店舗・企業向け|LINE友だちを増やす実践施策7選
「友だちが増えない」「QRコードを置いているのに登録してくれない」——LINE公式アカウントを運用している担当者から最もよく聞く悩みの一つです。
多くの場合、解決策として「施策を増やす」方向に動きます。ポップを増やす・SNSで告知する・広告を出す。しかしそれでも増えない場合、問題は施策の数ではなく、設計の順番が逆になっていることにあります。
本記事では、
・友だちが増えない本当の理由と、施策の前に整えるべき設計を解説したうえで、実際に使える友だち追加施策7選を紹介します。
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目次 |
友だちが増えない会社がまずやりがちなこと
LINE公式アカウントを開設したあと、友だちを増やそうとして多くの会社が最初にやることがあります。
- レジ横にQRコードのPOPを置く
- ホームページのトップにLINE登録ボタンを貼る
- SNSのプロフィールにLINE登録リンクを記載する
- とりあえずLINE広告を出してみる
これらは間違いではありません。ただ、これらは「導線」であって「動機」ではない。
導線とは「登録できる場所」です。動機とは「登録したい理由」です。導線だけを増やしても、登録したい理由がなければ友だちは増えません。
「登録してもらう」より「登録したくなる瞬間」を設計する
友だち追加は、顧客にとって能動的な行動です。QRコードを読み取ってタップするという手間を上回る「このタイミングで登録しておくといい」という感覚が生まれない限り、人は動きません。
重要なのは、顧客が友だち追加する動機は「顧客の状態」によって違うということです。
たとえば同じ飲食店のLINE登録でも——
来店した顧客
テーブルについて今から注文をしようとしている顧客は、一番商品に興味があります。もしこのタイミングで当日割引のチケットなどが使えるのであれば登録してくれる可能性は高くなり、その後のつながりを作るのに自然なタイミングとなります。
来店直後の顧客
「満足した」という状態にあります。この余韻が残っているうちが、次の来店を設計する自店舗でできる格好のタイミングです。「次回使えるクーポン」は、顧客にとって「また来る理由」を先に手に入れる行動になります。何もしなければその満足はそこで完結し、次のきっかけがなければ来店は起きません。
店を検索している顧客
「どんなお店か知りたい」という状態です。「最新メニューや限定情報が届く」という継続価値の訴求が有効です。
困って調べている顧客
即時解決を求めています。「LINEで空き確認・予約ができる」という利便性訴求が刺さります。
設計の順番
①どのタイミングの、どんな状態の顧客に何目的で登録してもらいたいかを決める
②その瞬間の顧客は何を求めているかを把握する
③その求めに応える登録の動機を作る(特典・利便性・継続価値)
④その動機が伝わる場所に導線を置く
多くの会社は③か④から始めています。①②を決めずに特典だけ用意しても、誰に・何のために登録してもらうかが曖昧なまま、効果が出にくくなります。
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施策を始める前に整えるべき「受け皿」
動機の設計ができたとしても、登録後の受け皿を先に整えることが重要です。受け皿が整っていない状態でLINE公式アカウントの友だちを集めると、登録直後にブロックされる悪循環に入ります。
あいさつメッセージ:友だち追加直後に自動で届くメッセージ。登録の動機に応えるメッセージを設計します。
リッチメニュー:トーク画面下部に固定表示されるメニュー。「何ができるか」がひと目でわかる状態にしておきます。
最初の数回の配信コンテンツ:登録直後の数回の配信が関係の土台になります。まず「この配信は役に立つ」と感じてもらえる内容を先に設計しておくことが重要です。
受け皿が整ってから友だちを集める。この順番を守るだけで、集めた友だちの定着率が大きく変わります。
実践施策7選|設計が整ったあとに使う
施策①:来店特典型QRコード(店頭)
来店客に対してその場で登録を促す方法です。「登録するとドリンク1杯無料」「次回使えるクーポンをプレゼント」など、来店直後の動機に合わせた特典を設計します。レジ横・テーブル・レシートなど、顧客が目にする場所にQRコードを設置します。温度感が高い顧客へのアプローチなので、登録率が出やすい施策です。
施策②:SNSからの誘導
フォロワーに対してLINE公式アカウントへの登録を促す方法です。「LINE公式アカウントではSNSより限定的な情報を届ける」「LINE登録者だけの特典がある」という差別化訴求が有効です。すでにSNS運用が軌道に乗っている場合に有効な施策です。
施策③:ホームページ・ブログへのバナー設置
検索・閲覧中の顧客にLINE公式アカウントへの登録リンクでリーチできます。設置場所より「その場所で読んでいる人の状態」に合わせた訴求コピーが重要です。トップページ・サービスページ・ブログ記事など、訪問者の意図に合わせて訴求内容を変えることで登録率が上がります。
施策④:LINE広告(友だち追加広告・CPF)
ターゲットを絞ってLINE公式アカウントの新規友だちを獲得する手段です。まだ自社を知らない層にもリーチできる唯一の施策です。友だち追加広告(CPF)の相場は1件あたり100〜400円程度。受け皿と育成設計が整ってから使うことが費用対効果を最大化する順番です。(参照:L Data Bank https://line.omnidatabank.jp/blog/cpf-ads/ ・2026年6月確認)
施策⑤:スタッフからの口頭案内
来店スタッフが「LINE登録するとお得ですよ」と直接案内する方法です。QRコードを見せるだけより、理由を添えて声かけする方が登録率が上がります。スタッフが案内しやすいように、登録のメリットをシンプルな一文にまとめておくことが重要です。
施策⑥:既存顧客へのメール・DM案内
すでにメールアドレスや住所を持っている既存顧客にLINE公式アカウントへの登録を促す方法です。「LINE公式アカウントに移行するとより便利になる」「LINE限定の特典がある」という訴求で、既存顧客をLINEに誘導できます。メールマガジン・ニュースレター・お礼状などに組み込めます。
施策⑦:イベント・セミナー・キャンペーンとの連動
イベント参加・キャンペーン応募の条件としてLINE登録を組み込む方法です。「参加特典はLINE公式アカウントで受け取れます」「応募はLINEから」という設計にすることで、自然な登録動機を作れます。一時的に友だち数を増やす施策として有効ですが、登録後の育成設計が伴わないと離脱・ブロックが増えやすいため、受け皿の整備は必須です。

友だち数より「質」を意識する理由
友だちを増やすことに集中しすぎると、気づかないうちに悪循環に入ることがあります。
数を増やす→質の低い友だちが増える→ブロック率が上がる→LINE公式アカウントの配信が届く相手が減る→さらに数を追う、という流れです。
LINE公式アカウントの配信コストは友だち数によって変わります。フリープランでは月1,000通まで無料ですが、それを超えると従量課金が発生します。ブロックされた友だちに配信コストをかけ続けることは、無駄なコストになります。(参照:LINEヤフー for Business「料金プラン」https://www.lycbiz.com/jp/service/line-official-account/plan/ ・2026年6月確認)
大切なのは「登録してくれた人が配信を受け取り続けたいと思う状態」を作ること。友だちの数より誰に・何を・なぜ届けるかという設計の質が成果を左右します。

FAQ
Q1. 友だち追加のクーポンや特典はどんなものが効果的ですか?
業種と顧客の状態によって異なります。来店客向けであれば「次回使える割引クーポン」、情報収集中の顧客向けであれば「限定情報・先行案内」が響きやすい。重要なのは特典の内容より「その顧客がそのタイミングで何を求めているか」に合わせることです。
Q2. LINE広告で友だちを増やすのは費用対効果がいいですか?
LINE公式アカウントの受け皿と育成設計が整っている前提であれば、費用対効果は高い施策です。ただし友だちを集めた後の配信設計がなければ、広告費をかけて集めた友だちがそのままブロックに流れます。広告を出す前にLINE公式アカウントの受け皿を整えることが大前提です。
Q3. 友だち数が少ない段階でも配信は続けた方がいいですか?
続けた方がいいです。友だち数が少ない段階でも、コンテンツの方向性を検証する・配信の習慣を作るという意味があります。ただし配信だけを続けて友だちが増えることはないため、集客施策と並行して進めることが重要です。
Q4. ブロック率を下げるにはどうすればいいですか?
主な原因は配信頻度が高すぎる・営業色が強すぎる・登録時の期待と配信内容がズレている、の3つです。LINE公式アカウントの管理画面でブロック率を確認し、「受け取った人にとって価値があるか」という視点で配信内容を見直すことが基本的な改善策です。
Q5. 友だちをたくさん増やしたのに売上に繋がらない場合、何が原因ですか?
友だちを増やすことは手段であり、ゴールではありません。多くの場合、友だち追加後の育成設計(配信内容・タイミング・転換導線)が不十分なことが原因です。LINE公式アカウントの運用全体を見直したい場合はご相談ください。
まとめ|施策の前に「誰の・どんな状態の・何を求めている」を決める
LINE公式アカウントで友だちを増やすために最初にやるべきことは、施策の追加ではありません。
- 誰に・どのタイミングで・何のために登録してもらうかを決める
- 登録後の受け皿(あいさつメッセージ・リッチメニュー・初回配信)を整える
- 設計が整ってから、7つの施策の中から自社に合うものを選んで実行する
この順番で進めることで、集めた友だちが定着し、売上に繋がる確率が上がります。「何から手をつければいいかわからない」という段階からでも、ご相談をお受けしています。
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| WRITER / ゼットン 株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部 クリエイティブディレクター 株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部は、ジャリア社内のSEO、インバウンドマーケティング、MAなどやクライアントのWEB広告運用、SNS広告運用などやWEB制作を担当するチーム。WEBデザイナー、コーダー、ライターの人員で構成されています。広告のことやマーケティング、ブランディング、クリエイティブの分野で社内を横断して活動しているチームです。 |
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