広報担当必見!  企業ブログのホントのところ… コンテンツSEOとは?

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スマートフォンやタブレット端末が広く普及している現在、広告市場も新聞広告やテレビCMなどのマス広告からインターネット上のメディアに掲載されるWEB広告が主流になっており、今や企業にとってWEBマーケティングは必要不可欠なものとなっています。

そこで重要になるのがSEO対策です。適切なSEO対策を行うことで検索結果に自社サイトが上位表示され、多くのユーザーの流入を見込めます。

SEO対策にも種類がありますが、ユーザーが求めている情報を継続してアップすることで上位表示を狙うコンテンツSEOは、良質なコンテンツをユーザーに届けて集客につなげる重要な役割を果たしています。

しかし、コンテンツSEOに注力し施策を行ってもなかなか結果が出ないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、コンテンツSEOを行うにあたって知っておくべき手順やメリット、効果を出すための書き方や注意点、また外注する場合の費用やポイントについて解説していきたいと思います。

 

目次

やりがちなコンテンツSEO施策

コンテンツSEOとは

コンテンツSEOとコンテンツマーケティングの違い

コンテンツSEOが注目されている背景

コンテンツSEOを実施するメリット

コンテンツSEOのデメリット

コンテンツSEOの手順

コンテンツSEOの記事の書き方

SEOに強いコンテンツを書く際の注意点

コンテンツSEOに有効な「トピッククラスター」

トピッククラスター導入のメリット

コンテンツSEOを成功させるためのポイント

コンテンツSEOを代理店に依頼するメリット

コンテンツSEOの支払い形態

コンテンツSEO運用代理店の費用相場

コンテンツSEO運用代理店の選び方

まとめ

 
 

やりがちなコンテンツSEO施策

企業の担当者の方と打ち合わせを行う際、コンテンツSEOに関する施策についてヒアリングすることがしばしばあるのですが、間違った認識をされている方も多くいらっしゃいます。

その中でも特に多い間違いが「コンテンツは多ければ多いほど上位表示される」というものです。

もちろん、上位表示されるためにはある程度の量が必要ですが、上記のような認識は「どんなに短くてもどんな内容でも毎日投稿すればいい」という解釈を引き起こします。

その結果、会社の商材や宣伝とは全く関係のないマーケティング担当者の日常を綴ったブログ記事や、SNSでの毎日投稿などの施策を行う企業があまりにも多く見受けられます。

しかし、コンテンツSEOの観点で見るとそれらの施策はあまり意味がなく、自社サイトを上位表示させることにはつながりません。

SEOでは「量」と「質」の両方が重要

コンテンツSEOに限らずGoogle検索エンジンから高評価を受けるために最も重要なポイントは、「ユーザーが求めているコンテンツを提供できているかどうか」ということです。また、コンテンツの「」だけでなく「」も問われます。

「投稿すること」が目的になっている記事はユーザーの存在が見えていません。

ユーザー目線に立ち、ユーザーの役に立つ良質なコンテンツを作っていかなければ、どんなに量を増やしたとしても上位表示にはつながりません。

毎日のコア業務の時間を割いて行っていることが実は会社の利益になっていない...というのは何が何でも避けたいですよね。

では、どうすればコンテンツSEOの効果を高め、上位表示を狙えるようになるのでしょうか。

次章からコンテンツSEOとは何ぞやというところから、施策を行う際の手順について詳しく解説していきたいと思います。

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コンテンツSEOとは

コンテンツSEOとは、ユーザーの検索意図に沿った有益なコンテンツを継続して発信し、自然検索から集客を狙う手法です。

検索キーワードに応じた良質なコンテンツを作成することで上位表示されやすくなり、長期にわたって集客効果を維持することができます。

ユーザーとGoogle双方から高く評価されるコンテンツを絶えず発信していくことは労力を要しますが、作成したコンテンツはサイトの資産となり、蓄積されれば着実に集客率は上がります。

従って、上位表示を狙い集客を行うためにはコンテンツSEOへの取り組みが必須となります。

コンテンツSEOとコンテンツマーケティングの違い

コンテンツSEOはSEOの中でも特に重視されている施策ですが、似たような言葉に「コンテンツマーケティング」があります。両方とも同じような施策と考える方もいらっしゃいますが、実は全く別物です。

両者を混同してしまうと、SEOの成果ばかりに囚われ、購入を促したり信頼関係を築く工程が疎かになってしまいます。その結果、認知は拡大しても実際のコンバージョンにはつながっていないという状況に陥りやすくなるため、違いを正しく理解しておきましょう。

両者の違いを簡潔に説明すると、下記のとおりです。

コンテンツSEO

検索結果にコンテンツを上位表示させることで集客を狙う手法です。発信媒体は検索エンジンのみで、主にテキストでの訴求となります。
 
ユーザーの検索意図に沿うコンテンツを提供し、SEO評価を高めることで検索順位を上昇させて認知拡大を狙います。
 
ユーザーが求めている情報の提供も重視しますが、「Googleから評価されるため」「集客を増やすため」という目的の比重も大きいのがポイントです。

コンテンツマーケティング

有益なコンテンツを提供することでユーザーと信頼関係を築き、中長期的な収益を狙うマーケティング手法です。検索エンジン以外にも様々なプラットフォームが発信媒体となり、ブログ、SNS、動画、メルマガなど多くの形態で訴求します。

自社の商品やサービスを知ってほしいという思いから一方的にアピールして売り込むのではなく、ユーザーのほうから興味を持ってもらい、ファンを醸成し、売上につなげます。

必ずしも購入や新規顧客の獲得がコンバージョンになるのではなく、自社の理想のイメージを浸透させ、選んでもらえるように促すブランディングの側面が強いです。

コンテンツSEOとコンテンツマーケティングの違いについて、さらに深く知りたい方は以下の記事をご覧ください。

●コンテンツSEOとコンテンツマーケティングの違いとは?
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コンテンツSEOが注目されている背景

現在のコンテンツSEOの形が主流になるまで、Googleのアルゴリズムはアップデートを繰り返してきましたが、どのような変遷があったのでしょうか。

ここからは、コンテンツSEOが注目されるようになった背景について解説していきます。

ブラックハットSEOの蔓延

コンテンツSEOが注目を集めるようになる以前は、ブラックハットSEOがSEO対策の中心となっていました。ブラックハットSEOとは、Googleのガイドラインに反した不正行為を行い、質の低いコンテンツの検索順位を上げる手法です。
 
SEOで最も重要な「ユーザーが求めているコンテンツを提供する」という指標を無視し、自分たちの利益だけを重視した施策が蔓延したため、検索結果には質の低いコンテンツが並ぶようになってしまいました。
 
有益なコンテンツがあってもその他の質の悪いコンテンツに埋もれてしまい、ユーザーは求めている情報になかなかたどり着けないという状況だったのです。そのような状態が続けば、ユーザーはGoogleを利用しなくなってしまいます。
 
そこで、次にご紹介する「ペンギンアップデート」が登場しました。 
 

ペンギンアップデートの実用化

ブラックハットSEOが蔓延る状況を打破するべく、2012年に「ペンギンアップデート」が実用化されました。ペンギンアップデートとは、ブラックハットSEOの不正行為を 取り締まるアルゴリズムのことです。
 
主に自作自演の被リンクや自動生成コンテンツのリンク、隠しリンクや隠しテキストといった違反行為を対象としています。
 
Googleのガイドラインに反する施策を行っているWEBサイトに対して、コンテンツの検索順位を下げたり、検索結果から削除するなどのペナルティを課すアップデートを行ったことで、質の低いコンテンツが上位を占めることはなくなり、質の高いコンテンツをユーザーに届けられるようになったのです。
 

パンダアップデートの実用化

ペンギンアップデートと同様にブラックハットSEOの蔓延をくい止めるために登場したのが「パンダアップデート」です。パンダアップデートとは、質の低いコンテンツを取り締まり、質の高いコンテンツを上位に表示するアルゴリズムのことです。

質の低いコンテンツとは主に、内容が薄くて古いコンテンツや他社サイトの内容を複製したコピーコンテンツ、専門性が低く信ぴょう性がないようなコンテンツのことです。

ペンギンアップデートがスパムや被リンクを対象としているのに対し、パンダアップデートはコンテンツそのものを対象としています。ユーザーを第一に考えていないWEBサイトにペナルティを課すという点は共通しています。

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ホワイトハットSEOが主流に

ブラックハットSEOを中心とした施策から、ペンギンアップデート・パンダアップデートを経て、現在はホワイトハットSEOが主流になっています。

ホワイトハットSEOとは、Googleのガイドラインに則ってSEO対策を行う手法です。ユーザーが求めているコンテンツを検索結果上位に表示し、充実した検索体験を提供します。

違反行為をすることなくユーザーファーストなページがSEO評価を受け、上位に表示されるようになり、ユーザーも求めている情報を見つけやすくなりました。

ブラックハットSEOよりも労力はかかりますが、ガイドラインに則ってSEO対策をすることでペナルティを受けることなく正当に評価され、上位表示の可能性が高まります。長い目で見れば断然ホワイトハットSEOを行うほうが有利なのです。

コンテンツSEOを実施するメリット

コンテンツSEOには様々なメリットがありますが、ここでは5つに絞って解説していきます。

 

安定した集客が見込める

コンテンツSEOは従来の広告手法に比べて安定した集客効果が見込めます。
 
例えば、新聞広告やテレビCMなどは、発信した直後は大きな集客効果が期待できますが、発信期間が限定的であるため徐々に効果が薄れていきます。
 
リスティング広告も検索キーワードに見合った金額を入金することで上位に表示させることができますが、入金をやめてしまえば一気に掲載順位は下がります。
 
一方、コンテンツSEOはホームページさえあればかかるのは人件費のみです。発信したコンテンツは削除しない限り残り続け、サイトの資産として蓄積されていきます。良質なコンテンツが増えればサイト全体の評価も高くなり、比例して検索順位も上がります。
 
短期集中型で失速するのではなく、費用を抑えながら長期分散型で安定して集客に貢献してくれる点がコンテンツSEOの最大のメリットと言えます。
 

潜在顧客に効率的にアプローチできる

コンテンツSEOで検索結果の上位に自社サイトを表示させることができれば、自社のことを知らない潜在顧客にもアプローチしやすくなります。
 
例えば、肌が敏感ですぐに荒れてしまうユーザーが「敏感肌 化粧水」というキーワードで検索をかけたとすると、敏感肌向けの優れた商品を手に入れたいというニーズが考えられるため、化粧品販売企業は商品ページを上位表示させることで流入を狙えます。
 
一方で「敏感肌 スキンケア」というキーワードで検索をかけたとすると、敏感肌向けのスキンケア方法を知りたいというニーズも考えられます。
 
敏感肌向けのスキンケア方法について上質なコンテンツを発信すれば、「敏感肌 スキンケア」のキーワードでも上位に表示されるようになり、今まで認知していなかった潜在顧客にもアクセスしてもらえます。
 
コンテンツSEOはユーザーのあらゆるニーズを満たし、良質な記事を積み上げていくことで「このサイトの情報は役に立つ」と信頼を得やすくなります。さらにリピーターになってもらえればより多くのアクセスを獲得し、上位表示を維持することができます。
 

ブランディングにつながる

 コンテンツSEOはブランディングにもつながります。

例えば、美容院のホームページで考えてみましょう。

  1. 数種類のメニューと料金が書いてあるだけのホームページ
  2. コンセプトやこだわり、内装の写真、詳細なメニューと料金表、髪の長さ別のヘアスタイル例、美容師のプロフィールや得意な施術が掲載してあるホームページ

上記のAとBどちらの美容院に行きたいかと聞かれたら、大半の人はBと答えるでしょう。

Bのホームページの方がユーザーが事前に知りたいであろう細かい情報を提示してくれているため高評価を得やすく、コンテンツSEOとしての効果が高いです。上位表示されることで信頼性も高まり、ブランド価値が向上します。

また、多少値段が高くても、ユーザーからの信頼性が高まっているため価格競争に陥ることもなくなります。

拡散性が高い

良質なコンテンツはSNSでの拡散性が高く、今まで獲得できなかったユーザーにリーチすることができます。

知らない人や企業のコンテンツであっても、SNSで拡散されていたから読んでみたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

また、拡散されることで外部のWEBサイトに自社の該当コンテンツのURLを貼ってもらえる可能性があり、自然な被リンクを獲得しやすくなるためSEO外部対策にもなります。

被リンクを獲得しドメインパワーが強くなればなるほどSEOにも強くなりコンテンツの順位が上がります。

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営業資料にも活用できる

コンテンツSEOで良質なコンテンツを作成すれば営業資料やプレゼン資料として活用できます。作成したコンテンツは一般ユーザーのみに閲覧してもらい、興味を持ってもらうためのものではなく、自社の顧客にアピールするための有効な営業資料にもなるのです。

また、コンテンツSEOに取り組むことで、コンテンツが営業担当者の代わりに24時間・365日休むことなく自社の宣伝や集客を行ってくれます。

社員が一から資料を作成する手間が省け、そのぶん営業やプレゼンの準備に時間をかけることができるため、大幅な負担減少・生産性向上が期待できます。

自社のコンテンツが検索結果の上位に入っていれば、営業活動に流用する際も信頼性が高まるでしょう。

コンテンツSEOのデメリット

コンテンツSEOには多くのメリットがありますがデメリットもあるため、どちらも把握しておきましょう。

即効性はない

コンテンツSEOに限らず、SEO対策は即効性がありません。これはなぜかと言うと、GoogleのクローラーがWEBページを巡回するには数日から数週間かかるため、評価を受けて順位が安定するまでに時間がかかってしまうのです。

また、コンテンツの作成・蓄積には多大な時間を要しますが、コンテンツSEOでは良質なコンテンツを蓄積すればするほど評価が高くなり、上位表示されやすくなります。

WEBサイトの立ち上げ当初はコンテンツの数も少ないため、ある程度コンテンツが溜まってSEO効果が出るまでに3ヶ月~1年はかかると考えておきましょう。

上位に表示されないからと諦めるのではなく、地道にユーザーが求めているコンテンツを作成していくことでコンテンツSEOは効果を発揮し順位が上がっていくため、長い目で見て取り組みましょう。

多くのリソースがかかる

コンテンツSEOでは、記事を執筆する以外にも、コンテンツの企画立案、競合調査、効果測定など様々な工程があり、多くの人が関わります。

また、コンテンツSEOで上位表示されるためには情報の網羅性や有用性が重要なため、最初のうちは一つのコンテンツにかかるリソースも多くなります。

経験を重ねていくことで徐々にコストを抑えていくことも可能ですが、社内にノウハウがない場合、費用対効果を高めるにはかなりの時間がかかるでしょう。

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メンテナンスが必要

コンテンツSEOで掲載順位を上昇・維持していくためには、コンテンツを公開後そのまま放置するのではなく、定期的にメンテナンスを行う必要があります。

良質なコンテンツは日々増え続けているため、何も改善を行わなければ順位は低下していきます。

SEOツールを利用し、競合と比べてどんな要素が不足しているのか、キーワードは適切だったかを分析しましょう。また、古い情報があれば新しい情報に更新し、タイトルや内容のリライトを行い、常に最善の状態を維持しましょう。

コンテンツSEOツールを利用し、競合と比べてどんな要素が不足しているのか、キーワードは適切だったかを分析しましょう。また、古い情報があれば新しい情報に更新し、タイトルや内容のリライトを行い、常に最善の状態を維持しましょう。

●コンテンツSEOのメリットとデメリット 内製と外注どちらにするべき?

コンテンツSEOの手順

ここからは、ユーザーのニーズを満たすコンテンツSEOの手順について解説していきます。これからコンテンツSEOに取り組む、または今のやり方が合っているのかわからないという方はぜひ参考にしてみてください。

自社の商品やサービスを分析する

コンテンツSEO施策を行う際、まずはじめにやるべきことは自社の商品やサービスを分析することです。

自社の商材を紹介・説明する前に、まず自分自身が深く理解していないと、説得力があり信頼できるコンテンツは作成できません。

自社商材の市場での立ち位置や特徴、強みや弱みを洗い出し、競合と比較・分析することで差別化を図ることができ、参考にできるポイントなども見えてきます。

ペルソナを設定する

ペルソナとは、自社が狙うターゲット層をより具体的に洗い出した架空の人物像のことで、SEOに限らず様々な施策で用いられています。

コンテンツSEOで最も重要なことは「ユーザーが求めているコンテンツを提供できているかどうか」ということです。ペルソナを設定することで求めている情報をより具体的にイメージできるようになります。

例えば、「福岡市内に住む30代の女性」というターゲットを設定したとしても、範囲が広すぎて人物像がぼやけ、コンテンツSEOの制作に関わるスタッフの認識もバラバラになります。その結果、どんなコンテンツを制作するべきかが見えず、行き詰まってしまいます。

そんな状況に陥らないためにも、狙うターゲットの年齢や性別、居住地といった基本的な情報から職業、趣味、家族構成、休日の過ごし方、抱えている悩みや不安などの詳細な情報まで設定していきます。どんな人物なのか、どんな情報を求めているのかが見え、より良質なコンテンツを制作できるでしょう。

検索キーワードを選定する

コンテンツSEOで上位表示を狙うためには、成果につながるキーワードの選定が重要です。まずは自社の商材がどんなキーワードで検索されるのかを考え、選定します。

その後、そのキーワードがどのくらい検索されているのか、集客につながるのかをキーワードツールを用いてリサーチします。サジェストや検索ボリュームを意識しながらユーザーの検索意図に沿うキーワードを絞り込みましょう。

競合が多いビッグキーワードを狙うのはハードルが高く、上位表示は難しくなるため、最初は二つ以上のキーワードを組み合わせたロングテールキーワードを狙うことをおすすめします。

検索ボリュームが少なくなり、単体のキーワード検索よりも検索意図が明確であるため、コンテンツSEOの効果が表れやすいでしょう。

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構成案を作成する

キーワードを選定したら、いよいよコンテンツの制作に入ります。しかし、いきなり本文を書き始めるのではなく、まずは構成を練るところから始めましょう。

この記事を読んだユーザーに最終的にどう思ってもらいたいかを軸に、そのゴールにたどり着くまでに必要な情報を適切な流れで配置していきます。

タイトル、本文、結びはもちろん、見出しや順番なども一貫性を意識しながら考えます。ユーザーが知りたい情報に最短距離でたどり着けるように目次を設置することもコンテンツSEOの効果を高めるために有効です。

記事を執筆する

コンテンツを読んだユーザーの悩みや疑問が解消されるように、キーワードやオリジナリティを意識しながら各見出しに沿った文章を書いていきます。

推敲・校正を重ね、不自然な部分はないか、わかりやすく伝わる内容になっているかを確認しましょう。SEOでは誤字脱字も評価が下がる原因になるため、ツールの利用もおすすめです。

また、コンテンツSEOにおいて文字数が多い方が上位表示されやすいということもよく言われますが、コンテンツの文字数と検索順位は直接的には関係していません。しかし、検索順位が上位のものを見てみると、文字数が多いコンテンツが並んでいますよね。

これはどういうことかと言うと、ユーザーのニーズを満たす良質なコンテンツは情報の網羅性が高い傾向にあり、結果的に文字数が多くなっているということです。

ユーザーの検索意図は一つではないため、情報が充実していて複数の課題を同時に解決できるようなコンテンツであればSEO効果が高く、Google・ユーザー双方から評価を受けやすいのです。

タグを最適化する

SEO評価を高めるためには、Googleのクローラーに正しく情報を読み取ってもらえるようにHTMLタグを正しく設定する必要があります。タイトル、ディスクリプション、見出し、alt属性などのタグが最適化されているか確認しましょう。

タイトルや見出しタグはきちんと設定していても、ディスクリプションやalt属性を設定していないコンテンツが多く見られます。

ユーザーとクローラー双方への内容伝達には要約となるディスクリプションが欠かせません。自然な流れでキーワードを含め、ユーザーのニーズに応えるコンテンツであることをアピールしましょう。

また、クローラーは画像をただの画像としか認識できず、何を表しているのかまで読み取ることができないため、altタグで何を表している画像なのかをきちんと設定しましょう。

内部リンクを設定する

関連性の高いページはリンクでつなぎ、スムーズな遷移を図りましょう。

例えば、マンション売買の流れについてのコンテンツの中で、「内覧」というワードが出てきた際に関連記事として「マンション売却 内覧時のポイントについては以下の記事をご覧ください」などと記載して関連記事に遷移するバナーを設置すれば、気になったユーザーはすぐに遷移でき、より理解を深めてもらえます。

また、内部リンクによってクローラーが回遊しやすいページとなり、単純に遷移先の関連ページのPV数も増えるためSEOに良い影響を与え、順位の上昇が期待できます。

効果測定・分析する

執筆したコンテンツは公開して終わりではありません。効果測定を繰り返し、改善を図ることもSEOの基本です。

新しいコンテンツは毎日のように生まれ、様々な企業が上位表示を狙って試行錯誤しながら良質なコンテンツを制作しています。また、Googleのアルゴリズムも頻繁に変更が行われています。

よって、いくら最初に競合分析やキーワード選定に時間をかけたとしても、必ず上位に表示されるわけではありません。

GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールといったSEOツールを用いて常に順位を把握し、順位が振るわないコンテンツは他社と比べて何が足りないのかを分析しましょう。

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リライトする

最初は上位に表示されても何も手を加えなければ時間が経つにつれ順位はどんどん下がってしまうため、分析結果を踏まえてコンテンツの質を高めるためにリライトを繰り返します。

タイトルや見出しの付け方は適切か、本文に自然にキーワードが含まれているか、コンバージョンへの誘導はスムーズか、様々な要素においてSEO対策できているかをチェックし、ブラッシュアップしましょう。

SEO評価を高めるには最新の情報を提供することも重要です。古い情報は正確性や信頼性が薄れてしまうため、ユーザーは「本当に正しい情報なのか?」と不安になってしまいます。

ユーザーに安心して情報を受け取ってもらうためにも常に最新の状態に更新し、コンテンツの価値を維持しましょう。

●コンテンツSEOの手順|成果が出やすい方法を解説!
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コンテンツSEOの記事の書き方

コンテンツSEOでライティングを担当することになったけれど、どう書けばいいかわからないという方もいらっしゃるでしょう。

自社が伝えたいことを思いついたまま書き連ねただけのコンテンツはSEOに強いとは言えません。ユーザーと検索エンジン双方が読みやすいコンテンツになるよう工夫を凝らす必要があります。

ここではSEO効果を高めるための記事の書き方について解説していきたいと思います。

ユーザーの検索意図や背景を考える

ユーザーは「知りたい」「行きたい」「比べたい」といったニーズを持った際に、最短でニーズを満たせるだろうと予想されるキーワードで検索をかけます。

よって、まずはキーワードを検索するユーザーの姿を具体的にイメージし、意図を明確にする必要があります。

どんなきっかけで検索したのか、そのキーワードについてどれだけの情報を知りたいのか、なぜ他のキーワードではなかったのかなど、自社が狙うキーワードを検索するユーザーの一連の検索背景や状況をイメージしましょう。

SEOに強い上位のコンテンツをリサーチする

ターゲット像を明確化しキーワードを選定したら、実際に上位に表示されているコンテンツをリサーチしましょう。

上位表示されているということはSEOに強く、ユーザーと検索エンジン双方から有益であると評価されているということです。文章の内容は違っても、構成を見るとある程度同じような流れになっていると思います。

他のコンテンツと照らし合わせることで、自社サイトとの違いや魅力的な部分、どんな改善余地があるのかを分析することができ、より良質でSEOに強いコンテンツを制作することができます。

タイトルでひきつける

ユーザーが目を留めてくれるかどうかはタイトルでどれだけ惹きつけることができるかにかかっていると言っても過言ではありません。適切なタイトル設定がSEOを強くします。

自社コンテンツはユーザーの検索意図に沿った情報を提供しているコンテンツだということをアピールするためにも、狙ったキーワードをタイトルにきちんと入れ込みましょう。

また、コンテンツの内容に沿ったタイトルをつけることは、ユーザーにどんな内容なのかを示すためだけでなく、クローラーにもコンテンツの内容をわかりやすく伝え、SEOで上位を狙う役割を果たします。

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目次を設置する

コンテンツSEOにおいて、目次はユーザーがコンテンツを読み進めてくれるかどうかを左右する重要なポイントです。

目次を表示することでユーザーは自分が知りたい情報がありそうかどうかを最初の時点で判断することができ、ありそうだと判断すれば読み進めてもらえます。

目次がないと、どこを読めば知りたい情報を得られるのかがわからないため、コンテンツ内のすべての文章を読まなければならず、離脱率が上がります。

仮に読み進めてくれたとしても、知りたい情報を見つけることができなければ時間が無駄になったと感じ、該当ページだけでなくWEBサイト自体にマイナスなイメージを持たれてしまう可能性もあります。ユーザーに効率的に情報を探してもらうためにも目次を設置しましょう。

見出しは簡潔に

見出しは本文の内容を一目で把握できるように簡潔にまとめたものです。そのため、見出しは短すぎても内容が伝わらず、長すぎても要点がわからないため30字以内を目安に作成しましょう。

また、記事の流れを考慮することも重要です。極端な例になりますが、「コンテンツSEOの手順」という見出しの後に「コンテンツSEOとは」という見出しがあると不自然ですよね。

どんな順序で並べれば自然な流れで理解しながら読んでもらえるのかを考えながら組み立てていきましょう。

読みやすい文章を書く

Googleからの評価を高めることに躍起になっても、肝心のコンテンツが読みにくいものであればユーザーからの評価は下がり、SEOにも悪影響を及ぼします。

コンテンツSEOは主にテキストで訴求しますが、一般的にコンテンツは数千字規模になることが多く、文字だけでびっしりと埋め尽くされていたらユーザーは読む気が失せてしまいます。

その上、誤字脱字が散見されたり、文字サイズが適切でなかったり、改行や句読点が全くないようなコンテンツは信頼性も一気に低くなり、離脱率が上がります。

誤字脱字をなくすことはもちろん、適度な改行や文字サイズ、文末表現の統一なども意識しましょう。

SEOに強いコンテンツを書く際の注意点

 コンテンツを書く際は、SEO評価を下げないためにも以下の点に注意しましょう。

キーワードを不自然に盛り込まない

 コンテンツSEOでは、上位表示を狙うあまりにキーワードを多用することは避けましょう。
 
例えば、「○○は複雑なため、○○を理解しておく必要があり、○○をすることで...」というように、キーワードをいくつも盛り込んだ文章は読みづらく、ユーザーファーストではありません。
 
ユーザーからも検索エンジンからも、ユーザーのためではなく上位表示のために作られたコンテンツであるとみなされ、逆にSEO評価が下がってしまうでしょう。
 
上位表示を狙うためにキーワードを入れることはもちろん大事ですが、あくまでユーザーが読みやすいように自然に盛り込むことを意識しましょう。
 

canonicalタグの設置を忘れない

コンテンツSEOでは、重複ページのURLを正規化するcanonicalタグを設置しましょう。

PC用とスマホ用のURLがある場合など、複数のURLから同じページにアクセスできるような構造になっている場合、重複コンテンツとみなされてしまったり被リンクが分散したりする可能性があり、正しくインデックスされない可能性が高まります。

評価してもらうページを定め、それ以外のページにはcanonicalタグを設置することで、ひとつのページだけをインデックスしてもらうことが可能になります。

canonicalタグはheadタグ内に下記のように記載することで機能します。

<head>
<link rel=”canonical” href=”評価してもらうページのURL” />
</head>

また、WEBサイトをリニューアルしてURLを変更した場合は、元のURLにアクセスしたユーザーを自動的に新しいページに遷移させる301リダイレクト設定を行いましょう。

リダイレクト設定を行うことでユーザーの離脱を防ぐと同時に、サイトの移転がGoogleに伝わって重複コンテンツとみなされることがなくなるため、SEO評価が下がることもなくなります。

YMYL領域は特に上位表示が難しい

コンテンツSEOでは、YMYL領域は特に上位表示が難しいことを認識しておきましょう。

YMYL領域とは、「Your Money or Your Life」の略称で、人々が生活していくうえで重要なお金や健康に関するコンテンツのことを指します。

医療、健康、政治、金融、買い物、時事問題、宗教などがYMYL領域として分類されます。これらのジャンルは少しでも間違った情報を提供すると人々に大きな影響を及ぼすため、情報の正確さや信頼性が特に重視され、上位表示が難しいジャンルと言えます。

Googleはコンテンツの専門性や権威性、信頼性を重視しているため、年に数回行われるコアアップデートではYMYL領域におけるコンテンツの大きな順位変動が多々あります。

YMYL領域での上位表示を狙うのであれば、しっかりとした根拠に基づいた情報であることを示すためにも、専門家の監修や執筆が必要となります。長期的に自社のリソースで賄えるのかを慎重に検討してから作成に移りましょう。

 

コンテンツSEOに有効な「トピッククラスター」

コンテンツSEOの効果を高めるための施策は様々ありますが、その中で弊社のブログ記事にも取り入れている「トピッククラスター」という手法をご紹介します。

トピッククラスターとは、関連するコンテンツを戦略的にまとめ、集合的に広い主題領域をカバーすることで記事全体のSEO評価を高める方法です。

メインとなるトピックのまとめページであるピラーページとその中身の一部を深く掘り下げるクラスターコンテンツによって構成されており、それらを内部リンクでつなぐことでトピッククラスターは完成します。

ピラーページ

トピッククラスターの柱となるページです。扱っているメイントピックについて広く焦点を当て、包括的にまとめたページとなります。いわゆるまとめページです。

メイントピックについて説明し、クラスターコンテンツの各サブトピックを紹介する必要があります。「マーケティング」や「SEO」など検索ボリュームの大きなビックキーワードが多い傾向にあります。

クラスターコンテンツ

クラスターコンテンツは、ピラーページの関連・補足を行う個別記事のことです。

ピラーページで扱うトピックのテーマを絞り、掘り下げて詳細に伝えるイメージです。

例えば、「マーケティング」をピラーページと設定した場合、「マーケティング 成功事例」「マーケティング 方法」「マーケティング 資格」などがクラスターコンテンツになります。

内部リンク

トピッククラスターを機能させるためには、ピラーページに、全てのクラスターコンテンツへの内部リンクを設置する必要があります。

クラスターコンテンツを読んだ読者がピラーページに流れていくように構成を意識して構築していきましょう。

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トピッククラスター導入のメリット

では、トピッククラスターを導入するとどのようなメリットがあるのか、具体的にご紹介します。

サイトの構造がわかりやすくなる

サイト構造が明確になることで、検索エンジンに記事同士の関連性を伝えやすくなります。

トピックごとに内部リンクで記事同士を繋げているため、ユーザーもスムーズに目的のページに辿り着くことができます。

このように、トピッククラスターを使ってサイトの構造を整理し、わかりやすくすることで、サイト全体の評価が上がり、SEOの評価向上につながります。

トピッククラスター全体で評価の向上が狙える

1つのページが評価されれば、内部リンクでつながった他のページも同様に評価が高まります。

その理由は、リンクジュース(そのページが持つSEO評価がリンク先のページに渡る効果)によってページのSEO評価がリンクされたページに渡されるためです。ピラーページは内部リンクを多く持っているので、リンクジュースを集めやすい構造となっています。

ピラーページは多数のリンクジュースを獲得することで評価が高まりやすくなります。関連性の高い記事からのリンクも評価を上げるポイントとなるため相乗効果を生み出し、さらに評価が向上します。

リンクジュースを獲得したピラーページからもクラスターコンテンツへとリンクジュースが流れるため、トピッククラスター内をリンクジュースがぐるぐる回っていきます。その結果、トピッククラスター全体の評価が高まるのです。

情報の漏れがなくなり網羅的に提供できる

トピッククラスターは1つのトピックについての集合体であり、ピラーコンテンツ→クラスターコンテンツの順で作成するためトピックの漏れを防ぎ、網羅的に情報を提供することができます。

そして1つのトピックごとにグループ化してコンテンツを作成するためカニバリゼーション(複数のページで共通するキーワードやキーワード群を使用することにより、ページの評価が分散してしまう現象)が発生しにくいメリットもあります。

以下の記事ではトピッククラスターの導入方法についても解説しているため、ぜひ参考にしてください。

●トピッククラスターとは?導入方法とSEO的メリット&HubSpotでの設定方法について解説

コンテンツSEOを成功させるためのポイント

ここからは、「コンテンツSEOにすでに取り組んでいるけど、なかなか成果が出ない...」と悩んでいる方や、「SEO対策初心者のため、注意すべきことを事前に知っておきたい!」という方に向けて、コンテンツSEOを成功させるポイントについて解説していきたいと思います。

何よりもユーザーのことを考える

コンテンツSEOではユーザーファーストの考え方が最重要事項です。自分が伝えたいことばかりを書いた記事はユーザーのことが見えていないため、価値がないとみなされてしまいます。

ユーザーはどんな検索意図を持って検索しているのか、検索行動に至るまでにどんな背景があったのか、どんな内容であればニーズに応えることができるのかを考える。すべてはそこから始まります。

多くのユーザーが必要としている情報であれば、コンテンツとしての価値は高く、必然的に上位に表示されるようになります。

ユーザーが求めている情報が何なのか見極めて応えていくことは簡単ではありませんが、コンテンツSEOはユーザーファーストを念頭に置いてコンテンツを積み重ねていくほかないのです。

良く見せようとしない

コンテンツSEOでは、コンバージョンにつなげたいあまりに実際よりも優れているかのように見せかけることはやめましょう。ユーザーは鋭いためすぐに見抜かれてしまいます。

仮に最初は惹きつけることができたとしても、実際に利用してみると「書いていたことと違う!」と気づかれ、信用を失ってしまうでしょう。

もちろん、魅力的に伝えることは重要ですが、良く見せようとするのはユーザーのためではなく自分のために行うものです。それでは良質なコンテンツとは言えず、SEOの効果も出ません。

あくまでもユーザーのためになることを届ける意識を忘れず、事実に沿った範囲で情報を提供しましょう。

E-E-A-Tを意識する

E-E-A-Tとは、良質なWEBサイトであるかどうかを判断するためにGoogleが独自に定めた評価基準のことです。「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」の略称で、SEOではこの4つの要素を考慮することが成果創出につながります。

E-E-A-Tの各要素については下記の解説を参考にしてください。

経験(Experience)

経験とは、あるテーマについて扱ったコンテンツの制作者がどの程度経験しているのか、十分な経験値があるのかを評価する要素です。

例えば、海外に移住して半年の人が現地での生活のノウハウを綴ったブログよりも、移住して10年の人がこれまでの10年で起こった実体験をもとにノウハウを綴ったブログのほうが信頼されやすく、Googleからの評価も高くなります。

専門性(Expertise)

専門性とは、コンテンツの制作者がある分野について十分な知識やスキルを持っているかどうかを評価する要素です。

例えば、調理師が魚の捌き方や野菜の下準備の方法などを記載したWEBサイトや、栄養士が健康的な献立について記載したWEBサイトは、専門性があるとみなされ、評価されやすいです。

初心者や素人が書いた記事よりも、専門家やプロが書いた記事のほうがユーザーの悩みを解決できる可能性が高く、正確性も上がるため、高く評価されるのです。

権威性(Authoritativeness)

権威性は、WEBサイトが信頼できる情報発信源として認知されているかどうかを評価する要素です。

 例えば、一人暮らしの物件の選び方について書かれたコンテンツの場合、実際に多くの物件を扱っている不動産会社が運営しているWEBサイトであれば信頼されやすく、権威性が高いとみなされるでしょう。

また、他社サイトにリンクを貼ってもらう「被リンク」を多く獲得しているWEBサイトも、それだけユーザーの役に立つ、良質なコンテンツを発信しているとみなされ、高い評価を受けやすいです。

信頼性(Trustworthiness)

信頼性とは、WEBサイトが提供するコンテンツが信頼できるものであるかどうかを評価する要素です。

例えば、ある商品を売りたいからといって実際の機能よりも優れた機能を搭載しているかのように記載されたページは信頼性が下がり、誇張せずに事実を記載しているページは信頼性が上がります。

コンテンツの内容が定期的に更新されていることも信頼性向上につながります。情報は常に移り変わっていくため、古い情報は有益ではありません。常に最新の情報を発信していく必要があります。

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画像引用元:General Guidelines

オリジナリティのある内容にする

コンテンツSEOでは、他社の記事をそのままコピペしたり、語尾や一部の単語を変えただけのコピーコンテンツは不正とみなされ、ペナルティを受ける可能性が高くなります。
 
質の低いコンテンツを上位表示させるブラックハットSEOが横行していた時代は終わり、現在はホワイトハットSEOが主流となっています。悪質なコピーコンテンツを取り締まるアルゴリズムが搭載され、オリジナリティが重視されるようになりました。
 
上位に表示されている記事はあくまでも参考程度に抑え、筆者自身の言葉でライティングを行いましょう。他社サイトの文章を引用する際は、必ず引用したページのURLを貼りましょう。
 

網羅性を高める

狙う検索キーワードについて広く深く掘り下げ、網羅性を高めることもSEOに効果的です。ユーザーが検索する際に抱えているニーズは1つだけとは限りません。そのため、1つのコンテンツで複数のニーズを解消できることが望ましいです。
 
検索キーワードについてあらゆる情報が書かれているコンテンツは専門性と信頼性が高いだけでなく、ユーザーは再度検索して回答を探し回る必要がなくなり、運営者はより多くの自社コンテンツを見てもらえるため双方にメリットがあり、SEO評価は上がります。
 
逆に、狭い範囲の情報だけが掲載され、わざわざ自社のコンテンツを見なくても済むような浅い情報を提供している場合は有益ではないとみなされ、SEO評価は下がってしまいます。
 
もっと広げられる部分はないか、自社ならではの情報を入れられないか、検討してみましょう。
 

内部リンクを最適化する

内部リンクとはWEBサイトのページとページをつなぐリンクのことを指し、SEOに強いコンテンツにするために欠かせない要素です。
 
このブログ記事の下部にも関連記事のリンクを貼っており、クリックすることで自社のWEBサイト内の別のコンテンツページに遷移することができます。 
 
内部リンクを最適化することで他の記事にも興味をひくことができ、今見ているページからそのまま目的のページに移動することができます。
 
また、サイト全体の構造を整理でき、ユーザーだけでなくクローラーにとってもわかりやすいWEBサイトになるためSEOに良い影響を与えます。
 

コンバージョンへの導線を設計する

コンテンツSEOを実施して流入されたとしても、コンバージョンを獲得できなければいつまでも利益にはつながりません。

コンテンツの閲覧中、スクロールしても常にCTAボタンが表示されるようにしたり、一か所だけでなくユーザーが行動を起こしたいタイミングでスムーズにコンバージョンできるように複数の場所にCTAボタンを設置するとコンバージョン率の向上が期待できます。

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ボタンの数も多すぎるとユーザーに嫌悪感を与えてしまうため、ユーザーのページ上での行動が確認できるヒートマップツールを用いて熟読率が高い部分に絞って設置するなど工夫しましょう。
 

社内体制を整える

コンテンツSEOに取り組む際は、社内体制を整えることも重要です。

コンテンツSEOでは記事の執筆以外にも様々な工程を踏む必要があり、さらに上位表示を狙うためにはSEOについての勉強が必須です。

SEOの知識が豊富なプロならばまだしも、本格的に取り組むのはこれからという場合には、担当者の負担が大きく他のコア業務に支障が出てしまうでしょう。

そのため、コンテンツ制作に必要な工数や全体を取りまとめる編集者、記事を執筆するライターなどのリソースを確保し、一人に負担がかかりすぎないような体制を整える必要があります。
 

社内にSEOのノウハウがなく、教育に時間を割くほどの余裕がない場合は外注するのも一つの手段です。コストはかかりますが、より早く着実に成果を出していけるため、自社のリソースや状況に合わせて検討しましょう。

 

コンテンツSEOを代理店に依頼するメリット

ここまで、コンテンツSEOに取り組むメリットや手順、有効な施策を解説してきましたが、これをすべて社内で行うのは大変ですよね。

コンテンツSEOで結果を出すには、SEOの知識が必要不可欠です。そのため、社内にノウハウがない場合は代理店に依頼するのも一つの手段です。

ここでは、コンテンツSEOを代理店に依頼する3つのメリットを紹介します。

ノウハウ・リソース不足でも対策できる

コンテンツSEOを代理店に依頼する最大のメリットは、ノウハウやリソースがなくてもしっかりとした対策を行い集客を狙えることです。

SEOについてのノウハウが社内にない場合、自社だけでコンテンツSEO対策を行っていくにはかなりの時間と労力が必要になります。

しかし、コンテンツSEOは今や多くの企業が注力しているため、競合も様々な方法で施策を打ってきます。戦略を練り、より効果的な運用を行うことが求められる状況で、その手前の段階(コンテンツSEOについての情報や記事の書き方を1から調べるなど)で時間を使ってしまえば競合に大きく差をつけられてしまいます。

コンテンツSEOに腰を据えて取り組むだけの体制が整っておらず専任の担当者を確保できない場合は、代理店に依頼することでスムーズに施策を始めることができ、スピード感を持ってPDCAを回せます。

良質なコンテンツを継続して発信できる

コンテンツSEOでは、コンテンツの「量」と「質」の両方が重要です。代理店に依頼することで、この両方を満たしたコンテンツを継続して発信できます。

自社と親和性の高いペルソナやキーワードの設定、自然にキーワードが盛り込まれた読みやすい文章、様々なニーズに応えることができる網羅性の高さなど、あらゆるポイントを満たして初めてユーザーにとって有益なコンテンツであると評価してもらえ、検索順位は上昇していきます。

しかし、ある程度ボリュームがあり、且つ良質なコンテンツを定期的に作成し続けることは、専任の担当者やライターでない限り容易ではありません。

最初は頑張って作成していても、次第に手が回らなくなり、量も質も不足しているコンテンツしか生み出せなくなってしまうでしょう。っかく書いてもSEOにつながらないコンテンツでは意味がなく、無駄な労力となってしまいます。

従って、自社だけで探りながら記事作成を続けるよりも、コンテンツSEOに注力するための体制が整っており、効果が出やすい書き方をわかっている代理店に依頼するほうが、コストはかかりますが効率的と言えます。

分析を行い、最適な戦略を立ててくれる

コンテンツSEOでは、記事を書き始める前の自社の分析と競合調査、記事公開後の効果測定も重要です。代理店に依頼することで、専用の解析ツールを用いた競合の調査、自社の強みや特徴、差別化できる部分を分析して最適な戦略を立ててもらえます。

自社でコンテンツSEOを運用した場合、どうしてもコンテンツの作成に時間をとられてしまい、競合調査や成果の確認・分析が疎かになってしまいがちです。

代理店は下調べと現状把握、改善策の検討を行い、他社とは違うオリジナリティを出しながらユーザーが求めている良質なコンテンツの創出をサポートします。

また、代理店に第三者からの視点で自社の分析をしてもらうことで、自社だけでは見つけられなかった強みや改善点が見えてくる点もメリットと言えます。

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WEB広告と組み合わせて集客できる

SEOを得意とする広告代理店であればWEB広告と組み合わせて集客対策を行ってもらえます。WEB広告は出稿後すぐに効果が確認できるため、PDCAをスピーディーに回して改善を図りやすいというメリットがあります。

よって、コンテンツSEOで継続して良質な記事を発信し、効果が出るまではWEB広告を出稿するという形で組み合わせることでサイトへの流入を安定させることが可能です。

クリック率やコンバージョン率が高い広告の傾向も分析できるため、コンテンツSEOのネタ作りにも活用できるでしょう。

コンテンツSEOの支払い形態

では、コンテンツSEOを代理店に依頼する場合の支払い形態はどうなるのか、種類ごとに解説していきます。

固定報酬型

固定報酬型は、コンテンツSEOに限らず内部・外部対策やSEOコンサルティングでも多く用いられている方式です。契約期間や記事単価が決まっており、実施した施策の成果に関係なく月ごと、または1年ごとに固定の金額が支払われます。

例えば、月額5万円の固定報酬で契約を結んだ場合、検索順位が1位になった場合でも、30位の場合でも支払う金額は5万円のままです。

SEO対策期間 1ヶ月 2ヶ月 3ヶ月 4ヶ月 5ヶ月 6ヶ月
順位 30位 23位 15位 12位 6位 1位
支払い額 5万円 5万円 5万円 5万円 5万円 5万円

一見、費用対効果が低いように思われますが、ビッグワードで上位になり集客率が跳ね上がったとしても金額が変わらない点や、予算を立てやすい点は大きなメリットと言えます。

また、初期費用や追加費用を請求されることもなくあらゆる施策を試してもらえるため、一定の費用でより自社が上位を狙えるキーワード選定、コンテンツ制作を行ってもらえます。

成果報酬型

成果報酬型は、施策を行って成果が発生した場合に報酬が支払われる方式で、コンテンツSEOよりもSEOコンサルティングや外部SEO対策で用いられることが多いです。

毎月一定の額ではなく、基本的に「○○というキーワードで□位以内に入ったら△万円」といった形で順位によって金額が変わります。1記事の相場は数千円~10万円程度です。

例えば、コンテンツSEOで作成した記事が5位以内に入った際に1日5000円が支払われるという契約を結んだ場合、1ヶ月(30日)連続で5位以内をキープできれば月あたり15万円の費用がSEO代理店に支払われます。

5位以内に入った日数 0日 10日 20日 30日
支払い額 0円 5万円 10万円 15万円

コンテンツが上位表示されたときにだけ報酬を支払えば良いため、一見費用対効果が高いように思われます。

しかし、悪質な代理店の場合、検索ボリュームや競合が非常に少ないキーワードを選定して上位表示を狙い、高額な費用を請求してくる場合もあります。

また、検索順位は日々変動するため、自社がどれだけの期間上位に入るのか、または順位が下がってしまうのか予測がつかず、コンテンツSEOにかける予算を組みづらいといったデメリットもあります。

そのため、コンテンツSEOでは自社の上位表示が期待できるキーワードがすでに決まっている場合以外は成果報酬型で契約するケースは少ないです。

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一括支払い型

一括支払い型はスポット型とも呼ばれ、月ごとや年間で契約するのではなく、行った施策に対して単発で費用が発生する形式です。コンテンツSEOやSEO内部施策で用いられることが多いです。

例えば、コンテンツSEOに注力したい企業がライティングだけを外注する場合、どれくらいの質のコンテンツを作成してもらえるのか、自社の商品やサービスに適した内容を書いてくれそうかどうかを見極めるために、まずはお試しで3本10万円でテストライティングを依頼するという形です。

代理店は記事単位や文字単位で費用を設定し、ライティングを行います。その後、依頼主が納得すれば長期間の固定報酬型で契約を結ぶケースが多いです。

一括支払い型で設定された金額は一回のサービスに対して支払うものであり、新たにコンテンツ作成を依頼したい場合は追加の費用がかかるため注意が必要です。

コンテンツSEO運用代理店の費用相場

コンテンツSEOを代理店に依頼した場合、1記事あたりの相場は3~10万円程度となります。

コンテンツSEOの支払い形態は、行った施策に対して単発で費用が発生する一括支払い型をとる代理店が多く、記事1本3万円と設定されている代理店に10本依頼した場合、30万円の費用がかかることになります。

月ごとに固定の金額を支払う固定報酬型の代理店に依頼する場合は、1ヶ月あたり5~20万円の予算が必要になります。

前述した通り、代理店は幅広く対応してくれますが、会社によって料金体系は違ってくるため、複数の代理店から見積もりをとり、相場の範囲内で適切な代理店を選びましょう。

値段設定があまりにも安価な場合はコンテンツの質が低かったり、運用体制が構築できていない代理店である可能性が高いため、費用だけで選ぶことのないようにしましょう。

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●コンテンツSEOにかかる費用について支払い形態や対策別の費用相場を解説!

コンテンツSEO運用代理店の選び方

ここからは、コンテンツSEOを代理店に依頼する際に注意すべき4つのポイントをご紹介します。
 

同じ業界のサポート実績を確認する

コンテンツSEOを代理店に依頼する際は、自社と同じ業界や業種のコンテンツSEOをサポートした実績があるのかどうかに加え、どんな成果を出し、どれだけの集客につながったのかを確認しましょう。

同じ業界・業種で成果を出した経験があれば、成功事例となるデータが蓄積されているため、どんなキーワードを設定すればいいのか、競合はどういう状況なのかなど代理店はある程度把握しています。

また、業界への知見も有しているため、自社がわざわざ説明する機会を設けなくてもスムーズに施策を始めてもらえます

これまでに作成したコンテンツを見せてもらったり、具体的な数値データを確認して、自社に合うようなコンテンツSEO対策を行ってくれる代理店かどうかを見極めましょう。

制作体制を確認する

コンテンツSEOを代理店に依頼する際は、制作体制が整っているかを確認しましょう。

特に、コンテンツを誰が書いているのかは重要です。代理店が抱えているライターや業務委託のライターではなく、クラウドソーシングで募集したライターの場合はライティングにおける教育が行き届いていない可能性があり、品質を保証できません。

料金の安さで代理店を選んでしまうと、コンテンツの質が低く、全く効果が出ないという事態にも陥りかねません。どんな流れでコンテンツSEOの施策が進んでいくのか、誰がライティングを担当するのかを事前に確認しましょう。

コンテンツの質の高さと料金を照らし合わせながら、専任のライターを擁し、成果を出してくれる代理店に依頼しましょう。

対応範囲を確認する

コンテンツSEO運用代理店と一口に言っても、記事のライティングだけにしか対応していない代理店、内部対策や外部対策も同時に行ってくれる代理店、戦略立案や競合分析に特化した代理店など、対応しているサービスの範囲には幅があります。

ライティング以外の部分を強化したいのであれば、戦略立案や分析力を強みとしている代理店、コンテンツSEOに関する全てを任せたいのであれば、一貫してサポートしてもらえる代理店など、自社が依頼したいサービスに対応しているかを事前に確認しましょう。

また、対応可能な分野でも、自社が注力したいと考えている分野については苦手としている可能性があります。

戦略の提案は得意でも、肝心のライティングではスキルが不足していたり、ライティングスキルはあっても、効果測定や分析は数値の測定だけで終わってしまうというケースもあるため、どの分野を得意としている代理店なのかも併せて確認しましょう。

施策の透明性を確認する

これはコンテンツSEOに限らずあらゆる施策に言えることですが、施策を行った結果をきちんと報告してくれる代理店を選ぶことが重要です。

効果測定を行い、現状を把握し、次にどう活かしていくかといった戦略を練ることでコンテンツSEOの成果は上がっていきます。

しかし、代理店によっては報告会を設けず、依頼主に聞かれたら答えるといったスタンスであったり、具体的な運用方法を教えてくれない会社もあります。

一般的には月次で報告会が行われ、実施した内容と結果の分析、検討した改善策のレポートが共有されます。そこできちんと施策が行われているか、成果が出ているのかを確認し、依頼主と代理店の認識を合わせます。

報告会やレポートがない場合、成果が出ているのかいないのかがわからず、今後の戦略を立てづらくなります。口だけの報告の場合、虚偽の内容を伝えられる可能性もあり、依頼主と代理店の信頼関係を築きにくいです。そのため、必ずデータを残し、施策の透明性を確保している代理店を選びましょう。

●コンテンツSEO運用代理店の選び方と依頼するメリットとデミリット
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まとめ

今回は、コンテンツSEOでやりがちな施策から、コンテンツSEOに取り組むメリット、実施する手順について解説しました。

これから行う施策が意味のないものにならないよう、コンテンツSEOの特徴や手順をしっかりと理解したうえでコンテンツを作成していきましょう。

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弊社では、コンテンツSEOに取り組むにあたって、競合や検索ボリュームの調査、狙うべきキーワードの選定からコンテンツ作成、効果測定までワンストップで承ります。

また、SEO内部対策・外部対策にも精通しており、包括的なSEO対策のサポートが可能です。

コンテンツSEOをはじめ、本格的にSEO対策に取り組みたい方は、お気軽に弊社までお問い合わせ下さい。

WRITER / HUM
株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部 WEBライター


株式会社ジャリア福岡本社 WEBマーケティング部は、ジャリア社内のSEO、インバウンドマーケティング、MAなどやクライアントのWEB広告運用、SNS広告運用などやWEB制作を担当するチーム。WEBデザイナー、コーダー、ライターの人員で構成されています。広告のことやマーケティング、ブランディング、クリエイティブの分野で社内を横断して活動しているチームです。