キーワード選定で成果を上げる!リスティング広告で効果を出すキーワードの選び方
リスティング広告を成功させる重要なカギとなるものは「キーワード選定」です。
ユーザーが検索したキーワードと関連性の高いものが上位に表示されるからです。
しかし、どんなキーワードを設定すればよいか迷われている方も多いのではないでしょうか。
この記事ではキーワード・検索語句の選び方について、弊社の事例を参考にしながら初心者の方でもわかりやすく、ご紹介します。
目次 |
キーワードとは
リスティング広告におけるキーワードとは、"ユーザーが検索した語句"と"広告主側が表示させたい広告"を結びつけるものです。
検索語句と表示された広告がユーザーの訴求に合致するほど、上位表示されやすく表示回数も多くなりコンバージョン獲得に繋がります。
つまり、リスティング広告の入り口を担っているのがこの「キーワード選定」なのです。
STEP1 キーワードの抽出
キーワード選定に入る前に、まずはなるべく多くキーワードを抽出することに努めます。
抽出方法を3つのポイントに分けて下記3つの項目は必須事項となるのでまずは出来る限り多く抽出するべく実践してみてください。
①実際に検索されているキーワードを分析する
キーワード選定の際は、検索エンジンに入力する際に表示される検索語句の候補を活用しましょう。
サジェストと呼ばれるこの機能はGoogle内のアルゴリズムにより、検索頻度や語句の組み合わせを自動的に表示しているため精度が高く、思わずクリックする方も多いのではないでしょうか。
サイト下部にも実際の検索語句の例が表示されているため、選定の際に参考にしましょう。
②月間検索ボリュームを参考にする
キーワードにはビッグワード、ミドルワード、スモールワードの3種類があります。
ビッグワード:月間検索ボリューム10,000以上のキーワード
ミドルワード:1,000〜10,000
スモールワード:1,000以下
月間検索ボリュームや検索キーワードを調べられるツールを活用し、キーワードに抽出に幅を持たせることが重要です。
ご存じの方も多いかと思いますが、下記は弊社おすすめの無料ツールです。
- Googleキーワードプランナー
- ラッコキーワード
- aramakijake.jp
③ユーザー視点に立ち抽出する
"ユーザーが検索した語句"と"広告主が設定したキーワード"が一致することで広告が表示される仕組みのリスティング広告では、キーワード選定の際にユーザーの気持ちに寄り添って考えることが大切です。
「サービス・商品を求めるユーザーはどんなキーワードで検索しているのでしょうか?」
「どんなキーワードで検索しているときに広告見出しをクリックしたくなるのでしょうか?」
ペルソナの設定や、ユーザーを自分に置き換えることで実用的なキーワードの設定を心がけましょう。
ターゲットとしている世代やユーザー属性を持つ周囲の人の力を借り、生の声を反映させるのも1つの手です。
STEP2 キーワードの選定
さてキーワード候補を抽洗い流したら、次はよりコンバージョンを獲得しやすいキーワード選定を選定します。
抽出したキーワードの中から、検索ボリュームの適性や広告見出しとの関連性、ターゲットの訴求との合致など、一つ一つ精査していきます。
①キーワードは予算に応じて精査する
検索ボリュームが多いキーワードで上位表示できればクリック率が上がりコンバージョンの獲得率もおのずと上がります。
しかし、人気のキーワードや汎用性の高いキーワードになればなるほどクリック単価が高騰してしまいます。
ですので例えば予算20万円以下で少額運用する場合は、サービスの特徴やエリアやなどを付け加えた、独自性のあるキーワードやミドルワードで登録を行いましょう。
ミドルワードで思うように表示回数やクリック数が獲得できない場合は、2週間前後の期間を設けて徐々にボリュームの多いキーワードを登録していくことをおすすめします。
②キーワード登録数の目安
サービス内容や業態によりキーワード登録数の目安は大幅に異なります。
例えばECサイト関連であれば商品数やバリエーションが豊富なので、1つの広告グループに対しての登録数の目安は100個前後と多くなります。
しかし運用初期は特に動向を読む学習期間としても、基本的には1つの広告グループに対して30個前後の登録数を目安に登録されることをおすすめします。
運用を行いながらクリックされたキーワードや検索されていないキーワードを分析し必要なものは追加を、必要のないものは削除や一時停止を行いPDCAを回しましょう。
③マッチタイプの活用
リスティング広告ではキーワード登録の際に、”ユーザーが検索したキーワード”と”広告主が設定しているキーワード”が、どの程度一致しているかによって広告を表示させるかどうか調整できる設定があります。
つまり広告表示の判断となるキーワードの一致率を調整できる機能ということです。
その調整の種類をマッチタイプといい、”完全一致”、”フレーズ一致”、”部分一致”の3種類があります。
◆完全一致
検索キーワードと全く同じ意味もしくは同じ意図の検索が広告の表示対象となります。
検索されたキーワードとほとんど一致していることが条件となる為、完全一致は3 つのマッチタイプの中で最も広告の表示対象を絞り込むことができるものになります。
しかし、その分広告表示の対象となる検索の数はその他のマッチタイプよりも少なくなります。
例:「女性用のシューズ」と検索
○シューズ 女性
○女性 シューズ
○女性 靴
× 女性用 テニスシューズ
× 女児用のシューズ
◆フレーズ一致
”キーワードと同じ意味の内容を含む検索”が広告表示の対象となります。
フレーズの一致が条件となる為、文言のちょっとした差や、同じ意味と解釈できるものは一致とみなされます。また、キーワードよりも具体的な情報を追加したものも一致とみなされます。
フレーズ一致は、一致の条件が広がりる為、完全一致よりも広告表示の対象となる検索数が多くなります。
例:「サッカー シューズ」と検索
○サッカー用シューズ
○セールス サッカー シューズ 購入
○赤いサッカーシューズ
○快適なサッカー スニーカー
×サッカーボールとトレーニング シューズ
×サッカー用にもランニングシューズを履いていませんか
◆部分一致
”登録したキーワードに関連する内容の検索”が広告表示の対象となります。
関連する内容の検索まで一致条件が広がるため、キーワードの語句そのものは入っていない検索も含まれます。
部分一致は3つのマッチタイプの中で最も一致条件の広いものになるため、より多くのユーザーにリーチできるできます。
またキーワードすべてのキーワードが自動的に割り当てられる、デフォルトのマッチタイプです。
例:「プロテイン 筋トレ 効果」
○筋トレ 食品
○プロテイン 効き目
○トレーニング レシピ
○プロテイン 摂取 タイミング
それぞれのマッチタイプにより汎用性の高さが異なります。
デフォルトで設定されている部分一致は最も汎用性が高く、便利なタイプですが、設定の仕方によっては意図しないクリックに繋がり無駄なコストをかけてしまうケースもあります。
そこで重宝されるのが”除外キーワード設定”です。
次のステップでは除外キーワード設定について解説いたします。
STEP3 除外キーワード設定
キーワードの登録においてよく活用されている設定方法が、基本的には部分一致で設定し、5%~10%のキーワードを完全一致やフレーズ一致で設定するというパターンです。
メインが部分一致になるので、例えば「ホーム」などの広い意味を持つキーワードの場合だと「ホームセンター」「老人ホーム」「ホームラン」のように様々な検索語句が生まれます。
そのため、上記でターゲットが異なる語句は除外キーワード設定で表示をさせないようにする設定が必要になります。
まとめ
今回はリスティング広告のキーワードの設定について、抽出方法から選定のコツまでを解説いたしました。
リスティングにおいてキーワード選定は成果に直結する部分を担う重要なポイントなので、時間をかけて洗い出しから選定まで行いましょう。
弊社はリスティングの無料レポート診断を行っています。
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