インスタグラム企業アカウント運用のメリットと活用法を解説!

インスタグラム企業アカウント活用法について福岡の広告代理店が解説イメージ

インスタグラムを運用する企業の数はどんどん増えており、弊社も様々な企業様から依頼を受け、ヒアリングする機会が増えています。

インスタグラムは訴求力が高く、コンバージョンに繋がりやすいというメリットがありますが、あらゆるポイントを意識して運用しないとなかなか成果は表れません。

そこで今回は、企業がインスタグラムを運用するメリットやポイント、効果的な活用法を解説していきます。

目次

インスタグラムとは

企業がインスタグラム運用を行うメリット

インスタグラム運用のポイント

インスタグラム企業アカウントの活用法

インスタグラム運用をする際の注意点

まとめ

インスタグラムとは

インスタグラムは写真や動画の投稿や閲覧に特化したSNSです。国内のMAUは3,300万人、海外のMAUは10億人以上と世界中で絶大な人気を誇っています。

少し前までは10~20代の若年層の利用に偏っているイメージもありましたが、現在は30~40代の利用も50%を超えており、利用する世代も年々幅広くなっています。

参照:2024年|日本・世界のSNSの利用者数ランキングまとめ!SNS別のマーケティング成功事例も解説

ビジュアルで視覚的に訴求し、コンバージョンにつながりやすい宣伝媒体であるため、多くの企業がインスタグラム運用に注力しています。

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企業がインスタグラム運用を行うメリット

インスタグラム運用は無料で始めることができ、広告を出さなくても商品やサービスをアピールしながら販売促進に繋げることが可能です。

以下でご紹介するメリットを押さえ、しっかりと理解したうえでインスタグラム運用を行いましょう。

視覚的なプロモーションで認知拡大が可能

インスタグラムは画像や動画などビジュアルでの訴求がメインとなるSNSです。また、インスタグラムにアップされる写真や動画はクリエイティブ性の高いものが多く、料理やファッション、コスメ、旅行、不動産など「映える」商材との相性が良いことが特徴です。

ユーザーは自分の好きなものや興味のある情報について、インスタグラムで検索を行いますが、クリエイティブの質が高いものであればユーザーを視覚的に惹きつけ、認知してもらいやすくなります。

また、インスタグラムには「リール」という動画投稿機能があり、フィードや発見タブなど多くの配信面に掲載されるため認知拡大に効果的です。最もインパクトのある場面をファーストビューにもってくることで続きが気になり、最後まで見てもらえる可能性が高まります。

購入に繋がりやすい

インスタグラムにはショップ機能があり、投稿する画像や動画に商品名やURLをタグ付けすることができます。ユーザーがタグをタップすると外部の商品ページに遷移し、スムーズに商品を購入できるという仕組みになっています。

また、株式会社uluコンサルタンツが実施した「SNSがライフスタイルに与える影響」に関する調査によると、ライフスタイルや購買行動に特に影響を受けているSNSにインスタグラムを挙げているユーザーが76.8%にも上ります。

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出典:【SNSがライフスタイルに与える影響】7割が商品購入の情報収集にSNSを活用すると回答、最も購買に影響を与える媒体はInstagram

ビジュアルで訴求するため購買意欲をかき立てやすいという点に加え、シームレスに購入に繋げることができるインスタグラムは企業の売上向上に欠かせないSNSなのです。

ユーザーと交流できる

インスタグラムは一方的に情報を発信するだけのSNSとは異なり、ユーザーとコミュニケーションがとれるプラットフォームです。

ストーリーズのアンケート機能だったり、インスタライブ配信だったり、フォロワーから直接フィードバックを得られる機能が充実しているため、商品を販売する際などユーザーにアンケートを取り、人気がある商品の販売へ繋げることも可能になります。

ユーザーひとりひとりに丁寧に返信している企業アカウントは好印象を与えやすく、フォロワー数やコメント数の増加も期待できます。

また、企業への意見は電話やメールなどの手段ではなかなか言いづらく、接点を持つことが難しいですが、インスタグラムのアンケートやコメントであれば気軽に意見を送れるためユーザーとの接点を増やせるのもメリットです。

ブランディングに繋がる

扱う商材が類似していると、ユーザーは各企業やブランドの違いを掴みにくく、どの商品を選べばいいのかがわからなくなってしまいます。

企業アカウントの場合、インスタグラムの発信がそのまま企業や商品に対するブランディングとなり、自社の特徴や魅力を伝えることができます。

クリエイティブの一貫性を保ちながら自社らしさを前面に出すことで競合との差別化に繋がり、ユーザーのブランドに対するイメージが固まりやすくなるためすぐにそのアカウントを認識できるようになります。

誰が投稿しても一貫性を保てるように、投稿に際してトーン&マナーを設定し、理想とする企業イメージを浸透させましょう。

インスタグラム運用のポイント

ここでは、インスタグラムを運用するにあたっての4つのポイントをお伝えします。

目的を設定する

インスタグラム運用を開始する前に、目的が何なのかを明確にします。

目的には「新商品の売上を促進したい」「新しい顧客にブランドを知ってもらい認知を高めたい」「インスタグラムから自社ウェブサイトへの訪問者を増やしたい」など、様々あるかと思います。

ただ漠然とインスタグラム運用をしたいという気持ちだけで運用を開始し投稿を続けても最終的なゴールが明確でないと途中で挫折してしまう事態になりかねません。どんな課題を解決したいのかを明確にしてから運用を始めましょう。

ペルソナを設定する

次に、誰に届けたいのかといったターゲットを設定しましょう。インスタグラムにおけるターゲットとは自社の投稿を届けたいユーザー層のことです。

例えば、「30代女性、主婦」といった自社の商品・サービスを利用して欲しいおおまかな「層」を設定します。ターゲットを設定することによってニーズに合った発信ができるようになり、フォロー獲得や保存につながったり、見返してもらえる投稿も増加します。

また、ターゲット像をより具体的にしたペルソナ設定も効果的です。

例えば、「福岡に住む、25歳の女性。一人暮らしの会社員で職業は大手企業の事務員。趣味は読書で、休みの日は家にいることが多く、スマホやパソコンを触る時間も多い。」というように、年齢や性別、職種や休日の行動などを細かく設定することで、インスタグラム運用に関わる全員が同じイメージを共有でき、一貫性を保ちながら運用できるようになります。

ゴールを決める

インスタグラム運用の目的を達成するためには、明確なゴールを決め、適切なKPIを設定する必要があります。ゴールが決まっていないと運用の方向性が定まらないため、なんとなくずるずると投稿していくだけの運用になってしまいます。

「フォロワーを○ヶ月で○人増やす」、「ECサイトの売上を昨年比○%アップさせる」など、目的に合わせてきちんとゴールを設定しましょう。

また、KPIを設定することで、達成までに必要な工程を把握することができ、現状の行動だけでなく見通しを持った行動ができるようになるので、スピーディーにPDCAを回せます。

有益な情報を提供する

インスタグラム運用では、自社がアピールしたいことばかりではなく、ユーザーが有益だと感じ、最終的に購入やその後の行動に繋がるコンテンツを提供することが重要です。

例えば、ターゲットが「美容に関心がある20代女性」であれば、プチプラで購入できる化粧水5選など、化粧水の効能やどこで購入できるかなど、商品紹介とプラスの情報をまとめているコンテンツは参考にされやすいです。

インスタグラムはユーザーの認知・興味・関心を獲得しやすい媒体です。運用するアカウントがターゲットにとってどのような価値を提供できるのか考えて運用していきましょう。

インスタグラム企業アカウントの活用法

ここでは、インスタグラム企業アカウントの活用法をご紹介しますので、参考にしてみてください。

プロフィールを充実させる

インスタグラムの投稿を見て興味を持ってくれたユーザーは高確率でプロフィール欄を訪れます。その際に、情報が少なく味気ないプロフィールだとすぐに離脱されてしまうでしょう。

プロフィールを充実させることで、アカウントの特色や雰囲気、どんな企業・ブランドでどんな内容の投稿をしているのかをわかりやすく伝えて興味をひき、フォローやその他の投稿の閲覧に繋げることができます。

アイコンやプロフィール文の設定はもちろん、自社サイトのURLを貼ったり、特に見てほしい投稿を上段の3つの枠にピン留めして視認性を上げたり、セールの告知やクーポン情報の提供などアカウントをフォローするメリットを記載したりと魅力的なプロフィールを作り、フォロワー獲得を目指しましょう。

ハッシュタグを付ける

ハッシュタグとは、「#」マークがついた検索用のキーワードのことです。インスタグラムは検索エンジンと同様に情報収集ツールとして利用しているユーザーが多いため、ハッシュタグを付けることで、自社の商品やサービスに関心があるユーザーに投稿を見つけてもらいやすくなります。

また、ハッシュタグを付けるとインスタグラムのアルゴリズムが投稿の内容を認識しやすくなるため、興味を持つ可能性が高いユーザーのおすすめに表示される可能性が高くなります。

ハッシュタグは独自に作成することもでき、自社の名前や商品名をハッシュタグに設定するとフォロワーやファンが自分の投稿に設定したハッシュタグを載せて自発的に認知拡大に貢献してくれたり、ファン同士の繋がりが深まる効果もあります。

リールを投稿する

インスタグラム運用では、短尺動画を投稿・視聴できるリール機能の活用も認知拡大に効果的です。

リールは個別の配信面に加え、フィードや発見タブにも表示されるため、そのぶん露出が増えて見てくれるユーザー数も増えます。また、リールタブや発見タブに配信されるリールは多くがフォロワー外のユーザーに届くため、新規アカウントへのリーチには最適です。

また、リール動画はTikTokやXなど他のSNSにも展開しやすいです。基となる動画を作成し、SNSによってサイズを変えて投稿するだけなので工数削減にもなります。

インフルエンサーを起用する

インスタグラム運用では、インフルエンサーとのコラボレーションを行い商品やサービスを紹介してもらうことでインフルエンサーを信頼しているフォロワーが興味を持ち、自社のフォローに誘導することができます。

ただ、インフルエンサーであれば誰でも良いということではなく、自社の業界で影響力のあるインフルエンサーを選定することもポイントです。

権威性や信頼性が高く、親和性の高いフォロワーを多く抱えているインフルエンサーを起用することで、認知拡大だけでなくコンバージョン率アップにも繋がります。

インスタグラム運用の注意点

最後に、インスタグラム運用に取り組む際に注意しておきたい点をお伝えします。

投稿する前に必ず確認する

インスタグラム運用では、投稿しても問題ないかしっかりと確認してからアップしましょう。

店舗の場合はお客様が映り込んでいないか、他社のロゴやキャラクターが映り込んでいないかなど肖像権の問題にならないよう事前に確認する習慣をつける必要があります。

ステマに注意

インスタグラム運用では、投稿が「ステマ(ステルスマーケティング)」にあたらないよう注意が必要です。ステマとは、宣伝広告であることを伝えずに商品やサービスを発信することです。

インスタグラム運用はインフルエンサーマーケティングとの相性が良いですが、企業から依頼を受け、金銭の受け渡しが発生しているにも関わらず自分の意思で発信しているように見せかけて宣伝することは禁止されています。

景品表示法や軽犯罪法などの法律に触れる可能性も出てくるため、インフルエンサーに依頼する場合は宣伝であることを明確にして企業とインフルエンサーへの信頼を維持しましょう。

まとめ

多くの企業が運用しているインスタグラム。弊社も「売上に繋げたい」「お問い合わせを増やしたい」「認知を広げたい」などご相談いただくことがございます。

押さえるべきポイントは非常に多いですが、一つずつでも意識して実施していくことでインスタグラム運用は成功に近づきます。

また、インスタグラムにはあらゆるデータを把握できるインサイトという便利な機能もあるあめ、効果測定を怠らず、自社にとって適切なやり方、勝ちパターンを見つけていきましょう。

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弊社では、企業のインスタグラム運用代行をサポートしています。各企業ごとの市場調査やターゲット設定、戦略立案、コンテンツ制作、広告出稿、効果測定まで、ワンストップで承ります。

インスタグラムを活用して集客につなげたい方や、現在のインスタグラム運用の改善を図りたいという方は、お気軽に弊社までお問い合わせ下さい。

WRITER / YUME
株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部 企画営業 アカウントプランナーグループ

株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部は、ジャリア社内のSEO、インバウンドマーケティング、MAなどやクライアントのWEB広告運用、SNS広告運用などやWEB制作を担当するチーム。WEBデザイナー、コーダー、ライターの人員で構成されています。広告のことやマーケティング、ブランディング、クリエイティブの分野で社内を横断して活動しているチームです。