ホームページ制作とSEOの関係性 WEBマーケティングの基軸となるサイト設計
目次 |
ホームページ制作の目的
ホームページ制作に入る前に、まずはホームページ制作の目的について確認しておきましょう。
ホームページ制作の目的
自社の紹介
ホームページ制作は自社を知ってもらう目的があります。
何かのきっかけで自社について知りたいと思ってもらえたときに、多くの現代人が利用するネット上に自社を紹介するものが何もなければそこで自社とユーザーの関係は築かれないまま終わってしまいますよね。
そこで、ホームページ制作で会社概要や事業内容を案内することで、どんな会社なのかを知ってもらうことができ、認知も広がっていきます。
ホームページ制作は正しい会社情報の伝達によって信頼できる会社であることを証明できると同時に、ユーザーの自社に対するイメージを固め、企業としての価値を高めるブランディングにもつながります。
集客効果を高める
ホームページ制作は集客効果を高める目的があります。
以前はチラシやDMなど紙媒体での集客手法が主流でしたが、現在はWEB上での集客が主流となり、ホームページ制作とSEOに同時に取り組むことでコストを抑えた集客が可能になりました。
その結果、自社が扱う商品やサービスと関連性の高いユーザーの目に触れる機会が増え、アクセス増加が期待できます。ユーザーがほしい情報を提供し、自社の魅力をアピールすることで、問い合わせや資料請求、購入などのCVに誘導することができます。
お問い合わせ窓口
ホームページ制作はユーザーからの質問や疑問を解消する窓口となる目的があります。
窓口が電話だった場合、営業時間外は問い合わせることができません。一方、ホームページ制作でお問い合わせフォームを作れば24時間いつでも質問することが可能になり、ユーザーの不安をより早く解消することができます。
「よくある質問」として多くのユーザーが気になりそうな事柄をあらかじめ掲載しておけば、ユーザー側も自社側も手間が省け、業務効率化を図れます。
人材の確保
ホームページ制作は自社で働く人材を確保する目的があります。
求職者は求人サイトに載っている求人情報を見て会社名を検索したり、業界や職種名で検索をかけ、SEOで上位に表示された企業に興味を持つこともあり、ホームページは求職者との接点にもなります。
そこで、実際に働いている社員へのインタビューや大事にしている理念、詳細な募集要項やどんな人材に来てほしいかといった応募者が求めていることをホームページ制作を通して伝えることで他社との差別化を図ることができ、エントリー増加やミスマッチ防止につながります。
ホームページ制作の流れ
ホームページ制作は、制作会社に外注するケースと内製するケースがあります。ホームページ制作に関する知見や制作経験があり、様々な工程を自社のリソースでまかなえるのであれば内製は可能です。
しかし、集客の基盤となるホームページ制作を行うためには、各工程で専門性の高い人材が必要となります。また、WEBマーケティングも並行して行う必要があるため、SEOやWEB広告の知識がなければせっかくホームページ制作を行っても集客にはつながりません。
そのため、外注した方がSEOに強いホームページ制作を実現できる可能性は高いです。
そこで、ここからはホームページ制作を外注する際のフローについて順番に紹介していきます。
ホームページ制作の事前準備
何も準備せずにホームページ制作を始めてもうまくいきません。
ホームページ制作をスムーズに進めるためには、以下のような項目を事前に決めておく必要があります。
- ホームページ制作の目的
- ホームページ制作のターゲット
- 自社の強み
- ホームページ制作の予算や納期
上記のようなホームページ制作の要件をRFP (提案依頼書) という資料にまとめて制作会社に提出します。
RFPは依頼主と制作会社の認識を統一させ、希望に沿ったホームページ制作、スムーズなホームページ制作を行いやすくする役割を果たしています。口頭のみで進めてしまうと認識にズレが生じる可能性が高くなり、想定していたものと全く違うホームページができあがってしまうことも。
そこで、資料として残しておくことで「最初に言っていたことと違う」などのトラブルを防ぎます。相見積りの際の比較検討もスムーズに進み、自社に合った制作会社を選びやすくなります。
1. 制作会社の選定
準備ができたら、まずはホームページ制作を依頼する会社を決めます。
制作会社を絞って問い合わせ、見積もり依頼をします。制作会社は自社が準備した資料をもとにヒアリングを行ってくれるため、疑問点はどんどん質問してお互いの情報を共有しましょう。
具体的な選び方は次章の「ホームページ制作会社の選定ポイント」をご覧ください。
2. 企画
ホームページ制作を依頼したら、次は企画に入ります。
見積もりの際にRFPを通してどんなホームページ制作を行いたいかという希望を共有しているため、次は曖昧な部分をなくして正式に方向性を決定するために企画を練っていきます。
目的・目標やターゲットの設定は具体的な数値を定め、競合・市場調査を行い自社の強みや弱みを分析します。これからホームページを作るうえで誰にどんなことを伝えたいのかを言語化し、共有するためにコンセプトの設定も重要です。
3. 設計
ホームページ制作の企画が終われば次は設計です。どこに何を掲載するのか、どんな順番にすれば見やすいのか、何のコンテンツを紐づけるのかを考え、ユーザーにとって使いやすくSEOに強いサイトになるよう設計していきます。
打ち合わせを重ねて決定した項目を「要件定義書」という形でまとめ、最適なホームページにするための構成を考え、組み立てていきます。コンテンツの関連性や階層の深さなど様々な面でユーザーファーストとSEOを意識し、導線を設計します。
4. コンテンツ・デザイン制作
ホームページ制作の設計が終わると、ワイヤーフレームに基づいたコンテンツとデザインの制作に移ります。
コンテンツを作成する際は、コンテンツSEOの手法に沿って取り組むことで良質なコンテンツが蓄積され、長期にわたって集客に貢献してくれます。
デザイン制作では、これまでの打ち合わせで固めてきた目的やペルソナをもとに、ユーザーに刺さるデザインを考えます。
レギュレーションを設定し、ページによって文体や雰囲気が変わってまとまりのない印象を与えることのないようにしましょう。
5. システム開発
デザインを制作したらシステム開発を行いWEB上に表示されるようにしていきます。ホームページ制作においてコーディングの質はSEOの評価にも大きく影響を及ぼすため、何度も修正を繰り返しながら希望のホームページへと仕上げます。
6. テスト・公開
公開前には必ずテストを行います。複数のブラウザ・デバイスで適切に表示されるか、全体を通して設定した通りに構成されているか、情報の誤りや誤字脱字がないか、リンクは最適化されているかといった項目をチェックし、ホームページ制作全体の最終確認をします。
7. 保守運用
ホームページ制作は公開したら終わりではなく、SEO対策及び目標達成のために保守運用を行っていかなければなりません。
アクセス解析、コンテンツ更新、システム修正、サーバー管理などやるべき業務は多いです。公開後の作業に関しては各業務に追加料金が発生することがあるため、必ず見積もりの段階で運用保守への対応や料金について確認しておきましょう。
ホームページ制作会社の選定ポイント
さて、ホームページ制作の流れを説明してきましたが、実際にホームページ制作会社に依頼するとなると、何を基準に選べばいいのかわかりませんよね。
ここでは、制作会社を選ぶ際にどういうポイントに注意すればいいのかを紹介します。
同じ業界の制作実績があるか
自社と同業界のホームページ制作実績が豊富であれば、自社の業界についての知見をすでに持っているため、一から説明する時間を省くことができ、制作がスムーズに進みます。
また、実績が豊富であればあるほど成果を出すためのノウハウが蓄積されています。これまでに経験してきた成功事例や失敗事例を踏まえた提案が期待できるでしょう。
制作会社のサイトを閲覧してホームページ制作事例を確認したり、サイトには載っていない事例があることも多いため、直接問い合わせて話を聞いてみることをおすすめします。
弊社もこれまでに数々のホームページ制作に携わってきました。一部ではありますが、事例として掲載しているのでぜひご覧ください。
●ホームページ制作事例|地方自治体「防波堤アート」企画運営&制作
●ホームページ制作事例|高級外車専門販売店コーポレートWEBサイト
制作体制が整っているか
ホームページ制作には様々な人が関わります。納期や対応できる範囲に差が出てくるため、制作にはどんな人物が何名ほど携わるのか、確認しておきましょう。
また、ホームページ制作を一括で行っているのか、一部は外注しているのかの確認も重要です。一括で対応していれば社内に専門性を持つ人物を擁していることになり、安心感や信頼性が高まります。意思疎通も一社だけで済むため滞りなく納品まで進めることができるでしょう。
担当者との相性がいいか
希望通りのホームページ制作を行うためには、制作会社の担当者と依頼主の信頼関係が重要です。
実績やSEOの知識が豊富であることももちろん重要ですが、相性が悪ければせっかくの実績もノウハウも活かせず、最大限の効果が発揮されません。
担当者とは対面で打ち合わせを行い、話しやすさや熱量、この先長い付き合いができそうかどうか、信頼できるかどうかを見極めましょう。引っかかることがあればそのままにせず、疑問や不安は最初に解消しておくようにしましょう。
費用について丁寧に説明してくれるか
ホームページ制作にかかる費用についての確認も重要です。一括の費用なのか、追加料金がかかるのか、どんな工程にいくらかかるのか、最初にきちんと確認しておかないと後でトラブルになる可能性が高いです。
予算内に収まっているか、すべての項目と金額が明瞭か、無駄がないか、見落としがないように見積書をしっかりと確認し、○人体制でどんな工程が必要になるからいくらかかる、というように、なぜその費用になるのかを丁寧に説明してくれる会社を選びましょう。
アフターフォローはしっかりしているか
ホームページ制作後は継続的に更新やメンテナンスを行うことでSEO評価が高まり集客力も強くなります。
長い目で見れば確実に社内で運用できたほうが良いですが、最初のうちは編集方法がわからなくなることも多いです。しっかりレクチャーをしてくれて、運用していく中で出てきた問題にも対応してくれる会社を選びましょう。
SEOに強いか
せっかくホームページを作っても、見てもらえなければ意味がありません。SEOはWEB集客において必須の施策であり、検索結果の上位に表示させ、親和性の高いユーザーの流入を図ることで利益につながります。
ホームページ制作で集客を行うためには、効果的なキーワードを選定するリサーチ力、継続して良質なコンテンツを生み出せる企画力、ユーザビリティの高いサイトを構築する技術力など、SEOに関する知見を持っている必要があります。
ホームページ制作のスキルだけでなく、SEOに精通し、公開後の集客のフェーズまで任せられる会社を選ぶことで別の会社に依頼するコストを削減し、より早く集客効果を実感できるでしょう。
ホームページ制作に必要不可欠なSEO対策
ホームページ制作において、SEOは切っても切り離せない重要な要素です。SEO対策に取り組むことで検索順位が上がり、ホームページへの流入が増え、目標達成に近づきます。
そして、SEOを強化するうえで特に重要なポイントがキーワード選定とコンテンツ作成です。この2つは集客に大きな影響を及ぼすポイントでもあるため、しっかりと押さえておきましょう。
SEO対策で重要なポイント① キーワード選定
キーワード選定とは、自社サイトへの流入を増やすために検索エンジンで上位表示を狙うキーワードを決めることです。
ホームページ制作を行う以上、集客を増やしたいという目標が少なからずあるかと思いますが、キーワード選定はSEOの評価を高め、集客につなげるために最も重要な工程と言っても過言ではありません。
どんなキーワードで上位に表示されたいのか、どんなキーワードで上位表示されればCVにつながりやすいのか、どんなキーワードで検索をかけるユーザーとの親和性が高いのか、といったことをしっかりと考慮して選定する必要があります。
ホームページ制作の目的を明確にし、自社に合った、勝ちにいけるボリュームのキーワードを選ぶことで流入が見込めるようになり、SEOに強いサイトになります。すでに上位に表示されているSEOに強い競合を参考にしたり、検索順位を定期的に確認して改善を図り、SEOを強化していきましょう。
SEO対策で重要なポイント② コンテンツ作成
ユーザーは何かを知りたいと思った時、情報を求めて検索をかけます。コンテンツはその知りたい情報を提供してくれるものであるため、コンテンツがなければ解決することができません。
従って、ユーザーの様々なニーズに応えるコンテンツを蓄積すればするほどユーザーにとって有益なホームページという認識がユーザーにもGoogleにも生まれ、SEO評価が高まります。
このように、ユーザーの検索意図に沿った有益なコンテンツを継続して発信し、自然検索から集客を狙う手法をコンテンツSEOと呼びます。
コンテンツSEOでは、まず自社の商品やサービスと関連性の高いユーザー像を明確にし、ユーザーはどんな悩みを持っていて、解決するためにはどんな内容を提供すればいいのか、ユーザーはこのコンテンツを読んだ後にどうなっていたいだろうかを徹底的に考えます。
ユーザーファーストな内容はもちろん、自社だからこそ提供できる内容や定期的な情報の更新を行い、ユーザーが求めていることに的確に応えているコンテンツは必然的に多くのユーザーが参考にします。
よって有益なコンテンツとして認識されるため、Googleからも評価され、SEOに強いサイトになります。
ホームページ制作のサイト流入対策
ここでは、ホームページ制作のサイト流入を増やすための対策方法について紹介していきます。
流入増加を図るために押さえておくべき「SEM」
WEBマーケティングの世界ではSEOというワードの存在感がかなり大きく、すでに広く知られていますが、SEMについては知識が曖昧という方も多いのではないでしょうか。
SEMとは
SEMとは、「Search Engine Marketing (検索エンジンマーケティング)」の略称で、検索エンジン上でWEBサイトへの流入を促すマーケティング手法のことを指します。
SEMには、SEOとリスティング広告が含まれ、上位表示させることで検索をかけたユーザーにアプローチして集客を図ります。
SEOとSEMの違い
SEOとSEMは混同されがちですが、完全に同じというわけではありません。
SEOは「Search Engine Optimization (検索エンジン最適化)」の略称で、自社のWEBサイトを検索結果の上位に表示させることで集客や売り上げアップを図る施策です。
サイトの検索エンジンにページ内容を正しく認識してもらい、ユーザーが求めているコンテンツを提供することで検索エンジンとユーザー双方からの評価を高めます。
一方、SEMは検索エンジンを使ったマーケティング活動のすべてを指すため、SEOだけでなく、課金して検索結果の上位表示を狙うリスティング広告もSEMの一部ということになります。
SEMという大きい枠組みの中に、SEOとリスティング広告が含まれていると考えてください。
SEOとリスティング広告の使い分け方
長期分散型のSEO、短期集中型のリスティング広告
結論から言うと、基本的にはSEOに重点的に取り組み、要所要所でリスティング広告を出稿するという使い方が最も効果的と言えます。
SEOは中長期的な視点で取り組むべき施策です。ユーザビリティを意識してサイト構造を改善し、ユーザーのニーズに応えるコンテンツを継続して発信することでサイト全体の評価が高くなり、検索順位は徐々に上がっていきます。
SEO対策は費用もかからないため、長い目で見ても運営が苦しくなりづらく、施策を続けやすいというメリットがあります。
リスティング広告はSEOのデメリットをカバーしてくれる
しかし、SEOは施策を行ってから速攻で効果が目に見えるわけではないため、短いスパンで成果を上げたい場合は期待するほどの効果は出ないでしょう。そこで、活用できるのがリスティング広告です。
リスティング広告は、出稿に費用がかかりますが、配信してすぐに効果を確認することができ、希望の順位になるように調整しやすいというメリットがあります。そのため、ターゲットユーザーに集中してアプローチをかけたいときに流入を安定させることができます。
SEMはSEOを主軸に置いて進めるべし
しかし、リスティング広告は上位を狙うほど費用がかかり、課金をやめてしまえば一気に順位は下がります。従って、SEMはあくまでもSEOを主軸に置いて進める必要があります。
SEOに取り組むにあたり、多くの方が最も懸念するポイントが「即効性がない」という点です。しかし、ある程度サイト運営を続け、良質なコンテンツを積み重ねていけば、SEO効果が出るまでそこまで時間はかかりません。
長期的にSEO対策を行いドメインパワーを強化していくことで即効性も上がるため、デメリットも解消されます。将来的にはリスティング広告を利用しなくても十分な集客力をつけることを目標に、タイミングを見極めながら併用していきましょう。
●サイト流入に効果的なSEMとは?SEOとの違いや効果を最大化する使い方を紹介
CVを獲得するためのホームページ制作
ホームページ制作が終わると保守運用のフェーズとなり、求める成果が出ているかを確認する必要がありますが、そこで設定すべき重要な項目がCV及びCVRです。
ホームページはCVを獲得することで初めてビジネスとして機能します。しかし、CV数やCVRの改善が上手くいかず、ホームページ制作の意義が揺らいでいる企業もあるでしょう。
ここでは、CVRが上がらない原因と上げるためのポイントについて解説していきます。
CVRが上がらない原因
CVRがなかなか上がらず悩んでいるホームページ制作・運用担当者の方もいらっしゃるかと思います。下記のような項目が自社サイトに当てはまっていないか、もう一度見直してみましょう。
ターゲットが不明瞭
ホームページ制作では、ターゲットが明確でないと誰の心にも刺さらず、訪問数は多いのにCVは全然増えないという事態に陥ります。離脱率も高くなるためSEOにも悪影響を及ぼします。
例えば、20~30代がメインに利用する商品であれば、スタイリッシュでデザイン性の高いホームページ制作が効果的と言えますが、60代以降のユーザーがメインに利用する商品のホームページであれば、デザイン性の高さよりもわかりやすさ、見やすさの方が重要になってきます。
ターゲットによって適したサイトデザイン・構造は全く異なり、曖昧なターゲット設定はCV増加を妨げます。
ユーザーファーストではないサイト設計
ホームページ制作において、ユーザーファーストではないサイト設計は離脱率を上げる原因となります。
問い合わせるためのボタンがわかりにくい場所に設置してあったり、ひとつひとつの商品画像が大きすぎてスクロールに時間がかかったり、表示速度が遅くなるなど、少しでも使いにくさを感じるとユーザーはストレスを感じ、離脱率が上がります。
また、ユーザーは「~したい」というニーズを満たすためにサイトを訪問するため、自社が宣伝したいことだけをファーストビューに持ってきてしまうと、押し売りされていると感じ、ニーズも満たされないためCVRも上がりません。
ホームページ制作においてCVRを改善するためのポイント
ホームページ制作を行うにあたり、サイト設計を少し変えただけでもCVRが大きく好転することがあるため、下記のポイントをぜひ参考にしてみてください。
ターゲットを明確にする
ホームページ制作において、CVRを改善するためにはまずターゲットを明確にする必要があります。
ターゲットは「福岡で中古マンションを探している年収600万円以上の40代の女性」のようにできるだけ詳細に設定しましょう。訴求する範囲は狭くなりますが、ひとりひとりへの訴求力は何倍にもなり、CV数は増加していきます。
自分に向けられたサイトであることをはっきりと認識してもらい興味をひくことでCV獲得、CVR向上につなげましょう。
CVのハードルを上げすぎない
ホームページ制作において、CVRを改善するためにはCVのハードルを上げすぎないことも重要です。
最初から購入や問い合わせをCVに設定してしまうと、なかなかCVまでたどり着かず行き詰まってしまうため、「お問い合わせ」から「資料ダウンロード」、「商品の購入」から「会員登録」にCVを変更してみるなど、1~2段階ハードルを落としたCVを設定してみましょう。
ハードルを低く設定することで、訪問数とCV数が比例するようになり、購入や問い合わせという高いハードルへの距離も少しずつ近づいていきます。
CVへの導線を設置する
ホームページ制作において、CVRを改善するためにはCVへの導線をわかりやすくすることが重要です。
中でも、CTAボタンをどこにどのように設置するかでCV数は大きく変わります。基本的にどのページを見ていてもCTAボタンが表示されるように設計し、離脱を防ぎながらCVに誘導しましょう。
また、適切に設置したとしても、背景や周りの色に馴染みすぎているとCTAボタンに気づかずにスルーされてしまうこともあります。CTAボタンはサイトの中でも特に目立つ色や大きさにすることで視認性を高めましょう。
SEO対策を行う
ホームページ制作において、CVRを改善するためにはSEO対策を行うことが重要です。
サイト全体で使いづらい部分がないか見直し、初めて訪問するユーザーが次にどんなニーズを持ってどんなアクションを起こすかを予測して、ユーザビリティの高いサイト設計を徹底しましょう。
また、コンテンツSEOに取り組み、流入を増やすことも重要です。ユーザーが検索行動に至った背景まで考慮して対策キーワードを選定することで、ユーザーニーズに応えるコンテンツを作成できるようになります。
●CV (コンバージョン) を狙うホームページ制作のポイント
ホームページ制作でのブラウザ対応
ここまで、SEOに強いホームページ制作を行うための考え方やポイントについて解説してきましたが、もうひとつ重要な対策があります。それはブラウザ対応です。何の対策もせずにそのまま放置しているとせっかくSEO対策をしても効果が薄れてしまうため、忘れずに対応しましょう。
ブラウザとは
ブラウザとは、インターネットを通して様々なWEBサイトを閲覧するためのソフトウェアのことです。代表的なもので言うと、Chrome、Edge 、Safari、Firefoxなどがあります。
ホームページ制作において「同じWEBサイトを見るんだから結局どのブラウザでも見え方は同じでしょ?」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、WEB技術の進歩は凄まじく、日々アップデートしているためひとつひとつ挙動が異なり、ブラウザによって見え方が違うのです。
あるブラウザでは表現できても別のブラウザでは表現できないということもあり、集客にも悪影響を及ぼしかねません。そこで、ホームページ制作ではブラウザによって見え方にばらつきが出ないように最適化する必要があります。
ホームページ制作におけるブラウザ対応についての考え方
今後のホームページ制作では対応するブラウザを絞るべし
今後のホームページ制作におけるベストなブラウザ対応方法は、自社がターゲットとするユーザーが利用しているブラウザに絞り、最適化を図ることです。
もちろん、すべてのブラウザに対応するのが理想的ではありますが、実現は容易ではありません。そこで、多数が利用しているブラウザに絞ることでコスト削減や希望に沿うホームページ制作が可能になります。SEOの対策もしやすくなり、集客も期待できるようになります。
どのブラウザに絞るべき?
ホームページ制作で対応するブラウザは企業によって異なるかと思いますが、日本でも世界でも圧倒的シェアを誇るChromeはどの企業もマストで対応すべきブラウザと言えるでしょう。
どのブラウザも基本的に自動で最新バージョンに更新されるため、古いバージョンへの対応は省いてもあまり支障はないでしょう。
リソースを考慮し、ターゲットの利用率が高いブラウザを最適化し、より多くのユーザーに魅力的に見えるようなホームページ制作を行いましょう。
ホームページ制作のブラウザ最適化におすすめのツール
ここでは、ホームページ制作のブラウザ最適化におすすめのツール「Lighthouse」を紹介します。
Lighthouseとは
Lighthouse とは、WEBサイトを分析し、評価してくれる拡張機能です。Googleが無料で提供しており、自社のWEBサイトの品質を確認することができるためホームページ制作にも非常に役立ちます。
ページの読み込み速度や画像の表示速度は速いか、どんなユーザーにとっても見やすいようになっているか、セキュリティ対策やSEO対策が行われているかなど、細かい部分も分析し、良くない点は改善方法を提示してくれます。
SEO対策にも活用できる
Lighthouseを利用することで簡単に改善点を見つけることができ、より良質なホームページ制作が可能になります。
SEOの評価機能もあるため、検索順位を上げて集客につなげるためにはぜひ活用すべきツールと言えます。自社のホームページがSEOに強いのかどうかを確認し、評価が低ければ改善を図りましょう。
しかし、SEOは専門知識がないと施策の効果が期待できないため、もし自社で対応が難しければ外注することも考えましょう。ホームページ制作及びSEOのプロが、現状を鑑みながら集客を加速させる提案を行ってくれるでしょう。
まとめ
今回は、SEOの観点から集客に強いホームページ制作の考え方やポイントについて解説してきました。
従来のホームページ制作は「名刺」や「会社案内」代わり程度の位置づけでしかありませんでした。しかし、本来ホームページの役割はもっと広い範囲に及び、SEO対策との相互作用により自社の集客力を高めてくれる、この上ない武器になるのです。
従って、自社を知ってもらうだけで終わらせることなく、その先の集客まで見据えることが重要になります。SEOの基盤を固め、集客に強いホームページ制作を行いましょう。
弊社では、SEOに強く、集客につなげるためのホームページ制作とサイト運用を行っています。企画、デザイン、コーディング、SEO対策、運用保守までワンストップで対応可能です。
ホームページ制作前から流入経路とSEOを意識し、狙ったターゲットを獲得するキーワードを選定します。そして、各企業の目的を達成するための高品質なホームページ制作を実現します。
デザイン性の高さだけでなく、SEOに強いホームページ制作で集客を図りたい方は、お気軽に弊社までお問合せ下さい。
WRITER / HUM 株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部 WEBライター 株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部は、ジャリア社内のSEO、インバウンドマーケティング、MAなどやクライアントのWEB広告運用、SNS広告運用などやWEB制作を担当するチーム。WEBデザイナー、コーダー、ライターの人員で構成されています。広告のことやマーケティング、ブランディング、クリエイティブの分野で社内を横断して活動しているチームです |