サイト流入に効果的なSEMとは?SEOとの違いや効果を最大化する使い方を紹介

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ホームページ制作を行う上で、流入増加やコンバージョン率アップのために押さえておくべきSEM。

WEBマーケティングの世界ではSEOというワードの存在感がかなり大きく、すでに広く知られていますが、SEMについては知識が曖昧という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、SEMとSEOの違いや、サイトの流入対策について解説していきます。

 

目次

ホームページの流入経路

流入増加のためのSEM活用方法

まとめ

 

ホームページの流入経路

まずは、ユーザーがどうやって自社サイトに訪問するのか、流入経路の種類を紹介します。

検索エンジン

GoogleやYahoo!といった検索エンジンを経由した流入です。WEBサイトへの流入経路で最も代表的と言えます。検索エンジン上からの流入といっても自然検索からの流入のみを指し、リスティング広告などは含まれません。

自然検索からの流入を増やすためには、上位表示により集客が見込めるSEO対策が効果的です。

リスティング広告

検索エンジンで検索をかけた際に、「スポンサー」という表記がつく広告を経由した流入です。例えば、「ホームページ制作 福岡」と検索をかけると、福岡のホームページ制作会社の広告が表示されるなど、検索キーワードと関連性の高い広告が表示されます。

自然検索よりも上部に表示されるため、ユーザーの目に留まりやすいという特徴があります。新規でホームページ制作を行い、まだサイト内のコンテンツが充実していない場合などに効果的です。

SNS

Facebook、Instagram、TwitterなどのSNSを経由した流入です。SNSには拡散機能やシェア機能があるため、コツコツとフォロワーを増やしていくことでコンテンツをより広い範囲に発信することができます。

影響力のあるユーザーが拡散することで爆発的に広まることも多く、検索エンジン上からの流入だけでは獲得できないユーザーの流入を図ることが可能です。

外部サイト

外部サイトに貼られた自社サイトのリンクを経由した流入です。SNSと同様に、影響力があるサイトからの被リンクを獲得できれば、多くのユーザーに訪問してもらえる機会が生まれます。

外部サイトからの流入はコントロールすることが難しいため、ターゲットユーザーが興味を示しそうな良質なコンテンツを作成することで、被リンクの増加を図ります。

直接流入

URLの直接入力、QRコードの読み取り、ブックマークからのアクセスなどからの流入です。

すでに自社を知っており、興味を持ってくれているユーザーが訪問しているということになるため、コンバージョンにつながる可能性が高いです。検索順位に関係なく継続的な訪問が期待できます。

チラシやDM、店頭のポップなどにQRコードを記載したり、前述した4つの流入経路から認知してもらえたユーザーに対して有益なコンテンツを提供し続けることで流入を安定させることができます。

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流入増加のためのSEM活用方法

ここからは、SEMについての概要と、サイトへの流入増加のためにSEMをどう活用していけばいいのかについて解説していきます。

SEMを進めることで、前章で紹介したすべての流入経路からのアクセス増加を図れるため、必ずポイントを押さえておきましょう。

SEMとは

SEMとは、「Search Engine Marketing (検索エンジンマーケティング)」の略称で、検索エンジン上でWEBサイトへの流入を促すマーケティング手法のことを指します。

SEMには、SEOとリスティング広告が含まれ、上位表示させることで検索をかけたユーザーにアプローチして集客を図ります。

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SEOとSEMの違い

SEOとSEMは混同されがちですが、完全に同じというわけではありません。

SEOは、「Search Engine Optimization (検索エンジン最適化)」の略称で、自社のWEBサイトを検索結果の上位に表示させることで集客や売り上げアップを図る施策です。

SEOの施策には、表示スピードを上げる、内部リンクを最適化するなど、サイトの内部に働きかける内部対策、被リンクを獲得したり、他サイトに言及されるよう外部に働きかける外部対策、良質なコンテンツを蓄積していくコンテンツSEOが含まれます。

サイトの検索エンジンにページ内容を正しく認識してもらい、ユーザーが求めているコンテンツを提供することで検索エンジンとユーザー双方からの評価を高めます。

SEMは検索エンジンを使ったマーケティング活動のすべてを指すため、SEOだけでなく、課金して検索結果の上位表示を狙うリスティング広告もSEMの一部ということになります。

SEMという大きい枠組みの中に、SEOとリスティング広告が含まれていると考えてください。

SEOとリスティング広告の違い

SEOとリスティング広告は両方ともSEMに含まれるマーケティング施策ですが、両者の特性は全く異なります。

リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果画面に表示されるテキスト形式の広告のことを指し、「検索連動型広告」とも呼ばれます。

ユーザーが情報を得るために能動的に検索したキーワードと連動して広告表示されるため、確度の高い顕在層へアプローチでき、コンバージョンにつながりやすいという特徴があります。

リスティング広告の掲載順位は入札額と広告の品質によって決まるため、ある程度費用をかければ上位表示を狙うことができます。出稿後、すぐに検索結果に反映されるため、リアルタイムでの調整も可能です。

一方で、SEOでは検索エンジンのアルゴリズムによって掲載順位が決まるため、自社側で微調整するということはできません。上位に表示されるためにある程度の時間を要しますが、費用はかからず、一度上位表示されれば安定した集客が見込めます。

SEMを進めると言っても、SEOとリスティング広告のどちらを実施するのかによって、進め方や効果の出方も大きく違ってきます。

SEOとリスティング広告の使い分け方

ここまで、ホームページ制作に取り組むうえで重要なSEM、そしてSEMの主要な施策であるSEOとリスティング広告について紹介してきました。

では、ホームページ制作においてサイトへの流入を増やすためにはSEOとリスティング広告のどちらに取り組めばいいの?と思った方もいらっしゃるでしょう。

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長期分散型のSEO、短期集中型のリスティング広告

結論から言うと、基本的にはSEOに重点的に取り組み、要所要所でリスティング広告を出稿するという使い方が最も効果的と言えます。

SEO対策は長期分散型、リスティング広告は短期集中型です。

SEOは中長期的な視点で取り組むべき施策です。ユーザビリティを意識してサイト構造を改善し、ユーザーのニーズに応えるコンテンツを継続して発信することでサイト全体の評価が高くなり、検索順位は徐々に上がっていきます。

また、良質なコンテンツはサイトの資産となり、専門性や信頼性も高まっていきます。そうなればリピーターも増え、さらなる流入増加が期待できます。費用もかからないため、長い目で見ても運営が苦しくなりづらく、施策を続けやすいというメリットがあります。

リスティング広告はSEOのデメリットをカバーしてくれる

しかし、SEOは施策を行ってから速攻で効果が目に見えるわけではないため、短いスパンで成果を上げたい場合は期待するほどの効果は出ないでしょう。そこで、活用できるのがリスティング広告です。

リスティング広告は、出稿に費用がかかりますが、配信してすぐに効果を確認することができ、希望の順位になるように調整しやすいというメリットがあります。

ターゲットユーザーに集中してアプローチをかけることができるため、キャンペーンなどで特に集客に力を入れたいときや、ホームページ制作直後でまだサイトの集客力が小さいときに活用すると、サイトへの流入を安定させることができます。

リスティング広告にはSEOにはない爆発力があり、停滞している集客力を回復させてくれるのです。

SEMはSEOを主軸に置いて進めるべし

しかし、リスティング広告は上位を狙うほど費用がかかり、課金をやめてしまえば一気に順位は下がります。従って、あくまでもSEOを主軸に置いてSEMを進める必要があります。

SEOに取り組むにあたり、多くの方が最も懸念するポイントが「即効性がない」という点です。一般的にSEOは効果が出るまでに半年~1年ほどの時間が必要と言われています。

確かに、新規でホームページ制作に取り組む場合、最初の頃はコンテンツも少なく、良質なコンテンツの作り方を掴むまでに時間がかかるため、SEOの効果が出るまでの期間も長くなるでしょう。

しかし、ある程度サイト運営を続け、良質なコンテンツを積み重ねていけば、効果が出るまでそこまで時間はかかりません。弊社もあらゆるSEO対策に取り組み、徐々にドメインパワーを上げているため、コンテンツを発信してからおおよそ数週間あれば効果を確認できています。

長期的にSEO対策を行いドメインパワーを強化していくことで即効性も上がるため、デメリットも解消されます。将来的にはリスティング広告を利用しなくても十分な集客力をつけることを目標に、タイミングを見極めながら併用していきましょう。

まとめ

今回は、SEMとSEOの違いやサイトの流入対策について解説しました。

ホームページ制作を行い、集客を増やすためにはSEMへの理解が必要不可欠です。SEOを進めながら、リスティング広告をどこで使うか、タイミングの見極めも重要になります。

できるだけはやく効果を出したいという気持ちもあるかと思いますが、ユーザビリティの高いサイト構造と良質なコンテンツの継続的な発信によってSEOの即効性は高まっていきます。まずは自社サイトがユーザーにとって有益な情報を提供できているかを改めて見直し、流入増加を図りましょう。

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弊社では、SEOに強く、集客につなげるためのホームページ制作とサイト運用を行っています。企画、デザイン、コーディング、SEO対策、運営まで一貫して対応可能です。

ホームページ制作前から流入経路を考慮し、狙ったターゲットを獲得するためのキーワードを選定します。そして、各企業の目的を達成するための高品質なホームページ制作を実現します。

ビジュアルが良いだけでなく、しっかりと結果を出すホームページ制作で集客を図りたい方は、お気軽に弊社までお問合せ下さい。

WRITER / HUM
株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部 WEBライター

株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部は、ジャリア社内のSEO、インバウンドマーケティング、MAなどやクライアントのWEB広告運用、SNS広告運用などやWEB制作を担当するチーム。WEBデザイナー、コーダー、ライターの人員で構成されています。広告のことやマーケティング、ブランディング、クリエイティブの分野で社内を横断して活動しているチームです。