海外マーケティングで効果的な5つの手法|訪日外国人集客
海外の人口増加やEC事業の継続的な拡大により、海外進出を検討している企業も少なくないでしょう。
海外マーケティングを展開するためには、どんな手法があるのかを把握し、その中から対象国に合ったものを実行していく必要があります。
そこで今回は、海外マーケティングで効果的な5つの手法をご紹介したいと思います。
目次 |
海外マーケティングで効果的な手法5選
ここでは、海外マーケティングで効果的な、取り組むべき手法を紹介します。
海外マーケティングの手法① WEBサイト制作
海外マーケティングで効果的な手法1つ目はWEBサイト制作です。
WEBサイト制作に関しては効果的というよりも、海外マーケティングを行ううえで必須となります。
最初は国内向けに制作しているWEBサイトをそのまま利用し、言葉を翻訳するというパターンで進める企業が多いですが、日本のユーザーと海外のユーザーでは求めている情報も、目に留まるデザインも、使いやすいと思うサイト構造も異なるため、次第に成果の創出が難しくなる可能性があります。
海外進出の地域が限定されているのであれば新たにサイトを制作したり、複数拠点で展開するのであればモデルサイトを構築し、各拠点で流用しながらその地域に合ったコンテンツも発信していくという方法もあり、企業のグローバル戦略によって適切なWEBサイト制作の進め方は変わります。
また、海外マーケティングのWEBサイト制作では翻訳やデザインが重要なのはもちろんですが、問い合わせ窓口をきちんと設置しておくことが重要です。海外の企業ということで疑問点が生まれることも多いため、気軽に質問や相談ができる窓口があることを示し、海外ユーザーに安心して利用してもらえるようにしましょう。
海外向けのWEBサイトでは現地のサーバーやAWS(Amazon Web Services)など多くの地域で利用されているサーバーを使うことで表示スピードが速くなり、ユーザーからも検索エンジンからも高評価を得られます。
海外マーケティングの手法② SNSマーケティング
海外マーケティングで効果的な手法2つ目はSNSマーケティングです。
SNSマーケティングとは、FacebookやインスタグラムなどのSNSを通して商品・サービスの認知拡大や販売促進を働きかける取り組みのことを指します。企業がSNSアカウントを開設し、ユーザーとコミュニケーションをとったり、ユーザーの反応を分析して商品やサービスの改善に活かしたり、広告を配信して売上アップを図ったり、といった運用を行います。
海外ではインターネットの普及が拡大し、SNSの利用率も上昇しているため、現在の海外マーケティングではSNSの活用が必須となっています。
多くのSNSにはシェアできる機能が搭載されているため、ユーザーの興味をひきつけて拡散してもらえれば瞬く間に世界中に企業の存在が知れ渡ることも十分にあり得ます。
海外マーケティングと言うとハードルが高いと感じてしまうこともあるでしょう。しかし、SNSをうまく活用すれば、コストを抑えながら日本の何倍ものユーザーに存在を知ってもらえ、海外でのビジネス基盤を固めることができる可能性を秘めているのです。
人気SNSは国によって違う
海外マーケティングでSNSを活用する際に注意するべき点は国によって利用されているSNSが異なるという点です。中国ではインターネットが規制されているため、独自に開発されたアプリが多く利用されており、メッセンジャーアプリと言えばWeChatが主流です。
一方で、アメリカでメッセンジャーアプリと言えばWhatsApp、韓国ではKakaoTalk、ベトナムではZaloなど、国によって親しまれているアプリが異なります。
国内向けにマーケティングを行う感覚でSNSを選定しても全く効果を得られないまま失敗に終わってしまいます。事前調査を入念に実施し、どのSNSを活用すれば認知が広がり、尚且つ自社の魅力が伝わりやすいのかを判断しましょう。
海外マーケティングの手法③ SEM
海外マーケティングで効果的な手法3つ目はSEMです。
SEMとは、「Search Engine Marketing (検索エンジンマーケティング)」の略称で、検索エンジン上でWEBサイトへの流入を促すマーケティング手法です。
SEMはSEOとリスティング広告を含み、検索エンジンを使ったマーケティング活動のすべてを指します。
SEO対策
SEO対策とは、自社のWEBサイトを検索結果の上位に表示させることで集客や売り上げアップを図る取り組みのことを指します。
ユーザーと検索エンジン双方からの評価を高めることで上位に表示され、自社に興味を持つ可能性が高いユーザーをWEBサイトに誘導することが可能です。一度上位表示されれば長期間維持されやすい傾向にあるため、費用対効果も高い施策です。
海外マーケティングでSEO対策を行う際にも、ユーザーのニーズを把握することやキーワード選定が重要になりますが、日本語の検索エンジンで調査しても欲しい情報は得られないため、調査ツールを利用する際は国と言語を再設定する必要があります。
また、SNSマーケティングと同様に、国によって利用される検索エンジンが異なるため、対象国ではどの検索エンジンが主流なのかを調査してからコンテンツの準備に取り掛かりましょう。
コンテンツは海外ユーザーのニーズに応えるものを作成し、読みやすさを重視しなければなりません。現地のパートナー企業やネイティブの人材に作成もしくは推敲してもらうことをおすすめします。
リスティング広告
リスティング広告も海外マーケティングには欠かせません。リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果画面上部または下部に表示されるテキスト形式の広告のことを指します。
入札額と広告品質によって掲載順位が決定しますが、リアルタイムで順位を把握でき、広告を出稿するタイミングもかける費用も柔軟に調整できます。
短期間で一気に集客できる爆発力があるため、WEBサイトを立ち上げたばかりであれば中長期的な施策であるSEO対策と併用することで大きな効果が期待できます。
広告費を無駄にしないためには、現地のターゲットユーザーが検索しているキーワードを調査しておくことが重要です。検索背景を想像し、どんなキーワードとテキストで訴求すれば海外ユーザーに刺さるのかを考えます。ネイティブの人材に協力してもらうことでコンバージョンにつながる文章を書いてもらえるでしょう。
海外マーケティングの手法④ 動画マーケティング
海外マーケティングで効果的な手法4つ目は動画マーケティングです。
動画マーケティングとは、動画を通して認知拡大や販売促進、ブランディング強化を図る取り組みのことを指します。近年はスマートフォン、タブレットなどの個人所有のデバイスの普及や5Gの導入による通信環境の進化に伴い、動画マーケティングに注力する企業が増えています。
YouTubeやTikTokといった動画配信サービスは海外でも非常に人気が高く、海外マーケティングでは優先して取り組むべき媒体と言えます。
動画はテキストよりも届けられる情報量が圧倒的に多く、視覚的に訴求できる点やインパクトを与えて記憶に残りやすい点がメリットとして挙げられます。
また、動画であれば言語が違っても伝えられる情報が増え、表現方法の幅も広がるため、自社らしさを前面に出した魅力的な宣伝が可能になり、認知も一気に広がります。
動画を配信できる媒体も多種多様になっているため、海外ユーザーにもスムーズに情報発信できるでしょう。
海外マーケティングの手法⑤ プレスリリース
海外マーケティングで効果的な手法5つ目はプレスリリースです。
プレスリリースとは、企業がマスコミに対して新商品・サービスの発売や経営に関する新しい情報を知らせるための文書です。近年は出版社やテレビ局だけではなく、ニュースサイトへの掲載も増えたため、ニュースリリースとも呼ばれます。
海外マーケティングでもプレスリリースを利用して海外メディアに取り上げてもらえれば、膨大な数の海外ユーザーにリーチすることが可能になります。
しかし、海外でのプレスリリースを成功させるためには入念な下準備が必要です。海外に拠点がある企業であれば、現地のスタッフが直接メディアに宣伝することも可能ですが、そうでない場合は海外メディアが最初から自社の記事に興味を持ってくれる可能性は低いです。
そのため、まずは大きなメディアを狙うのではなく、現地のジャーナリストとコネクションを作ったり、ジャーナリストが興味を示しそうな記事を執筆することが重要です。自社が信頼できる企業であることが伝われば取り上げてもらいやすくなります。
また、プレスリリース配信サービスの利用もおすすめです。費用はかかりますが、現地企業と直接提携しているため多くのジャーナリストやメディアに配信してもらえます。翻訳も請け負っているところがほとんどなので、言語に自信がなくても情報を広く発信できるでしょう。
まとめ
今回は、海外マーケティングで効果的な5つの手法をご紹介しました。
国内のマーケティングではすでに取り組んでいる手法が多いかと思いますが、海外マーケティングでも綿密な調査のもとで実行すれば期待する成果を得ることが可能です。
最終的には上記の手法すべてに取り組めることが理想ですが、最初は自社が取り組みやすいものを選び、海外での売上を伸ばしていきましょう。
弊社では、ヒアリングをもとに商品やサービスと顧客ニーズを結び付ける最適な戦略を立て、海外マーケティングをサポートいたします。
海外進出を検討している方も、すでに海外マーケティングに注力しているが成果が出ないという方も、お気軽に弊社までお問合せ下さい。
WRITER / HUM 株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部 WEBライター 株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部は、ジャリア社内のSEO、インバウンドマーケティング、MAなどやクライアントのWEB広告運用、SNS広告運用などやWEB制作を担当するチーム。WEBデザイナー、コーダー、ライターの人員で構成されています。広告のことやマーケティング、ブランディング、クリエイティブの分野で社内を横断して活動しているチームです。 |