今回は相互リンクとSEO効果について焦点をあてていきます。
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相互リンクはもうオワコン
そのなごりからか、今でも一部のホームページでは、相互リンクをSEO対策として行っています。しかし現代において相互リンクはgoogleからの評価を下げるだけでなく
競合のホームページを強めてしまうような逆SEOといえる悪影響を及ぼすようになってきています。なぜ相互リンクは「もう終わったコンテンツ」オワコンになってしまったのか
逆SEO対策で効果を発揮するリンクの貼り方はあるのかを解説していきます。

相互リンクによる「リンクジュース」の危機
価値の高いホームページにリンクが設置されるホームページは、同様に価値が高いというGoogleの考えを基にした「リンクジュース」という効果があります。
論文の参照や出典に近いかもしれません。この効果によりリンクを設置したホームページの評価が、リンク先のホームページに影響を与え評価が変動します。
そのため、無頓着に相互リンクを貼り付けると、自社のホームページに貼った相互リンクが評価がライバルの評価を上げてしまう事態になることもありえます。
外部業者に丸投げしてしまうと、相互リンクを増やしてしまい、こうした事を考慮してくれない場合もあるため、結果的に評価がマイナスになってしまう場合もあるので注意が必要です。
不要な相互リンクによる弊害
昔は今ほど検索エンジンが賢くなかったため相互リンクを貼っていればある程度評価されてた時期もあります。ただ、今も昔もGoogleエンジンのスタンスは「人の役に立つものを分かりやすく掲載すること」であるため、こうした異様な数の相互リンクリストなどは不自然なものとして排除対象にされるようになりました。
人間に置き換えると「謎の友好関係が一気に増えた人間は不自然」という事で、監視が厳しくなり相互リンクをした事で手動対策によってペナルティを科されてしまう可能性を高めます。
話は逸れますが、10年ほど前は「ページランク」というものが各ホームページに表示されていました。
一時期は指標の1つになっていましたが、今は表示されていません。SEO評価基準が変わってきたことと、ページランク向上に囚われたやホームページを減らすために表に出さなくなったのではないかと言われています。
このように検索エンジンも人の役に立つコンテンツづくりのために常に改変を繰り返していますから、相互リンクの流行のように一時的な流行に飛びつかないよう気を付けましょう。
現在も相互リンクを検索すると以下のように、月に数百程度の検索があることがわかります。
相互 リンク | 720 |
相互リンク やり方 | 110 |
seo 相互リンク | 140 |
相互リンク seo | 110 |
相互リンク メリット | 70 |
相互リンク seo 効果 | 10 |
seo 相互リンク 効果 | 30 |
ブログ 相互リンク | 40 |
相互リンク 依頼 | 40 |
seo対策 リンク集 | 10 |
相互 リンク ペナルティ | 10 |
相互リンクとは | 320 |
相互リンクではなくナチュラルリンクをはじめよう
それでは外部からのリンクは全くだめなのか?というと、そういうわけではありません。参照リンクなどの被リンクは他社に共有したいという思いから設置されることが多いため信頼の証として影響します。ブログなどで貼られることの多いこうしたリンクは自然に発生したリンク(ナチュラルリンク)として検索エンジンの評価はプラスになります。
ナチュラルリンクとは?相互リンクとの違い
ナチュラルリンク(またはオーガニックリンク)は、他のウェブサイトから自発的に設置されるリンクを指します。
コンテンツの価値が高く、読者にとって有意義な情報を提供しているウェブページには、自然と外部サイトからリンクが集まる傾向があります。
このように自然発生的に増加したリンクは、Googleなどの検索エンジンにおいて高い評価を受け、検索結果での表示順位向上につながります。そのため、質の高い自然なリンクを獲得することは、効果的なSEO戦略の重要な要素となっています。
一方で、前項で触れた相互リンクなど人為的に作られた不自然なリンクは、スパム行為とみなされ、むしろサイトの評価を損なう可能性があることに注意が必要です。
包装だけ立派で中身が無いプレゼントのように、閲覧者にがっかり感を与えかねない虚飾した相互リンクは評価する意味が無いという事。つまり、SEOの観点からナチュラルリンクを考える際は、「自然な獲得」という本質を常に意識することが大切なのです。
急に検索に出なくなった場合は、googleから手動ペナルティを受けた可能性があるので、Googleからの通知を見て、Google Search Consoleで確認する必要があります。通知にはペナルティを課された原因まで記載されるため、迅速に改善を図りましょう。
Google品質ガイドラインの変化で相互リンクの立場は更に厳しくなる?
最近になって新規ガイドラインが追加されました。現状ガイドライン上相互リンクを明確に悪いとしているものはありません。
ただ、品質の低いものを高いと偽る行為に関してより厳しい立場を取るようになりました。例えばニュースサイトと偽って作成されたページで閲覧者に対して利益相反がある場合や、ちょっと違うだけのページを大量に用意している場合、今後は低評価対象となります。
相互リンクに関しては相互リンクページを作成して、大量の相互リンクバナーを貼り付けるようなものも多いので、場合によってはページ評価を偽る悪意あるページだとみなされる可能性はあるでしょう。逆にナチュラルな被リンク(バックリンク)はSEOに良い効果を与える事が多いので、気を付けて運用すればサイト評価のプラスになります。
補足:被リンク(バックリンク)とは?
相互ではなく他のサイトから自分のサイトに向けて設置されたリンクのことです。一方的なリンクになるためSEOにも効果があります。似たものとしてサイテーションがありますが、こちらはサイトのURLが載っていなくても、名前や情報が他のサイトで言及されることです。
被リンク | サイテーション | |
リンクの有無 | あり | なし |
SEO効果 | あり | ややあり |
例 | 「ジャリアのサービスはこちら → [URL]」 | 「ジャリアは日本の広告会社」 |
相互リンクからの離脱。ナチュラルリンクの特徴
多様なリンク元の分布
質の高いコンテンツには、さまざまなウェブサイトから自然にリンクが集まります。
これにより、リンク元のIPアドレスやドメインが広く分散されます。
一方で、同一のIPアドレスや特定のドメインから大量のリンクが短期間に生成される相互リンクのような場合、不自然なリンク構築と判断され、検索エンジンから評価を下げられる可能性があります。
自然な文脈でのリンク設置
ナチュラルリンクでは、リンクを含む文章や設置方法が多様で自然な形を取ります。
記事の内容に沿った紹介文や、文脈に合わせた自然なリンクの配置が特徴です。
過度にキーワードを詰め込んだアンカーテキストや、機械的に作られたような相互リンクのような画一的なリンクは、不自然と判断されるリスクがあります。
関連性のある業界からの参照
コンテンツの性質に合った関連サイトからリンクが自然に集まります。
例えば、美容に関する記事であれば美容関連のサイトから、
料理のコンテンツなら飲食関連のサイトからリンクされるといった具合です。
これにより、専門性の高い、質の良いアクセスを獲得できます。
手間のかからない運用
ナチュラルリンクは、コンテンツの価値によって自然に獲得されるものです。
そのため、有料リンクの購入や相互リンクのような人為的な対策と異なり、
追加のコストや継続的な管理が不要です。なお、リンクの売買や自動的なリンク作成プログラムの利用は、検索エンジンのガイドラインに違反する可能性が高いため、避けるべきです。
相互リンクは集めるな。ナチュラルリンクを増やすための4つのポイント
質の高いコンテンツを提供し続けることは、他のサイトから自然にリンクを獲得するための基本となります。
しかし、優れたコンテンツを作るだけでなく、より多くの人々に見てもらい、シェアしてもらうための工夫が必要です。以下の4つの施策を実践することで、ナチュラルリンクを効果的に獲得できる可能性が大きく高まります。
魅力的なタイトルと見出しを付ける
どんなに素晴らしい内容のコンテンツでも、タイトルや見出しが魅力的でないと読者の関心を引くことができません。
検索結果やSNSでシェアされた際に最初に目に入るのは、タイトルです。ユーザーが「これは読むべき価値がある」と一目で判断できるような、具体的で魅力的なタイトルを付けることが重要です。単なるキーワードの羅列ではなく、コンテンツの価値や特徴が明確に伝わるタイトルを心がけましょう。
また、記事内の見出しも同様に、読者が求める情報を見つけやすいように工夫することで、コンテンツの価値を最大限に引き出すことができます。
SNSを効果的に活用する
SNSからの直接的なリンクはSEOに影響しませんが、情報拡散の重要なプラットフォームとして活用できます。
XやFacebookなどのSNSで共有されることで、より多くの人々の目に触れる機会が生まれ、
その結果としてブログや企業サイトなどで紹介される可能性が高まります。SNSでの拡散を促進するために、シェアボタンは目立つ位置に配置し、ワンクリックで簡単に共有できるようにデザインすることが重要です。
また、SNS上での投稿内容も、フォロワーの興味を引く工夫を凝らし、定期的な更新を心がけましょう。画像や動画などの視覚的なコンテンツを効果的に活用することで、より高い拡散効果が期待できます。
スマートフォン対応は行っておく
現代のインターネット利用において、スマートフォンは持っていて当たり前のデバイスとなっています。ものにもよりますが全体の70%以上がスマートフォンからのアクセスの場合もあります。特にSNSユーザーの大多数はスマートフォンを使用しています。
そのため、スマートフォンでの閲覧体験を最適化することは不可欠です。具体的には、文字の大きさ、タップ領域の確保、画像のサイズ最適化、ページの読み込み速度の改善などに注意を払う必要があります。Googleもモバイルフレンドリーを重視しており、検索順位に大きく影響する要素となっています。
レスポンシブデザインを採用し、どのデバイスでも快適に閲覧できるサイト作りを目指しましょう。
継続的な更新と改善を行う
質の高いコンテンツを提供するだけでなく、定期的な更新と改善が必要不可欠です。
古い情報や時代遅れのデザインは、サイトの信頼性を低下させる原因となります。最新のトレンドやユーザーのニーズに合わせて、定期的にコンテンツを更新し、UI/UXを意識したデザインや機能の改善を行いましょう。また、既存のコンテンツも定期的に見直し、情報の更新や追加、
表現の改善を行うことで、コンテンツの価値を維持・向上させることができます。アクセス解析ツールを活用して、ユーザーの行動を把握し、
それに基づいた改善を継続的に行うことで、サイトの価値と信頼性を高めることができます。
まとめ
これらの4つの施策を総合的に実践することで、より多くのナチュラルリンクを獲得できる可能性が高まります。ただし、これらの施策は一時的なものではなく、長期的な視点で継続的に取り組むことが重要です。
ユーザーファーストの姿勢を忘れずに、価値あるコンテンツを提供し続けることで、自然な形でリンクを獲得していくことができるでしょう。
今回相互リンクの事を中心にして書きましたが、基本的にはSEOは内部を充実させることを中心に考えるべきです。外部は装飾のようなものですので昔相互リンクをやりすぎた結果点数を落としてしまった企業の二の鉄を踏まないよう気をつけたいですね。
弊社では、SEO内部対策、外部対策、コンテンツSEOすべてに精通しており、包括的なサポートが可能です。
お客様の事業、要望などをヒアリングしながら、事前調査、サイト構築、キーワード選定、コンテンツ作成、効果測定までワンストップで承ります。
本格的にSEO対策に取り組みたい方は、お気軽に弊社までお問合せ下さい。
WRITER / Yig 株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部 WEBライター 株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部は、ジャリア社内のSEO、インバウンドマーケティング、MAなどやクライアントのWEB広告運用、SNS広告運用などやWEB制作を担当するチーム。WEBデザイナー、コーダー、ライターの人員で構成されています。広告のことやマーケティング、ブランディング、クリエイティブの分野で社内を横断して活動しているチームです。 |