海外マーケティングを成功に導くポイント5選|訪日外国人集客
海外マーケティングに興味があり、企業の利益向上のために海外進出を考えている企業も多いかと思います。
海外マーケティングでは国内マーケティング以上にコストがかかるため、あらかじめポイントを押さえておくことで無駄なコストをかけることもなくなり、失敗のリスクも軽減することができます。
そこで今回は、海外マーケティングを成功させるために押さえておくべきポイントをご紹介していきたいと思います。
目次 海外マーケティングのポイント |
海外マーケティングのポイント
海外マーケティングを展開する際は、以下の5つのポイントに注意しましょう。
国民性や文化の違いを理解しておく
海外マーケティングを成功に導くポイント1つ目は、国民性や文化の違いを理解しておくことです。
国内でも地域によって言葉や文化が違って驚いた経験がある方も多いと思いますが、海外となると「衣・食・住」の文化すべてが違うということも当たり前にあります。どんな生活をしているのか、どんなものが好まれるのか・嫌われるのか、事前に把握しておかなければなりません。
例えば、食文化で言うと、イスラム教の人々は豚肉やアルコールを一切摂取せず、ヒンドゥー教の人々は肉類をはじめ、魚や卵、貝なども食べません。
また、1日の食事回数は日本では1日3食が一般的ですが、ネパールでは1日2食、タイやスペインでは1日5食の人が多いと言われています。食べ合わせの文化も異なり、日本ではラーメンや餃子をごはんと一緒に食べることは一般的ですが、海外では驚かれる食文化です。
このように、食事ひとつとっても、国や宗教によって大きく異なります。日本では一般的だからと言って海外マーケティングでもそのままの考え方で施策を実施すれば、全く効果がないどころか批判を受け、早々に撤退しなければならない事態に陥ることもあります。
現地で過ごさなければわからないことも多いため、可能であれば海外マーケティング対象国に実際に行ってみて調査することが望ましいですが、難しい場合は現地のパートナー企業と連携してサポートしてもらう必要があります。
市場調査と分析が要
海外マーケティングを成功に導くポイント2つ目は、市場調査と分析です。国内のマーケティングにおいても重要ですが、海外マーケティングではより重要な工程と言えます。
海外マーケティングにおいては、日本の企業というだけで現地の企業よりも不利な状況に置かれています。現地の企業にとっては国内でのマーケティングであるため、事前調査や分析も比較的スムーズに進むでしょう。しかし、日本の企業にとっては国をまたいだ調査が必要になり、ひとつのデータを収集するだけでもかなりの労力がかかります。
特に初めて海外マーケティングに取り組む場合、上手くいくかわからないのに多くのコストをかけたくないという気持ちがあるかもしれませんが、事前調査と分析をどれだけ徹底的に行えるかが海外マーケティングの成功を左右します。
3C分析やSWOT分析を行い、他社と比較した際の優位性やマイナスな影響を受ける外部要因を把握しましょう。海外企業の自社だからこそ攻められる部分や現地の企業だからこそ見落としている部分を見つけ、自社のビジネスとうまく結びつけることができれば、海外ユーザーにも選ばれる企業になり、海外マーケティングが成功しやすくなります。
ネイティブ翻訳でユーザーファーストな文章にする
海外マーケティングを成功に導くポイント3つ目は、ユーザーファーストな文章作成です。
機械翻訳は年々精度を増していますがやはりぎこちなさが残るため、文章に込められた本当のメッセージを受け取ることができなかったり、親しみやすくしたいのに堅苦しくなってしまうなど意図とは反対に伝わってしまうこともあります。
そうなると、適切なターゲットに広告を届けてもコンバージョンにはつながらず、海外マーケティングは失敗に終わります。
当たり前のことですが、広告は広告の中に書かれている情報がすべてです。短い文章の中にあらゆる意味を込めてインパクトを与えます。「これはこういう意味です」と説明文を付け加えることはできないため、海外ユーザーに誤った認識をされても訂正することはできません。
一方でネイティブであれば、「よりわかりやすい表現方法で」「込めた意味を正確に理解してもらえて」「簡潔且つ強い印象を残せるように」翻訳してもらえます。
従って、海外マーケティングにおける翻訳作業はネイティブの人材に依頼することをおすすめします。原文に沿いながらもある程度はネイティブの翻訳者に委ね、ユーザーが瞬時に理解でき、商品やサービスの魅力が伝わる文章を作成しましょう。
国別の広告規制を理解しておく
海外マーケティングを成功に導くポイント4つ目は、海外の広告規制への理解です。海外マーケティングで広告を配信する際は、広告に関する規制も国によって違うことを認識しておく必要があります。
例えば、日本では2023年10月1日からステマ (消費者に対して広告であることを伝えずに商品やサービスを発信すること) が景品表示法規制の対象となりましたが、これまでは直接的に規制されることはありませんでした。
一方、海外の多くの国ではすでにステマの規制が行われています。アメリカでは米連邦取引委員会がインフルエンサーに対してステマをしないように警告文を送り、テキストの最初の方に「#sponsored」や「#ad」などユーザーがわかりやすいハッシュタグを使用することなどを要請しています。
参考:「ステマはだめ!」、InstagramインフルエンサーにFTCが警告
EUの不公正取引方法指令には、いかなる場合にも不公正となる取引方法のリスト(ブラック・リスト) が設けられており、金銭が発生しているにも関わらずコンテンツの中で明確にしないことは違法としています。
参考:【論文】 諸外国におけるステルス・マーケティング規制の実効性確保
このように、国によって様々な広告規制が定められているため、海外マーケティングでは対象国の広告ガイドラインを必ず確認し、法律に違反することのないように進めていく必要があります。
CV獲得後の導線づくりまで一貫して行う
まとめ
今回は、海外マーケティングを成功に導く5つのポイントをご紹介しました。
海外マーケティングでは、徹底的な市場調査で対象国との国民性や文化、広告規制などの違いを知り、そのうえでユーザーに刺さる施策を考え、実行する必要があります。
初めての海外マーケティングで社内にノウハウがない場合は、外部企業に依頼することでスムーズな進行が可能になり、確実な成果創出が期待できるでしょう。
弊社では、ヒアリングをもとに商品やサービスと顧客ニーズを結び付ける最適な戦略を立て、海外マーケティングをサポートいたします。
海外進出を検討している方も、すでに海外マーケティングに注力しているが成果が出ないという方も、お気軽に弊社までお問合せ下さい。
WRITER / HUM 株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部 WEBライター 株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部は、ジャリア社内のSEO、インバウンドマーケティング、MAなどやクライアントのWEB広告運用、SNS広告運用などやWEB制作を担当するチーム。WEBデザイナー、コーダー、ライターの人員で構成されています。広告のことやマーケティング、ブランディング、クリエイティブの分野で社内を横断して活動しているチームです。 |